みんなのシネマレビュー
絶体×絶命 - ザ・チャンバラさんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 絶体×絶命
レビュワー ザ・チャンバラさん
点数 4点
投稿日時 2015-10-14 15:44:12
変更日時 2015-10-14 15:55:01
レビュー内容
地上波初放送時に日曜洋画劇場で見て以来、15年ぶりの鑑賞です。昔見た時にはそこそこ面白いアクション映画の佳作と感じたのですが、今回はあまり楽しめませんでした。
凶悪犯・マッケイブが野に放たれてしまったが、こいつを殺すと大事な息子の命も失われてしまう。主人公・コナーは捜査官としてマッケイブを追いながらも、死なれては困るため、時に共犯関係になってしまうという捻じれた設定が本作のキモと言えるのですが、残念なことに、映画はこの設定を生かしきれていません。
Desperate measures(決死の手段)というタイトルの割にコナーの行為に行き過ぎ感がなく、他の警官の行動を妨害する程度がせいぜいでは盛り上がりに欠けます。彼にはもっともっと異常な行動をとらせ、「あなたならどうしますか?」と観客に問いかけるような内容にしてもよかったと思います。私も人の親ですが、わが子の命がかかっている状況で他の警官がマッケイブに発砲するようなことがあれば、そいつをブっ殺してでもマッケイブを守るだろうと思います。親の愛とはそれほどの狂気を孕んだものなのですが、企画当初には存在していたであろうそうした要素が削られ、サラリと見やすい通常の娯楽作に終始したことは残念でした。
この設定であれば、何としてでもマッケイブを殺そうとする第三者を配置し、命を挟んでのやりとりの緊張感をより高めるべきでした。本来、その役割を担うべきはキャシディ警部でしたが、彼はほとんど本筋に絡んでこない上に、コナーの立場にも一定の理解を示す良い上司だったため、この要素も死んでいます。演じるのは腐った公務員をやらせれば天下一品のブライアン・コックスであり、この配役から察するに、企画段階ではキャシディをより悪い人間として描こうとする意図があったように感じますが、これについても完成版では無難なレベルに留められています。
監督は『運命の逆転』のバーベット・シュローダー。元はマイケル・ベイを想定して進められていた企画の監督にシュローダーが就任した経緯はよくわかりませんが、個性があまりに違う二人の監督の間を渡り歩いたことで、本作におけるドラマとアクションのバランスが歪なものになったのではと推測します。シュローダーが本来の手腕を発揮していれば、コナーの苦悩などはより克明に描けたはずなのですが、アクション寄りの脚本のためにその本領を発揮できないまま終わっています。
ザ・チャンバラ さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2018-07-30IT イット “それ”が見えたら、終わり。55.60点
2018-07-17オールウェイズ46.46点
2018-07-09黒い家(1999)74.31点
2018-07-09ストリート・オブ・ファイヤー47.43点
2018-07-04復讐するは我にあり76.67点
2018-06-26愛と死の間で34.85点
2018-06-26スイッチバック46.00点
2018-06-22ゴースト/ニューヨークの幻87.02点
2018-06-22ビバリーヒルズ・コップ266.23点
2018-06-18危険な情事76.47点
絶体×絶命のレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS