ブラック・スワンのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ブラック・スワン

[ブラックスワン]
Black Swan
2010年上映時間:108分
平均点:6.88 / 10(Review 174人) (点数分布表示)
公開開始日(2011-05-11)
公開終了日(2011-09-07)
ドラマサスペンスファンタジーミステリーエロティック
新規登録(2011-02-06)【rothschild】さん
タイトル情報更新(2023-02-01)【イニシャルK】さん
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監督ダーレン・アロノフスキー
キャストナタリー・ポートマン(女優)ニナ・セイヤーズ
ミラ・クニス(女優)リリー
ヴァンサン・カッセル(男優)トーマス・ルロイ
バーバラ・ハーシー(女優)エリカ・セイヤーズ
ウィノナ・ライダー(女優)ベス・マッキンタイア
セバスチャン・スタン(男優)アンドリュー
マーク・マーゴリス(男優)フィシアン氏
デボラ・オフナー(女優)スージー
坂本真綾ニナ・セイヤーズ(日本語吹き替え版)
小松由佳リリー(日本語吹き替え版)
森田順平トーマス・ルロイ(日本語吹き替え版)
竹口安芸子エリカ・セイヤーズ(日本語吹き替え版)
園崎未恵ベス・マッキンタイア(日本語吹き替え版)
行成とあ(日本語吹き替え版)
音楽クリント・マンセル
ゲイブ・ヒルファー(音楽監修)
編曲クリント・マンセル"Swan Lake"
撮影マシュー・リバティーク
製作マイク・メダヴォイ
アーノルド・メッサー
製作総指揮ジョン・アヴネット
配給20世紀フォックス
美術テレーズ・デプレス(プロダクション・デザイン)
ジェレミー・ドーソン(タイトル・デザイン)
衣装エイミー・ウェストコット
編集アンドリュー・ワイスブラム
あらすじ
「残念ながら君には白鳥の優雅さしかない。」と言いながらも演出家トマはニナをプリマダンサーに選ぶ。しかし古典バレー「白鳥の湖」に新しい命を吹き込むのは一人二役で悪女を具現する黒鳥の演技なのだ。翌日から「もっとエネルギッシュに、官能的に。」と指図するトマの特訓に加えてニナとトマの関係を中傷する同僚の妬みや過剰で歪んだ母の期待がニナにのしかかるが、それらにも増してニナの前任で事故に遭ったベス、そして黒鳥の大胆さと繊細な舞踊力を備えてニナの代役に選ばれたリリーの存在がニナを苦しめる。
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69.“バレリーナ”という人種をカテゴライズするならば、「芸術家」と「アスリート」どちらが適切か?
「バレエ」というものをまともに観たことは無いが、それに関する物語や、実在のバレリーナのドキュメンタリーを見る度に、そのカテゴライズに戸惑う。
一流のスポーツシーンを観たときに感じる芸術性を踏まえれば、「バレエ」という表現は、「芸術」と「スポーツ」それぞれの究極が重なり合う領域に存在するものなのだろうと思う。

そして、「芸術」と「スポーツ」その両方を愛するからこそ敢えて言いたい。“両者”が行き着く先は、果てしない「自己満足」の世界だということを。
詰まりは、「バレエ」という“表現”の到達点は、究極の「自己満足」であり、「自己陶酔」だ。

だからこそ、その「究極」を追い求める過程において、精神世界の屈折、そして自我の崩壊は、往々にして避けられない。
そういうことこそが、この“異質”な映画が描き出す本質だろうと思う。


ひたすらに純粋で無垢な欲望を追い求める主人公の望みが叶った瞬間、自らが抱える闇が蠢き始める。

そこには、芸術と肉体が融合した「バレエ」という表現の特異性と、バレリーナという生き方における破滅的な精神世界が入り交じり、言葉にし難い「混沌」が映し出される。

究極の「完璧」を追い求め、次第に“崩壊”していく主人公。
自分を取り巻くすべてのものを傷つけ、嘆き、その“ダメージ”がすべて自らに向けられたものだと知った時、彼女が見たものは何だったのか。


