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プロフィール
コメント数 27
性別 男性
自己紹介 映画において、音楽はとても重要な要素だと思ってます。

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評価順1
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1.  サマーウォーズ 《ネタバレ》 
「時をかける少女」が私的に素晴らし過ぎて、過度に(あくまで勝手な)期待をして観たのがいけなかったのでしょう。ご覧の点数で失礼したい。いや、映像美はやはり期待通り、デザインなど表現力も群を抜いていると思う。そう遠くない未来、現実にあんな馬鹿でかい仮想空間が生活の半分(?)を占める時代がきっとやってくるのでしょう。ちょっと前の時事にユビキタスって言葉があったけど、正にそれになり得る世界。そこで想定すべき危険に警鐘を鳴らす、根底にあるテーマはタイムリーかも。攻殻機動隊なんかと比べると、かわいいアバターとか、ショッピングモール、チャット、サイバーな世界観を上手に表現できておりとっても分かり易く入りやすい。ほんと細かいとこまでデザインが素敵。しかし誉めちぎって何だが、健二の存在感が主人公として足らない(事件のきっかけと、締めのみ?)。物語の導入も、なんだか歯の浮く夏希のお願いからで幻滅。好きになったかも?みたいな幕引きも無理矢理。結局描きたかったのはかっこいいアクションシーン?田舎でサイバー劇、仮想空間で花札、ミスマッチ、これがまたいいでしょ?みたいな感じがありありと見えてがっかり。ゲートキーパーなクジラって一体何してたの?無意味に萌えるレアアイテムくれただけ。最後のアバターの変身シーンって必要でしょうか…。アルマゲドンばりの、山や谷やの連続に辟易ともした。一般ウケしそうな要素を散りばめ、そして埋め尽くされてしまっていた。夏、夏休み、田舎、友達、恋、観衆が自らを振り返って懐かしむことができる、そんな感覚を期待して、私は前作の様な作品を描いた細田監督にしか表現できないと思えたあの感覚を、勝手に期待していただけなんですけど。バランスって大事です。
[映画館(邦画)] 5点(2009-08-02 16:34:42)(良:3票)
2.  スカイ・クロラ The Sky Crawlers 《ネタバレ》 
原作は未読。ただ、時代背景など設定やストーリーはチェックしてました。全ては語られずに終わって行く内容でしたが、予備知識のお陰で(本筋もしっかりしてたし)足りない部分はすんなりと、自分なりの解釈をしつつ見れました。与えられる情報だけに納得するのではなく(過去の押井作品では、小難しい世界観に自分は追い付けなかったです…画だけ楽しんでたかも?)、“考える”ことのできる作品でした。必然と各人最後に残る思いも強く、そして様々かと。個人的には「草薙」「ジンロウ」「人形」「オルゴール」「バセットハウンド」…、たまたまでしょうが押井カラーが散りばめてあったような?川井音楽ももはやしっくり、すばらしい。声優陣は、加瀬亮はとっても良かったと思います、無表情な感じが。あと榊原良子さん、貫禄ですね。(南雲隊長が懐かしい) そして、特筆すべきドッグファイト。映像は圧巻。冒頭では、キルドレと言う存在は抜きに、残酷な戦争のほんの一瞬でも、痛烈に描けていたと思う。そして“それ”だけじゃなくて良かった。「ショーとしての戦争」は、自分には共感できなかったです。請負企業があっての、あくまで“ショー”でしょ?と言う感じにしか受け止められなかった。モニターの中の出来レースを見て、自分のポジション、つまり“平和”とか“安全”を改めて確認できるのかな?と。(自分の身に降りかかることが無いと分かっての戦争(ですよね?)があって、人が死んでいると言う事実だけでいいの?)せめて、平和に浸っている世界の日常が欲しかった。キルドレが何の為に戦って、不条理に生を繰り返しその意義に葛藤をしているのか?その存在がもっと、悲しいけどこの世界には必要なんだって言う、比較対象があればなと…。監督は(「言ってしまった…」と言う表現をされていたが)「若者に伝えたいことがある」と仰ってたましたね。この現実で、薄らいだ“命”の重さについて、でしょうか?映画が終わって退館する際、同じ回を見た大学生位の方でしょうか?10名程が盛り上がってました。「帰ってエースコンバット(ゲーム)しようぜ!」だって。色んな受け取り方があって当然、悪いことじゃない、と思う。けどさ…、そんな見方はね…。この映画にはもったいない。
[映画館(邦画)] 8点(2008-08-19 18:22:19)(良:1票)
3.  プレデターズ(2010) 《ネタバレ》 
壮大な謎とかひねりもなく、久々にアクション(戦闘)を純粋に楽しめる映画です。ただ本能(習慣?)を満たす為、戦闘力に抜きん出た人間(それ以外も居たのがgood) を集め、戦う。これがなんとも単純で良い。しかもキャラ設定が日本製のゲームのように笑える位に分かりやすく(Hanzoなんて絵に描いた外人の理想像、でも格好良過ぎ!)、かつ、彼らが捕食者とぶつかり合うと思うとワクワクした。みなで協力して戦う?…と思わせてそうは行かないところも上手い。個性の反発、本物の悪党の存在、この辺は良く練られている。そして、拉致された経緯など無駄な伏線はない。登場人物も、私達客ですら突き放した感じに否応なく狩りが始まる。プレデターはそれでいいと思った。しかし第一作と比べると、戦闘シーンは全く物足りない。1体相手にあれだけの緊迫感を描いたのに対し、複数形の今作が劣ってはいかん(狩猟犬?の登場が、プレデターの見せ場を希薄に?)。ただ監督の拘りか、昔ながらのファンにとってはにんまりとする要素が多い。1の後日談を上手く絡ませており、やはりあの音楽(1の冒頭、ヘリ内で流れてた曲が懐かしい)・効果音、レールガン、「こっちへ来い」など…、そしてHanzoとビリーが個人的には重なって見えもした。続編に期待。
[映画館(字幕)] 6点(2010-07-13 16:11:49)(良:1票)
4.  ソラニン 《ネタバレ》 
原作のファンは楽しめるはず。そして、夢が足枷となって今現実に迷っている人にはきっと心に響いてくる作品。でもそれは、無神経に背中を押してくれるようなサクセスストーリーではない。煙草に火をつけ、休憩時間に見上げる狭い青空。身動きのとれない、矮小な自分と向き合う長い長い時間。「もう少し時間をください。何か答えが見つかるまでは」…石を投げれば当たるような凡人の苦悩を、弱さを見事に描いている。(時同じくして観た映画カイジ、対象的な利根川の言葉が突き刺さる)死別を流行のように扱っている腐ったその辺の邦画とは一線を画した。芽衣子を好演したあおいちゃんはさすがである。(あと助演賞は間違いなく、サンボマスター近藤さんで)ギターも、懸念したボーカルもそれなりに、いや素人臭くエモーショナルで心伝う。個人的に惜しむらくは、あそこまでストZEROをプレイしてたのに喧嘩後の「超どうでもいいー」の件や、最後「曲が…終わった…」のシーンは、きっちり描き切って欲しかった。更に細かいけれど、学生来の付き合いのはずのムスタングは真新し過ぎてリアリティが薄い。拘って欲しいところ。もう一度観たいと思う映画ではない。一度で心に刻み付ける作品。
[映画館(邦画)] 8点(2010-04-27 12:03:43)(良:1票)

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