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青い山脈(1949) - 青観さんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 青い山脈(1949)
レビュワー 青観さん
点数 8点
投稿日時 2006-05-14 21:38:39
変更日時 2006-07-09 12:18:20
レビュー内容
若く明るい歌声に♪で始まる日本を代表する有名な曲「青い山脈」の主題歌がタイトルにもなっているこの作品、初めて観ましたが予想通り、いやいや、予想していた以上に良かったです。この映画が作られた1949年って言うと、戦後まもない頃ですよね。敗戦によって失われつつある人々の明るさとでも言うのかなあ?何だか上手く言えないけど、この時代に作られたことが物凄く大きな意味を持っていると思いました。敗戦によって暗く沈んだ人々の心に爽やかな感動を与え、観る者に生きる喜び、勇気を与えたこと間違いないと私はこの映画を当時、リアルタイムで観た人の多くは思ったに違いないと思うわけでして、作品全体(役者からなにから全て)に漂う開放感、素朴さの中に一つの青春の明るさを観ることが出来た気がして、戦争経験のない私にもとても新鮮な気持ちで観ることが出来ました。この映画の中に登場する、原節子の気品溢れる教師ぶり、杉葉子と若山セツ子の初々しさ、特に大きくて丸い眼鏡をかけた若山セツ子のお蝶さん、いや、お蝶さんは「次郎長三国志シリーズ」だった。そやなくて、和子さんがこれまた物凄く初々しくて良い。「次郎長シリーズ」のお蝶さんとは良い意味で全く違う雰囲気の、いかにも昭和の時代の女学生って感じで良い味、出しています。他にも芸者に扮する木暮実千代の色っぽさ、会議のシーンでの木暮実千代が最高!「会議の時などにしかめ面している男ほど、女の人にぶたれるのが好きなんだよ」とか言ってるシーンなんて、可笑しくて、可笑しくて、女優陣に負けず、男優陣にしても全員が良い演技していると思います。とにかくこの映画、日本社会における封建制度に対する批判をしつつも、けして、単なる社会派のお堅い内容となることなく、それでいて嫌味な作品にもならず、一本の青春映画としてきちんと作られていて素晴らしい!間違いなく今井正監督の代表作として語り継がれる一本だと思います。
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