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1.  黙秘 《ネタバレ》 
キャシー・ベイツが素晴らしい。娘を守る為に戦う(旦那を殺す)シーンなんか、似合わないピラピラのワンピースで凄い形相で駆けずり回っているのに「母性」という美しさを感じてしまった。「殺し」は決して許されない罪だけど、どんな罰だって背負ってしまう母の強さ…、見事に表現されていました。そんなキャシー・ベイツにまったく食われて無いジェニファーにもびっくり。それから、母と娘の限界ギリギリの心情を、なぜ男性であるS・キングがここまで書けるんだろう?地味だけど深い映画です。
7点(2003-07-28 16:20:48)(良:4票)
2.  ドライビング Miss デイジー
大好きな作品。以前、老人介護をしている人が、私からすればただのガンコじいさんのことを「長く生きて来られた分、私達よりこだわりや個性が強くて当然でしょ」と言っていたのを思い出した。自分の視野の狭さや心の小ささを思い知った一言です(汗)。個性の強い老人二人だからこそ、少しづつ心を開いてゆく過程にドラマがあり、あたたかさがある。そういや、学校さぼって、映画館で立続けに3回観たんだよな~。またあらためて見直したいです。
9点(2003-09-03 18:58:28)(良:3票)
3.  ロッキー
単純、ダサい、泥臭い、お約束のストーリー、音楽の盛り上がりにつられているだけ…。でも、何を言われたって構わないさ!!!私はこの映画が大好きで、観る度熱い気持ちになれる。この先どれ程撮影編集技術が向上し、複雑かつ巧妙な脚本が作られ、それに感動したとしても、この「単純な熱い感動」を忘れずにいたいと思う(ちと、大袈裟だけど)。家の母が昔「ロッキーって、最後に『エイリアーン!』って叫ぶ映画でしょ」と天然かましてくれたことがあったっけ…。かあさん、「エイドリアン」だよ…。
8点(2003-11-10 03:02:26)(笑:2票)
4.  ヴィレッジ(2004) 《ネタバレ》 
村での生活が作られた背景はわかるけど、ちょっと無理が有り過ぎる気が…。あれだけの小さな集団では絶対全ての自給自足は賄えないじゃん…とかつっこむのはこの際やめときましょうか。 「町」の毒牙に愛する人を殺された年長者達ですが、冒頭で葬られた少年は現代医療を放棄した「村」に殺されるという皮肉が、この物語の全てでしょう。村を守り抜く為に邪悪な怪物まででっち上げ、本来何の不安も恐怖も無い純粋無垢であるはずの村人達の心に不安や闇を植え付けてしまう年長者達。中でもノアは純粋さゆえに邪悪な怪物に魅入られ、取り付かれ、怪物の姿で最期を迎えてしまった。「ノアが村の存続のチャンスをくれた」と年長者達は言っていますが、町の毒牙と変わらない程の怪物を作り出しておいて、恐ろしい事この上無い。本当に恐ろしいのは「町」も「村」も関係なく「人間」そのものなのに…。 ルシアスとアイヴィーのロマンスはとても清々しくて、心が癒された。でもルシアスほど純朴だと確かに「町」では生き辛いでしょうね…。勇敢な若夫婦の未来に幸あれ。 「どんでん返し」のシャマラン監督ですが、今回は「どんでん返し」の呪縛に振り回される事なく主題を描けていて好印象でした。
[DVD(字幕)] 7点(2005-05-25 14:47:16)(良:2票)
5.  エイリアン
好き好き、大好き。もー、語り出すと3日3晩かかっちゃうから、これ以上はコメントしない!
