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タイトル名 |
グッバイ、レーニン! |
レビュワー |
おっさんさんさんさん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2005-06-06 02:00:45 |
変更日時 |
2005-06-06 02:00:45 |
レビュー内容 |
久々に映画を観ました。この作品を観て、ひとつ思ったことがあります。それは、あまり映画を観すぎるのもよくないな、ということです。というのも、この作品を観ていて、あまりにも細かいところに気をとられてしまったからです。例えば、病院で看護婦の足に気をとられてチューブを外してしまうシーンを観て、私は真っ先にトリュフォーの「恋愛日記」を思い出し、資本主義の象徴としてのコカコーラの使われ方を観て、真っ先にゴダールの「メイド・イン・USA」を思い出してしまったことがそれです。それで、「この監督は結構映画好きだな」なんてことを思ってしまうわけです。それは、明らかにこの作品のメインどころではないわけです。そういう鑑賞もいいんだけれど、もっと違う観方もすべきなんじゃないかな、と考えてしまうわけです。それはそれとして、この作品は、全体としてはきれいにまとまっていて、まずまずなのではないかと思います。家族愛を中心に、それ以外の愛(恋人、友人)も交えながら、淡々と描けているとは思います。ただ、なんというか、きれいにまとまっている反面、まとまりすぎて平坦なストーリー構成になってしまっている感も否めません。そういう点も含めて、この点数かな、と思います。エラそうなことを書くとすれば、この作品は、この監督の今後につながる作品だ、と言えるでしょう。 |
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