|
タイトル名 |
アメリカン・ビューティー |
レビュワー |
シャリファさん |
点数 |
9点 |
投稿日時 |
2001-11-02 12:24:15 |
変更日時 |
2001-11-02 12:24:15 |
レビュー内容 |
不幸せな人間と幸せな人間が微妙な色合いで塗り分けられている.不幸の代表は、同性愛を否定することで自らを否定し続け、自分の家族もその巻き添えにし、その結果自らも幸福になれず、家族にも幸福を与えられなかった隣人の元軍人.人様の目に映るイタリアン・シルクのソファや丹精した薔薇(アメリカン・ビューティ)が生き甲斐の主人公の妻(A. ベニングいかにもの演技).対して、なんとか自分らしく生きる場を見つけようとする娘とリッキー.そして、幸福の中で死んでいった主人公.全てあり得る生き方であり、アメリカに限ったことでもないような気がする.映像的には、娘とリッキーが観るビデオの、風に舞い上がる袋とその音楽のシーンが印象に残った.スペーシーは、突出した演技でないところが、ただ者ではない感じ. |
|
シャリファ さんの 最近のクチコミ・感想
アメリカン・ビューティーのレビュー一覧を見る
|