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女であること

[オンナデアルコト]
1958年上映時間:100分
平均点:7.00 / 10(Review 3人) (点数分布表示)
ドラマモノクロ映画小説の映画化
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タイトル情報更新(2021-05-04)【イニシャルK】さん
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監督川島雄三
キャスト森雅之(男優)佐山貞次
原節子(女優)佐山市子
久我美子(女優)三浦さかえ
香川京子(女優)寺木妙子
三橋達也(男優)清野吾郎
石浜朗(男優)有田真
山本學(男優)浅川
中北千枝子(女優)しま
本間文子(女優)みどり洋装店女主人
菅井きん(女優)波木よし子
丹阿弥谷津子(女優)福原元子
荒木道子(女優)山井邦子
音羽久米子(女優)三浦音子
太刀川寛(男優)村松光一
丸山明宏(男優)(ノンクレジット)
藤岡琢也(男優)
南美江(女優)吉井恵美
原作川端康成「女であること」
脚本川島雄三
井手俊郎
田中澄江
音楽黛敏郎
主題歌丸山明宏
撮影飯村正
製作滝村和男
東京映画
配給東宝
美術小島基司
編集南とめ(ネガ編集)
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1.《ネタバレ》 何たる複雑にして重厚たる人間ドラマだろうか。
田園調布に住む大物弁護士である森雅之。
その豪邸に妻である原節子と二人暮らし。
そこにわけありの娘・香川京子をもらいうけ、養育している。
そこに、もう一人、これまたわけありの娘・久我美子がやってくる。
香川京子と久我美子の二人の娘は性格が正反対で、それまで静かだった豪邸に不穏な空気が流れ始め・・・
といった内容。

本作でとにかく見事なのが、各出演者たちのキャラがとてもよく表現されていること。
仕事に熱心だが、家庭のことに関しては適当な大物弁護士の森雅之。
二人の若い娘に嫉妬を感じつつも、愛情はもっており、夫に負けず劣らず頭がキレる妻の原節子。
お嬢さん肌でとにかく純情可憐だが、世間知らずの香川京子。
おてんばでいて意地悪、だけど森雅之と原節子を誰よりも慕う久我美子。

この4人の性格や立場が丁寧に描かれており、キャラ形成という部分の土台がしっかり表現されているので、物語への没頭度合いが一気に高まってくる。

それでいて、森雅之と久我美子のアブナイ関係や、表題通りの「女っぷり」をみせて、毒気のある痛烈な言葉を発し続ける原節子など、単なる真面目な家庭劇でもなく、ほんと楽しませてくれる。
あげくの果てには、純情可憐そのものの香川京子に淫らな行為をさせ、駆け落ちまでさせてしまう豪快さと淫靡さ。
ああいう純情そのものの女性をその気にさせる石浜朗がニクイ!
私も石浜朗のように、純情可憐な香川京子に淫らな行為をしてみたい!
いい!実にいい!実に昭和的ないやらしさにあふれた作品だ。

そしてトップクレジットの森雅之が、特に素晴らしい。
優しい口調で家庭をとりしきりながらも、一方ではバリバリと弁護士業をこなし、はたまた久我美子に草むらでキスまでしてしまう。
これはこれは。
男たるものの理想ですな。
田園調布で豪邸に住み、美人妻がいるのに、若い娘二人と同居。
男たるもの、誰もが憧れる役回りを自然に演じ切り、とにかくお見事であった。
森雅之が演じた男性像の羨ましさ加減、今日でも決して色褪せず!!
にじばぶさん [映画館(邦画)] 8点(2009-02-01 20:49:55)
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【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 7.00点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
6133.33%
7133.33%
8133.33%
900.00%
1000.00%

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