9点(2003-11-06 09:34:20)(笑:1票)
6.  火垂るの墓(1988)
これは過去の日本を舞台にしているが、過去の物語ではないと思う。今この時間、世界のどこかで、清太や節子と同じ思いをしている子供達が居るという現実。…やりきれない。現在の日本で生まれ育つと、戦争に対して「痛み」を感じる事は難しい。この映画はその「痛み」を伝えようとしているように思う。感情移入し易い設定や舞台だからこそ、激しい「痛み」を想像出来る。聖人君子やヒーローを描いていないのは、戦争に正義など有り得ないからだと思う。娯楽映画としては重過ぎるし、観終わって寝込んでしまう程だけど、世の中から戦争が無くならない限り、くり返し観て痛みを感じたい。
8点(2003-09-11 00:29:45)(良:1票)
7.  スクール・オブ・ロック
お腹一杯、大満足!ここにレビューしている皆さんも、S先生も、まったく馬鹿みたいに「ロック、ロック」って!!私も仲間に入れてちょうだいっ!!!御都合主義も予定調和もこういう映画の為にある手法ですから、何も言う事ございません。コンテストのステージ中、S先生がダイブしたシーンで、劇場客席からも一斉に拍手が沸き起こりましたよ。
9点(2004-05-13 11:37:52)(良:1票)
8.  “アイデンティティー” 《ネタバレ》 
「ジョン・キューザック×レイ・リオッタのサスペンスですか、下まつげ男の共演ですね」などとふざけた感覚で全く予備知識なく鑑賞したので、凄く面白かったし見事にだまされました。未見の方は是非とも予備知識無しで観て欲しいので、この先のネタばれは読まないように……。 謎だらけの10人の中で次から次へと疑問だらけの残殺が起きるので、再審理の場面とどう関わって行くのか謎解きしてる暇もありませんでした。多重人格発覚後、人格「エド」は、自分の存在の不確かさに気付いているにもかかわらず、人格「バリス」の儚い夢を大切にしてあげるあたり、ちょっと泣かせます。よくある多重人格オチの、善の面をもった「A」と悪の面をもった「B」みたいな単純さじゃないし、「エド」「バリス」「ラリー」「ジニー」あたりには感情移入出来るほどの人間味があります。最後のどんでん返しは、エェェー!とアチャー!が入り交じった感覚でしたけど(笑)。 実際の多重人格治療で、人格の殺し合いなんかさせたら別のトラウマ抱えそうで恐ろしいですけど、人格統合って分裂した人格を消滅させるわけだから、患者の頭の中では「エド」や「バリス」のような悲しい死を受け止めなきゃいけないんでしょうねぇ。治療とはいえ残酷な気もします。
[DVD(字幕)] 8点(2005-05-27 16:57:40)(良:1票)
9.  デッドマン・ウォーキング
俳優として大好きなティム・ロビンスが、監督として正面きって問題提起してくれたうれしい作品。アメリカでは積極的に論じられる「死刑」の問題ですが、日本では本当に曖昧なままですよね。理由や背景を考えない訳には行きませんが、強姦殺人も、死刑執行も、人が人を殺める事にかわりはないわけです。私は加害者側も被害者側も経験が無いので、断言する事は出来ないのですが「死刑があって当然」と、当たり前に思う事だけはしたくない。こんな話、友達にでもしようものなら即刻ウザがられてしまうのですが、この映画を観て少し心のわだかまりが解けた気がしました。
8点(2003-09-02 09:18:39)(良:1票)
10.  グリーンマイル 《ネタバレ》 
出来過ぎたお涙頂戴のストーリーだとは思いますが、何度見ても涙してしまいます…。私は「マウスタウン」のくだりが大好きです。あまりにも陳腐でバカバカしい、でも優しさに溢れた「嘘」。普通の人間はジョン・コフィーのように病気を癒す力は持ち合わせていないけれど「優しさ」でほんの少しだけだけど、人を癒す事が出来る。力の大小はあっても、誰だって癒しの力は持っているのだと思う。「嘘」は、動物全てに与えられた保身の為の能力(擬態、死んだふりなど…)だけど、誰かを癒す為の「優しい嘘」をつけるのは人間だけなんですよね。ジョン・コフィーが被害者の親族から憎まれたまま処刑されてしまうのは、あまりにも残酷でいたたまれないし、克明な処刑シーンをくり返すのも悪趣味ですが、幻のマウスタウンの人気者、Mrジングルスに免じて7点です。
[地上波(吹替)] 7点(2005-05-22 00:47:00)(良:1票)
11.  悪魔のような女(1996)
途中、あれこれと謎が深まって行く割には、ハラハラしない。きっと最終的にゾっとするようなドンデン返しがあるに違い無いと思ったら、あったりまえに終わっちゃった感じ。意味ありげに登場するキャシー・ベイツも何だかよく解らないし、も~、凄い消化不良!!!