とても、色々な捉え方が出来る映画だと思う。
目が離せないシーン、とても観ていられないシーン、それぞれが連続して波打つように展開する。決して心地の良い映画ではない。
ただ、振り返ると、様々なシーンが脳裏に浮かんでは消え、その時々の主人公の心情に思いを巡らしていることに気づく。

「どういうジャンルの映画か?」と問われると、返答に非常に困る作品であるが、観る者それぞれの心理に直接訴えかけるような“一筋縄ではいかない”映画であることは間違いない。

儚さ、脆さ、危うさ、愚かしさ、そして悍ましいまでの恐ろしさ。それらすべてを包括した主演女優の美しさに圧倒された。

「レオン」から16年、よくもまあ凄い女優に成ったと思う。素晴らしい。
鉄腕麗人さん [映画館(字幕)] 9点(2011-05-15 01:46:01)(良:2票)
68.んー、「ヘンな映画」というのが正直な感想。何かをする「能力」ってのは、そのものを上手くやることとかセンスの良さに加えて、要領よくこなすとかプレッシャーを味方にしてしまうとか、そういうのもひっくるめたものを指すわけで、そういう意味で、ニナは主役を張る能力のない凡ダンサーってことです。母親との確執がベースにあると言いたげな描写だけど、あの程度の母親の暴走は「想定内」じゃないかなー。もっと凄いステージママは一杯いる。見ている間、ドキドキやハッとするの繰り返しで、飽きずに最後まで見られるけど、これほど見終わってなーんにも残らないのは映画としてはイマイチ。ナタリーは、見事にバレリーナの体つきになっており、これは、おおっ!と思ったんだが、踊りは、んー、頑張ってるけど、プリマの踊りにはやっぱり見えぬ。ベスがウィノナだったなんて、後で知ってびっくり。彼女はやっぱり上手い。それでも、エンタメ映画には一応仕上がっていると思います。
すねこすりさん [映画館(字幕)] 5点(2011-11-23 22:05:07)(良:1票)
67.バレエの捉え方は、舞台シーンも練習シーンも大変雑でガッカリ。山岸凉子漫画の精神世界を真似たような物語は、陳腐な流れで新しさなど感じられない。ポートマンは、もっといい演技をした役が他にいろいろある。悪い意味での驚きでいっぱいな映画。お金も注目も両手いっぱいに集めたアロノフスキー監督には、次回作めちゃくちゃ期待している。
のはらさん [ブルーレイ(字幕)] 5点(2011-09-09 16:48:32)(良:1票)
66.よそ見すると取り憑かれそうな映画でしたw内容の異様さもさる事ながら、演技がその異様さを何倍にも増幅しており、観ている間すべてを奪われます。なので観終えて何も言葉が出ず、せっかくのデートなのにあっさり家に帰ることになりました。そんな彼女は後日一人で再びこれを観たそうです。。。何かに取り憑かれた僕の彼女の心を返してくださいの8点ww
nazuさん [映画館(字幕)] 8点(2011-09-03 19:18:58)(良:1票)
65.バレエって単語で拒否反応が出てスルーしてましたが、全然バレエの知識に疎くても観られます。むしろバレエのバの字も知らない人間でさえグイっと映画の世界へ引き込む官能と狂気が入り乱れるすごく力強い映画でした。圧倒されました。役者、映像、演出、音楽、どれをとっても文句なしの出来で満足です。エロシーン満載ですが決して下品ではなくむしろ美しささえ感じる。これぞエロス。芸術品みたいな映画ですね。ラストシーンの演出なんかはゾっとするぐらい良かったです。オーケストラの音楽が凄いので是非映画館で観ることをお勧めします。
ケ66軍曹さん [映画館(字幕)] 9点(2011-05-27 19:05:50)(良:1票)
64.ストレートで分かりやすい内容でした。久々に派手なアクションや奇抜な設定、謎解きなどがない映画を観た気がする。
ヨーロッパ映画みたいな雰囲気。芸術は自己表現であるがゆえに、常に情熱と狂気がともなう。私のように「テレプシコーラ(バレエ漫画)」にはまった人はおもしろいけど、興味のない人はつまらないかも。
ナタリー・ポートマンはオスカー受賞も納得の演技。
主役ニナの比重が7、8割占めるので、オスカーとるぐらいでないともたなかっただろう。
ビデオレンタルで観てもいい気がするが、舞台で大勢の人がいる時と一人の時(孤独)との違いや舞台の奥行き、黒鳥の見せ場の迫力などはスクリーンでないと味わえない。
バレエに関する基礎知識があった方が楽しめると思う(お勧め本は「私をバレエに連れてって」←別に宣伝じゃないけれど…;図書館でどうでしょう?;)
映画を支えきる力をもった女優(プリマ)に喝采を贈りたくなる映画でした。
果月さん [映画館(字幕)] 8点(2011-05-15 10:46:52)(良:1票)
63.公開当時は劇場に行こうか迷ったけど、結果として行かなくて良かった気がする。鬱々として、暗くて、閉塞していて、気味の悪い映画だ。俺の中では「死霊のえじき」と同じカテゴリーに分類された。
センブリーヌさん [インターネット(吹替)] 6点(2024-05-13 20:57:00)《新規》
62.凄く怖くて落ち込みました。

