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タイトル名 |
黒蜥蜴(1968) |
レビュワー |
ろせってぃさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2005-11-19 00:31:17 |
変更日時 |
2005-11-19 00:31:17 |
レビュー内容 |
ビアズリーのサロメの絵と、照明・陰影・サイケな色彩と、グロテスクな小道具がとても効果的に使われていて印象的。40年近く前の映画なのにこの上なくゴスいです。お嬢様役の若き日の松岡さんがめちゃ可愛いです。なによりも美輪明宏(当時:丸山明宏)様が凄い。凄すぎる。日本映画でこれほどまでゴージャスな演出がサマになる人がいただろうか。劇的なクサクサなセリフもイヤミなく「これは美輪様だからこそサマになる/ていうか美輪様じゃないと言えないよ」と感服。この雰囲気、存在感。これを見た後には、巷にはびこるセレブ気取りファッションや某姉妹なんぞがいかにチープに思えてしまうことか。そしてあの文豪@三島”春の雪”由紀夫センセイが・・・!なんつう出番やと爆笑。そして次の瞬間、ある意味歴史的とも言える場面があって思わず息を呑む。ああ、もう無条件降伏。美輪様をもっと好きになること請け合い。(最近の金髪頭は気に入らんけど。) |
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