1. ザ・インターネット
見直してないから想像ですが、もう完璧に古臭くなっているでしょうね。でもあの当時はここまでネットが進化するなんてまったくわからなかったし、かなり興奮できてたような気がします。再見するのは、ちとコワイ。 [ビデオ(字幕)] 6点(2011-10-11 22:14:29) |
2. 再会の街で
《ネタバレ》 アダム・サンドラーのやりすぎないよさ=役者としてのまっとうさと、ドン・チードルのうまさ、知的さがいいあんばいで、久々にいい組み合わせを見た思いです。私には妹がいて、彼女のとこに3人の姪がいます。4人の名前が次々に言われる場面で、グッときてしまいました。家族と一緒に見ていて少々気が散ってしまったので、レンタルを返す前にもう一度じっくり見たいと思っています。 [DVD(字幕)] 8点(2011-07-28 01:13:49) |
3. ザ・ファイター
私の感想は「あーきっと“アメリカ人にとっては”“癒し”になる映画なんだろうなあ・・」ってこと。未曾有の地震が起きた今、じゃあ日本人に癒しになるような映画ってどんなもの?って思わないではいられない。話がそれましたが、本作はクリスチャン・ベールが今までとは別人のような役作りでオスカー獲得もなるほどって感じでしたが、ちょっとカリカチュアがすぎるんじゃないの?感もあり、またお母さん役の人もしかりで、過去のボクシング映画を越えるほどのものには思えませんでした。 [映画館(字幕)] 7点(2011-04-05 07:58:26) |
4. ザ・マジックアワー
「ラヂオの時間」に7点しかつけなかった私ですが、愛すべき作品はあっち。でも、誰にでも勧められるということでいえば、こっち。但し、できたら今回の作品は、満員の映画館で見たかった。レディースデイだというのに3割くらいしか入ってない客席では、笑いも正直、不発でした。え? どうしてここで笑わないの? と余計なことが気になるようではねえ・・・。とはいえ、「THE 有頂天ホテル」は期待した割にイタカッタなーと思う私は、この作品で三谷さんは息を吹き返した、と思います。だけど、しつこいようだけど、何回見ても「好きだなー」と思えるのは、「ラヂオの時間」です。 [映画館(邦画)] 8点(2008-07-05 23:52:06) |
5. 最高の人生の見つけ方(2007)
金持ちのたわごと、それにまたのっかる一般ピープルというのはリアリティない、という批判が起きるだろうなあと思いつつ、これはハナからそういう反論を受け付けるつもりなどないファンタジーなんだなあ、と思いました。アメリカ映画はこういうシリアスな状況とファンタジーを組み合わせてナチュラルに見せてしまうテクニックにおいては、ほんとに長けていますねえ。いや、このロブ・ライナーという監督が、でしょうか。定番のキャラを演じて破綻のない2人の名演技と、最初は単なる脇役にしか見えなかった秘書氏のイイ味で、最近見た映画ではなかなかGOODでございました。だけど「ファンタジー」と書きましたが。この映画は必ずしもファンタジーと言い切れない面もあると思うのですよ。すでに亡くなった人ですが、私が知っていたある終末期の人は、家族と一緒に最後の海外旅行へ行き、再入院のさなかにも遊園地や温泉に行くなど、ふつうの生活を楽しみ、そして亡くなっていきました。死は生の続きで、死ぬ最後の瞬間まで人は生きている。その人らしい生をまっとうしようよ、それでこその人生だ。私も彼女や多くの先達からそう学んできたし、この映画もそういうメッセージを発しています。自分の死生観にもフィットしたからかな、後味もとてもよかったです。 [映画館(字幕)] 8点(2008-05-13 10:23:15)(良:1票) |
6. ザ・ファーム/法律事務所
見たのは相当むかし。今CSで再放映されているさいちゅうです。オットがそばで見てるので、チラ見してたら、今思うと豪華な配役だったんだなあ、とビックリ。この頃のトムはまだポチャッとしていてかわいい。サスペンスとしての面白さはけっこうあったと思うけど、チラチラ見てても、わーまた見たいなあとは別に思わない。そんな感じ。 [ビデオ(字幕)] 6点(2007-03-11 11:49:52) |
7. 殺人の追憶
