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カティの愛した人 - なんのかんのさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 カティの愛した人
レビュワー なんのかんのさん
点数 7点
投稿日時 2012-06-06 10:05:27
変更日時 2012-06-06 10:05:27
レビュー内容
このままのシナリオで日本を舞台にしても出来そうな道具立て。国防婦人会みたいなおばさんから、チョコレート、戦後のジャズ、買い出しの苦労と、みんな日本にも揃っている。この映画のよさは明るさ。大変な時代ではあったけど、その瓦礫の時代だけにあった、青空の見える下の生活の明るさ、解放感が出ている。ファシズムからの解放だけでなく、世間のしがらみからの解放も。これも日本とまったく同じだな。そう思って見てみると、ラストで帰ってくる亭主の象徴性が深まってくる。主婦が主人公の時代だったのに、そこに「主人」が(しがらみを伴って)帰ってきてしまった、というささやかな幻滅が感じられて、それも日本と同じか。ハイキングシーンで走っていたのは、木炭車か? あんなものは日本人の独創だと思っていたのに。ヒロインが何かをするときの、実際はグズグズ迷っていただろう部分をあっさりカットして、飛ばすところがいい。田舎へ行っちゃうとことか、市電の車掌さんを見上げて、次のシーンではもう彼女が車掌になってたりとか。こういうところに明るさがある。楽団員が揃わないので、ベートーベンの交響曲を室内楽で演奏してたなんて、ドイツの文化性というか、文化の飢えには我慢できない、という矜持が感じられた。
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投稿日付邦題コメント平均点
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