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怒りの葡萄 - きいろのくじらさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 怒りの葡萄
レビュワー きいろのくじらさん
点数 7点
投稿日時 2007-12-28 19:48:13
変更日時 2007-12-28 19:48:13
レビュー内容
題も聖書からとったということで全体的に聖書からの雰囲気が感じ取れる作品に仕上がっている。カリフォルニアに着いたときの父(だったと思われるが)の台詞、そしてラストの母に捧げるトム(H・フォンダ)の台詞と聖書をどうしても意識せずにはいられない。やや重いテイストを出してしまってるかもしれないが、当時の情勢、そしてメッセージには重みが加わり重厚で味わい深い作品に仕上がったと思う。ジョン・キャラダインがキリストに見えるという意見も見当違いではないだろう。それにしても彼の存在感は抜群だった。

本作はニューディール政策という希望を描いた作品であり、政策の結果だけ見ると、その描き方にはやや手放しで賛成できるものになってはいないが、たくさんの飢えた者がいる中で大量の果実や穀物が収穫されずに腐っていくという物語の趣旨は現代でも十分に通じ、考えさせられるものとなっており、不朽の名作と言えるであろう。

さてラストシーンは製作担当副社長のダリル・F・ザナックの手によるものだが、ザナックとフォードは仲が悪い事で有名である。だが皮肉な事に彼らが組んだ作品は非常にヒットが多い。本作も例外ではないだろう。ジェーン・ダーウェルのあの台詞があることによって勇気と感動が生まれ普遍の名作になったと思うからだ。

ヘンリー・フォンダは熱演ではあるし文句はないが、ピッタリの配役とは言い難い。また彼の才能を考えるとスタジオに縛られるという契約を結んでまでこの作品に出るべきではなかったかもしれない。
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