このポン・ジュノという監督サン、自国の情けなさと、裏腹な自国への愛しさを描くのがすごーくうまい。ひるがえって日本の若手監督でそういう人がいるかと考えると、かなり心もとない。是枝監督なんて、「自分の映画で日本を論じてほしくないしそんな意識では作ってない」てな趣旨のことを言ってたもんなあ。そりゃ自由だけど、いいのか?それで。 【追記】是枝監督のパルムドール受賞で真っ先に思い出したのが、このレビュー。是枝さんがこれを語っていたのがどの媒体だったか、書いておけばよかった、と思っちゃったわ。何かのインタビューでこう語っていたんですよ。私はその時、ダメだ、是枝、と思った。今この発言について聞いたところで、今回の作品と矛盾はしない、と言うだろうけど、今回の「万引き家族」で自国の情けなさはきっと描けてるんだろうと思う。で、そこに愛はあるのか。あるからこそのパルムドールなんだろうけど、観てみないことにはね。その意味では、楽しみだ。だがしかし。パルムドールがなんぼのもん?!というのも、「うなぎ」で感じたしなあ。ま、とにかく公開したらすぐに観に行こうと思う。 [ビデオ(字幕)] 9点(2006-06-29 23:04:31)(良:1票) |
8. サブウェイ
最初からミュージック・クリップみたいなつもりで見ていたら、それなりに楽しめたかもしれないんですが。 [映画館(字幕)] 5点(2004-07-11 22:25:53) |
9. サード
永島敏行がかなりよかったと思う。確か実際に彼は野球漬け少年だったとかで、野球のシーンがつくりものっぽくなかった記憶がある。鬱屈した青春と野球というコントラスト。「サード」というタイトルの言い切り方が、控えめながら何かを伝えようとしていた感じで、昨今のわかりやすい青春ものとは、一線を画す。また観てみたい作品です。 8点(2004-07-05 00:52:47) |
10. ザ・ロック
ショーン・コネリーってばほんとに幽閉されていた年老いたボンドって感じでしたね。観ているあいだはけっこう興奮しました。でも中身は実はよく覚えていません(^_^;)。アルカトラズの中で作戦たてている2人のシーンだけやけに記憶に残っています。エド・ハリスのかっこよさって最近気づいた(遅すぎる?!)ので、もう一度見てみなきゃナア・・。 7点(2004-07-05 00:41:51) |
11. 39 刑法第三十九条
これは見て損はないでしょう。森田監督は確信を持ってグイグイと作っていくタイプだからコケたとき眼もあてられないようですが、これは作風が吉と出た感じがしました。 7点(2004-07-04 23:05:09) |
12. さらば、わが愛/覇王別姫
愛の激しさが心に痛い名作。 レスリー・チャンはこれを演じるために生まれてきたのかもしれませんね。 少年時代の部分も秀逸だったから、全編を見通したらヘトヘトに疲れたのを覚えています。 中国人と日本人では、体力が違うのかもしれないなあ・・。 8点(2004-07-04 21:37:55) |
13. 3人の逃亡者
どれほどいい映画でもアメリカの人たちって字幕をきらうからそれでリメイク版がよく作られるのだそうですね。残念ながらフランス版は見てないのですが、キャスティングを見ると、ドパルデューの役をニック・ノルティーが演じたのかな。だとすれば私はこのアメリカ版のほうが好きかもしれない。フランス版は見てないので失礼があったら、ごめんなさい、ですが。笑ってホロッときて、いい作品だったと思います。再見したら8点になる作品かも、と思いつつ、うっすらした記憶しかないので、残念ながらこの点にしておきます。しかし嗚呼、「見直さなきゃなあリスト」が多すぎて大変! 7点(2004-06-01 22:48:07) |
14. サンキュー、ボーイズ
これは予想外のひろいもの。しみじみした佳作でした。「若くして母親になった女性の自立と家族の再生」を描いていますが、そういうテーマにありがちな「エグさ」「ウザさ」はなかったですね。いや正確に言うと、最初のうちはかなり・・だったんですけど、主人公ビブの真摯さが読み取れるから、不快にはならない。そのあたりのさじ加減がお見事です。結婚以後の展開からシリアスになっていき胸が痛いけど、救いとなるのが、ほのかなユーモアや子どものかわいさ。まさにリアル人生!って感じ。子役ちゃんたちのかわいさと自然な演技はさすが「ビッグ」のP・マーシャルです。熱演ドリュー・バリモアはこれまではやや暑苦しく感じられることが多く苦手だったけど、だいぶ見直しました。邦題とパッケージのデザインやコピーがダサかったため、いわゆる感動系のサクセスストーリーはゴメンじゃー、と敬遠していたんですが、損しました。おーい配給会社! いい加減で、この手の勘違いはやめてくれーい! ところで最後に、レイが書類と一緒にジェイソンに渡した小さなものが気になって仕方ないんですが、最後に至るまで、あれが何だったかの種明かしはありませんでしたよね。見りゃわかるでしょ、ということなのかしら? 語りすぎはいやだけど、語らなすぎも、ときに解釈の混乱のもとになると思うんだけどなあ・・。ジェイソンがあっさりしまってしまったので、何か拍子抜けでした。ふと見つめて表情を変え、それからポケットにしまう、それくらいの演出はあったほうがわかりやすかったのでは?と・・。 でも、それでマイナス1点、というわけではないんですけどね。全体を考えての9点です。(それにしても、レイのあの情けない友だちを演じたのが「ビッグ」であの役をやった少年だったとは! 今ではまったくトム・ハンクスには似てないからわからなかったー! なかなか達者な俳優になったものです) 9点(2004-04-11 19:55:37)(良:1票) |
15. ザ・ロイヤル・テネンバウムズ
こんなに6点投稿の突出した作品、初めて見たかも(笑)。でも私も、仲間入り。私は点数をつけるとき「だいたいにおいて満足」だと7点、それにプラス何か1つ以上魅力ありと思うと8点、逆に「何かあと1つ足りないんだよなあ」と思うと6点をつけています。これって私にとっても6点にピッタンコ。何が足りなかったのかなあ。もしや個性派揃いの皆さんがそれぞれにエンリョしちゃった、って面もあったんじゃないかしら。でも「YOUはもっと突出してもイイよ」とリードしてくのが監督ってもんでしょ。キャストの個性の主張が「ドングリの背比べ」だったのが、一番惜しいかも。誰か一人くらい、もっと勝手にハジケちゃってもよかったんじゃないかしらねえ・・。手放しでよかったなあ、と思うのは音楽ですね。これはここ数年の作品では出色だと思いました。 6点(2004-03-18 00:29:56) |
16. サイコ(1960)
初めて見たのは中学のときだったか高校だったか・・。こわくてこわくて、最後のあたりなどは、ほとんど薄目で見て、2度目か3度目に見たときやっとしっかと見た覚えがあります。ただ正直なところ今見たらどうなんだろ、やっぱりショボイんではあるまいか、と心配でたまらない。そもそも実は、ヒッチコックがそう好きじゃないから、ガッカリしてもいいや、とも思うんだけど、最後までトニ・パキにつきまとい、彼をうんざりさせたこの映画に、かつてのファンがガッカリしちゃったら、彼がかわいそう。何かのきっかけで偶然見てしまったら仕方ないけど、今後も自分から積極的には見ないだろうなあ、と思います。それにしても、新しい映画を作ったヒッチコックはやっぱり大したものだとは思いますが、これの製作にゴーサインを出した責任者は、もっと偉かった!と思います。昔の斬新な映画を思い出すとき、最近一番思うことは、それですね。お金を出した、製作を決定した、という人がいなかったら、どんな映画だって世の中には出てこれなかったわけですもの。 8点(2004-01-14 23:22:33) |
17. サンシャイン・ボーイズ/すてきな相棒<TVM>
名脚本、個性俳優2人を主役にし、脇役も豪華にそろえたにしては、中途半端な味わいの佳作。ちょっとした意地の張り合いから、ボードビリアンのコンビを解消した二人が、またひょんなことからコンビ復活のお膳立てをされて久方ぶりに会うことになるが、会った早々から結局お互いのあげ足とりをし始める。見るからに本当はお互いをよくわかっているくせに、素直になれず歯車が悲しいほどにおかしいほどにかみあわない、そして再び二人は・・というベタながら、人生の終局にある二人の人間の切なさ、妙に人間くさいガンコさに観客は胸打たれることになる、とまあこんな感じの話でした(ネットであらすじを探しましたが、ちょっと見た限りでは見当らなかったので、見たときの私の記憶だけを頼りに書いてます)。同じシナリオを元にした、テアトル・エコー(納谷悟朗、熊倉一夫主演)の名舞台をかつて見てしまった私にはおおいに不満(本場アメリカで製作されたもののほうがまさってるに決まってるでしょ、と想像される方が圧倒的かもしれませんが、実のところさにあらず。テアトル・エコー版の面白さはかつて見た国内の演劇のベスト3には入れてもいいと思える完成度でした)なんですが、まあしかし、これだけ楽しむ分にはまあOKか、とも思います。ウディ・アレンが出演だけしている、あまり有名とは思えない本作ですが、どうもテレビ映画をビデオ化したものらしいです。特にラストが中途半端に感じてしまうのはそのせいかも? このストーリーの、さらに後日談にあたる回でもあったのではないか?と憶測したくなるような、妙な出来栄えです。そこに目をつむれば、そこそこ楽しめるかもしれません。 6点(2004-01-10 22:45:31) |
18. 猿の惑星
『映画はナマモノだ!』 私は、ヒット作を見たがらない天邪鬼。しかも、映画をバリバリ観ていた時期とそうでない時期に極端に差があります。 そのため、本作はまったく観たことも、オチを聞いたこともありませんでした。 あるとき、「ゲッ、マジ?」と言われました。 「まったく知らない、観てない」と、数人の前で何気なく話したんです。 居合わせた全員に、驚かれたこと、驚かれたこと。 そのリアクションが尋常ではなかったため、やっと数年前に観る気になりました。 オチをバラさずにいてくれたその人たちに、感謝の念をもちましたね。 まあしかし、確かにひょえ~とは思ったものの、リアルタイムで若い頃に観た人たちの驚愕には遠く及ばなかったでしょう。 きっと公開当時に私も見ていたならば、今頃10点をつけてたかもしれないなあと思いますが、オバハンになってからじゃ、正直この程度の点数です。 やっぱり映画って、ナマモノなんだと思います。 でも当時はこぎたない猿の映画なんて見る気にならなかったんだもん、しょうがないし、損したとも思いまへん(ちょっと強がりが入ってる!?)。 7点(2004-01-07 20:13:02) |
19. 3人のエンジェル
ドラッグクイーンのロードムービーという共通点がある『プリシラ』と比べると、キャスティングですぐにわかる通り、美では負けてます。が、あちらはシリアスドラマ、こちらはコメディですから、気軽に見られる、という点ではこちらでしょう。ただ、オチでは完璧に負けています。途中まではとてもいい展開だったのに、ラストにひねりがなさすぎて、しかも消化不良のままジ・エンドになってしまいます。惜しい。見る前にキャストだけ見たら、こんなにごついドラッグクイーンで大丈夫?と思ったのに、見たらそこまでキモくなく、むしろパトリック・スウェイジなんかかなり美しくて、びっくり。『ゴースト』で「ナンチャンみたいでイヤ~」と思った人も、だまされたと思って見てみてください(でも平均点はちょっと高すぎでは~? 個人的には7点でもいいんですけど、前述の通りラストはいまいちで、完成度は高くないと思います。残念ですけど6点ということで)。 6点(2004-01-07 10:42:09) |
20. 34丁目の奇跡(1994)
アッテンボローが、まあずいぶんと好好爺になっちゃって! でもいい味を出してるじゃありませんか。手話のできるサンタ、というところもよかったなあ。だけど、登場する子どもたちに黒人やアジア系の子どもたちはいなかったような・・? せっかく今の時代にリメイクするなら、そこらへん、逆にクサイくらいにしつこくやったってよかったんじゃないの? なんてちょっと思いました。大好きなエリザベス・パーキンスも久々に見られて嬉しかったです・・この人ってちょっとクラシカルな雰囲気を漂わせているし、でもキャリアウーマンが似合うから、ピッタリのキャスティングでしたね。でも何といっても、本作のベスト・アクトレスは、シニカルなお嬢ちゃん役のマラ・ウィルソンちゃんかも。も、ほんとにカワイイし、切ない演技がうまいこと! 「ミセス・ダウト」(の末っ子ちゃん!)から1年後の出演だったようですが、彼女もまた久々に見ることが出来て、ゴキゲンでした。難を言えば、裁判のシーンが長く、またちょっとダレたことかな。しつこくやらずに、もっとアッサリと、むしろパンチをきかせてほしかったですね。それと、温かみはバッチリだったけど、もうちょっとファンタジー色を出してもよかったかも、と思いました。なので、まあまあの良作という感じで7点ということで。 7点(2003-12-25 00:33:56)(良:1票) |