桐島、部活やめるってよのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。2ページ目

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桐島、部活やめるってよ

[キリシマブカツヤメルッテヨ]
The Kirishima Thing
2012年上映時間:103分
平均点:7.18 / 10(Review 138人) (点数分布表示)
公開開始日(2012-08-11)
ドラマ青春もの学園もの小説の映画化
新規登録(2012-08-08)【ヒナタカ】さん
タイトル情報更新(2021-01-17)【イニシャルK】さん
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監督吉田大八
演出山田一善(アクションコーディネーター)
キャスト神木隆之介(男優)前田涼也(映画部)
橋本愛〔1996年生〕(女優)栗原かすみ(バドミントン部)
東出昌大(男優)菊池宏樹(野球部)
大後寿々花(女優)沢島亜矢(吹奏楽部)
清水くるみ(女優)宮部実果(バドミントン部)
山本美月(女優)梨紗
松岡茉優(女優)沙奈
落合モトキ(男優)竜汰
浅香航大(男優)友弘
前野朋哉(男優)武文(映画部)
鈴木伸之(男優)久保(バレー部)
藤井武美(女優)詩織(吹奏楽部)
太賀(男優)風助(バレー部)
猪股俊明(男優)教頭
奥村知史(男優)屋上の男子
出演田口トモロヲ男(劇中映画「鉄男」より)(ノンクレジット)
原作朝井リョウ「桐島、部活やめるってよ」(集英社刊)
脚本吉田大八
喜安浩平
作詞高橋優「陽はまた昇る」
作曲高橋優「陽はまた昇る」
リヒャルト・ワーグナー〔音楽〕「ローエングリン」
主題歌高橋優「陽はまた昇る」
撮影近藤龍人
製作日本テレビ(映画「桐島」映画部)
集英社(映画「桐島」映画部)
WOWOW(映画「桐島」映画部)
読売テレビ(映画「桐島」映画部)
企画日本テレビ(企画・製作)
集英社(企画協力)
プロデューサー奥田誠治(エグゼクティブプロデューサー)
配給ショウゲート
特殊メイク梅沢壮一
編集日下部元孝
その他塚本晋也(映像協力 「鉄男」監督)
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12
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7.《ネタバレ》 この映画において名前のついた登場人物は、全員主人公になれるような存在で、「それ以外」にスポットのあたる作品が観たかったというのが一番の感想。しかし、これはこれだ。一見仲よさそうな女子グループ内の微妙な関係性の嫌らしさとかよく描けていた。イケてる人は結局イケてる人としかくっつかないという夢も希望もない現実が提示されるも、でもそれすら部活という青春によって昇華するラストシーンのあまりの眩しさに、こんなの嘘だ!と毒づきつつも、ただただ圧倒された。高校時代、自分の立ち位置なりにもっと楽しめばよかった。
よーちーさん [映画館(邦画)] 8点(2012-09-27 11:22:22)(良:1票)
6.《ネタバレ》 非常に面白かった。しかし、どんな映画だった?と聞かれた時に答えに詰まってしまいそうだ。

本作には多数の学生が登場していて、それなりに奥行きをもって描かれている。クラスの主役級も脇役もみんなそれぞれに思いを抱えている。それぞれが決められたランクからはみ出さないように学園生活を送っている。
学生生活を送ってきた人なら覚えがあるだろう。そんなところが、本作特有の面白味である。
本作ではこのヒエラルキーがリアルに描かれ、そのヒエラルキー自体は認めた上で、下層部の人間より、
「上層部の諸君、あなたは充実してますか?」と投げかけているような映画だ。

もう一つのポイントは「桐島」である。
桐島不在で大きく翻弄された人っていうのは、実はヒエラルキーの上層部の人間だけ。
もともと桐島と深く関わっていない中層部以下の人々は、上の人間がバタバタしている横で普段と同じように自分の打ち込むべきものに打ち込んでいるのである。
したがって本作においての「桐島」は、「自分で考えることなく与えられた既存の価値観」を表していると考えられる。桐島をヒエラルキーの頂上として崇めている者には別軸の価値観が存在していないため、突然なくなっちゃうとガタガタになってしまう。他者に依存した価値観はかくも脆いものなのである。

スポーツ万能。女の子にもモテる。でも、どちらにも夢中になれず、親友の桐島にないがしろにされる男子生徒。
彼が野球部のキャプテンや映画作りに打ち込む男を観て、自分には何もないと気づくシーンでは胸が熱くなった。一種のヒエラルキーの逆転を、いやヒエラルキーなど無価値であるということが描かれていたのだと思う。
イケてようとイケてなかろうと、うまくいこうといくまいと、好きなモノに打ち込むという、それこそが素晴らしいのだ。
ある意味、ヲタクからリア充(モドキ)への挑戦状のような映画かもしれない。俺たちヲタクのが充実してるぜ!っていう。
学生時代どのポジションにいた人が見ても、何かを感じられる。語りたくなる青春映画。
すべからさん [映画館(邦画)] 8点(2012-09-15 19:03:32)(良:3票)
5.around50のオバサンがひとりで観に行くには切なすぎたかしら? 自主映画サークルで8ミリ撮っていた人間には、けっこう苦笑いの連続。でも、あの頃抱えていたコンプレックスとプライドの両方の気持ちが、懐かしく思い出されました。そして「戦おう。僕たちは此処で生きていかなくてはならないのだから」の台詞には胸が思わずキュンキュン。そう。あの時期があるから今があるのです。生きていかなくてはならないと思い込んでいた「此処」という場所も、自意識ひとつでどうとでも変わっていくものだったりするのです。進め!若者。ところで、神木君の内股走りかなりカワイイ!
showrioさん [映画館(邦画)] 8点(2012-09-09 12:02:48)
4.《ネタバレ》 何とも痛快なのは、この映画が「ハリウッドよこれが日本映画だ」というキャッチフレーズを掲げていることだ。「日本よ、これが映画だ」というキャッチフレーズは日本の代理店のボンクラが、よりによってアベンジャーズのキャッチフレーズとして考えたものだ。夏休み大作がいくつもある中、何故よりによってアベンジャーズなのか?ダークナイトだったらまだ見過ごせたんだが、いちばんのスカスカ映画にこのキャッチフレーズはまさに日本の映画業界のプライド喪失を表している。アベンジャーズを観てからというもの、外国人とすれ違う度に穴があったら入りたい気持ちになる。「ほら、あそこに日本人がいるぞ。アベンジャーズ程度の映画を、これが映画だ、と崇め奉る民度の低い人種だよ。かわいそうに」という囁き声が聞こえるのだ。

