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ジェーン・エア(1944) - 目隠シストさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 ジェーン・エア(1944)
レビュワー 目隠シストさん
点数 6点
投稿日時 2007-05-15 18:04:52
変更日時 2007-05-15 18:04:52
レビュー内容
少女期の物語から、主人公の“ひととなり”を伺い知ることが出来ます。彼女は人一倍“愛されたい”という強い想いを抱えています。育った環境を考えれば至極当然のこと。この“強すぎる想い”が、彼女の人生の指針となります。そして重要なのが、虐げられても立ち向かうだけの強さを、彼女が持っていること。主張できる強さ。“ヒロインは強い”という原則は、洋の東西を問いません。ただ、ハッキリと外観で分かる強さが西欧では求められるのかなと思いました。人格を否定され、親友を失いつつもなお、真っ直ぐに育ったのはほとんど奇跡。さらに、教育を十分に受けられたのも。いずれにしても、彼女に“強さ”があったればこそ。成人した彼女は、家庭教師となって、あるお屋敷に住み込みます。ここからがメイン。当主と使用人という関係を超えて、二人は惹かれあうようになる。しかし、2人の行く末を妨げる、ある重大な秘密を当主は隠し持っていた!サスペンスタッチで物語が進行するため、ちょっとドキドキ。結果的には、今どきの昼メロのようなストーリーでした。当時の時代背景を考慮すれば、十分シンデレラストーリーなのでしょう。ただ現在の価値基準を当てはめると微妙です。世界が狭いところで終始してしまっている。ジェーンにはもっと外の世界を知って欲しいと思ってしまいます。
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