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遥かなる山の呼び声

[ハルカナルヤマノヨビゴエ]
1980年上映時間:124分
平均点:8.08 / 10(Review 92人) (点数分布表示)
ドラマ
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タイトル情報更新(2023-10-27)【イニシャルK】さん
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監督山田洋次
助監督五十嵐敬司
キャスト高倉健(男優)田島耕作
倍賞千恵子(女優)風見民子
吉岡秀隆(男優)風見武志
ハナ肇(男優)虻田太郎
武田鉄矢(男優)勝男
木ノ葉のこ(女優)佳代子
鈴木瑞穂(男優)島田駿一郎
粟津號(男優)虻田三郎
杉山とく子(女優)房子
笠井一彦(男優)刑事
園田裕久(男優)刑事
下川辰平(男優)護送員
土田桂司(男優)
佐藤京一(男優)
畑正憲(男優)獣医(特別出演)
渥美清(男優)人工授精師(特別出演)
原作山田洋次
脚本山田洋次
朝間義隆
音楽佐藤勝
撮影高羽哲夫
製作島津清
配給松竹
美術出川三男
編集石井巌
録音松本隆司(調音)
中村寛
照明青木好文
その他IMAGICA(現像)
近森眞史(デジタルリマスター版監修)
あらすじ
雨の降りしきる夜。ある男(高倉健)が牧場に住む未亡人(倍賞千恵子)を訪れる。そこは、その未亡人と幼い子供(吉岡秀隆)の二人暮らし。女は最初、この男を警戒するが、「牧場で働かせて欲しい」という男の一言から様々なドラマが生まれていく・・・雄大な北海道の自然を舞台に、高倉健、倍賞千恵子主演、山田洋次監督によって描かれる一夏の美しい物語。
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7.全部見たわけではないですが、現在のところ寅さんを除いて最も好きな山田監督の作品です。
決して楽ではない酪農家の暮らし。山田監督は「男はつらいよ 知床慕情」でも小さな酪農家の厳しい現状に触れましたが、
女手一つで幼い息子を育てながら小さな牧場を営む化粧っけのない倍賞千恵子さんの何と美しいことか。
北海道に遅い春がやってきた頃に、母子のもとにやってきた1人の男。
やがて季節は移ろい、緑が美しい夏、そして実りの秋。そんな北海道の大地の自然の何と美しいことか。
少しずつ季節が移ろうかのように、少しずつ、少しずつ心の距離を埋めていく描写の1つ1つがいい。
そして長く厳しい北海道の冬。しかし、いつかはまた春がやって来る。それはこの2人にとっても。
それを確信させてくれるラストが感動的です。
とらやさん [DVD(字幕)] 9点(2019-11-02 10:38:18)(良:1票)
6.“心が洗われる”とはこういうことか。と、思った。
北海道の雄大な自然の中で、人間が人間として“生きる”ことの難しさと、厳しさ、そしてそれらがあるからこそ見いだされる素晴らしさが、決して仰々しくなく少しずつ滲み出るように映し出される。
冬の厳しさが残る春、短いからこそかけがえのない夏、実りの秋、そして再び訪れる厳冬。四季の移ろいとともに描き出された一人の男と母息子の物語に、一言「いい」としか言いようがなかった。

必要以上に故人を美化する気はないけれど、死してなお銀幕の世界に生き続け、後世に至るまで愛され続けることこそが映画スターの究極の価値だと思う。そして、高倉健という人は、その価値に相応しい人物であったことを改めて感じ入る。

今作は高倉健主演映画ではあるが、同時に倍賞千恵子の主演映画でもあったと思う。
日に焼け泥にまみれながら一人息子と共に生きていく母親役の倍長千恵子からは、内に秘めた強さと脆さが同時に伝わってきて、切なく美しかった。

愛する人の死を経て、母子二人文字通り寄り添うように必死に生きていく姿は、映画の題材としてはあまりにありふれている筈だけれど、時代を越えて愛されるに相応しいドラマ性に満ちていた。
何気ない食事シーンや会話の中から、この母子が抱える悲しみと慈愛がじんわりと伝わってくる。
色々な国の映画を観てきているが、やはりこういった「表現」は日本映画ならではのものだと思うし、その一つの頂点に立つのが山田洋次という映画監督だと思う。

そして、この映画においてもう一つ特筆せずにはいられないのは、ハナ肇の最高の脇役ぶりだ。
ハナ肇が演じる「虻田太郎」というキャラクターは完全なる脇役であるけれど、序盤は「悪役」として登場し、「コメディリリーフ」となり、最後には「最も愛すべき存在」となってこの映画において無くてはならない存在感を見せてくれる。この人もまた日本映画史に残り続ける名脇役なのだと思い知った。

高倉健演じる主人公は、ついに最後まで母子の家で寝ることはなかった。
それでも一夏の共生によってこの3人の間に生まれた絆に、自分でも驚くくらい素直に涙が溢れた。
「幸福の黄色いハンカチ」と同様に、この先自分自身が歳を重ねつつ繰り返し観るほどに“深まる”映画だろう。
鉄腕麗人さん [CS・衛星(邦画)] 9点(2014-12-14 01:37:37)
5.高倉健が自分の過去を告白するシーン。倍賞千恵子がポットにお湯をドボドボを注ぐカットを観た瞬間、「受精率95パーセント!」と叫ぶ笑顔の渥美清が脳裏に浮かんだオレはゲス野郎です。映画は傑作です。ゴメンねバカで。
ゆうろうさん [DVD(字幕)] 9点(2012-05-04 00:01:36)(笑:1票)
4.とにかくいい話だった。登場人物がみんな爽やかでいい人ばかり、最後は感動した。
ホットチョコレートさん [ビデオ(邦画)] 9点(2007-08-12 07:22:52)
3.自分が高倉健さん追悼観賞に選んだのはこの作品でした。たとえばこの内容を人に伝えなければならなかったとしたら、ただ健さんが良いんだ!みたいな響かない言葉になるのだろうし、間違いなく時代遅れの古くてカビ臭い話といった説明になっているだろう。確かに部分部分を切り取れば悲しいほどベタベタだ。しかし、それを丹念に積み重ねていくことで、安心感を求めて何度も観たくなる良質なベタの教科書的作品になっているような気がする。
monteprinceさん [DVD(邦画)] 9点(2007-08-06 18:34:10)
2.ほんまここ日本なんかって思った。北海道すごい。
アキラさん [DVD(字幕)] 9点(2006-09-14 00:07:44)
1.・・・カッコいいとはこういうことだ。
michellさん [DVD(字幕)] 9点(2005-03-01 14:16:11)
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【点数情報】

Review人数 92人
平均点数 8.08点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
422.17%
533.26%
677.61%
71920.65%
82527.17%
91516.30%
102122.83%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.20点 Review5人
2 ストーリー評価 8.50点 Review10人
3 鑑賞後の後味 9.00点 Review12人
4 音楽評価 8.20点 Review5人
5 感泣評価 8.55点 Review9人
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