|
タイトル名 |
死刑台のエレベーター(1958) |
レビュワー |
ペリエさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2004-06-27 15:18:13 |
変更日時 |
2004-06-27 15:27:38 |
レビュー内容 |
サスペンスと言えばだいたい真実に導いてくれる探偵役がいて、観客は探偵役と一緒に事件の解決に向かっていくので、安心して事の成り行きを見守り、必ず明かされる真実の重さみたいなのを感じるのが一般的だと思う。ところがこの映画はまったく逆!真実は解ってるのに登場人物の誰も近づけず、むしろ遠ざかりまったく別の物語を創ってしまう。最後には真実に到達するわけだけど、別の物語ができる切っ掛けが些細な事なら、真実が明らかになる切っ掛けも頼りないものです。別の物語を創造していく過程がやや作為的?な印象もあるけど、真実と言われるものがいかに頼りなく出来ているのかが伝わってくる映画でした。 映画全体としては、事件が思わぬ方向に転がっていくあたりからはテンポも良くていいけど、前半はダルイです…フランス映画にありがちですけどね。 |
|
ペリエ さんの 最近のクチコミ・感想
死刑台のエレベーター(1958)のレビュー一覧を見る
|