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ならず者(1943) - もっつぁれらさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 ならず者(1943)
レビュワー もっつぁれらさん
点数 6点
投稿日時 2013-01-16 23:01:22
変更日時 2013-01-16 23:09:48
レビュー内容
「ならず者」をググると、撮影当時から上映に至るまでの良からぬエピソードが、まぁ出るわ出るわ。
けど、そんなに言われるほど悪くはないかと思います。
例えば、影を巧みに操り画面にアクセントを加えたりするところなんかは結構好きな演出。ラッセル嬢が両手を縛られているのが影で写し出されていたり、山で野宿した時の帽子のシルエットから本人が出てきた時などは面白い方法だと思いましたし、部屋の中で人物が画面から消えた後も影が通り過ぎるまでちゃんとカメラを回し続けるショットが何度も出ていたところは、ちょっと地味ですが渋くて良いと思います。
また、最後にリオがビリーに抱き付くショットとパットが柱を抱えるショットとの対比を強調するかのように二つのショットを被せたシーンなどを見ると、一部のセットでの撮影と思われるシーンはあったものの、画面を作ることにまでしっかりと意識を向けていたことが伺える作品であると思います。
他にも、モノクロ映像の光の当て方なんかは一級品で、西部劇なのでテンガロンをかぶった人物が多く、顔に対しては上から光を当てるわけにもいかず、かと言って下から光を当て過ぎてしまえばホラー映画のような顔つきになってしまうところ、上下から射す光のバランスひとつ取っても良い塩梅になっていますし、野宿のシーンや馬房のような暗闇での撮影も不自然に明るすぎたりもせず、かつ要所要所にのみ光が当たっていたりするところを見るに、映像に関しては総じて良い出来栄えであると感じました。
ストーリーは決してテンポは悪くないと思うのですが、途中でインディアンが都合良く出てきたり、ドクとビリーとの間に仲間意識が芽生えるまでの描写がやや足りないところなど、確かに変なところは見受けられたと思います。
オープニングで、部屋の手前から扉を開けて中に入る一連の長回しから、カメラの動かし方にこだわりを感じ期待を持って臨んだのですが、部屋の中からこんな風に仰々しく登場するパットが、前半の途中辺りからヘタレキャラが顔を覗かせてしまっているところを見るに、折角のこの良く出来たオープニングも過剰気味と言うか無駄な演出のような気がして、ちょっと勿体無く思えてしまいました。
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