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タイトル名 |
鉄路の闘い |
レビュワー |
ミスター・グレイさん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2006-11-13 18:22:01 |
変更日時 |
2006-11-13 18:22:01 |
レビュー内容 |
ドキュメンタリー調で事の成り行きを追い、特定の人物の内面が描かれていないので歴史的背景を理解していないと内容を把握しづらいです。人物描写を避けたのは個人が先だって関わった不特定多数の人々が埋没しないようにするためや、感情的になり過ぎないため、真実味を帯びさせるためかもしれません。それでも鉄道員たちの圧倒的な活躍やラストに取り戻された列車にフランス国旗がはためく場面を見るとレジスタンス運動員の功績を称えているのが良く分ります。当時の実状や世相を知っているわけではないので軽率な物言いは控えたいのですが、仮に無国籍に置き換えて考えてみるとレジスタンス側のやや一方的な印象を受けます。作戦はことごとく成功し、反撃による死者も犠牲者として美化されたように見えます。もちろん鉄道員たちに捧げられた作品でしょうから当然と言えば当然なのですが、その一視点描写の英雄像という内容は今観るとやはり時代を感じます。 |
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