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タイトル名 |
恋愛適齢期 |
レビュワー |
omutさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2006-01-24 16:51:01 |
変更日時 |
2006-06-01 03:01:12 |
レビュー内容 |
離婚後、ずっと仕事一筋の生活をしていたダイアン・キートンが男と関わりを持ってから、どんどん可愛くなっていくところ素敵でした。ジャック・ニコルソンに対してもキアヌ・リーブスに対しても、自分から好きになった訳ではなく押されていつの間にか、というところが離婚後に壁を作っていた感じがはっきり感じられていいです。キアヌは演技が下手と言われているけど、こういう二枚目だけど面白味のない男の役は上手だと思う。ダイアン・キートンには少し物足りないでしょうね。この映画の中でキアヌとジャック・ニコルソンを比べたら、顔は怖いけどジャック・ニコルソンを選んでしまうのは無理のない話です。年の差がテーマになっていますが年の差を無理にいれなくてもいいような気がしました。年の差というより経験のことだと思います。今まで30歳以下の女性にしか興味なかった男が、いきなり娘の母親の年の女性と恋に落ちるのかな、とか疑問に思いそうですが、そのへんの経緯や、そこに行くまでの道のりも分かりやすくて納得しました。年をとって目が遠くなって、血圧が高くなってクラクラして、涙もろくなって、そんなことさえ素敵だなと感じてしまいました。何度もいっしょに泣いて笑いました。音楽の使い方もツボで「落ちることを学びなさい」「サンデーモーニング」など映像のBGMに見事にはまっていました。海辺で拾ったたわいのない石ころを好きな人にプレゼントされて嬉しくなる人なら、この映画は充分楽しめます。 |
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