ナタリーさんの鬼気迫る演技に背中を押され、頑張って観続けた。

劇場鑑賞であれば、音楽の迫力でもっと感動できたかもしれない。

観る人を選ぶ作品だと感じた。
たんぽぽさん [インターネット(字幕)] 6点(2022-07-19 13:24:29)
61.かつてはバレエの女王だった『死にゆく白鳥』をウィノナ・ライダーに演じさせる生々しさ。
およそ一回り歳下のナタリー・ポートマンやミラ・クニスと対比させられるのは酷だ。本人も内心屈辱に感じていたのではなかろうか。
でも、こういうところからリアリティが出ていると感じた。

ナタリー、クニス、ウィノナ・・・彼女たちの競演は、ハリウッドで実際に繰り広げられているであろう『椅子取りゲーム』そのものに見えた。
・・・となると、トマ(ヴァンサン・カッセル)は若い女優を食い散らかす映画プロデューサーだね。
Y-300さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-10-08 18:34:49)
60.サイコホラーとして、良作。ドキッとさせる演出多いので、要注意。ナタリーは熱演。バレエシーンがスタントで
あったとしても、アカデミー主演女優賞獲得は納得。
代書屋さん [インターネット(字幕)] 7点(2020-02-11 23:14:16)
59.同監督の「レスラー」の完成度に感激して、いつかブラックスワンも。。 で、やっと見ましたが正直疲れました。暗い&怖い&ナタリーとかバレエとかあまり好きじゃない私が見るんですから、、もともと無理は承知でしたがやはり辛かったです。

