アイアンクローのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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アイアンクロー

[アイアンクロー]
The Iron Claw
2023年上映時間:132分
平均点:6.40 / 10(Review 5人) (点数分布表示)
公開開始日(2024-04-05) (公開中)
ドラマスポーツもの実話もの
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監督ショーン・ダーキン
キャストモーラ・ティアニー(女優)
ザック・エフロン(男優)
ハリス・ディキンソン(男優)
リリー・ジェームズ(女優)
マイケル・パパジョン(男優)
脚本ショーン・ダーキン
配給キノフィルムズ
あらすじ
1960年代~70年代に必殺技「アイアンクロー」を武器に一世を風靡したレスラー、フリッツ・フォン・エリック。プロレスによって財を成した彼は引退後、息子達をレスラーに育て上げこの世界でトップに立たせるべく、厳格な指導をほどこす。次男ケヴィン・三男デヴィッド・四男ケリーはエリック・ブラザーズとして名を馳せ、彼らの戦いは80年代には全米でドル箱カードとなるなどそのキャリアには順風満帆の感があった。ところがデヴィッドが日本で急死を遂げてしまい、一家には暗い影が忍び寄る。後に「呪われた一族」として世間に評される、彼らに起こった出来事を『マーサー、あるいはマーシー・メイ』ショーン・ダーキンが映画化。
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【クチコミ・感想】

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5.フリッツ・フォン・エリックの現役時代をぎりぎり知っている世代です。実話が基になっているということですが、信じられないような悲劇が起きていたんですね。まずそこにビックリです。レスラー役を演じた俳優陣には敬服いたします。よくぞあそこまで体を作りこんで、ファイトシーンを演じてくれたものだと感心しています。それぞれの演技も良かったと思います。相乗効果なんでしょうね。ザック・エフロンにもやっと代表作と呼べる映画ができました。
shoukanさん [映画館(字幕)] 7点(2024-04-29 22:43:32)★《新規》★
4.《ネタバレ》 40年来のプロレスファンです。「呪われた一家」と私もかつて耳にしたエリック家の物語とあっては、放っておけないと鑑賞。タイトルとは裏腹にプロレスシーンもアイアンクローを決める場面も少なかったですが、父親エリックを中心に歪んだ家族がケビンの代になって再構築されるという、なかなかに見ごたえあるドラマだったと思います。色々不幸があったけど、最終的にケビンが幸せな着地をしたので後味は良いかと。
次郎丸三郎さん [映画館(字幕)] 7点(2024-04-28 23:54:39)《新規》
3.《ネタバレ》  ケヴィン・フォン・エリックが好きでした。
 身体的には細く小さいけれども、イギリスの貴公子と見まごう気品のある細い顔立ちに鍛え上げられた身体。そしてあの過酷で危険なリングに常に裸足で参戦する、気品と野性味が入り混じった唯一無二の存在で、ヨーロッパ出身のレスラーなのかと勘違いしてました。

 本映画で米国で一家でやってたのがわかったのと、誰かが亡くなって日本のTVに登場しなくなってなぜなのかと思ってたら、こんな大変なことになってたのか、というのを映画で知った感じになります。

 なのでケヴィンが主役になったのは私的には非常に嬉しかったんですけど、訪日の話がケリーが一人で行ったみたいに描かれてるのがちょっと違うなと思ったのと(タッグでタイトル取ってたはずだし(混乱))、あと、ケヴィンが髪型を似せて裸足なのは良いとして、ちょっと身体は大きいし骨格ががっちりしすぎててイメージがちょっと違うかなーと思いました。

 あと個人的にはアイアンクローは好きなので(めっちゃ真似した)タイトルになってるのは良いんですけど見せ場があまりなく物足りなかったのと、あと一家の中で何故ケヴィンだけ裸足でリングで上がってたのかとか、興味深い深掘りしてほしいエピソードがいろいろ足りない印象で全体的に物足りなかった感じでした。

 とはいえ昔の好きだったレスラーの話がわざわざ映画化されたのは嬉しかったです。
simさん [映画館(字幕)] 6点(2024-04-19 12:04:39)
2.《ネタバレ》 アイアンクローはもっともプロレスらしい技だと思っている。顔面をつかむだけで,相手は激痛に悲鳴を上げながらのたうち回る。やがて血が流れ、失神してピクリとも動かなくなる。そのまま3カウントが入ることもあるが、レフェリーがかけられているレスラーの手を持ち上げ、だらんと下がるのを繰り返して意識がないのを確認し、ゴングを要請するのが定番だ。
顔を手で締め上げられると、エイリアンに襲われた宇宙飛行士のように意識を失うなんて、どれほどの威力だと子供心に震え上がったものだ。

