ガザの美容室のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ガザの美容室

[ガザノビヨウシツ]
DEGRADE
(Dégradé)
2015年パレスチナカタール上映時間:84分
平均点:5.33 / 10(Review 3人) (点数分布表示)
公開開始日(2018-06-23)
ドラマ
新規登録(2023-10-19)【かっぱ堰】さん
タイトル情報更新(2023-10-25)【Yuki2Invy】さん
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キャストヒアム・アッバス(女優)エフィティカール
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3.あらすじからパレスチナ版この世界の片隅にのような作品かと思っていたのですが、それともまた違うテイストですね。似たような内容の映画はあまり思いつきませんしシチュエーションが特異なので興味を惹かれるところはありますが、残念ながらそれが面白さに繋がっているかというと微妙なところですね。明確な筋書きもなく女性たちがダラダラと雑談を続けるだけの内容なので普通に面白くないです。こういう日常描写を丁寧にやるタイプの作品は同じような経験をしていないと共感することも難しいですし、監督は男性みたいですので本当にこれがパレスチナの女性のリアルを反映しているのかも疑わしいところがあります。イスラエル関係はろくにピックアップされませんので今の情勢を鑑みても見る価値があると言えるのはハマスとパレスチナはイコールではないという点がわかるというところぐらいでしょうか。
Сакурай Тосиоさん [インターネット(字幕)] 5点(2023-10-31 23:54:48)
2.《ネタバレ》 題名の場所の映画である。屋外が映る場面もあるが基本は店内だけなので舞台劇でも間に合うのではと思われる。来店者10人は全部が客でもなく半分は付添いだったが、途中いろいろあったとはいえ最初に椅子にいた客が最後まで終わらず、他の客を待たせたまま遅々として仕事が進まないのは非常に苛立たしい。密室劇風の想定に寄りかかった都合のいい作りに思われる。

この映画での前提として、まずイスラエルはほとんど視野の外に置いている。劇中のガザ地区はすでにハマスの支配下にあり、後半で戦っていた相手は現地のマフィアであって、つまりパレスチナの内輪の争いということになる。
店内にいた人々の宗教は不明だが、店主はChristineというからにはキリスト教徒、また終盤で祈っていた熱心なイスラム教徒以外も基本はイスラム教徒ということになるか(不明)。異なる宗教もあり信仰の濃淡もあるが、この場では宗教対立もなく平たい関係になっていたようである。また住民の全部がハマス支持でもないようで、登場人物の発言によればハマスの支配は熱心なイスラム教徒の支持によると思われている面もあったようだが、少なくとも劇中の熱心なイスラム教徒は支持しないと言っていた。なお当然かも知れないが神様自体は悪者扱いされていない。
その上での世界観としては、世界には民族や宗教で分かれての争いが絶えないが、新たな対立軸として世界を男女に二分すれば女性側には争いが生じない(話せばわかる)という日本でも親しまれてきた考え方のようで、パレスチナ人も西側自由世界と共通感覚が持てることが表現されている。さらに終盤の出来事からすると、この世に善き男がいるとすれば死ぬ間際の男だけ、というようでもあった。
以上は基本設定の解釈のようなものだが、その上で劇中ドラマや登場人物の心情について語る資質が自分にあるとは思えないので、点数は採点放棄的な意味で中間点の5点にしておく。

その他の点に関して、ロシア人が出て来た事情は不明だが冷静かつ周囲に睨みを効かせられる人物のようで、女性に国政を任せるべきだという話の中でイスラエル関係担当大臣というのは変に納得した。また熱心なイスラム教徒は正直で良心的な人物だった。
ちなみにマフィアが動物園からライオンを盗んだというのは実際にあったことらしい。何か動機はあったのだろうが、この映画としては台詞に出ていた「気まぐれ」というつもりだったかも知れない。若いメスに見えるので、ライオンの女の子も男に虐待されていたという意味のようだ。
かっぱ堰さん [インターネット(字幕)] 5点(2023-10-28 10:26:37)
1.《ネタバレ》 また非常に、シンプルに興味深い映画だったとは思うのですね。純粋なる映画的建付けとしても、前半は「ほぼ女のみの密室会話劇」というコトなので(コレもシンプルに)少し物珍しくて面白かったですし、更にまたソコから一歩外に出れば世界的にもごく非常に「特殊」な状況が広がっている(⇒しかもソレがまた刻一刻と変化してゆく)という点でもごくユニークな作品だったと思うのですし。

しかし、結論としては全体的に、ちょっと「焦点が絞り切れていない」作品だ…という印象に(個人的には)陥ってしまったのですよね。この手の作品って、コレって我々先進国の安全圏に居る極め付きに暢気な観客の完全なる「勝手」だとも思うのですが、ソレでもどーしたって我々に観せる為にも、何らか「社会的・政治的なテーマ」を多少は含まざるを得ない様な製作の状況にも押しやられてしまってる様に思われるのです。んで、今作も(だから)当然の如くに最終的にはそーいった方面へと帰着してゆくのであって⇒でも、前半はどー見てもコメディの方をやってましたよね?と、ソレが、そのチグハグさが個人的にはどーしたってごく強烈なる違和感として感じられてしまいまして、ですね……

まあシンプルに、個人的にだいぶ「苦手」な方の映画だった…というコトでもあるのですケドね⇒コメディと(高度な)シリアスの混ぜこぜが多分とにかく苦手なのですよ。しかし、観る価値の無い・少ない映画だ、なんてコトにゃあ全く完全に在り得ないのも(当たり前に)確かな作品です。少しでも興味の在る方は(このタイミングで)是非。
Yuki2Invyさん [インターネット(字幕)] 6点(2023-10-21 09:52:40)
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【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 5.33点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5266.67%
6133.33%
700.00%
800.00%
900.00%
1000.00%

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