絶賛している方も多いですが、こんなにも苦労してまで何かを極めたいと思わない私は感情移入ゼロです。裏を返せば、、芸術やスポーツを本格的に習ってらっしゃる方でしたらかなり熱中できる映画だとは感じました。(余談ですが、お母さんに傷が見つかり”パッと”服をはぎ取られて、パンティの後ろ姿に思わず引き込まれたのは私だけか?)
アラジン2014さん [インターネット(字幕)] 4点(2017-04-05 23:55:09)
58.ナタリー・ポートマンほどの美人は、滅多にいません。またバレエも私にとっては遠い世界。しかし、ものすごく親近感を覚えました。「こういう女、いるよね」という感じ。幼少期からこの道一筋に打ち込んできて、やっとトップに立つチャンスが巡ってきたとしたら、たしかに神経過敏にもなるでしょう。そこで「もっとエロくなれ」と言われても、経験が少なければどうしようもありません。しかも周囲の嫉妬あり、敗北者の惨めな姿あり、親の過剰な期待ありで、頭の中が倒錯していくのも無理からぬことだと思います。そのあたりの葛藤を見事に盛り込んだ秀作でした。
そしてやっぱり、ラストの踊りがいい。おそらく今後もバレエの舞台を見に行くことはないと思いますが、どこかで「白鳥の湖」を聞くたびに、きっとナタリー・ポートマンの鬼気迫る表情を思い出す気がします。こういう記憶を積み上げることが、人生を豊かにするということかなと自惚れつつ。
眉山さん [インターネット(字幕)] 10点(2017-02-17 02:14:34)
57.ナタリー・ポートマンが主演女優賞受賞。バレエダンサーの物語。くらいしか予備知識がなく見たのだったが、期待していたような感動的大作!とかではなく、かなり暗い内容だった。ホラー映画かと思うほど怖い演出も盛りだくさんだし・・・。
しかも、よく見たら監督がダーレン・アロノフスキーではあるまいか(苦手な監督の一人である)
「レクイエム・フォー・ドリーム」は絶望が絶望を呼ぶ、ドラッグ映画のような救いようのない映画であったが、本作もそういう意味では同じジャンルの映画と言えるだろう。とにかく救いがないし、主人公がネガティブ過ぎて観ているこっちも辛くなってくる。観客の不安を煽りつつも、しっかり映画に引き込んでくるあたりは相変わらずこの監督の凄い所だとは思うが、素直に面白かったとは言えない、複雑な心境だ。でも、ナタリー・ポートマンの演技は文句なしに素晴らしい!
ヴレアさん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-08-22 22:45:22)
56.劇場で観ましたが、黒鳥の舞いは凄い迫力でした。内容は相当にドロドロで母も先生も同僚も、真剣が故の必死さが狂気にもとれて、少々エグかった。面白い作品。ナタリー・ポートマンはさすがの女優ぶりでした。
SUPISUTAさん [映画館(字幕)] 8点(2016-06-12 01:49:21)
55.ホラー的サスペンス物でだからなのか どんどん映画の世界へ引き込まれていきます。ナタリー・ポートマンの素晴らしい演技と美しさに魅了されました。さすがオスカー女優さんです。
naniwahitoさん [地上波(吹替)] 8点(2016-04-27 18:31:56)
54.黒鳥を演じるには、部屋が可愛すぎるとおもた。
ケンジさん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2016-02-11 10:42:52)
53.主演のナタリー・ポートマンはダイエットして役に臨んだとの事で、人生をバレエに捧げた1人の女性を見事に演じてました。身体の線の細さとか、母親の夢を一身に背負って清楚で弱々しい雰囲気とかから、最初は元バレリーナを見付けてきて主人公に起用したのかと思っていましたが、ググってビックリ!リュック・ベッソン監督の映画「レオン」のあの女の子でした。 どんなに美しい世界でも裏側がある事やナンバーワンとなった人の内面や心理状態を垣間見た気がします。良い映画でした。
osamukidaさん [ビデオ(字幕)] 7点(2015-08-11 17:40:38)
52.凄まじい映画でしたね。あまり好きなジャンルの映画ではありませんでしたが、舞台に立つ人間の心理描写、それを表現するナタリーポートマンの演技力は素晴らしかったです!
ramoさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2015-07-18 21:48:13)
51.一人の人間の苦悩をただ見せられてるだけ。観てて苦痛で退屈する。
真尋さん [DVD(吹替)] 1点(2014-10-12 19:02:54)
50.ナタリー・ポートマンを観て欧米人の老け込む早さを感じました。平凡なストーリーだと思いますが、主人公をはじめ登場人物の心情がビンビン響いてくる味わい深い映画でした。
ProPaceさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-09-26 21:25:37)
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【点数情報】

Review人数 174人
平均点数 6.88点
000.00%
110.57%
200.00%
310.57%
495.17%
52313.22%
63318.97%
75229.89%
82715.52%
9169.20%
10126.90%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.78点 Review19人
2 ストーリー評価 7.26点 Review26人
3 鑑賞後の後味 6.96点 Review26人
4 音楽評価 8.11点 Review26人
5 感泣評価 5.78点 Review19人
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【アカデミー賞 情報】

2010年 83回
作品賞 候補(ノミネート) 
主演女優賞ナタリー・ポートマン受賞 
監督賞ダーレン・アロノフスキー候補(ノミネート) 
撮影賞マシュー・リバティーク候補(ノミネート) 
編集賞アンドリュー・ワイスブラム候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2010年 68回
作品賞(ドラマ部門) 候補(ノミネート) 
主演女優賞(ドラマ部門)ナタリー・ポートマン受賞 
助演女優賞ミラ・クニス候補(ノミネート) 
監督賞ダーレン・アロノフスキー候補(ノミネート) 

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