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タイトル名 |
ゴジラVSデストロイア |
レビュワー |
アンドレ・タカシさん |
点数 |
4点 |
投稿日時 |
2008-12-13 18:16:35 |
変更日時 |
2009-07-28 01:32:19 |
レビュー内容 |
平成シリーズの最後は、故芹沢博士へのオマージュに満ちた作品でした。それにしても、回想シーンで映った第一作「ゴジラ」の芹沢博士のシーンはモノクロということもありますが、そこだけはっとするくらい温度が違いました。もの凄くシリアス。ゴジラ映画は全作あれくらいの必死さが欲しいところです。今作はこれまた、故山根博士の孫という兄ちゃんが出てきて、ぐずぐずしているGフォースに新風を吹き込んでいました(って、これで最後なんだけどね)。彼のおかげで作戦の意図が明快になり決断が早くなり、ストーリーが締まりました。学生に頼らねばならないGフォースも情けないんだけど…。 この終わらせ方に関しては、ゴジラは映画として別の魅力を発揮できるキャラクターだけど、超能力少女やGフォースなど色々な設定がまとわり過ぎたために一度リセットしたかったのだろうという解釈で、自分は賛成です。ゴジラ消滅シーンはさすがに心に響くものがありました。駄作もたくさん観せられたけど、自分はやっぱりゴジラファンなんだと再認識しました。 平成ゴジラシリーズは昭和シリーズ後期の、人類の味方的な設定を第一作「ゴジラ」のような怖い存在に戻すことを本旨として始められたはずだったが、一作としてその存在が怖いとは思えなかった。怪獣映画にリアルな怖さを求めることが難しいのではなく、自分は設定と演出の問題と捉えています。平成ガメラシリーズのギャオスはとても恐ろしい存在ですからね。 |
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