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肉体の悪魔(1947) - へちょちょさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 肉体の悪魔(1947)
レビュワー へちょちょさん
点数 8点
投稿日時 2003-12-22 23:23:57
変更日時 2003-12-23 03:11:19
レビュー内容
トリュフォーが「カイエ・デュ・シネマ」で本作を酷評した具体的内容は寡聞にして知らない。が、個人的には充分に名作たる風格を備えていると思う。キャスティングにあたり、オータン=ララは作者ラディゲを投影させた主人公に当時25歳の貴公子ジェラール・フィリップを選んだ。早熟の天才レイモン・ラディゲが原作を執筆した当時の年齢は18歳(!)と言われており、明らかに老け過ぎている。が、ソレは飽くまで外見上の問題だ。先述した通り、ラディゲは天才、間違いなく正真正銘の天才である。あのコクトーが生涯彼の影響を受け続けた、と告白した程の!リアリズムを重視してそんじょそこらのニキビ面の高校生に演じさせようとしても到底演じきれるハズがない。私がオータン=ララだったとしても当時最高の美男俳優を以てしか映画化できなかったであろう。加えてマルト役のミシュリーヌ・プレールに必要なのは”年下の青年を誘惑する美貌やお色気”などでは断じてなかった。例え若気の至りと分かっていても男性が思わず守りたくなる儚さを滲ませた気品ある女性である。キャスティングは完璧だったのだ。…当時としては。しかし、如何に稀代の美男子フィリップを以てしても原作の驚異的な(20歳頃に読み、世に天才はいるのだ!と絶望的に打ちのめされた)インパクトには及ばなかった。もうコレは監督や俳優をあれこれ非難するレベルではない。夭逝の天才の手に成る原作が余りにも高踏に過ぎたのであろう。仏映画最高のスタッフ&キャストで臨んだ本作でも無理だったのだ。最早この原作を映画が凌駕する可能性は未来永劫ないと個人的には思う。心理描写にCGやSFXは一切通用しないのだから…。
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