18.まだ人間同士が、目に見えるもの話せるもの触れるものとして、実体を感じてつき合い生きていた時代。あの頃は人の強情、優しさ、弱さ、見栄、そして貧乏も分かりあえた。潰しあうより支えあうほうが美徳だった。 いいですねぇ昭和。お金と引き換えに無くした物が、多大に表現されていました。昔は損得ばかりではなかったのですよね。豪快な怒りんぼオヤジ、質素で優しいお母さん、近所のお人好しなインテリおにいちゃん、素朴で無垢なお嬢チャン。たまらない人物設定です。夕日もきれいに見えるわけだ。 【チューン】さん [試写会(字幕)] 9点(2006-04-17 18:58:39) |
17. やはり、思ったとおり良い映画でした。本当に戦後、高度成長期に入っていく元気で前向きな日本の姿が映し出されていて何か元気にさせてくれる作品です。 【TM】さん [映画館(邦画)] 9点(2006-04-16 22:32:14) |
16.当時を知らないのですが、何となく自分の子供の頃の日本とつながっている部分を感じて、非常に懐かしく思えて、映画の冒頭から涙が出てきました。お金も物もないんだけれど、もっとずっと大切な暖かい心はみんな沢山持っていて、もう途中から涙がどうにも止まらない。素直に良い作品だと思いました。 【ひかり109号】さん [映画館(邦画)] 9点(2006-03-26 23:32:32) |
15.邦画嫌いで大して期待してなかったんですが、これは当たりでした。特にスケールが大きいわけでもなんでもない、ごく普通の話。でもそれでここまで感動できる映画、そうそうないと思います。 【トナカイ】さん [映画館(字幕)] 9点(2006-02-09 23:26:32) |
【まりまり】さん [映画館(吹替)] 9点(2006-02-04 16:18:35) |
13.《ネタバレ》 あの時代に子供時代を過ごしたオジサンとして懐かしい時間を取り戻せました。時代再現としては、できれば給食や銭湯や電気洗濯機、フジペット写真機も登場させてほしかった。子供達が清潔なのにも、ちょっと違和感。当時は鼻水レールの子供が必ず居た。三流作家/茶川龍之介がとてもよかった。小雪さんへのプロポーズのシーンには胸熱。 【ちくわ】さん [映画館(字幕)] 9点(2006-01-07 13:58:31) |
12.《ネタバレ》 六子のセーター越しに見えるキャミソールがどうみても当時のデザインではない・・・・って、そんなとこについつい目が行ってしまうような天邪鬼な私でも素直に感動できた。人間ってただ生きているだけでオモシロイ、昔も、今も、そしておそらくは明日も・・・ 【るね】さん [映画館(吹替)] 9点(2005-12-17 02:44:05) |
11.僕は昭和生まれではあるものの、正確な記憶があるのは平成からです。そんな僕が観て泣いてしまいました。はっきり言って展開は読めるし、いろんなエピソードのつなぎ合わせの印象もあります。でも泣けてしまうのです。この時代を経験したことのない僕が泣いたのだから、単なるノスタルジーではないと思います。たぶんこの時代には僕をひきつける魅力的な何かが、あったんだと思います 【千葉イッキ】さん [映画館(吹替)] 9点(2005-12-15 13:06:33) |
10.道が舗装されていなくて雑草がにょきっとしている雰囲気がたまりませんね。雨が降れば独特の土の香りで満たされるんだろうなぁ。昔が全部良かったわけではないです。完璧な時代なんてないですし、それぞれが色んな問題を抱えている。でももしこれから50年後、今の時代を舞台にした映画ができたら果たして50年後の観客は涙を流して観てくれるだろうか。そんなことを想うと何かやろうかなって気になりますね。50年後の夕日も綺麗でいてくれるんだから。 【ちーた】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-12-01 20:25:41) |
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9.《ネタバレ》 レビューに当たって細かいケチをつけてしまうのがバカらしくなってくるほどほのぼのとしたいい映画です。登場人物はそれぞれ魅力的で愛らしく、極悪人が一人も出てこない。淳之介の実の父親はまあ、ちょっと憎まれ役ですが。昭和33年の世界を再現したビジュアルエフェクト、美術の努力には敬服するほかありません。現在出来るベストの映像ではないでしょうか。子供からお年寄りまで安心して薦められる映画ですね。 とはいえ、褒めてばかりではつまらないので、あえて気付いたことをあげるとすれば、この物語が昭和33年でしか成立しないのかといわれれば、そんなことも無いような気がします。六ちゃんの集団就職や三種の神器をとりまくドタバタはもちろんこの時代ならではなのですが、しかしそれもディティールであると思います。日本とは!戦後とは!なんて大上段に構える映画ではありませんが、もう少しこの時代だからという必然性が欲しかった気がします。そうすればもっと立ち上がっていく東京タワーも印象に残ったのではないでしょうか。 最後に「ALWAYS」という英語、要らなかったと思いますね。なんでALWAYSなのかもピンと来ないし、「三丁目の夕日」だけでいいと思いました。 そうそう、映画館での周りの反応ですが、年齢層は見たところ40代後半以上の方が多かったですね。きっとこの時代をリアルタイムで体験した人も多いと思います。そして皆さん大笑いしたり、手を叩いて喜んだり、最後はあちこちですすり泣きが聞こえてくるなど、いつも静かな日本の映画館とは思えないほどにぎやかでした。本当に皆さん楽しい時間を過ごしたのだと思いました。 【ロイ・ニアリー】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-11-30 07:43:41) |
8.《ネタバレ》 薬師丸ひろ子が出ている映画を初めて観たけど、ハマリ役でとてもよかった。昭和のセットがすごく良くできていた。昭和の時代はよく知らないけど、本当にこんな感じだったんだろうなぁ…と思った。今じゃ「あたりまえ」となっていることが昔はすごい喜びを与えてくれた。時代によって変わっていくことは良い事なのか悪いことなのか考えさせられました。感動を誘っているシーンはいくつかあるけど、特にお金がなくなって帰れなくなって「困ったときはここを開けなさい」と母に言われた服の袖の所を何気なく開けたらお金が・・・。やられました。もうボロボロでした。愛情がたくさんつまった映画でした。 【Syuhei】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-11-25 23:09:31) |
7.すごかった。昭和三十年代の日本をCGとはいえあれだけリアルに再現できているところに 感心した。最初の機関車が走るシーンは日本もこれだけのCG映画を作れるんだと感動ものである。 大昔ではないけど、ちょいと懐かしい、という感じ。 オート三輪とかはかろうじて見たことあったっけかなぁ。 途中からは話の展開にのめりこんで違和感はほとんどなくなってしまった。 指輪のシーンは最高だった。吉岡秀隆がいい味だしてました。 しかし彼はこういう情けない役ははまり役だなぁ。 年代も近いので彼にはかなり感情移入してしまう。 しかし彼も年をとったね。俺もまたしかり。 【あきんど】さん [映画館(吹替)] 9点(2005-11-23 18:48:54) |
6.全体的に暖かい雰囲気に包まれた良い映画でした。 横におじいさんが一人で見に来て座ってましたが、開始30分くらいからずっと泣いてらっしゃいました。 昔自分が持っていて、今は無くなってしまったものを映画を見て思い出されたのかもしれませんね。 【ろん】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-11-20 00:24:46) |
5.短けえよ。あっけなく終わっちまった。いやな予感はしてたんだよ。この監督のリターナーとかいう映画。ついにハリウッド映画に追いついたって言ってたけど、人真似以外何者でもなかった。タイトルクレジットに出てくる日本テレビとか電通とかのマスコミの協賛。マーケティングが絡んだ打算が透ける。ちょっと斜に構えて観た。しかし、まんまとひっかかった。真っ赤になった目を隠す暇もなくみっともない姿を家族にさらす。悔しいが、もっと浸っていたかったというのが正直な気持ちだ。 あまりにも古典的な泣きの演出だが、これでもかの押しの一手で見事陥落。考えるに人真似と王道は紙一重。前作では一歩も二歩も及ばなかったが、今回は壁を乗り越え王道を行く。40代以上なら必ず落ちる、という時代設定もだが、確実に若き吉永小百合をイメージして選んだと思われる六ちゃんをはじめ、脇を固める俳優人に隙がない。渥美清亡き後、もしくは「北の国から」終了後、ぽっかり空いた中高年の心の穴をジャストで埋めてきた。これはもう、企画の勝利というやつだ。 「死霊のはらわた」以来、久々にわざと劇場の画面からしばらく視線を外す。不覚にも嗚咽が漏れそうになったからである。あくまで吉岡君の声の周波数のせいであると自分に言い訳してみる。何だか「泣かされた」感が拭えず、手放しにこの監督の次回作に期待するという気持ちにはなれない。しかし、特に50歳以上の方、涙腺を止めておくのはダムの決壊後の濁流を受け止めるに等しい行いですぜ。 【正義と微笑】さん [映画館(吹替)] 9点(2005-11-15 22:14:17) |
4. いやー、いい映画。庶民の人情と優しさと笑顔が山盛りに詰まってます。 CGも違和感無く使われており、セットの町並みの出来も見事。 あと、「長すぎっ!」と思うシーンが全く無いように感じました。 かといってテンポが速すぎるわけでもなくて…まさに絶妙な間ですね。 昭和30年代…全く縁もゆかりも無い時代ですが、 この時代の空気や雰囲気を十分に味わえました。 俳優陣も適材適所。特に堤真一、薬師丸ひろ子の演技は素晴らしかったです。 【ふくちゃん】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-11-15 21:59:46) |
3.すごくいい!文部科学省が推薦しないなら私が推薦いたします。役者さんが生き生きしてたよ。特に子役が素晴らしかった!古き良き「昭和」を描いたこの作品が、「平成」の名シリーズになってくれないかと願う次第です。 【tonao】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-11-14 18:47:19) |
2.汚ったねぇ街並ではあるが、人々の力が満ち満ちていたように感じた。たしかに出来過ぎなエピソードの羅列であり作られた感はヒシヒシとする。しかしノスタルジーだけって訳では決してない何かがこの映画にはあるように思う。そこが何かと聞かれても分からない。ただ、そう思う気持ちになれる映画は希少である。配給会社の回し者になるのはシャクではあるが、昭和40年代中盤以前に生まれた人は見る価値有りだ。この映画はここ5年の邦画のNo.1と思わざるを得ない。 【クルイベル】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-11-09 09:42:56) |
1.《ネタバレ》 良かった 西岸さんの漫画とはちょっと違う雰囲気だと思ったが、後味の良い温かい作品だった。貧しいことが不幸じゃないんだって言ってる様だった。役者さんたちの持ち味を素直に生かしてるようで無理なく安心してみられた。三浦友さんのエピソードの所が軽くなりそうな全体を程良く重くしてて、引き締めていたと思う。ただ、子供の服のツギアテに仕込んだお金はちょっと不自然に思えた。 【こみち】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-11-05 23:41:55) |