みんなのシネマレビュー
ゴッドファーザー PART Ⅱ - スロウボートさんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 ゴッドファーザー PART Ⅱ
レビュワー スロウボートさん
点数 8点
投稿日時 2004-11-29 21:54:19
変更日時 2004-11-29 22:15:21
レビュー内容
前作のアドバンテージを最大限に生かし、ドン・ヴィトーのエピソードを単なるエピソードではなく、もう一本の柱にしてしまった大胆なプロットが本作の勝因でしょう。長尺ですが、とても面白いです。ただ、これは前作が傑作であったからこそなし得たプロットであって、良くも悪くも、ここにコッポラの「興行師」としての側面が見て取れるのも事実でしょう。何かを創り上げていく、築き上げていく過程よりも、その何かを守っていく、維持していくことの方が遥かに難しいという、哲学的なテーマ。実のところ、これは、古今東西、幾度となく繰り返し謳われてきたテーマであって、言わば「王道」ものと呼べるもの。ですから、今さらこのテーマに関して云々語るのは野暮ってものでしょう。終わり方も実に素晴らしいです。兄を死に追いやった末のアルパチーノ演じるマイケルのクローズアップ。ここで彼が見つめる視線の先にあるもの、それは父であるドン・ヴィトーの姿に違いありません。観客もマイケルの孤独感と閉塞感をここで共有することになり、思わずドン・ヴィトーの姿を思い浮かべしまうはずです。何度観ても素晴らしいラストカットです。しかし、ここで僕の脳裏に去来したのはデニーロのドン・ヴィトーではなかった。ここで僕の脳裏に去来したのは、前作のあのマーロン・ブランドのドン・ヴィトー。これが本作が続編としていかに秀作であるかを示す証拠だと思うのですが、マーロン・ブランドは本作には出演していない、にもかかわらず、劇中何度も何度も、マーロン・ブランドのドン・ヴィトーが脳裏をよぎるのです。そして勝手に前作を思い起こし、オーバーラップさせながら勝手に感動してしまう。前作のアドバンテージとはまさにこれです。前作のイメージを台無しにしてしまう続編が多い中、これはまさに出色の続編です。コッポラ監督の巧みな興行術が見事にはまった彼らしい一品!(笑)。
スロウボート さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2005-01-28御誂治郎吉格子77.00点
2005-01-19落第はしたけれど87.50点
2004-12-26下妻物語57.33点
2004-12-25大人の見る絵本 生れてはみたけれど97.65点
2004-12-14最後の人107.62点
2004-11-29ゴッドファーザー PART Ⅱ88.35点
2004-11-21いま、会いにゆきます87.47点
2004-10-30ショーシャンクの空に88.66点
2004-10-11死刑台のエレベーター(1958)86.64点
2004-10-03ヴァン・ヘルシング25.43点
ゴッドファーザー PART Ⅱのレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS