みんなのシネマレビュー
エレファント・マン - 飛鳥さんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 エレファント・マン
レビュワー 飛鳥さん
点数 8点
投稿日時 2013-07-01 00:15:35
変更日時 2013-07-01 00:15:35
レビュー内容
昔、テレビで観たときはおっかなびっくりだった記憶が。
ラストシーンの意味もわかっていなかった。
観直してみると、人間の本質的なものを描いた中身の濃い映画。

見世物小屋での動物並みの扱いと、病院での待遇は天と地の差。
やっと人間らしい生活を与えられたとき、金儲けを企む病院警備員の手引きで見物客が病室に潜入したシーンは胸が痛い。
心優しいメリックを弄ぶ醜悪な人間たちに殺意さえ沸く。
ただこの見物客と、劇場でスタンディングオベーションする客との間にどういう差があったのか。
同じ人間でも、その状況次第でどちらにでも転んだように思える。
エリックをからかって追い回した少年たちも、たいした罪の意識もなくやっていることが残酷で、イジメの構造の一端を見る思い。
病院の会議で、化け物の世話など論外だと追放を強硬に主張していた評議委員が、女王の親書に黙って意見を変えるのが痛快。
嫌悪感を露にしていた師長の変化と、メリックを脱出させた見世物小屋の仲間の温かさも心に染みる。

メリックは初観劇の興奮が覚めやらぬ中、大聖堂の模型を完成させて、安らかな死の床に就いた。
これ以上の幸福は望めないという思いもあっただろう。
その選択の裏に、いかに苛酷な生活を強いられてきたかがうかがえる。
死によって、地獄のような生活に戻ることなく、人としての永遠の尊厳を手に入れることができたのだから、その選択は間違っているとは言えない。
飛鳥 さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2021-01-04シンプル・シモン67.40点
2020-12-31スウィート17モンスター36.80点
2020-12-27グリーンブック87.97点
2020-12-27家族を想うとき76.90点
2020-12-27運び屋56.98点
2020-12-27ひとりぼっちの青春47.78点
2020-12-26レスラー57.19点
2020-12-09ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド66.88点
2020-12-09プライベート・ソルジャー<TVM>77.94点
2020-12-09シング・ストリート 未来へのうた47.28点
エレファント・マンのレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS