42.《ネタバレ》 もうね。 何にも言うことはないんだけども。 SF映画としても、ホラー映画としても、手を抜かずこだわり抜いて撮った映画。 2021年の現在から考えたら、さすがにコンピュータなんかは隔世の感があるけれど、そんなことを一切凌駕して、最初から最後までドキドキハラハラできる映画。 映画史上最高のデザインと言っても過言ではないエイリアンを造形したH.R.ギーガーと、そのキャラクターを作り上げたリドリー・スコットに敬意と感謝を表したい。 そして若きヒロイン、リプリー。 40年前に初めて映画館で観た洋画の主役であり、ラストシーンの下着姿で小学生の私を虜にした彼女にも感謝。 何度観てもその輝きを失わない素晴らしい映画だけど、できれば40年前に戻って、顔に張り付いたり胸から飛び出してみたり、血液が強酸性だったり口の中からさらに口が飛び出すなんて予備知識がないまっさらの状態でもう一度観てみたい。 |
41.SFホラー、というかホラー映画の最高峰だろう。 なかなか姿を見せないエイリアン、顔に貼りつくアレ、腹から飛び出るアレ、やけに退廃的な宇宙船のデザイン、暗がりと閉塞感。 今となっては古典、もしくはあまりに王道の設定や展開(別に本作が悪い訳でなく、本作の影響が甚大である証拠)なのだが、これもまた恐怖を煽る。 逃げ切ったかと思えば・・・まだヤツは生きていた!とか、お決まりだけれど、最高に息を呑む展開だ。 【nakashi】さん [ブルーレイ(字幕)] 10点(2018-08-25 15:16:25) |
40.30年以上前に、小学生のとき、はじめて鑑賞して映画が好きになるきっかけになった作品です。 世界観、ストーリー展開、演出、エイリアンのデザイン等、今も色褪せることはありません。 続編も嫌いではありませんが、この作品は別格です。 【まっか】さん [DVD(字幕)] 10点(2016-12-02 23:31:34) |
39.コワい映画を、ちゃんとコワく不気味に作ってる、というまさにその点で、称賛に価する作品だと思います。 まずタイトルの出し方がやけにカッチョいいんです。というのはさておき。 ノリはオバケ映画で、まず冒頭の無人のノストロモ号がどう見てもオバケ屋敷。実に不気味でヤな感じですね。誰もいないのに勝手にチャカチャカ動き出すのがまた気持ち悪い。で、別に無人だった訳ではなくって、長期睡眠中だった乗組員がポツポツと起きてくる。彼らは何事もなかったかのように会話を交わしながら食事をとり、まるで映画のカメラも無視してるみたいな白々しさ、朝のボンヤリした雰囲気。 ノストロモ号はどこもかしこも古びた感じでオバケ屋敷っぽい。蛍光灯が頼りなくパチパチッて灯ったり。しかし「マザー」の中だけはきらびやかで、神秘的というか、怪しい宗教を思わせるような。で、やはりといった感じで、「マザー」のご神託は乗組員に危機をもたらすことになります。 この映画、子どもの頃は「映画全編にわたり、エイリアンが宇宙船の中で殺戮を繰り返す」という印象を持っていましたが、実際には、ショッキングなチェストバスターのシーンまでで、すでに映画のほぼ半分が経過してます。前半、次から次に変なモノばかり見せられるから時間の経過が早く感じられたんですね。未知の生物のグロテスクさ、その一方で体液がメチャクチャ強い酸、だなんて、急に理系チックなところを見せたりして。勿論、この生物を簡単には倒せない、という秀逸な設定でもあるけれど、床を溶かして見せるだけならともかく、下の階までブチ抜いて溶けていくところを見せつけるのが、念が入っててこれまたイヤらしい。 後半は、まさにオバケ屋敷同然のノストロモ号の中で、オバケそのもののエイリアンが襲い掛かってくる展開。映画も残り半分ですから(ラストに少しお時間を頂くので、まあ、半分弱ですね)、実にスピーディに展開していきます。エイリアン以外に、ロボットのオバケも出てきますから、なかなか忙しい。ノストロモ号内部、ただでも迷宮のような廃工場のような不気味さなのに、さらに船内は実にヤな感じのノイズ音にあふれていて神経を逆なでし、そこに登場人物の緊迫した息遣いの音なども加わって、聴覚からも不気味さを訴えかけてきます。ああ、ヤだね。コワい映画たるもの、こうでなくては。 ラストの思わぬオマケの展開も秀逸。超自然的なオバケ映画だった作品を、気持ち悪さマックスまでいったん高めた後、合理性でスパッと終わらせる。これ、何となく気持ちいいのです。ただ、ここでなぜかハワード・ハンソンの交響曲第2番が流れてくる(全3楽章のいずれにも登場するメロディですが、第一楽章終盤かな?)。ちょっと和やか過ぎる音楽で、張り合いが無い気もするのですが。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2016-10-31 14:33:35) |
38.《ネタバレ》 強酸性血液で宇宙船が溶けていく恐怖、乗組員の胸を食い破って出てくるグロさ、突然正体を現すアンドロイドの驚愕、さすがに繰り返し見ると衝撃も半減ですが、それでもこの作品は怖い。初めて見た時を思い返しての評価ですが、私の中では今でもSFホラーのNo.1です。 【ProPace】さん [CS・衛星(吹替)] 10点(2016-02-11 17:04:05) |
37.《ネタバレ》 今観てもすごい。いや、今観るからすごいのかも知れません。1979年でこのクオリティはすごいです。当時のSF映画は「スターウォーズ」の影響で、きらびやかなアニメのようなデザインの背景が多かったのですが、この映画はその真逆の世界をつくっています。細部までこだわったリアリティあふれる機器、光影を利用した立体感あふれる空間描写。また、蒸気や光点滅をたくみに利用し、エイリアンの全貌をあかるみにしない工夫も凝らしています。私は空間デザイン系の仕事をしておりますが、この映画と「ブレードランナー」には多大な影響を受けております。私のような業種の方は是非ともおすすめの映画です。これは映画というより「教科書」です。 【金田一耕助】さん [DVD(字幕)] 10点(2015-03-01 21:34:33) |
36.《ネタバレ》 世間では「エイリアン2」が評判がいいようですが、あれはアクション映画。本当の“恐怖”を与えてくれるのは、この第1作です。 あの卵の中身がうごめく不気味さ。アッシュがロボットと判明するショッキングな展開。最後まで全体が見えないエイリアンの姿。 初めて見たとき、あまりの恐ろしさに疲れ切ってしまいました。 これこそ、上質のホラー映画の傑作です。 【love】さん [映画館(邦画)] 10点(2011-01-04 17:52:20) |
35.鑑賞のきっかけは、新田たつおの漫画「怪人アッカーマン」で「エイリアン」をパロディにしたギャグを読んだことです。パロディが実に秀逸で面白く、オリジナルの映画ははたしてどんなものだろうと興味を抱き、無性に見たくなって映画館に行きました。まったく度肝を抜かれる面白さでした。その怖いこと怖いこと。映画史に残る大傑作ですね。そして、私にこの映画を見るきっかけを与えてくれた新田たつおも実に偉大です。 【ジャッカルの目】さん [映画館(字幕)] 10点(2009-07-25 01:13:53) |
34.もう何度も何度も何度もみたから初めてみた時の感想は殆ど覚えていませんが、 私の中で最高のSF映画の一つです。雰囲気、デザイン、閉塞感、怖さ全部が混ざり合って ホッチキスをみるたんび、エイリアンの事を考えてしまいます。 数年前ダイレクター版が公開になった時、なんとなく抽選に送って忘れた頃に当たって届いたエイリアンの光る卵が背中についたT-シャツは、私の宝物。 【梅干御飯】さん [地上波(吹替)] 10点(2007-12-19 23:18:05) |
33.「 最後まで フォルム曝さぬ 造形の 妙が引き立つ 至極の演出 」 詠み人 素来夢無人・朝 |
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32.グロ耐性が出来る前の子供の頃に観たのでかなりトラウマ映画です!当時、アイスモナカ食べながらこの映画観たので、アッシュのクラッシュシーンと自分がかなりシンクロします。 【わーる】さん [映画館(字幕)] 10点(2005-07-22 20:55:00) |
31.《ネタバレ》 圧倒されるほどの緊張感。完璧なホラー作品です。エイリアンと同等にアッシュが怖かったー。 【あうっち】さん 10点(2004-07-11 05:12:11) |
30.リドリーばんざい!ギーガーGJ!かゆいところに手が届く完璧なお化け屋敷的サスペンス、人々の想像を超えた美しいエイリアン造形。非の打ち所のないSFホラーとして永遠に歴史に残る傑作。 【一児の母】さん 10点(2004-06-26 08:24:27) |
29.この1本の衝撃度ときたら・・。やっぱり本物は大人になって何度観ても飽きませんねえ~。その後の2~4シリーズには無い”忍び寄る恐怖感を味わえます。これを考えて実現させてくれた映画人の皆さん、リドリー・スコット、バンザイ。 【★ピカリン★】さん [映画館(字幕)] 10点(2004-06-07 13:01:10) |
28.映画館で観て心底怖かった。完全なる有機体の勝利です。 【gyu_yan】さん 10点(2004-05-04 21:21:23) |
27.小さい頃に母親と一緒に観た(観させられた)映画。小さかっただけに腹から出てくるエイリアンのことくらいしか憶えてなかったが、時が経ってから再度見直したら映像美、効果音、出演者のキャラ設定、エイリアンのデザイン、ストーリーなど、どれにおいても素晴らしかった。25年も前の映画とはとても思えない。最近はインパクトだけの映画などが多いが、インパクトだけでは済まされない濃厚な空間が散らばっている。観ていない人にはぜひお勧めしたい映画。怖いの嫌い、って人にも適度な怖さだと思うので観れると思う。ちびっ子に見せるのはあまり良くないかも。僕もけっこう「げげっ!」っと思ってしばらくトイレ行けなかったしー。 【座間】さん 10点(2004-03-04 19:32:13) |
26.小さい頃テレビで観て寝れんかった。初めてやった、こんなに怖い映画観たんわ。もうそーいうのん幼い時期に刷り込まれてるから、俺にとっては恐怖映画№1。年とってから観てたらまだましやったかもしれんけど、もうそんな冷静な目で判断はくだせん。だって何回も観てるけど、それでも怖いもん。刷り込まれてるから。映画の評価ってほんま観る時期にもよるな。 【なにわ君】さん 10点(2004-03-03 14:36:07) |
25.《ネタバレ》 SF映画好きの私には「2001年~」ではなく、こちらのほうが私のバイブルです。他のシリーズでは血の気の多いエイリアンと格闘を繰り広げているのに対し、この1作目はエイリアンの知能の高さを知らされますね。自分から近づかずに相手が近づいて来るのを待っている感じでした。それに舞台となる宇宙船がシリーズ中一番狭い感じもしました。マザーコンピューターや、レーザーメス、アンドロイドなどの描写もSF色が強いです。B級映画なのにこの徹底ぶりはすごいと思います、「2001年宇宙の旅」を連想しました。特に最後のシーンは宇宙船の設定がうまくいかされていて素晴らしいと思いました。映画史に残る名シーンだと思います。でも、リプリーが生き残ることを知っていたのは今でも残念です。 【マイカルシネマ】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2004-02-22 13:02:11) |
24.恐怖は感じなかったけど、緊張感という点においては抜群だと思う。圧倒的な力を持つ生物との戦いを描いた 映画の中では最高峰。ギーガーによるエイリアンの造形もインパクトある。 【新井】さん 10点(2004-01-30 17:39:52) |
23.ギーガーのデザインしたエイリアンが衝撃的。顔に貼り付く下等生物のようなシロモノから人間型に変態していく様が不気味である。恐怖の盛り上げ方も秀逸な、SFホラーの大傑作。満点! |