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1.  サンセット大通り 《ネタバレ》 
リアルタイムでサイレント時代からトーキーを経て映画を愛し続けた方々にとっての、この作品に対する感慨は、おそらく想像以上に凄いものがあったんでしょうね!しかし現代のようにサイレント映画も手軽に楽しめるようになると、自分のような後々のファンにとっても、その感慨の断片くらいは充分に感じることが出来る、いや出来るどころか震えてしまいます。もう映画に対する究極のリスペクト、精神を病んでしまった過去の大女優、その残酷さ。大なり小なり今後、僕自身も今以上に良かった頃の思い出に幻影として取り付かれていくことがあるのだろう。徹底している、この作品の全てが徹底しまくっている。ラストシーンのスワンソン、そして元夫の執事、シュトロハイムの愛のかたち。優しさとは何か?息をのむしかない驚愕のラスト。 
[DVD(字幕)] 9点(2006-11-05 07:50:01)(良:3票)
2.  彼岸花 《ネタバレ》 
冒頭から結婚披露宴での佐分利信の普通のスピーチと遠慮がちに起こる笑い声、もうこの時代のムードやテンポ、色彩と空気、そして人と会話、相槌、挨拶、空返事。どこをどう切り離して繋ぎ合わせても素晴らしすぎる、僕が追い求め、夢に描くシーンばかり。この極上のスープに詰まった味わいは、映画の出来さえも冷静に判断できないほど、自分にはたまらない妙味。娘が嫁いだ広島行きを、背中押されて決めたにも関わらず、"いや、まだはっきり決めた訳じゃないんだけどね" この台詞のおかしみ、"何笑ってんだ、何がおかしい?" はは、そりゃあ胸が熱くなるほどおかしいです。この台詞を言う側と聞く側が言葉の奥に互いが読み取る感情に、夫婦の年輪を感じる。 そういった味わいが随所に溢れでている、まさに気持ちさえ浄化されるほどの極上のスープです。 
[DVD(字幕)] 10点(2007-06-11 06:35:59)(笑:1票) (良:1票)
3.  ヘッドライト 《ネタバレ》 
霧と暴風雨にさらされた果てし無きトラックの長距離輸送、度重なるエンジンの故障と睡魔との闘い、その哀愁を帯びた見事な映像。自分もトラックの運転席に座っているかのようあ錯覚に陥り、あの狭い空間での振動を感じて気持ちを共感せざるを得ない程に切なくなってくる。空しく切実なジャンの日々、そしてくたびれた妻と軽薄な娘と、傷ついた仔猫のような薄幸の女クロ、この三人の女の描き分け。安らぎを求めるジャン、しかし家畜を乗せた500kmの逃避行で、全く笑わず、傷つき憔悴しきったクロを乗せハンドルを握り、ただひたすらトラックを走らせるジャンの心情。容態が悪化したクロの為に停車した田舎道のあの映像、真っ暗で静かな景観にただ家畜の鳴き声だけが響く、このやるせなさ、このどうしようも無さが胸を打つ。  
[ビデオ(字幕)] 8点(2007-05-23 06:16:36)(良:2票)
4.  続・夕陽のガンマン/地獄の決斗 《ネタバレ》 
ゆったりと時間は流れ、たっぷりと見せ場が詰め込まれ、どっぷりと陶酔しレオーネの世界にしたりきってしまう。これはもう大好きですね、たまりません。クライマックスの決斗シーンは、3人の顔と腰を順々に追い、モリコーネの音楽がひたすら緊張感を盛り上げていく。即興じゃないの?こんのもん計算で出来てしまうの?今考えれば結果的に、映画以上にテレビ製作に悪い影響与えてしまったなぁ~という気がしないでもない引っ張りようですが、とにかく完璧にドラマチック。また全編に渡って最高と最低のコントラストを逆転に次ぐ逆転で見事に描ききっています。ラストの死と大金のはざまで苦悶のイーライ・ウォラック、この極限状態に思わずふきだしそうになり、九死に一生を得た後のイーストウッドへの突っ込みには爆笑でした。 
[DVD(字幕)] 9点(2006-08-27 09:01:45)(良:2票)
5.  脱出(1944) 《ネタバレ》 
例えば一人でDVD鑑賞して観終わった、その瞬間に画面に向かって拍手喝さいしてしまう、そんな作品です。"支持するのは自分自身だ"っつーボギーにはシビれます(その驚くほど多い一人笑いと人情味!)これぞ男の中の男!そして数ある名助演の中でも、特にいい味出しまくりのウォルター・ブレナン!そんでもって、ひたすらクールにバシバシ決めてくれるローレン・バコール!その嫉妬!(クールな女の嫉妬程カワイイもんはないよー!)"ボランティアその2"って台詞とラストのシェイクヒップ!!まさに天才ホークス監督の底力、とにかくサイコーに面白く素晴らしい作品です。端役に至るまでとにかく魅力的な俳優陣による(全てがと言っていい程)緊張感と味わいに満ち溢れた名場面の数々と一瞬たりともダレることがないそのテンポ!こ・・・これぞ傑作中の傑作!
