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タイトル名 |
上海バンスキング(1984) |
レビュワー |
Tolbieさん |
点数 |
3点 |
投稿日時 |
2011-12-17 07:46:46 |
変更日時 |
2011-12-17 07:46:46 |
レビュー内容 |
蒲田行進曲の夢をもう一度、という感じ満載の、有名舞台の映画化作品。 映画版独自の場面、火薬をふんだんに使った戦闘場面・日本軍による中国人の虐殺シーンが重すぎて、フツーの反戦映画のように見えてしまう。元々ダークな物語だが、主題は戦争にあるのではなく、戦前のジャズメンたちの「バンスキング」な生き様だったと思う。この映画を見ると、何でもリアルに写実的に描けばいいってもんじゃない、というごくアタリマエのことが、よく分かる。 原作舞台では、このダークな物語とバランスするような、華やかなダンスホールでの演奏・歌唱が見所の一つなのだが、この映画は残念なことに、そのシーンに魅力を感じられない。演奏は失敗もなくまとまっているのだが、ライブ感にかけ、ボーカルもそのハーモニーも凡庸。
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