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タイトル名 |
ガタカ |
レビュワー |
ぱいなぽさん |
点数 |
9点 |
投稿日時 |
2020-06-27 02:53:57 |
変更日時 |
2020-06-27 02:59:41 |
レビュー内容 |
「モノは実に立派だ」 おそらく監督の思惑通りに、初めのお医者さんとの会話は男性同士のよくある下ネタかと 勘違いさせられました。 このセリフの意味するところは、男性器の退化ですね。 ガチムチもボンキュッボンもガタカには居りません。皆中性的。 不適正を生み出すおそれのある愛の営みは忌避され、“普通の方法”で数世代に渡り 子孫を作り続けた結果、男性の精子を送り届ける大切な機能は必要とされず衰えていった。 それが特にエリート集団では顕著だ、という事ではないでしょうか。 他にも多くの方が挙げられている通り、遺伝子等を象徴するいろいろな場面が観られ、 含意を読み解くのが非常に面白いです。
ユージーンが最期に提げたメダルは二位の意味で二人の人物が刻まれていますが、私には 彼とヴィンセントが競い合って楽しく泳いでいるように思えました。
もう十何年も昔の箱根駅伝で、優勝間違いなしと目されていた大学が二位で終わってしまい ました。一位と三位の大学は大喜び。対して優勝するはずだった大学は、誰も言葉を発さず、 ものすごい落ち込みようでした。 今の彼らは当時をどう思い起こすでしょう。銀メダルにどのような思いを抱くのでしょうか。 自分は無関係なのに、ずっと気になっています。 |
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