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タイトル名 |
g@me.(2003) |
レビュワー |
FSSさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2004-09-04 17:08:38 |
変更日時 |
2006-06-23 22:57:41 |
レビュー内容 |
さすが東野圭吾氏の原作。やり尽くされた感のある「誘拐ネタ」で、二転、三転するエンターティメント性の高い作品に仕上がっている。
ただ、惜しむらくは、主演のふたりが微妙にミスキャストなところ。演技力の方も、これだけ複雑な人間性の変化を出さなければならないキャラを演じきるには、少々、力不足。特に仲間由紀恵は既にキャラクター性が確立されていて、どうしても「仲間由紀恵」として見てしまい、作中のキャラとして見ることが難しかった。一方、最近良いとこ無しのIZAMは今までとちょっと違う方向性のキャラで、わりと良かった。でも使い所の難しい人だw
あと気になるのは、中盤までのテンポの悪さ。全体的に良く出来ている作品だけに、もっと時間を短めにして、テンポの良さで一気に見せて欲しかった。
PS.それにしても、ミステリー小説にはまだまだ隠れた傑作がたくさんあるんだから、そういう佳作をどんどん映画化して欲しいところ。個人的には西澤保彦氏の作品の映画化を希望したい。「瞬間移動死体」や「人格転移の殺人」、「七回死んだ男」なんか映画向きだし、面白くなりそうだけどなあ。どこか作って下さいw |
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