[DVD(字幕)] 10点(2006-07-03 00:08:25)(良:2票)
6.  トップ・ハット
"チーク・トゥ・チーク"時代を超えるスタンダードの甘いメロディと表題曲"トップ・ハット" が最高にゴキゲンな映画。実際これ以上に面白い映画や、好きな映画は沢山ある。しかし、これ程までに繰り返し鑑賞し、これからも更に繰り返し観続けるであろう映画はない!(画像はともかく、DVDのシーンセレクトは反則技!)アステアとジンジャー・ロジャース!もう好きなんだからとしか言いようがありません。モノクロ映画の息を呑むダンスシーン、これ程の高級感、涙が出るほどの感動を繰り返し堪能することを、自分はこれからも止められない。
[DVD(字幕)] 10点(2006-06-18 11:09:49)(良:2票)
7.  若草の頃
ジュディ・ガーランドの決定版であると同時に、家族の些細ないざこざから太い絆まで丁寧に描ききった、素晴らしく愛しい好きで好きでたまえらない作品です。ラストの方なんて完全に涙腺緩みっぱなしです。テーマ曲"セントルイスで会いましょう"や"メリー・リトル・クリスマス"など超名曲もたっぷり堪能できるのですが、自分も同意見で恐縮ですが、とにかく"トロリー・ソング"が最高です。楽曲のクオリティ高すぎ、完璧です。 本作に限らず、ジュディ・ガーランドが残した数々の(心震える)名曲・名唱のの中でもまさに屈指のナンバーです!  
[DVD(字幕)] 9点(2006-07-09 10:16:08)(良:2票)
8.  暴力脱獄 《ネタバレ》 
このポール・ニューマンは本当にカッコイイ。つきつめると、カッコイイ男はアホなのだ。 二度目の脱獄の後、改心した(と見せかけた)このパシリっぷりの演技。自分を通す為、絶対に諦めない為であったら、犬にだってなってやる。綿密な計画なんていらないんだ。 例えどんな境遇にいたって屈託なくあんな風に笑いたい。ラストでサングラスがタイヤに踏まれてパリッと割れる音に、少なからず溜飲が下がった。
[DVD(字幕)] 7点(2007-08-26 02:44:08)(良:1票)
9.  踊らん哉 《ネタバレ》 
やっぱりアステアええわ~、そんでジンジャー・ロジャースとのコンビは無敵の最高峰やわ~、と改めて実感してしまいます。メインで流れる"誰も奪えぬこの想い"の哀愁をおびたメロディ(霧の中で互いに分かれがたき夜のジンジャー・ロジャースの表情!)そしてめちゃ楽しいローラースケートパークでのダンスと"レッツ・コール・ザ・ホール・シング・オフ"が最高!執拗なほど反発と惹かれあいを繰り返した後、ラストでの本物探しまSHAWとダンスにはウルウルきます。ワンパターン、偉大なるワンパターン、映画の出来さえも超越する史上最高のコンビ!(2.4)*曲名勘違いしており訂正しました。  
[ビデオ(字幕)] 7点(2007-01-21 08:20:01)(良:1票)
10.  女だけの都 《ネタバレ》 
近頃は男が弱くって情けねー、でも遥かこんな時代から、こんなにも男はだらしなかったんですねーって作品なんでしょうか。そもそもこの映画の市長はまさに典型的駄目男、笑えるしそれでいて憎めない、この憎めないキャラは秀逸。だって市長のいいシーンなんて一つも無いのにラストの苦い笑顔で許されてしまうのだから。そして何といってもフランソワーズ・ロゼーの肝っ玉母さんぶり、強く優しく愛情溢れる女性像は当時としても女性からの支持は圧倒的だったでしょうね。僕自身もまぁここは女に任せとこってとこがあるので、極端に描きすぎの感はあっても案外楽しめてしまいました。 
[ビデオ(字幕)] 6点(2007-03-04 11:45:42)(良:1票)
11.  犯罪王リコ 《ネタバレ》 
エドワード・G・ロビンソン、この滑稽と紙一重の狂気、この類稀なキャラクターが最高。タキシードを誂えて鏡の前でポーズを取るシーンなど象徴的に思えるギリギリ感。まさにトーキー初期ギャング映画の傑作。そして離れていった盟友の看板の下で息絶えるラストシーン。巧い、凄い、面白い。
[ビデオ(字幕)] 8点(2006-09-02 10:43:39)(良:1票)
12.  ローマの休日 《ネタバレ》 