使い手のフリッツ・フォン・エリックも怖かった。2メートル近い巨体に、眼光鋭い冷酷そのものの無表情。ジャイアント馬場の顔面をわしづかみにして場外を引きずり回す怪力に加え、ドロップキックも軽々とこなす身体能力。悪夢を具現化したような男だった。
相手が顔を手で守ろうとした時に、がら空きになった腹部をつかむストマッククローも怖かった。あまりそういうことをしないアントニオ猪木が、顔をゆがめてもがく姿にはぞっとした。
当時のテレビ解説では「胃そのものをつかむのではなく、胃の裏側にある太陽神経叢という神経の塊をつかむために激痛が走るのです」と説明していた。何という恐ろしい技だろうと思った。後に知ったのだが、太陽神経叢は自律神経なので、つかんでも痛みは感じないらしい。アイアンクローで血が出るのは、フリッツが後年インタビューで、とがらせた爪で額を切っていたと話している。その辺も含めてプロレスらしくて好きだ。

映画では、題名にしておきながら、その技にスポットを当てなかったのが残念だ。兄弟で一番レスラーとして成功したケリーの見せ場は、ハーリー・レイスの倒れ込み式ヘッドバットをタイガークローで迎撃するところなのだが、それも出てこない。
ケリーがケビンより小さいのも納得がいかない。ケビンが報われなかったのは、体と、レスラーとしての線が細かったのが原因なのに、このマッチョぶりでは無理がある。フリッツがデビッドとケリーに期待をかけた理由は、体の大きさを見ればすぐに分かるのに、これではさっぱり理解できない。
アップ画面を多用したファイトシーンに迫力がないのは仕方ないとしても、ケリーの成功を含め、レスラーの華やかな面をきちんと描いていないので、明暗がはっきりしない。一族最大の悲劇、ベイビー・フォン・エリックと言われた末弟のクリスが登場しないのも、物語のメリハリを欠く要因になっている。

最後もどうせ空想シーンを入れるなら、デビッドにもケリーにも不幸が訪れず、弟たちには遅れたものの、ケビンもようやく世界王座を手に入れ、「やったな兄貴」「お前たちのおかげだよ」とリング上で喜び合い、マイクがバンドで演奏しながら祝福するという、明るい夢にしてほしかった。
漣大五郎さん [映画館(字幕)] 6点(2024-04-17 16:48:01)(良:1票)
1.《ネタバレ》 エリック一家を襲った悲劇は映画よりも現実の方が過酷だった。
レスラー志望の六男もまた、自死を選んでいた事、
フリッツ・フォン・エリックは晩年妻と離婚し一人身だった事、
三男デヴィッドの死は痛み止めとして使用していた鎮痛剤の
大量摂取、つまり彼も薬物中毒による自死であったといわれてる。

「過度な期待によって挫折するスポーツ選手、その再生」てのは
映画ファンとしては食傷気味な題材なので、客観的に見れば
レビュー点数はこんなもんなんだろう、と思う。
だけどプロレスファン、特に「プロレス・スーパースター列伝」を愛読書とし、
土曜夜に「世界のプロレス」を見て80年代を過ごしていた私の様な
オッサンには突き刺さりまくりで、泣けて泣けて仕方がない。

プロレスから離れ、唯一生き残った次男ケヴィン・フォン・エリックが
自分の子供達に声をかけられ涙を流すラスト。彼は昔、父親の教えを
忠実に守り過ごしていた日々を振りかえる。
時代錯誤な父親と教育に無関心な母親。でも確かに愛情はあった。
兄弟は皆若くして死を選び再会は叶わない。ただ確固たる絆はあった。
チャンピオンになれた期間は短かった。 それでも強いレスラーだった。
世間でいう「呪われた一家」では、決して彼らはなかった。

現実のケヴィンにはあまりにも事態が悲惨すぎて、そんな感慨に浸る
には更なる年月が必要だったろう。もう心情的には無理かもしれない。
でもこの作品中、夢の中兄弟楽し気に抱き合うシーンを入れた
事で、この映画は世界中で身体を傷つけながら頑張っている
プロレスラー、ひいては目標に向かって努力を続けている
市井の人びとへの監督なりのエールなんだ、と感じてしまった。

アイアンクロー、フォーエバー。

とはいえケリー・フォン・エリックでいえばディスカスパンチ
(学生時代円盤投げの選手だったなごりから得た回転パンチ)
の方が、アイアンクローよりも好きだったなぁ。

物理学者映画に埋もれてしまう前に、どうぞ。
Nbu2さん [映画館(字幕)] 6点(2024-04-16 22:34:01)
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【点数情報】

Review人数 5人
平均点数 6.40点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
6360.00%
7240.00%
800.00%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review1人
2 ストーリー評価 6.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review1人
4 音楽評価 9.00点 Review1人
5 感泣評価 8.00点 Review1人
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