94.《ネタバレ》 今年(生まれてから一番映画を見た年だと思う)見た映画の中で一番泣いた映画になってしまった感じです。何となく悔しい。初っ端から「いくらなんでも日本にそんな葉を持つ木は存在しないだろ」とツッコミを入れながら見ていました。更に登場する鉄砲を持つ筈の政府が送り出す忍者。使用武器は鉤爪?と刀…。ちょっと待てと再びツッコミを入れたくなった。けれど合戦シーンの鬼気迫る真田広之の演技や小雪の楚々とした雰囲気、渡辺謙の全編に渡る「侍」魂は素晴らしいものでした。最後に残った侍たちを襲う分200発の無情な音にしゃくり上げながら泣いてしまい…。多分これは日本人だから泣けるのであってアメリカ人他外人が見れば「侍魂痺れるねー」で終わると思います。時代劇によくある「何が何でも主人公だけはどんな大軍に襲われても最後まで死なない」という常識は見事に守ってくれましたが。 【ふゆ】さん 8点(2004-07-08 17:16:23) |
93.これは、日本国を参考にに仮の国を想像し、ストーリーをつくりあげた作品と判断できます。だから、サムライが町人髷を結っていたり、サムライの長がなぜかみすぼらしい集落に住んで家族がちゃぶ台囲んで食事していたり、突然忍者が出てきたりすることにけちをつけてはいけないと思います。 いろいろな違和感を超えるほど、渡辺謙は凄みがあったし、トムのタチマワリはドキドキしたし、合戦シーンは迫力あった。 【しょりちゃん】さん 8点(2004-07-07 08:50:14) |
92.私は幕末~明治の日本史が大好きなのですが、非常に楽しめました。いわゆる時代考証ですか、その辺りで変なところはありますが、力でねじ伏せられるようにして見入ってしまいました。過去の日本そのものを好意的に捉えてくれて、好意的に題材にしてくれた洋画でした。今日の日本はこのようないい題材にはなり得ませんね。 |
91.勝元がなんのために戦い、なんのために死んだかを考えるとこの映画の良さが分かる気がします。 サムライの生き様とは全ては君主のために生き、君主のために死ぬ。それこそが名誉であり、戦場で死ぬことは誇りである。まさに勝元こそラストサムライだった。 サムライ的精神はパーフェクトに描かれてはいるけど、あまりに美しく描きすぎてて、死ぬことが誇りとはいえ、ラストあたりの悲壮感が全く感じられないのはどうなのかなあ。 美しく描くのなら、勝元の死に際に詩を完成させて欲しかった。 やや硬い話にいくつかの笑いを入れて中和させていたのも良かった気がする。タップするトムとスローで殺陣を再現させるトムには笑ったなあ。 |
90.時代錯誤の感は有りますが、結構面白いと思います。銃弾の中をもろともせず突っ込んで行くシーンは感動です。世界のケン・ワタナベはさすがに迫力ありました。日本にもすばらしい役者がいることを証明してくれました。《拍手》 【みんてん】さん 8点(2004-06-13 13:20:58) |
89.《ネタバレ》 小雪以外の日本人俳優陣、良かったです。トム・クルーズは添え物に過ぎない、日本人であることを誇りに思える映画でした。渡辺謙のまっすぐな視線が、凛々しくカッコ良い。小雪とのロマンスが、なぁ・・・。だからラストシーンはがっかり。 |
88.殺陣がスゴイ。日本人とトムクルーズと共演してるのがスゴイ!そして見劣りしないのがスゴイ! 【Piece】さん 8点(2004-06-12 00:08:45) |
87.トム・クルーズの一得なところは、画面一杯に、一生懸命に演じているんだよと、滲み出てくるところだった。それだけで、トム・クルって健気だぁと、思ってしまうんだな。でも、本作のトムは、そんなものを超えていた。トム・クルに、こんなに抑制の効いた演技が出来るとは、正直、驚いた。オスカーでは渡辺謙ばかりが目立っていたが、これで、何故、トムがノミネートもされなかったのか、不思議でならない。もっとも、作品的には、確かに突っ込みどころ満載だし、少々情緒過多だし、確かにアメリカ受けはしないだろうなぁ。それでも、よく描けていたと思う。忍者は、別に不自然に思わなかった。天皇とは関係無いだろうけど、江戸城御庭番というのは、確かにいたらしいし、そういうのを出したかったんでしょう。それにしても、アメリカ人が日本の伝統や風習を惜しむって、日本人が宮廷舞踏会に憧れる感覚なのかなぁ。時代背景的なことについては、敢えて突っ込む気はない。「レジェンド・オブ・フォール」や「アラビアのロレンス」からして、ああだし。この作品をきっかけにして、あの時代を学ぼうという気になる人が多ければ、作品としての価値はあると思う。それにしても、私、渡辺謙=勝元が、ラストに近くなるほど、だんだんモーフィアスに見えてきた(笑)。 【由布】さん 8点(2004-06-10 22:09:45) |
