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タイトル名 |
白い犬とワルツを(1993)<TVM> |
レビュワー |
アルメイダさん |
点数 |
9点 |
投稿日時 |
2005-02-08 04:24:59 |
変更日時 |
2005-02-08 04:24:59 |
レビュー内容 |
前に深夜にやっていて途中から観て感動し泣いた覚えがあり、 観終わったあと題名がわかり話題だったのはコレか!とわかりました。 本屋の店員さんがPOPで売上を伸ばしたことで有名で、 その年のベストセラーになった原作。 それから邦画化され「あっ!」と思ったものの暗そうでしかも 犬に名前がついてて(シロ)観るのはやめました。 DVD化されすぐに友達に勧めましたが自分は観なかった。 今回はじめてきちんと観ました。観て思いました。 惜しいなあと。音楽でもっと抑揚をつけて、映像もメリハリつけて・・ スピルバーグが好きそうな映画じゃないですか。 この映画ならステレオタイプになっても、泣かせに走っても許せる。 宗教的な作品でもありますし、気持ちを整えないと眠くなるだけです。 まあでも演出の地味さはテレビ映画ですから、気に入ったところを。 恋愛映画にしては品があり悟りもある、でも不思議に暗くなく爽やか。 最後のオチがまたかわいらしい。で、泣けてしまうのです。 現実的なジョークもあり笑える。同窓会に行きたかった亡き妻のために、 主人公のじいさんが車でひとり旅(犬もいますが)ここら、 後から作られたストレイトなんとかではないですよ。 同窓会の老人や道行く車の追い越す老人に、わしより年寄りだと自分の老いを 認めない主人公が、最後に近づき老いを受け入れてゆく。 おかしいけれど寂しい。そして暖かいのはみんな同じ恐怖といつかは共有するから。 小説のような映画でも見てみようかなと思った時、いかがでしょうか。
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