僕が僕であるために、やはりこの映画には最高得点以外つけられない。ただただ呆然と見つめるしか手立てがない、このオードリー。この時代においてさえ恐らくは過去の美人女優の系譜から外れた独特の顔だち、それでいて(くどいけど恐らくこの時代において)他の多くの美人女優を完璧に色褪せさせる殺傷力さえ持つこの輝きは、ある意味えげつない。こんな異次元の輝きだからこその刹那を、この映画を繰り返し観てかみしめることの出切る喜び、難解なピースが一瞬にして埋まったような興奮さえある。 そして思い出は売れない。惚れてしまったペックはまだしも、突き飛ばされ水かけられまくったエディ・アルバートの友情の証、写真を王女に渡すシーンはグッとくる。とは言えペックもいい、男はもっと女々しいものだが、よくぞ耐えた我慢した。ただ目と目だけで語り合った無数の会話、一番の思い出の首都を聞かれたアン王女のおきて破りの回答 "ローマ" が胸に突き刺さった瞬間を思えば!今、今すぐに奪い去りたい。 それでも本当に強い男だからこそヒロインを抱えて連れ去ったりしないのだ。しかし実際それもこれもオードリーの輝きがあればこそ、ここまで映えるシーンとなる。たぶん・・・いや絶対そうだ。この作品を世に送り出したワイラー監督の功績は大きい。しかしそれ以上にあまりにもオードリーが眩しすぎる。全てのシーンがその輝きによって監督の意図以上にきらめいているのではないだろうか。 
[DVD(字幕)] 10点(2007-03-27 21:20:02)(良:1票)
13.  アーティスト 《ネタバレ》 
ニヤニヤと楽しく鑑賞できました。この主演女優のダンス。オリジナルは知らないのですが“ザッツ・エンターティンメント”での若きジョーン・クロフォードの失笑気味ダンスを真っ先に思い起こします。脇役も絶妙で、がたいのいい社長はアステア主演作やキャプラ映画なんかに出てきそうな雰囲気と表情のリアクションが楽しめますし、やたらに老け込んだカミさんは'40年代ヒッチコック映画に出ていそう・・・。そして満員に膨れ上がった映画館で楽しみまくっている観客。懐古趣味でも映画が庶民にとって、どのような娯楽であったか想像するのも悪くない。  
[映画館(字幕)] 7点(2012-04-26 04:36:57)(良:1票)
14.  モダン・タイムス
チャップリンの映画の中でも個人的にはナンバー1!細かなアイデアとリアクション芸の宝庫に笑いっぱなしの83分。そして不幸な少女のポーレット・ゴダードを身を挺して守り抜く愛に満ち溢れた傑作。しかしやはり何と言っても"ティティナ"ですね、何度観ても体中がシビレまくる世紀の名場面、奇跡の瞬間です。このシーンには何かが降りてきていると思ってしまうほどスゥーッと空気が変わり、あまりにも感動的です!ホント素晴らしい大傑作。    
[DVD(字幕)] 10点(2006-06-04 23:57:58)(良:1票)
15.  静かなる男
強烈に目に焼きつく色彩、た~くさんの緑とその中に映える赤、アイルランドの風習に根ざしたユーモアと情感が、たっぷりとそして絶妙なバランス感覚で描かれた大傑作。 ジョン・ウェイン、モーリン・オハラ、ヴィクター・マクラグレン・・・この魅力的なキャスティングと胸はずむ音楽の楽しさ。この地、この家、この人々への憧憬が、心の中でどこまでも膨らんでくる。自分にとってもジョン・フォード監督の数々の傑作の中でも1、2を争うくらい、たまらなく好きな作品。 
[DVD(字幕)] 10点(2006-07-23 09:40:13)(良:1票)
16.  ナイト ミュージアム 《ネタバレ》 
館内が暗くなって案内や予告編に退屈している間に爆睡。目を覚ましたときは既に始まっていた。おそらく最初の15分くらいは観逃したでしょう。猛省いたします!肝心の映画ですが、こういうコメディならではの夢の描き方、チープさ加減や機関車衝突のしょぼい現実感までも楽しいですねー。またミュージアムの中の机の木の質感とか色とかも含めて妙にノスタルジックな味わいさえ感じましたが流石に最初の15分を取り戻すべく再観しようとまでは残念ながら思えませんでした。それにしてもやはり衝撃的なのはミッキー・ルーニーの不変ぶり。この人こそ実際に夜だけ動き出してるんじゃないでしょうか? 
[映画館(字幕)] 6点(2007-03-23 22:38:30)(笑:1票)
17.  イースター・パレード
MGMの、そしてハリウッドの至宝、ジュディ・ガーランド。素晴らしきエンターティナーであり、まさに芸人。その芸人魂炸裂しまくって圧倒されます。もっと、もっと彼女は報われるべきだったと万感の想いが募ります。クライマックスでジュディが歌う"イースター・パレード"そのアステアとの2ショットを観て思わず熱いものがこみ上げます。そして幸福感いっぱいのラストのパレードに画面が移り、あっけなく終演。この特筆すべきラストの心地よさと言ったら!それにしても、この名曲"イースター・パレード"は本当に最高の出来栄えですね、ジュディー・ガーランドの貫禄たっぷりの歌いっぷりに聴き惚れてしまいますし、壮大でドラマチックな展開ながら、僅か3分にも満たない短さ。しかしながら、これ以上に何を加えられるであろうか?と思える濃密さは、聴くたびに胸が震えます。 
[DVD(字幕)] 8点(2006-06-24 20:59:51)(良:1票)
18.  鴛鴦歌合戦 《ネタバレ》 
この戦前の日本が作り上げたオペレッタ!音楽にのって矢継ぎ早に繰り出される数々の楽曲、うた、台詞に正直圧倒されます。楽曲のクオリティや、うたの巧い下手なんてこの際関係ないっす。この猛烈な迫力に圧倒され、ただただ楽しい気分で満たされますねー!常に画面の後方で家来や誰かしらが大勢でリズム取ってる、この不自然な感も本当に楽しい。そしてエンディング、“娘あっぱれ~”から歌い継がれて(タンタンタタンの太鼓がカッコイイ!)カメラが空へ移行し歌が終わる、そっから空にパッと傘が開いて“うかれて しゃなりと~”のコーラスが始まった瞬間は全身の鳥肌が立ちました。それにしても、やっぱりお春さんは最高ですよね。
[DVD(邦画)] 8点(2008-08-23 10:27:28)(良:1票)
19.  ラスベガス万才
エルヴィス映画初鑑賞。やはりジョン・レノンの“声”と並んで、ビートが乗り移ったかのようなエルヴィスのヴォーカリゼーションは、(ロックを歌う)という説得力に満ち溢れています。ですから、ロックをいかにして歌うかを、たっぷりと見せるステージングこそ、この映画の最大の見どころだと感じます。(とは言え、個人的には60年代以降のエルヴィスは今までノー・チェックだったんですが・・・)それにしても、あれ、(のど自慢)って訳しちゃうんですね・・・。違和感あるようでいて何故か納得できますけどね。内容的にも、とにかくスカッと気分が良くなる映画でした。鑑賞後も、サンバっぽいリズムとともに、“ビバ~♪ラスベガス”のサビのリフレインが耳にこびり付いて離れません。さすがに僕に乗り移ったビートでは、挙動不審のオッサンにしか見えないですが。
[DVD(字幕)] 7点(2008-11-16 10:56:34)(笑:1票)
20.  チャップリンの独裁者 《ネタバレ》 
与えられた才能と使命によってチャップリンがとんでもないモンに喧嘩を売った偉大なる勇気の足跡。いまだに虐められる側の問題など提議するクソみたいな思考が残っている現代。たかだか社会や職場やクラスで起こっているイジメを傍観している金魚の糞に送る痛切なメッセージ。演説のラストはハンナに向けられた。せめて、せめて自分が関わっている小さな世界なら少しの勇気で変えられるんだ。傍観者なんて加害者となんら変わらない、まったく同じようなもんだ。自分だって僕だって同じだ。くそー!フライパンくらい振り回せるだろ!? 
[DVD(字幕)] 10点(2007-02-24 21:36:29)(良:1票)

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