この映画は出演者の出演料を全部まとめたとしても、たぶんロバート・ダウニー・Jrの一万分の一にも満たないだろう。アベンジャーズが何千万ドルを費やして表現した神の世界は、どうひいき目にみても神というよりは宇宙猿人ゴリだ。それに対し、この映画では桐島=0円で見事に神がカリカチュアされているのだ。さらに高校生の自主制作映画みたいな箱庭世界で繰り広げられる人間模様は、単なる内輪もめを描いたアベンジャーズの貧しい人間模様と比較して、未来に向かって5億倍も広がりを持っている。なんと痛快なことか!一流の洒落で切り返してくれたコピーライターに感謝。これで枕を高くして眠れるというものだ。
正義と微笑さん [映画館(邦画)] 8点(2012-08-28 22:04:41)
3.映画を観てから数日経った。思い出したりネットで予告編を観直す度に、この映画って相当面白いと感じる。
予告編にある日本映画史に残る圧巻のグランドフィナーレではなかったが、とてもよく出来ている。
大人の社会より厳しいとも思える彼らの世界は、狭い蜘蛛の巣のようなロープの上でバランスを常にとっている、通常はやや弛みがありショックを吸収できるが、些細な、桐島が部活をやめた如きの事で、一部のロープがピンと張られ、振動が全体に伝わってしまう、緊張を緩めるものはおらず、皆が張り詰めた上に立つことになるが・・・
神木君の演技は安定したものだが、野球部の先輩などこっちがピリッとする演出、一人自分を見つめ直す帰宅部の彼をラストに見せたのもうまい。
大作ではないが記憶に残る映画っぽい良い作品。
カーヴさん [映画館(邦画)] 8点(2012-08-20 10:36:32)
2.気になる相手、想いを寄せる相手、その周囲の人間に気づかれまいと気遣いながらも、
つい瞬間的に目を注いでしまう窃視の視線。
目を背けつつも、全神経を相手に集中させ、意識し続ける身体。

そうした、乱れる内心を見せまいとするナイーヴな表情や振る舞いや言い回しが
キャラクターに初々しくリアルな感覚を与えている。

見る者と見られる者・話す者と聴く者の姿が視点の変化の中で
反復によって映し込まれていくことで、
その登場人物の視線やファインダー越しの映像に倣って
彼らの想いが強く鮮明に伝わる。その仕掛けが卓越だ。

またBGMをほぼ皆無とし、環境音を効果的にドラマに活かすことで
さらにこの映画なりのリアリズムが追求されている。

校舎裏のシーン、大後寿々花の背後でざわめく木々の音や、
彼女の独奏する管楽器の音色や息吹が彼女の心情を浮かび上がらせて秀逸だ。
バスケットボールの弾むリズミカルな音と、バレーボール特訓のハードな音響の対比。
クライマックスを盛り上げる、現実音としての吹奏楽の演奏。
そしてラストに遠く響いてくる野球部員の掛け声と、音が良く活きている。

群像劇としては、焦点が浅くピント送りが多々あるのがやや安易か。
そこはパンフォーカスだろうと思うショットがいくつかあった。
ユーカラさん [映画館(邦画)] 8点(2012-08-20 00:32:14)
1.よかった。リアルだけどリアル過ぎない、ドラマ性はあるんだけどあざとくなりすぎない、その絶妙な位置で高校生活を俯瞰したかのような描き方が素晴らしい。俳優陣も概ねよかったが、神木隆之介、前野朋哉、清水くるみ、松岡茉優あたりは“等身大の高校生”以外の何者でもなく、鳥肌物です(特にもう日本を代表する俳優になりつつある神木、まだこんな演技ができるとは...)。小説でしつこく綴られていた体育部、文化部、帰宅部の微妙なヒエラルキー、力関係。自然発生的に生まれ出るドラマの数々。それを的確に、自然に表現できていたのは俳優の演技なしにありえない。クライマックスのカタルシスも相当なものがあったのだが、これは私自身が学生時代、自主映画に悪戦苦闘した経験があるためか。神木隆之介の「食い殺せ!」には泣けた。とにかく、一見大きな筋が無いようにみせかけて“桐島”“将来”というキーワードがしっかりとクライマックスにつながってくる構成は圧巻。傑作だと思います。
j-hitchさん [映画館(邦画)] 8点(2012-08-12 16:15:30)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 138人
平均点数 7.18点
000.00%
100.00%
221.45%
342.90%
453.62%
51410.14%
61913.77%
73323.91%
82719.57%
91611.59%
101813.04%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.55点 Review9人
2 ストーリー評価 5.31点 Review19人
3 鑑賞後の後味 5.94点 Review18人
4 音楽評価 5.57点 Review14人
5 感泣評価 4.00点 Review12人
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