4点(2003-11-02 15:27:09)(良:1票)
12.  ソウ 《ネタバレ》 
練りに練った脚本、意欲的な映像、素人ながら熱演したリー・ワネル、おぞましくも美しい美術…しかし「努力賞」止り、「上手い」けど「巧く」ない。若い新人監督に「巧さ」なんか求めるのは酷な話だけど、ただこんな感想になるのは、作り手の情熱やそれを後押しする見事な才能を感じずにはいられないからだとも思います。それぞれの人物像の描き方が今一つ希薄で感情移入が出来ず、謎解きも「ん?」「もしや?」と思った矢先、様々な場面のフラッシュを度々挿入して感覚をかき乱される。感情の共有をとことん拒絶され混乱し、最後に犯人がむっくり起き上がった瞬間には「エェェ?!」と爆笑せざるを得ませんでした。どこにも余韻がないので、せっかくの疾走感は疲れるばかりです。【ゆらめきクルージング】さんが紹介されている完全解析サイトを私も読みました。医学の専門知識と深い読解力でとても面白いのですが、もはやダビンチコード解読の域。よくぞここまで謎とヒントをちりばめたなと思う反面、そこまで読み解かないとこの映画は楽しめないのか…と絶句。これでは現代美術と称される難解なオブジェです。通信簿5段階で平均3の私でも、もう少し鑑賞時に謎解きの楽しさを共有出来るように映像化出来てこそ、「作品」なんじゃないでしょうか。
[DVD(字幕)] 6点(2005-05-28 13:46:25)(良:1票)
13.  17歳のカルテ
A.ジョリーは良くも悪くもアクの強い女優だと思う。画面に現れるだけで周囲のバランスを崩しかねない程の存在感を感じる。時にはセクシー過ぎて、時にはエキセントリック過ぎて、ドラマにリアリティーを感じられなくなる女優なのだ。しかしこの映画ではリサという役柄自身のアクの強さと実にマッチしていた。一世一代の当り役だと思う。リサは、家庭、学校、社会、精神病院、どんな場所でも存在するだけで周囲のバランスを崩してしまう。それは反社会的と称され、それゆえ絶対的な孤独とカリスマ性が生まれてしまう。リサはA.ジョリーが演じたからこそリアルなのだろう。スザンナの目線で語られているけれど、リサの笑顔、暴言、苦悩、悲しみ全てが、他の入院患者たちにも映画を観ている我々にもカタルシスを与えている。楽しい内容では無いけれど、充実感の有る作品です。
[ビデオ(字幕)] 7点(2005-05-27 15:29:05)(良:1票)
14.  奇人たちの晩餐会
まず「ピニョン」という名前の響きがずるい!「ピ」と「ニ」の間が少し濁り、続けて上げ気味に「ニョン」と仏語独特の発音で言われたら、それだけでこそばゆくて笑ってしまう。そしてあのルックス、撃沈!…ともかく、とてもシニカルな内容で、作り方によっては下品でうっとうしい物になりそうだけど、実に軽快に仕上がっていてフランス人のエスプリを見直しました。「馬鹿」の定義は国によって人によって様々だと思うけど、ピニョンは「心優しく感情豊かかつ思い込みが激しく暴走気味な天然」といったところでしょうか。ここまで来るともはやキュートで憎めません。やる事なす事ニヤニヤしっぱなしでストーリーが進み、ラストでは「優しき暴走天然馬鹿」が炸裂、参りました。馬鹿=×、利口=○でもなく、嘘=×、正直=○でもない、人間が「大人」としてスマートに生きる難しさや矛盾を、笑いで満たしたハイセンスな馬鹿映画です。 
[DVD(字幕)] 9点(2005-05-28 11:49:48)(良:1票)

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