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1.  君たちはどう生きるか(2023)
先ず、言っておきたい事がある。宮崎駿て名前だけで持ち上げられてる作品だ! 近くの映画館の無料ポイントが溜まってたから利用して見てきたけど予想通り、いやいや、予想を遥かに超えたつまらなさ。 やはり、宮崎駿監督は風立ちぬで引退するべきでした。いや、違う。もっと早く引退しておけばここまで多くの映画ファンに叩かれる事はなかった筈。宮崎駿作品で評価できるのは紅の豚が最後で、もののけ姫以降はただ単に説教臭い台詞、監督の自己満足作品ばかりで子供も大人も誰もが楽しめる作品を撮るつもりは無いようにしか感じない。千と千尋で海外の人からも認められた。それまでの功績に対する評価を与えられたことで、引退したくてもまだ引退できない状況になったと感じるのだ。 かつてのワクワクできるストーリーがこの作品にはないし、魅力のある人物もいない。分からない。つまらない物はつまらないと素直に言いたいぐらい、何がしたいのか?宮崎駿てブランドが無ければこの作品はヒットはしてないだろうし、海外の人からも評価されてないはず。 このつまらない作品を宮崎駿だからていう理由だけで、持ち上げるような事を私はしたくない。 駄目な物は駄目!つまらない物はつまらないし、改めてアカデミー賞は何の参考にもならない事を知ることになりました。
[映画館(邦画)] 0点(2024-03-16 22:17:33)(笑:3票) (良:2票)
2.  ドラゴンボール 神龍の伝説
ドラゴンボールの映画としては最初の作品ですが、僅か50分なので物足りなさを感じでしまうのは仕方ないとして、ドラゴンボールをリアルタイムで見たことない人、若しくは今の若い人達で名前は知ってるけど、見たことないという人達に鳥山明作品が如何に凄かったか?人気だったか?知る材料的な意味合いの作品として、この作品を見て、ドラゴンボールに、またまた他の鳥山明作品にも興味を持ってもらえたら嬉しい。 映画としては物足りないし、あのドラゴンボールのストーリーをこんな短い時間では全て表現するのは不可能だ! それでも鳥山明という作者、漫画家の偉大なる功績は決して色褪せることはない。 しつこいようだが、この作品を見て、1人でも多くの人が鳥山明作品に興味を持ってくれる事を願いたいと思う。
[インターネット(邦画)] 6点(2024-03-10 22:51:21)(良:1票)
3.  どうぶつ宝島
東映20周年を飾るに相応しい作品! クレジットに宮崎駿って名前が有るけど、名前が表示されなくてもあっ、これは宮崎駿監督が製作に関わってるてのがよく分かる。初期の頃の宮崎アニメにあったわくわく感、動物との交流、やりとり、更に音楽は何と寅さんシリーズや大河ドラマ武田信玄の曲を作った山本直純だ。今作のオープニング曲のテンポの良さは武田信玄の曲を思わせる。これからどんな物語が始まるのか?という期待感とそんな期待感を可愛い動物や個性的なキャラクター達を交えながら描いている。 最近の宮崎駿監督作品みたいに説教臭さも全くないので、子供は勿論、大人が見ても楽しめるように描いてるのが良い。 タイトル通りどうぶつと宝島、正しくタイトルに偽りなしの作品! カリオストロの城、ラピュタ、ナウシカの様な知名度の高い作品ではないと思うけど、それらの作品を含めて私の様に初期の頃の宮崎駿監督作品が好きな人は勿論、そうでない人にも安心して勧める事のできる作品です。
[インターネット(邦画)] 8点(2024-02-20 18:57:07)
4.  シン・仮面ライダー
昼間、会社で先輩にシン・仮面ライダーって見た?あれ、面白よな?て言われ、えっ?マジ? この監督、脚本家、スタッフ等が作ったゴジラもウルトラマンも糞つまらなかったんだがて言ったら、変な顔された上にお前、見る目ないよて言われ、頭に来たから仮面ライダーも見てやることにした。予想通り、いやいや、予想以上につまらない。 もうね、相変わらずシン・ゴジラもシン・ウルトラマンもシン・仮面ライダーも全部に共通するタイトルにある物とは別人が主人公みたいで、今作で言えば浜辺美波演じる緑川ルリ子とかいう女が主人公みたいに目立ち過ぎ。前回のシン・ウルトラマンの長澤まさみ同様、浜辺美波のプロモーションビデオか? タイトル詐欺でしょ! 本来なら主役であるべき仮面ライダー、本郷猛が目立なきゃならない筈なのに仮面ライダーより出番の多いてどういう事? 仮面ライダーのバトルも全く緊張感なし! お遊戯会ですか?てレベル 出演者の下手な演技と相変わらず説明ばかりで、いい加減ににしてくれてなる。 血しぶきさえ出せば、おう!すげ〜て思ってるのか? こんなん子供には絶対に見せられないし、大人が見ても全く面白くもない。 シンて名乗って良いのは、クレヨンしんちゃんとタイガー・ジェットシンぐらいだ! クレヨンしんちゃんほど、大笑いできるわけでもなければタイガー・ジェットシンの試合程、緊張感、殺気があるわけでもない。 全てにおいて学芸会レベルかそれ以下です。シン・ゴジラ、シン・ウルトラマンに次いで今作も当然0点です。 最後に少しだけ言いたい! 会社の先輩が勧めてくる日本映画は絶対に見ない。
[インターネット(邦画)] 0点(2024-02-15 21:28:16)(笑:4票) (良:3票)
5.  かがみの孤城
辻村深月の原作は殆ど読んでるぐらい大好きです。そんな辻村深月の数ある小説の中でも最高傑作であるかがみの孤城の映画化て事で期待半分、不安半分、監督は原恵一監督だからよほどでない限り酷くはならないと思い見ることにした。元々素晴らしいストーリーだから話は面白い。あの素晴らしいストーリー、世界観を素晴らしい映像として残してくれた事に感謝しつつも、原作程の感動を感じることは出来なかった。 何度も言いますが話は良いし、あの世界観を上手く表現してはいる。ただ、アニメーションとして見た場合、躍動感、原恵一監督がクレヨンしんちゃん映画で味合わせてくれたワクワク感、そう言ったものがこの作品ではあまり感じられない。上手く言えないんだが、無難に作った感が歪めない。 素晴らしいストーリー、素晴らしい映像、素晴らしい音楽、どれもが合格点付けられるだけのものはある。下手に原作をいじってないから原作ファンも納得する作品にはなってるし、原作を知らない人、読んでない人にも楽しめる様には作られているから、そういう意味では高評価して良い。それでもやっぱり原作と映像では感じ方、感動の度合いが原作のが上。原恵一監督ならもっとアニメとしての躍動感、ワクワク感を表現出来た筈です。決して悪い出来ではないし、楽しめたからこそこの点数ですが原恵一作品ファンとしてはやや不満も残る。他の原恵一監督作品程、大絶賛は私にはできませんでした。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2024-02-11 20:19:50)(良:1票)
6.  シン・ウルトラマン 《ネタバレ》 
駄目だ。この監督と脚本家 シン・ゴジラと一緒で無駄に長い説明、ウルトラマンがどうだのこうだのと解説なんか要らないからさっさと怪獣と戦わせろよ!相変わらずエヴァぽい雰囲気に何故、そこまでしてエヴァぽさをエヴァ以外の作品にまで持ち込む? そんなにエヴァがやりたきゃ信者達だけ集めてそういう人の前だけでやってくれ! ウルトラマンてあるのにバルタン星人が出てこない時点で全く楽しめない上にウルトラマン自体が全然カッコ良くもないし、俳優の演技も駄目。長澤まさみのプロモーションビデオか?てぐらい長澤まさみが浮いてるし、目立ちすぎ。 まさか巨大化するとは思わなかったよ。 何から何まで駄目。 この監督、脚本家、シン・ゴジラがヒットしたから今度はウルトラマンかぐらいしか考えてないだろ? 初代ウルトラマンを一度も見たことない人やエヴァンゲリオン信者、庵野秀明信者にとっては良い作品かもしれないけど、そうでない人、エヴァンゲリオンに特に思入れもない私にとっては苦痛でしかない。駄作 シン・ゴジラ同様、大嫌いです。よって0点
