《改行表示》9.このサイトでの点数が高かっただけに、期待しすぎて見てしまう。 最後までだれることなく引きつけられるけど、ちょっと話に無理があるところが気になってしまうのも事実。ちょっと話を無理に複雑に過ぎたのでは? |
8.《ネタバレ》 本作のラストシーンは余韻と言い、鮮やかさと言い、鳥肌ものである。わずか2時間30分という時間の映画で、これだけ感情を揺さぶり、鑑賞後にあれこれと考えさせる脚本と監督の手腕の良さには恐れ入るばかり。ヒュー・ジャックマン演じる我が子をさらわれた父親の本作における行動心理は果たして観る者に如何なる感情を与えるだろう?怪しい青年アレックスを自ら監禁、拷問。彼の殴られ、腫れ上がったその顔が画面に映し出された瞬間、正直胸が痛んだ。彼の発した「助けて…。」は、その時はまだ分からなくても本音だった。同じく我が子をさらわれた友人であるフランクリンは拷問に対して「もし犯人じゃなかったら?」と。その妻は情報は欲しいがケラーのする事には関わらない、と言う。3者の感情、苦悩に思考すらままならない。ケラーは事あるごとに神に祈りを捧げている。オープニングの狩猟も生きる糧のため。そして暴力による拷問も我が子を見つけ出すため。信仰心(信念)は己の行いに対する正当化の理由の様に感じてしまう部分も、犯人の思考(信念)とリンクして恐ろしい事だと思う。決定的な違いは神を信じずに戦いを挑んだ犯人と、神に祈りを捧げ続けたケラー。それがラストシーンに繋がると思えるのは信仰者だけだろうか?一方で当事者でないが故、理性で動ける刑事のロキ。捜査=仕事なのでケラーとはまた違った視点の物語がある。しかし刑事である前に1人の人間として感情を抑えられずに致命的なミスも犯してしまう。誰一人として完璧に描かれず、人間の弱さと苦悩を浮き彫りにする。寒々しい田舎町の風景、打ち付ける雨、憂うつな筈なのに、後味の悪さはさほど感じない。それは2人の幼い命が救われたからだろうか?ただ、本当に何の罪も無かったアレックスに対する仕打ちを振り返ると、本当に気が滅入る。『罪を憎んで人を憎まず』なんて言葉があるが、僕には答えは出せそうにありません。 【miki】さん [ブルーレイ(字幕)] 10点(2014-10-14 13:25:23) |
7.《ネタバレ》 ヒュー・ジャックマン演じる父親が遂に一線を越えてしまう。その行為は果たして正義か悪か。人によって色んな受け止め方が出来ると思う。もし、自分なら・・・あんな恐ろしい行動をとれるだろうか。それは実際にその立場になってみないと分からないけど、深く考えさせられたし、登場人物それぞれの思惑、立場がリアルに描かれていて凄く引き込まれた。 【ヴレア】さん [ブルーレイ(吹替)] 7点(2014-10-07 15:51:41) |
6.《ネタバレ》 ジェイクギレンホールが静かで情熱的な役を熱演。ラストも秀逸。 【ドクターペッパー】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-10-07 11:36:25) |
《改行表示》5.物語はいろんな方向へと広がっていくものの、最後の最後でピタリと整合するという、実に頭の良い脚本となっています。とはいえ、論理的な整合性とリアリティとはまた違うことで、よくよく考えてみればかなり無茶な話ではあるのですが、その辺は監督と俳優陣の力量でうまく誤魔化されています。少なくとも鑑賞中には余計な疑問を持たずに済んだという点に、監督の見事な手腕が集約されています。。。 演技面では、ヒュー・ジャックマンとジェイク・ギレンホールが各々得意とする役柄を演じているのですが、ひたすら泥臭いヒュー父さんが、優秀ではあるが飄々とした個性を持つジェイク刑事を生理的に受け付けず、それが警察全体への不信感にまで発展してあの凶行へと繋がっていくという一連の動線の作り方は素晴らしいと感じました。その俳優のパブリックイメージを利用して、ドラマ全体の説得力を高めているのです。他方、彼らとは対照的な役割を果たしているのがポール・ダノとメリッサ・レオ。あらゆる役柄を演じることのできる器用な二人は、善なのか悪なのか、被害者なのか加害者なのか分からない微妙な演技で観客を翻弄し続けます。こちらも良いキャスティングでした。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(吹替)] 7点(2014-10-04 23:40:19) |
4.《ネタバレ》 期待以上の面白さ。不必要な音楽や効果音を排した演出が緊張感を高める。映像も素晴らしくきれいで感動。最近日本でも痛ましい女児誘拐事件があった。この映画はまあハッピーエンドだが、現実は残酷な結末が多い。親や親族の悲しみはいかばかりかと考えると落ち込む…。J・ギレンホールはすっかり大人になってさらにいい役者さんになりました。 【kaaaz】さん [ブルーレイ(字幕)] 9点(2014-10-04 00:17:37) |
3.《ネタバレ》 6歳の娘がひとつ年上の親友とともに誘拐される。容疑者はすぐ捕まるが証拠不十分ですぐに釈放。納得出来ない父親が容疑者に詰めよったらボソッと一言「僕がいる間、泣かなかった」。娘を見つけるため、法律とモラルの一線を超えて自らの手で容疑者に口を割らす決意をする…。感情が揺さぶられまくりの映画でした。問題が一つ解決しても新たに問題が発生するので終始ハラハラドキドキでした。多少難解な部分もありますが、それが気にならないほど映画にのめり込みました。あのラストシーンからのエンドロール…良かった… 【nyaramero】さん [DVD(字幕)] 10点(2014-10-03 11:33:17) |
《改行表示》2.《ネタバレ》 サスペンス・サイコスリラーとして緊迫感あって面白い。 最近こういう映画ないなーと思う。 ただ結末がちょっとものたりない。 サスペンスとしても、いくらなんでも警察そこまでばかかね・・・と思った。 そのくらい探しますよ。子供の命かかってるのに本気で探さないわけないじゃん・・・。 まあただ雰囲気があるから、あらいところは許せるかも。 結末まではうまくサイコスリラー感を出して、緊迫感のあるサスペンス映画でした。 【ronronvideo】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2014-08-09 12:18:18) |
1.この映画のすごいところは、加害者と被害者が紙一重であるということであり、何もかもが結末と結びついています。出演者もすごいです。でも、統一性があるといいますか、誰かが妙に目立つことなく、調和が取れています。地味ですが、すごい映画です。 【shoukan】さん [映画館(字幕)] 8点(2014-06-07 23:29:57) |