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紅蓮天国さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 451
性別 男性
ホームページ http://blog.livedoor.jp/guren_heaven_2
自己紹介 今年のベストは『コーヒー&シガレッツ』。

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1.  誰も知らない(2004) 《ネタバレ》 
幼い頃、母親の帰りが遅い夜、このまま帰ってこないのではないかと不安に襲われることがあった。根拠もないし、ただの幼い杞憂である。けれどその不安はいつもつきまとい、それはひどく恐ろしかった。    物が溢れ、全てが揃っているような都会、しかしその都会のなんと生きにくいこと。部屋から出なければアパートの隣室に誰が住んでいるかも分からない世界。職も得られず、水も電気も断たれ、しかしそれでも懸命に生きていくきょうだいの強さに胸が熱くなる。だが、人が決して一人で生きられないのも事実。どんな形であれ手を差し伸ばしてくれる人がいるからこそ、初めて迎えることが出来る明日である。    人は果てしなく強く、そして儚いほど弱い。人間の強さと弱さが、淡々と綴られる映像を通して交互に浮き彫りになり、この胸を強く締め付ける。息苦しいほどに静かな映画館で、子供たちの動作ひとつひとつから目を離せない。流れる音楽がはじめて、これが「映画」なのだと気付かさせてくれる。     恐らくこの映画を観たほとんどの人がそうするように、自分もモチーフとなった置き去り事件について調べた。その”事実”は映画のそれと、特に後半部分は大きく相違していた。現実と映画とではやはり違いがあるのかもしれない。だが冒頭に記されていた「事実を基にしたフィクション」というから、いや、これが映画であるということだけで、部屋に差し込む温かい光が、額に輝く汗が、そして子供たちの眩しい笑顔こそが自分にとっての全てである。  劇場を出たところに、子供たちがそれぞれ笑っている大きなポスターが貼ってあった。それを見て、また涙がこぼれそうになる。思い出すのは、「警察に連絡したら」と聞かれた明が言った、「それだと4人で暮らせなくなる」という言葉。自分たちを置き去りにした母親を待ち続ける姿。ただ家族というだけで。そう、ただ家族というだけで。    感動でもない。同情でもない。怒りでも、哀れみでも、喜びでもない。人間の感情はそれほど単純ではない。だから、自分はこの涙を忘れる気はない。
9点(2004-09-02 23:13:16)(良:3票)
2.  大菩薩峠 完結篇(1959) 《ネタバレ》 
死神よりも冷酷、永遠の闇を生きる机龍之介。凄まじいラストシーンでは狂気と悲劇が入り交じり、崩壊する橋からはどこかカタルシスさえ感じられ、複雑に入り交じった感動を覚える。見終わって思えば壮大な物語だった。こういう、時間の流れを感じる映画が好きだ。
6点(2004-08-30 03:03:04)
3.  大菩薩峠 第二部
片岡千恵蔵は一人別世界。その場の空気が一瞬で緊張し、静かに声が響き渡る。ラスト、槍での立ち回りの迫力は凄まじい。魂から発する演技を見せつけられた。
6点(2004-08-30 02:59:12)
4.  大菩薩峠(1957)
富士山をバックにした大菩薩峠、この雄大なファーストシーンが物語の壮大さを想起させる。ふてぶてしくどす黒い片岡千恵蔵と、若々しく誠実な中村錦之助。二人を中心に偶然と運命が復讐を中心に交差し、悲劇的な物語が展開する。原作が有名な小説なだけあって、やはりストーリーが抜群に面白い。随所に盛り込まれる立ち回りは緊張感溢れ、神前試合、道場での手合わせ、雪の中、爆破とバリエーション豊富。ダイジェストのように展開が速いが、ダレるよりはずっといい。『宮本武蔵』同様、内田監督の大河ドラマは見事なエンターテインメント。 
7点(2004-08-26 22:41:25)
5.  丹下左膳 百万両の壺
言うまでもなく、山中貞男監督版『百萬両の壺』は日本映画史上最も完璧な映画の一つである。そのオリジナル90分に対し、本作は118分。完璧な映画にくっついた30分。これだけでも、このリメイク版における無駄の多さが手に取るように分かる。  チャンバラはプツプツ切れるからテンポが悪く、一番大事な”斬る瞬間”が分かりにくい。魅せるための工夫が全て邪魔になっており、トヨエツの頑張りも演出のせいで台無しだ。冒頭に入れられた「乾雲坤竜」のエピソードは左膳の反骨精神をクローズアップするのかと思いきや、中途半端すぎて全く活かされていない。ラストシーンの変更は冗長になっただけで、抜群の後味を薄めてしまっている。一々うるさい効果音は必要ないし、あの夫婦漫才師は悲惨すぎる。なにより場違いでうるさいだけの音楽が、これでもかという程ウザい。  オリジナルを尊重するといっても、そのまま造り直すだけならリメイクの意味は無い。だからアレンジを加えるのは当然である。しかし、本作においてはそのアレンジが全て逆効果という最悪の結果。もう、これは監督のセンスに問題があるのだと思う。喜劇というのはリズムで、それは天性のもの。いくら色が綺麗で構図が見事でも、こんなんじゃ全然駄目だ。  そう、全然駄目なのである。だけど、リメイクとしては駄目でも、一本の映画としてはそんなに悪く無い。いやむしろ、普段より年配の方が多かった劇場は終始笑いが絶えなかった。左膳とお藤の口喧嘩、そして省略が産むおかしさ、これは何度見ても、パターンは同じでも、分かっていても笑ってしまう。  やっぱり山中貞雄監督は偉大だ。こんなに下手に料理されても、それでも物語は輝き続ける。良いところは全部オリジナル版のままで、悪いところは全部アレンジした部分。だけどスクリーンで初めて左膳を観させてくれた事、そして何よりリメイクによって山中監督が多く取りあげられ、オリジナル版を観れる機会をつくってくれたこと。それだけでもこの映画には感謝をしたい。  あ、だけど一つだけ、山中監督版よりもこっちの方が勝った部分がある。あぁ、俺も麻生久美子の尻にしかれてみたいなぁ・・・。
7点(2004-07-18 17:40:11)(良:4票)
6.  丹下左膳餘話 百萬兩の壺
日本映画の夜明け頃、朝焼けの空を駆け抜けた流れ星。それが山中貞雄監督だったんだ。その光が永遠となり、70年後、僕の瞳に届く。 キラキラと輝き続けて。
9点(2004-05-08 17:23:31)(良:2票)
7.  第七天国(1927)
前向きだが自分に素直になれないシコと、嘘をつけない程純粋だが現状を抜け出すための一歩が踏み出せないディアーヌ。どん底で暮らす二人が出会い、「第七天国」での生活の中、ディアーヌは上を向いて歩き初め、シコは自らの愛を正直に相手に伝える。やっぱり人は一人では生きていけないんだなぁ、と感じる。 そしてそんな幸せな日々をも一瞬にして引き裂いてしまう戦争。なぜ人類はこの愚かな行為を今も続けているのだろうか。
6点(2004-02-08 09:52:06)
8.  ダンサー・イン・ザ・ダーク 《ネタバレ》 
「頭の中は自由」、アンネの日記にこんな一文があった。 こんなにも深い深い暗闇の中で、押しつぶされる恐怖に身を浸していても、彼女は歌うことが出来た。 どんな不幸からも、人は喜びを拾い上げることが出来る。 どんな暗闇も、それを暗闇と認めてしまわなければ暗闇ではない。 そして最後の歌も、認めてしまはなければそれは最後の歌にはならないのだ。 セルマ、あなたは強いよ。 光だけを見つめて生きていくことだって、光だけを見つめて死んでいくことだって決して不可能ではなかった。 あぁ、希望に満ち溢れた映画。
8点(2004-01-03 00:14:53)
9.  大殺陣
タイトルに相違ない迫力ある大殺陣。様式美ではなくリアリティ。泥にまみれ、血にまみれ、滅茶苦茶になりながらも敵を斬ってゆく。 正しいテロというものがあるのかどうかは分からないが、命懸けで後世を生きる人の為に戦う姿は熱い。刀は折れど、その魂死なず。 前半のダルダル感さえ無ければ。
6点(2003-12-11 22:06:41)
10.  丹下左膳 乾雲坤竜の巻
「妖刀濡れ燕」で少し語られていた、左膳の過去の話。 自らを犠牲にし、主君への忠誠を誓うことを誇りとする武士道。そんな侍の一人だった彼が、如何にして裏切られ、片目、片腕を失い世を捨てたのか。前作までとは180度違うモノクロのシリアスな作品。 ジリジリと募る左膳の怒り。そう、武士道なんぞ最低だ。我々は20世紀になってやっと自由になれたんだ。アウトローな左膳はやはりカッコいいのである。
7点(2003-12-06 22:58:25)
11.  丹下左膳 妖刀濡れ燕
なんだかスケールがでかい話。様々な勢力が睨み合う図は壮観の一言。だがこんなにも複雑な物語にする必要があるのだろうか・・・。
6点(2003-12-03 20:12:49)
12.  丹下左膳 怒涛編
松島トモ子に対しては「ライオンに噛まれたオバさん」というイメージしか持っていなかったが、いやいや、恐れ入りました。まさに天才子役。
6点(2003-12-03 20:10:17)(笑:1票)
13.  丹下左膳 濡れ燕一刀流
丹下左膳、それは恐ろしい容姿と美しき心を持った哀しき男。お光の前に出て行けない彼の後姿に、自分は少し涙ぐんだのである
7点(2003-12-03 20:07:53)
14.  丹下左膳 飛燕居合斬り
画面全体がテレビドラマっぽかったりするのだが、とにかくこの丹下左膳がカッコいい。侍の美学、武士道、切腹を笑い、忠義を捨て、片目、片腕で侍たちを叩っ斬っていくアウトローなその姿!! 初めて観た「丹下左膳」だというのもあるが、映画の欠点も気にならなくなってしまうほど
7点(2003-11-29 23:26:49)
15.  丹下左膳(1958)
時代劇というのは皆ちょんまげで着物を着ているため、古い作品を観ていると誰が誰だか分からなくなることが少なくないが、この作品はそんな事が全く無かった。とにかく一人一人のキャラクターが面白く、豪放な丹下左膳の影が少し薄くなっているほど。そこがちょっと残念。 映画としては笑いあり、歌あり、殺陣ありで面白かったんだけど、左膳の活躍をもっと見たかったなぁ
7点(2003-11-29 23:21:11)
16.  大菩薩峠(1966)
一対一の勝負が凄い。小さな足の動き、間合いの詰めあい、隙の無い構え、滴る汗。空気の流れが止まる程の緊張感。一応剣道をかじったことがある自分としては、このリアルさに満足です。ただ、斬るときの音はやりすぎかなぁ
7点(2003-11-21 15:46:11)
17.  誰かがあなたを愛してる
やはりチョウ・ユンファが走るシーンでしょう。思い出すとジーンときます
8点(2003-10-14 21:23:02)(良:1票)
18.  タイタニック(1997)
ダイパニック
7点(2003-10-13 21:19:15)(笑:1票)
19.  たそがれ清兵衛
愛すべき作品。川のせせらぎ、鳥のさえずり、虫の声、月、朝日の眩しさ、藁葺き屋根の白い煙、パチパチと音を立てる囲炉裏、飯をずずずとすする音、東北の訛り、娘たちの「行ってきます」、サラリーマンのような侍たち、小林稔侍の茶目っ気、襷を巻く宮沢りえ、着物が擦れる音、刀を研ぐ真田広之の迫力、時代劇において革命的なまでにリアルな殺陣・・・。江戸時代の優しさと非情さをこんなにも身近に感じさせてくれる映画。あぁ日本人で良かった。近年数少ない、素晴らしい時代劇をリアルタイムに見せてくれた山田監督に心から感謝します。
9点(2003-10-13 11:51:06)(良:2票)
20.  ターミネーター
SFでありアクションでありホラー
7点(2003-10-13 08:09:22)
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