[インターネット(邦画)] 0点(2024-02-10 09:00:44)(笑:1票)
7.  ゴジラ キング・オブ・モンスターズ
この所、山崎貴に庵野秀明とクソつまらないゴジラ作品を二つも見てしまった後に、たまにはアメリカ人が作るゴジラ作品でも見ようかなて選んだのが今回の作品!ストーリーそのものよりもゴジラ、キングギドラだけでなくラドンにモスラまで登場させてくれた事に感謝したい。それぞれに見せ場を用意してくれていて、とにかく暴れまくる。怪獣対人間は勿論、怪獣対怪獣による怪獣同士の迫力あるバトルまで見せてくれてるのが良い。怪獣映画はこれで良いのだ。下手なお涙頂戴や無駄に長い会議なんて要らない。怪獣が暴れまくる。人間を喰いちぎる。逃げ惑う人間、それを追いかける怪獣の構図、怪獣映画本来のあるべき姿がこの映画にはある。迫力のある映像、ストーリーどうこうより、怪獣映画ならではのバトル、今の邦画には無理だろうなあ!と思う迫力、ゴジラ映画にと言うよりも怪獣映画に求める人間と怪獣、怪獣同士の戦い、見所たっぷり!確かに映像の暗さやストーリー的にも突っ込みたくなるし、チャン・ツィイー双子設定に違和感もあるが、それを差し引いても最初から最後まで大いに楽しませてくれたこと、日本人にとって、多くのゴジラ、キングギドラ、ラドン、モスラファン全員が楽しんでくれたら良い。そういう監督からのメッセージを受け取る事ができた作品として私は評価します。
[インターネット(字幕)] 8点(2024-02-04 18:28:32)(笑:3票) (良:1票)
8.  シン・ゴジラ 《ネタバレ》 
酷い。監督の自己満足、所々で入ってくるエヴァぽい音楽、ゴジラ映画なのに何故そこまでしてエヴァぽくする?ゴジラが可哀想。ただ歩いてるだけなのに何よ?あのやられ方は?在来線にやられる。口の中にコンクリートを注入される。あまりにも酷いし、気の毒だ。酷いと言えば、ゴジラ映画なのに、会議ばかりで誰が主役なんだ?てなるぐらい退屈。ただでさえ多い登場人物にいちいちテロップ入れるなよ!無駄に長い会話と早口、そして、出演者の酷い演技、中でも石原さとみの酷い演技、英語はアメリカ人が見たら間違いなく怒るだろう!怪獣映画としてなら 1点ぐらいの価値はあるが、ゴジラ映画として評価するなら 1点もやりたくないぐらいゴジラに対する愛を感じないので0点以外与えたくない。
[インターネット(邦画)] 0点(2024-02-02 18:29:34)(笑:3票) (良:4票)
9.  劇場版 鬼滅の刃 無限列車編
この作品が好きな知り合いが見ろ!見てくださいてあまりにもしつこいから仕方なく見てやることにした。日本で1番客の入った映画らしいけど大ヒット=傑作とはならないというのが私の評価であり、おそらく世間的にもそこまで評価はされてないはずです。テレビアニメの 1話から感じていた様に心情を全て台詞で説明、語る。それも馬鹿みたいに大声で説明するのが嫌い。小学生でも解る様に作られた(鬼滅信者)による大ヒットである事が間違いない訳で、そんな信者達が凄いと言うのを聞いて、普段あまり映画、アニメを見ない大人までもが釣られて見に行った結果の1位である訳で、本当に良い映画、アニメを沢山見てる人からしたら、これが1番ヒットした作品?てなる筈です。作画凄い?だから?バトルが凄い?だから何?て言いたい。そんな映画、他にも沢山あります。この映画で1番嫌いなのは、とにかくうるさい。戦ってる時ですら叫んだり、喚いたりと、うるさくて嫌になる。少しは黙ってろ!いつから日本男子はこんなお喋りになったんだ?近くにいたら口に何か入れて黙らせてやりたいぐらいとにかくうるさい。面白いつまらない以前に大嫌い。こんな説明的で誰でも解るレベルの作品が日本一のアニメ映画だなんて、海外の人には思われたくない。映画としても、全く面白くもないし、とにかく鬼滅信者て奴が私は大嫌いだ。何から何まで全てが嫌いと言う意味で0点以外付けたくないので、誰が何と言おうと0点です。
[インターネット(邦画)] 0点(2024-01-18 21:13:37)(笑:1票) (良:1票)
10.  男はつらいよ 寅次郎紅の花
シリーズ最後となってしまった第48作!これが最後となるなんて、渥美清さんの身体の調子の悪さを知りながらも本心はまだまだ観たい。そう思っていた。けど、結果、これが最後で良かったと思う。何だかんだと言いつつも、満男には泉ちゃんが一番似合うのと同じで寅さんにはリリーが最も相応しい相手だとこの最後の作品を観ると必ずそう思う。そんな寅さんとリリー、最後まで一緒にはなれなかったけど、でも心はお互い通い合っていることが観ていて解る。寅さん全部を観て思うのは、辛い時、悲しい時、疲れている時でもやっぱり寅さんを観るとそれだけで元気になれる。中には当然、ハズレもある。でも、私はそれでもこのシリーズ、大好きです。そして、シリーズ完結となったこの作品、やはり死を目前にして、身体の調子の悪いのにもそれでも寅さんファンの為に二十七年間も、最後の最後まで至福の時を与えてくれた寅さん、俳優、渥美清さんに心から感謝の気持ちを言いたい。このシリーズがスタートしてからは寅さん以外の役をほとんど断って、車寅次郎という日本中に愛される男を演じ続けてきた渥美清さんの姿に何度観ても涙が止まらない。心から「ありがとう!寅さん!ありがとう!渥美清さん!ありがとう!田所康雄さん!そして、そして、こんな素敵なシリーズを二十七年間、全48本にも及ぶ作品で私に笑いと涙と感動を与えてくれた山田洋次監督をはじめとするスタッフ全員、ありがとう!」この最後の作品に関しては作品の出来云々の問題ではなく、シリーズ最終作にして、寅さんらしい見事な終りに、10点以外は考えられません。
[映画館(邦画)] 10点(2024-01-05 10:21:26)(良:4票)
11.  男はつらいよ 知床慕情 《ネタバレ》 
私にとって、これが初めて映画館で観た男はつらいよです。そんなシリーズ38作目にあたるこの作品は傑作間違いなしの作品だと思っています。この作品、まずはそれまで寅さんシリーズと言えばオープニングであった夢のシーンが何とないこと。夢のシーンがない寅さんに違和感を覚える人もいるはずですが、例え、夢のシーンがなくても作品の出来が良ければそれで良いのであって、本当の意味で寅さんが元気な姿を見ることが出来るのはこれが最後の作品であると思えるぐらい寅さんが元気です。マドンナ役は二度目となる竹下恵子と三船敏郎をゲストに迎えての親子のやりとり、何もかもが見ていて感動的でした。三船敏郎の黒澤映画とは一味も二味も違ったかっこ良さを思い切り堪能出来た作品として、いつまでも心に残る。そして何度も観たい作品のひとつでもあります。
[映画館(邦画)] 9点(2024-01-05 10:18:45)
12.  男はつらいよ 《ネタバレ》 
私の日本映画好きがあるのも、この映画があるからであり、この映画と出会っていなかったら今の私は絶対にないと断言出来る。この映画を見たことがその後の今でこそ日本映画、それも自分が生まれる前の古い日本映画が大好きだけどこの映画を観るまでは日本映画は嫌いだった。いや、正解には食わず嫌いと言った方が正しい。しかし、そんな私を日本映画大好きな人間に変えた作品として外せないそんな男はつらいよがギネスブックにまで載る程の大ヒットシリーズとなったのは一にも、二にもこの第一作の成功があったからで、もしも、この1作目が大した作品でなければこれほどの記録に残るシリーズにはならなかったと思います。それだけこの最初の作品には寅さん映画の全ての要素がつまってます。僅か91分という短い上映時間の間に、寅さんとおいちゃん、おばちゃんに妹さくらとの再会から始まってさくらのお見合い、結婚、そして寅さんの失恋とこれだけの要素をテンポ良く描いて、笑わせて、泣かせてくれた山田洋次監督の手腕とそして出演者全員(その他スタッフなどの関係者も全員)に拍手したい!何度観てもさくらの結婚式での博のお父さん、名優志村喬演じる諏訪ん一郎さんのスピーチは泣けます。寅さんはもうこの世にはいないけど、いつまでも私の心の中には生きてます。よってこの作品には10点以外考えられません。山田洋次監督と言えば絶対に「男はつらいよ」である。間違っても「たそがれ清兵衛」なんかではない。一年の最初に観る映画は「男はつらいよ」のこの第1作目と決まってます。高校時代に初めて見て以来、20年以上ずっと正月元旦に寅さんを観る事を欠かさず実行している。寅さん(渥美清、本名田所康雄)観ずに一年は始まりません。 高校時代にこの寅さんシリーズ(初めて見たのは38作目ですが)を私に映画館まで見せに連れて行ってくれた当時の先生にありがとうと言いたい。
[映画館(邦画)] 10点(2024-01-01 21:56:49)(良:4票)
13.  ツィゴイネルワイゼン 《ネタバレ》 
先ず最初に言っておく。決して面白い映画でもないし、楽しい映画でもない。それでも8点付けたくなるだけの魅力がこの映画にはある。 冒頭の海辺、浜辺のシーンからただならぬ雰囲気がある。砂浜に寝そべる遺体を目にしても、何もないかの様にもろこしを食べている原田芳雄の不気味な演技、この映画は登場人物全てが何を考えてるか予測付かない不気味さを醸し出してる。突然の様に鰻を食べたいと言い放つ原田芳雄、不気味な音楽を背にして、琴を弾く女と二人の男、その他にも眼のゴミを唇で吸い取ろうとする女の不気味さ、そんな女を逆さまに担いで階段を登る男、作品全体に漂う不気味さ、ラスト、亡くなった奥さんの女の子に骨をください。命をくださいみたいなことを言われるシーンも怖い。人間の欲望、絶望感を説明台詞ではなく、映像で見せる凄さ、昨今の邦画にはない映画的文法に優れた何とも怖い怖い作品だ。
[映画館(邦画)] 8点(2023-12-01 19:15:42)
14.  ゴジラ-1.0 《ネタバレ》 
監督が山崎貴だから、本当は見るつもりなくいたのだが友達に誘われて見てきた。映画代も出してくれると言うから仕方なく見たけど、いつもの山崎貴作品と同じです。無駄に長い台詞、説明口調、更にゴジラが主役であるはずなのにゴジラよりも人間が主役みたいな内容のオンパレード!突っ込み所満載です。 あれだけゴジラが近くに来てるのにも関わらず何故見てる?逃げろよ!馬鹿者!て気になるし、浜辺美波、何故生きかえる?死んだ人間を無理矢理生きかえらして、ああ、良かった。良かったてか?相変わらず無理矢理に泣かせようてする演出にウンザリさせられる。 怪獣映画に、余計な感動メッセージなんか要らない。ゴジラを見せ物にして、感動の大安売り!こんなんもんが大絶賛されるようじゃ本当に日本映画は終わりです。 少なくとも本家本元のゴジラには全くもって足元にも及ばず。他にもまだまだ言いたいことは有る。スピルバーグの傑作!ジョーズを彷彿させるシーンもあるけど、ジョーズがやりたいなら、他でやれ!タイトルに−1.0て有るけどマジでマイナス付けたいぐらいだ。 問答無用の0点です。
[映画館(邦画)] 0点(2023-11-07 20:24:40)(笑:5票) (良:1票)
15.  ハウス/HOUSE(1977) 《ネタバレ》 
大林宣彦の才気と少女マニアぶり、ある意味変態さが爆発していて、たまりません。ホラーだげど、ドロドロしてない所がいかにも映像の魔術師であると言えるし、ファンタジー映画を撮らせたら日本の映画監督でこの人の右に出る者はいません。これだけ美しくホラーものを撮れる監督は他にはいないだろうと思うぐらいこの監督デビュー作からして、早くも素晴らしくファンタスティクな映像の世界に酔いしれる。七人の少女という設定もどこか黒沢明監督に対するオマージュを感じるし、一人一人の少女の映し方がどこをどうとっても大林宣彦ワールド的な画き方で、これもまた大林ワールドが好きな私にはたまらない。更にこの映画、寅さんとトラック野郎好きな人にはたまらないシーンが用意されていて、それだげもとにかく見ていて本当に楽しい。大林宣彦監督の映画好きな部分が思い切り発揮されている作品でもある。ハチャメチャと言えば確かにそうなのだが、そのハチャメチャな展開、スピード感、そして、何よりも大林宣彦監督の少女趣味が醸し出すこの世界、やっぱり好きな人はとことん好きな世界だと思う。私は誰が何と言おうとこの雰囲気、大好きです。
[DVD(邦画)] 9点(2023-09-23 22:58:17)
16.  男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け 《ネタバレ》 
私もイニシャルKさんと一緒でこの17作目がシリーズ最高傑作だと思います。いや、このシリーズだけでなく、山田洋次監督の撮った全ての映画の中でも最高の映画はすばりこれだと言いたい。少なくとも世間的にやたら好評で数々の賞を獲得した「たそがれ清兵衛」なんかではない。←ここが最も重要である。本物の山田洋次監督ファンならば山田洋次監督と言えば誰が何と言おうと「男はつらいよ」の監督です。と言う筈です。そんな寅さんシリーズの中にあって、唯一、寅さんがマドンナに振られない。失恋しない作品であって、また善人しか出てこないこのシリーズの中にあって、唯一の悪人が出てくる。大地喜和子演じるマドンナで芸者のぼたんの明るさ、そんなぼたんが大事に貯めた200万円という大きなお金を悪人に騙し取られたことを知った寅さんが裁判所が向こうの方を持つなら俺が何とかしてやるとばかりにぼたんの見方となる寅さんの男としての心意気、やってること、言ってることは滅茶苦茶だけど、その滅茶苦茶な生き方こそ寅さんそのもの!そんな寅さんの心意気に心を打たれたぼたんが「私、初めてや!男の人のあんな気持ち知ったの!」て言うその台詞にこそ寅さんの優しさが伝わる素晴らしさを見ることが出来る。話の前半、飲み屋で偶然、出会った画家との旅先での交流、更にはいつもと同じで旅先で出会う人々のやりとり、寅屋でのおいちゃん、おばちゃん、妹さくらと亭主の博、寅さんシリーズに欠かすことの出来ないお隣の印刷屋(朝日印刷)のタコ社長との会話の楽しさなど全てが面白くて可笑しくて、切ない。そして、この映画はラストも素晴らしい。寅さんシリーズ史上、最高の感動をもたらしてくれるあのラストシーン!寅さんがぼたん宛てに送ってきたもらった画家(青観先生)の牡丹の絵を見て、「先生!ごめんよ!」と言って東京に向って手を合わせるシーン!このラストがあるからこそこの作品がシリーズ最高傑作と言われる所だと思います。笑えて、泣けて、寅さんの惚れた女(マドンナ)の為なら自分はどうなっても良いというその姿勢、寅さん映画の素晴らしさが全て詰まった文句なしの大傑作!
[DVD(字幕)] 10点(2023-09-23 22:54:27)(良:4票)
17.  モリコーネ 映画が恋した音楽家 《ネタバレ》 
先ずは最初に言いたいことがある。私はアカデミー賞が嫌いだ。正解に言えば、セレモニーや受賞者のスピーチは好きだが、会員数達が選ぶ作品に対する不満が多い。モリコーネ程の巨匠、名作曲家が6回しかノミネートされなかったこと。そして、6回目にして初めて受賞という結果が納得できない。そんな馬鹿なアカデミー賞受賞式で名誉賞を受賞した時、クリント・イーストウッドと2人並び立つ姿と2人の握手に感動させられた。モリコーネが生前、一緒に仕事をした監督や、モリコーネ好きな音楽家、アーティスト、俳優、監督の娘等のインタビューを見て、モリコーネという作曲家がどれだけの人に愛されていたか、影響を受けていたかよく分かる。映画の名シーンと共に語られるモリコーネ音楽の素晴らしさ、一本のドキュメンタリー映画としての完成度もさることながら、モリコーネの人間としての素晴らしさを見せてくれたこと。モリコーネの素晴らしい音楽、素晴らしい仕事、作曲家としても人としても超一流であるこの偉大な名作曲家の人生を最後まで一瞬足りとも眼の話せない映像で見せてくれたジュゼッペ・トルナトーレ監督にも拍手!
[映画館(字幕)] 9点(2023-02-07 19:05:22)(良:1票)
18.  マジンガーZ対デビルマン
マジンガーZファンとしてはマジンガーZがただただひたすらかっこ良くて良い反面、デビルマンがマジンガーZに比べると単なる引き立て役の様で、タイトルにあるマジンガーZ対デビルマンの意味があまり感じられないので、デビルマンファンにはおそらく物足りない上に2人のヒーローが戦う姿を見せてくれ!という不満が残ってしまう。ある意味、マジンガーZとデビルマンの両英雄の競演によるファン向け作品である。マジンガーZファン、デビルマンファン、どちらのファンでもない人が見たらどう感じるか?さほど楽しめない筈です。明らかに永井豪作品、マジンガーZとデビルマンのファン向けの為に作られた作品である事を承知で見ることを覚悟して見る必要がある作品です。
[インターネット(邦画)] 6点(2021-08-28 18:59:36)
19.  クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ 《ネタバレ》 
クレヨンしんちゃんで西部劇?見る前はかなりの不安でしたが、その不安を打ち消してくれる面白さがある。映画の中で起きている事、西部劇の街並を上手く再現していて心地良く見れます。西部劇の世界の中では記憶がどんどんと失われていく怖さや記憶が無いならないでなんとかしようという試み、春日部に帰る為の野原一家の力などこの映画でも野原一家の団結力は素晴らしい。この映画、しんちゃんらしい笑わせるシーンも豊富で笑いは全人類共通である事を起きてくれてます。しんちゃんとボーちゃんの会話の中で散々言われながらも唯一、名前を思い出してもらえない松坂先生何可哀想過ぎですが、ついつい笑ってしまいました。映画って動いてるよね?太陽が動かない。映画が未完成のままである事を察して、きちんと完成させれば春日部に帰れると言うしんちゃんの口から出た発想、映画に決まりなんてないんだ。西部劇である事を活かして見せたことや、太陽が動いたことで映画が動き出す。ヒーロー不在なら全員でヒーローになれば良いんだ!そうです。単なる子供向けアニメではないしんちゃんら映画らしい発想もしんちゃん映画ならではの面白さの一つである。
[DVD(邦画)] 8点(2021-08-22 09:49:45)
20.  デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム! 《ネタバレ》 
デジモン?親戚の家に用事があって出かけたら親戚の家の小学生が観てる横で観ていたら何だ?何だ?コンピュータウイルスか?パソコンの中で暴れまくる怪獣、どうやって倒す?気になり、気になり、お願いだから最初からじっくり見せてくれと小学生を説得して、また最初から見ることに! 子供向けアニメだと思うけど、いや、待てよ?今作は寧ろ大人が見て楽しめる作品だ!まるで現在のインターネット社会で実際、起こり得る怖さを見ることになる。電話のシーンで突如出てくる数字における恐怖、パソコン上で暴れまくる怪獣、新着メールが届いて、それを見る2人の少年、核ミサイルが迫り来る状況を何とかするべきだと立ち向かうシーン等、僅か40分の中でなんて濃いメッセージを持った作品だ! 正直言って、デジモンが何なんのかさえ分からないし、細田守作品に対してもあまり良い印象はないけど、細田守監督作品の中でもおそらく観てる人は一番少ない筈ですが、私にとってはこの作品が細田守監督のベスト作品である。作品の最後の方で消えていく怪獣の姿が自ら地球を守ろうという想いが感じられて感動的です。テレビシリーズを見てないと分からない欠点があるものの、子供向けアニメだと見ないのは勿体ないです。
[DVD(邦画)] 8点(2021-08-05 19:38:27)(良:1票)
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