86.(「ダンスウィズウルブス」+「グローリー」+「渡辺謙」)÷3=「ラスト・サムライ」って感じでした。 アラ探しをすればいくらでもできちゃうけど、これは本物の日本ではなく、日本風ハリウッドファンタジー映画。 アボカドを巻いたお寿司もこれはこれでうまいじゃん、というお味でございました。 とはいえ、軽く見流したわけではありません。大変重厚でよいものを見せてもらったと思っています。 また、私は本作を好戦的な映画だとは受け止めませんでした。歴史の狭間で翻弄されていく哀れさはどの時代の人間も同じであるような気がします。 登場人物がみんな単にヒロイックな人間像として描かれるのではなく個性を持った個人個人として描かれていて(そこもさすがハリウッド! 日本の時代劇と大きく違う点ではないでしょうか)、彼らの内面にある精神性としての「サムライ・スピリッツ」がちゃんと感じられ、人間理解の深い作品だというふうに受け止めることが出来ました。 主役陣の殺陣もすばらしかったじゃありませんか。群像としての殺陣には若干不満もある(何だか「グローリー」を見てるみたいだった)し、真田さんだけ群を抜いて素晴らしく、ほかの人と差がありすぎたなど、不満も少しはありますが、ここは真田さんの素晴らしさのほうを買いたい。 自分の名誉ではなくこの映画が少しでもよくなることが本望、という彼の姿勢はまさに侍の精神と合致しているのではないでしょうか。 私はナショナリストじゃないし、最近の真田さんの作品には少し不満もありましたが、そんな私も涙が出そうでした。 製作資金が豊富にあったならば、これほどのものが邦画にも出来るのか、出来ないのか、というのが私の今の一番の関心事です。 〈余談ですが、ズウィック監督って、あの思い切りやりすぎの「アイ・アム・サム」のプロデューサーとは思えないほどの抑えた演出ぶりでしたねえ。監督としてのズウィックと、プロデューサーとしてのズウィックが違いすぎる! プロデューサーってただ儲かるように算段できればそれでいいってことなのかしら? もしそれがハリウッド・システムの常識なら、それはイヤだなあ・・。〉 【おばちゃん】さん 8点(2004-06-05 10:39:24) (良:1票) |
85.賛否両論あるみたいですが、私は素直に評価したい。アメリカ人・日本人問わず人間のメンタリティーの中に「何かのために死ぬ」という事へのヒロイックな物を感じている事は事実だろうし、そのことに対して尊敬の念が強いのでしょう、誰もが簡単に出来る事ではないですから。だから、映画の題材としても飽きることなく取り上げられてきていると私は考えているし、それなりに人口に膾炙もしているのでしょう。その表現手段として侍を取り上げる事は、決して不自然な選択ではないし、その描写方法も不愉快を覚えるものでもなかったと思う。 【きつま】さん 8点(2004-06-05 10:04:32) |
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84.《ネタバレ》 ・・スゴイ観て良かった。観賞後も感動の余韻に浸りました。最後に銃でダダダダダッと撃たれてしまったときに渡辺氏に「男だゼェ」と感動しました。真田広之も「たそがれ~」よりヒネクレタ雰囲気の役でしたが、これはこれでハマっていました。繰り返し観たいとはオモイマセンが04年度の一発目の映画としてふさわしく思ひました。 【Urabe】さん 8点(2004-06-04 19:00:39) |
83.渡辺謙の演技力がなんといっても良い!また真田広之の気迫ある演技も際立って侍魂を感じた。戦闘シーンも見応えあったし、まずまずの合格点 【rainbow】さん 8点(2004-06-03 15:21:02) |
82.素直に驚いた。良くぞここまで作ってくれた。メイキングとか見るとほんとすごいなと思う。 【ネフェルタリ】さん 8点(2004-06-02 21:57:21) |
81.もう1年以上前からこれだけを楽しみにして生きてきました!!ただ、他の人も指摘しているように、勝元が命を捨ててまで戦う動機がいまひとつ伝わりきらなかったような気がします。きっとズウィックは全てわかった上で取捨選択して行ったのだと思うが、これだけの物語だったら3時間以上ないと表現しきれないんじゃないかな。いろいろな掲示板で散々言われていますが、勝元達が鉄砲を使わない理由、鉄道を襲った理由、バグリーとの過去の因縁などを、単にセリフの説明ですませていたりするため、ちょっとわかりづらい。また、オルグレンが次第に勝元、武士道に傾倒していく過程も、日記のナレーションで端折ってしまったので、唐突な感じをどうしても受ける。もっと丹念に描いていれば、重みが増したと思います。自分としては合戦シーンよりも村でのエピソードをもっと丹念に積み重ねてオルグレンの心が少しずつ解けていく過程を見たかった。 【ロイ・ニアリー】さん 8点(2004-06-01 18:22:06) |
80.観ている最中、及び観終わった直後は素直に感動し面白かったと思った。そういう意味ではいい映画だったと思う。ただ、観終わった後徐々に「??」という疑問点が増長していったのもまた事実。なぜ勝元が戦うことになったのかと言う動機付けが致命的にもろい。よってビジュアル・話の流れ的には感動できても、観終わった後、ゆっくりと反芻し今作への思いに耽ることが出来ない。それとみなさんおっしゃってますが、最後の政府軍の土下座、あれはさすがにいただけない。あれでちょっと冷めてしまった。それと真田広之はやはりメチャメチャかっこよかった。しかし、渡辺謙は・・・・・なんで猫背???あれじゃサムライらしくないし演技も半減だろう。でもなんだかんだいって面白かったと素直に言えるのでこの点数にします。 【よっふぃ~】さん 8点(2004-05-27 17:16:04) |
79.日本人の心意気を峻烈に描いてくれたこの映画に感謝を。 【K】さん 8点(2004-05-25 18:38:55) |
78.「オレって最高!」男のトム・クルーズ制作とあって期待もしていなかったし劇場に足を運びもしなかったのだが、なかなかどうしてオモシロイ・・・んだけど、なんというか日本人として色々考えさせられる部分が多く、素直に楽しめない、そういう思想的なしがらみの無い外国人のほうが一級のエンターテイメントとして楽しめたのではないだろうか?と、思ったのだがアメリカ人にしてみれば今度は自分の国が自国の価値観を金のために押し付ける「悪い」国として描かれているわけであって、なんでわざわざこんな映画を作るのか、って気がしないでもない、もしかしたら日本人の心(武士道?)ってのは大国アメリカの象徴ハリウッドに「保護」してもらわにゃならんくらい絶滅の危機に瀕している・・・と言う事なのか? 【るね】さん 8点(2004-05-25 00:34:38) |
77.アクションシーンがスピード感あっておもしろかった。騎馬戦なんかはブレイブハートを思い起こさせるし、迫力も凄い。マイナスはラスト辺りがいまいちかなと。外国から見た日本、武士道では今までで一番面白い映画だったと思う。 【バカ王子】さん 8点(2004-05-23 03:00:26) |
76.「面白さ」という点では近年のハリウッド映画の中でもトップクラス。「日本を題材にした」という点でも他の作品と比べて日本人の描写に対して違和感はほとんどない。かなりの傑作といって差し支えないと思う。ただまぁ大村のキャラクターがダメ。小難しくしたらいいってことはないけど、もう愚劣な悪役街道まっしぐらすぎるのでねぇ…。これだけ命を懸けて戦う相手がこんなんじゃテンションも下がってしまう。 【ぷりんぐるしゅ】さん 8点(2004-05-22 21:13:27) |
75.思ってたより全然よかったですね。 もっとトンチンカンな日本が出てくると思ってたら、ほとんど違和感がなかったし。改めて渡辺謙と真田広之ってかっこいいなあって思いました。あ、トムもなかなか、ね。 【ジム】さん 8点(2004-05-21 12:57:31) |