みんなのシネマレビュー
配達されない三通の手紙 - よしのぶさんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 配達されない三通の手紙
レビュワー よしのぶさん
点数 5点
投稿日時 2012-11-21 22:44:41
変更日時 2012-11-21 22:44:41
レビュー内容
【人間を描く】特殊な事情の下での復讐的犯行であり、もっと犯人に同情できるように描かれていれば余韻が残ったろう。犯人が結婚直前に婚約者の男性に捨てられた失意の様子、その後の3年間の喪失の日々、婚約者が戻ってきてからの和解の過程、楽しいヨーロッパでの新婚旅行、満ち足りた結婚生活、これらの動機に関する重要なことが簡略にしか描かれていないのが不満だ。犯人の内面に踏み込んでおらず、女の情念や嫉妬といった感情は記号的にしか伝わらず、感情移入ができない。また夫は二人の美女から死ぬほど愛される役柄である。それなのに男性的・人間的魅力に乏しい。神経質な顔に軟弱そうな体、言われるまま義父の会社に勤務するが勤務評価は低い、感情的に女に手をあげる、酔いつぶれて「あの女を殺す」と叫ぶ、別れてくれない女を毒殺しようとする、妻や妻の姉に金を無心する…、ダメ人間である。いったいどこに魅かれるのか。彼がどうして結婚破棄をして逃亡したのかも説明されない。過去の苦悩や苦悩が描かれなにので、この男が自殺しても観客の心は動かない。脚本は米国青年が日本にやってきてからの出来事を律儀に時系列で進め、ジョギングや陶芸やフルートなど不要なものばかり描いている。加害者の不幸な人生を描くことに成功して名作となった「砂の器」と好対照をなす。ただ被害者である元恋人の不幸な人生は描けている。
【サスペンス】登場人物の少ない家庭内殺人事件である。夫が犯人であるかのようにミスリードしているのは見え見えで、苦笑を禁じえない。三女と居候の青年は探偵役、長女は本筋に絡まない、父親も母親も影が薄い。となると残るは妻と夫の妹だけで、意外性がないのだ。三女の婚約者や長女、父親などを容疑者候補にするくらい練らないと良質のサスペンスをはいえないだろう。警察の捜査も不信で、どうして被害者の身元を真っ先に確認しないのか。素人探偵に先を越されている。警察の不注意で無実の容疑者人が逃亡、自殺させてしまった責任は重い。逃亡を幇助した容疑者の妹も見逃している。事件の真相を明らかにせず、闇に葬るのは検事としてあるまじき行為である。証拠がないというが、ヒ素の入手経路を調べれば真相が明らかになるはずである。
よしのぶ さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2015-02-1986.62点
2015-02-16死霊の盆踊り30.76点
2015-02-11ゼロ・グラビティ97.63点
2015-02-09パシフィック・リム106.88点
2015-02-08エベレスト 若きクライマーの挑戦<TVM>54.80点
2015-02-0717歳のカルテ76.99点
2015-02-07噂の女77.30点
2015-02-06華麗なる激情76.00点
2015-02-06影の車67.00点
2015-02-05第9地区87.07点
配達されない三通の手紙のレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS