みんなのシネマレビュー
鬼龍院花子の生涯 - 東京50km圏道路地図さんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 鬼龍院花子の生涯
レビュワー 東京50km圏道路地図さん
点数 8点
投稿日時 2016-02-26 13:59:19
変更日時 2016-02-26 14:23:56
レビュー内容
まず大前提として、ヤクザと侠客は違います。一応、鬼政は自称侠客。でも、ちょっと単純かつ天然系で、よく言えば純粋で正義感もある。だから労働組合とも愛称がいい。そもそも侠客って本来左翼的なハズだし、だから東映任侠モノは学生運動のヒーローだったわけだし、この組み合わせは興味深く感じた。もっと2人の関係を深堀してもよかった。侠客の娘が労働運動に傾倒する男の妻になるのは、ある意味必然であり、松恵が2人を繋ぐキーパンであるべきなのだが、この辺の関係性の描き方がちょっと弱かった。原作未読だが、どうやら松恵は狂言回しで花子をとりまく人々の物語という構成のようなので、松恵の父と夫の3人が軸とならずに、結果的にこうなってしまうのは仕方のない事ではあるが、脚本はもっと改変してもよかったのではないだろうか。が、夏目効果で映画がヒットしたという事は宣伝が上手かったのだろう。
役者は皆すばらしい(子役の仙道敦子も夏目雅子に引けを取らない)のに、花子役だけは受け入れ難い。どうにかならなかったのだろうか。今となっては本来中心人物である花子が空虚な存在感のない人物になる事によって、うまい具合に「花子をとりまく人々の物語」となっているとも言えるのだが、制作当時その意図があったのだろうか。実話をベースとした話のようだが、松恵の父と夫の3者3様の正義のあり方に信念を貫き通す事による滅びの美学もあるし、3人に関係するその他の人々にも人間ドラマを感じる事はできた。
東京50km圏道路地図 さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2023-10-08スペシャリスト(1994)43.60点
2023-10-03劇場版 きのう何食べた?67.75点
2023-09-26グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~45.00点
2023-09-25つぐみ44.96点
2023-09-22204634.78点
2023-09-22宮澤賢治 -その愛-54.71点
2023-09-20アフタースクール57.20点
2023-09-17ヲタクに恋は難しい54.64点
2023-08-27サイダーのように言葉が湧き上がる56.80点
2023-08-26皇帝のいない八月55.68点
鬼龍院花子の生涯のレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS