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アルメイダさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 604
性別 女性
ホームページ http://www.geocities.jp/suminoe_kagaya/
自己紹介 2004年から映画専門サイトをたちあげました。
ジャンルはSFが主ですが、サスペンスも大好きです。
リバーランズスルーイットや、ショーシャンクの空に
のようなヒューマンものから、未知との遭遇やバックトゥ
ザフューチャーなどのアンブリンもの。
十二人の怒れる男やパルプフィクションなどの脚本もの・・
自分が良いと思った映画が合う映画で、見る人の数だけ
思いも変わると思います。その中で、共感できる人が
多ければ売れるのでしょうね。
たまに<これだけ映画を見てるんだから万人受けは・・>
と、マニアックな映画にも手をつけますが、
できの良い映画や単館ものなど多趣味なジャンルに疲れ、
子供時代に帰ってるみたいです・・
それらは映画館で見た映画本来の娯楽作だった・・

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1.  エクソシスト ディレクターズカット版 《ネタバレ》 
ディレクターズカットという触れ込みで再上映されたようで、  元の削除されているシーンを付け加えて完全版になっているのだから観てみようと。   いきなり冒頭から全く違和感ある砂漠の発掘現場から始まり、  違う映画を間違えて借りたのかとびっくりしましたが・・ サスペンスとしても1級品であり全く古さを感じません。  こんなに家族愛が細かく描かれていたなんて!  特に神父が母を救えなかったことがトラウマになるということと、  とりつかれた少女はいい子だけれど実は両親の言い争いを聞いていた・・  このふたつのトラウマが心に根付き後半に結ぶつく見事さ!  心の弱い優しい人間に悪魔はとりつくという恐怖・・  それを救うのは神ではありますが根本的には自己救済ではないでしょうか?  十字を切る神父にかっこいい~!と思いました。   見世物としての娯楽性も観ている最中に何度も「かっこいい」と思いました。  特に手品のように浮く少女はもう大きな画面でまた観てみたい。  「死霊のはらわた」のゾンビはこのメイクがもとだということがわかります。  最期の方で(元を忘れたのでわかりませんが)  階段から神父は落ち悪魔をやっつけたことはわかりますが、  そのあとまた別の知人が駆け寄り(彼も神父だったかな?)魂を救済させます。  このあとすぐ終わればどうなんでしょうか?  かなり重く怖く嫌な気分になるのではないかと思いました。  映画的にはここで終わってほしいとも思いながらそれは最悪なトラウマになりかねないとも・・     しかしよく考えたら、ここまで勧善懲悪を潔く映画化した作品は珍しい。  ということであそこの階段オチで終わらない方がこの映画の本質を現せています。  あそこで切ればただ後味の悪さだけが残りますから・・  この監督は階段を使うのがうまいんですね「フレンチコネクション」といい・・    この新たな追加版がどれだけ追加されたのかは元の古い劇場版を見直さなければわかりません。   フラッシュ映像も奇をてらった観にくいものではなくカメラワークも丁寧で素晴らしい。  音楽はもっと流してもいいくらい少なかったけれども効果的で、  「サスペリア2」とすごくよく似ていたのでまた比べてみようと思いました。   あと、俳優の演技が素晴らしくて見ほれてしまいました。  
[DVD(字幕)] 9点(2005-09-01 11:17:56)(良:1票)
2.  A.I. 《ネタバレ》 
すじも結末も調べててわかってましたが、見終わった後素直に泣けたので自分でも驚いています。違う見方をしたからかも。(僕を本当の人間にして)というデビットの願いを自分自身として見られたのです。人間として生まれながら人間らしくあろうとしてる人間は、このデビットと特別変わらないのでは?と。  この映画はキューブリックへのオマージュが現れてて、その風刺と毒は生かされてる。もう作ることのない監督の映画なんですから、例え失敗作と言われても貴重な作品ではないでしょうか。深海の観覧車は(1941)で、妖精の像を壊し、 廃品回収の月とUFOは、(E.T.)と(未知との遭遇)ではないでしょうか?スピルバーグは次々と自分の作品を壊し、キューブリックに捧げたのでしょうか。キューブリックから渡されたストリーボードは1000枚を超え、シナリオは90ページに及びます。(できることならキューブリックに撮ってもらいたかった)らしいですが、 私もそう思います。ただし、キューブリックが撮って理解できた人がどれだけいたか・・それを思いスピルバーグに託したのでは・・キューブリック映画としてはわかりやすく甘い結末ですが、全体に未来版ピノキオの救われない映画ですから、これでよかったと思います。気に入ってるのは、最初の会議シーンとジゴロとの冒険、そして廃墟と化した寒い深海・・結構ラストの一日は好きです。これがないと問題作みたいに今話題にはなるでしょうが、あったほうが救われますし(最後の一日がある)というのは、キューブリックが託したのですから描写が甘かろうが変えちゃいけないと思います。 たった一日の大切さってすごくいい表現。2000年と1日が同じなんです。嘘っぽいとかロボットだからとか思いません。気に入った箇所があれば残るのが映画と思うから。そして、これは御伽噺なんだと。ジゴロジョーの(俺は生きた)と言うのもさりげなくいい。真剣に見ると寒々としたシーンあり、かわいいテディ(ママの髪の毛から泣いた)の演出、そして嫌いだったカミンスキーの映像もコレは良いし、ジョン・ウィリアムスの音楽も怖いくらい寒さが出てる・・キューブリックもこれなら文句言わないと思うのに(怖い)とは、スピルバーグ談。それはやはり、キューブリック作品にしようとして出来なかったから? 共作でいいんじゃあないの。これからこんな贅沢は二度と見れないのが残念ですね。
9点(2004-04-04 13:21:41)
3.  エネミー・オブ・アメリカ 《ネタバレ》 
結果オーライ内容深く追求しなければ娯楽アクションで終わるのですが、  今回客観的に観てみると前に観たときには弱かったところが自分でもわかりました。  前に観たときにはいわゆるスパイものアクション系は観ていなかったんです。  まあどちらかというとアクション系をバカにしていたんです。  ところが最近スパイものを観だしてから自分が何も知らないと再確認。  まあ普通知らなくてもいいんですが映画を観ていて知らないでは恥ずかしい。  そのきっかけが「ミュンヘン」みたいなシリアスなスパイものなんです。  そしてようやくFBIはもちろんCIAやNSAやモサドは知らないと、  映画自体が理解できないので楽しめない。  そう思い出したのも「レッド・オクトーバーを追え」や007シリーズを観て・・  いやぁ、自分の過去の記事を見て自分を笑いました(苦笑)  もちろんこの作品が真剣に国家の風刺を描いているとか、  プライバシー問題に深く踏み込んだ問題作とか、  そこまでシリアスに観るほどのものでもないのです。  あらためて観ると突っ込みどころもあるにはせよ、  これだけ娯楽豊富でテンポもよく派手で、  ほどよくおしゃれにまとまっている。  大笑いするくらい規模がでかい。  関係のないマフィアは結局大きな関係に。  しかもそのドンパチ状態はひとむかしの香港映画みたいに、  異様にかっこよくてばかっぽいから面白い。  ファイルが焼けた時点で普通は終わりだと思いますよ。  あのマフィア連中にとっては黒人弁護士は厄介な奴でした。  これは完成度は高いと思いますよ。   ジーン・ハックマンとジョン・ボイドの共演なんてなかなか渋い!  そして逃げるアクション俳優に童顔の黒人を持ってきたのもなかなか。  前に観たときはなんだあの軽い黒人か~と、  私の目的はアル・パチーノ似のガブリエル・バーンのみだったから(爆)  よく観たらバーンはほんのチョイ役で意味不明・・  こんな役に使うとは豪華だ。  今回他に気になったのがお宅顔のジャック・ブラックですね。  いい味です。  今回発見したこと。  「アイ・ロボット」でもそうでしたが、  ウィル・スミスは猫が好きなのかなぁ・・??  根本的にお人よしの顔が好きみたいですね私は。  中日の落合監督に似ていると思う私もマニアックかも(爆)  
[DVD(字幕)] 8点(2006-05-28 14:51:05)
4.  SF巨大生物の島 《ネタバレ》 
好きですねぇこの映画! ちょっと真面目な映画ばかり続いたので、 たまにはSFと思いパッケージを見て即借りました。 もしまだ未見の方で目新しいものを探してらしたらお勧めですよ。 私は特に日本の特撮モノが苦手でこのたぐいのは見る機会がありませんでした。 これはファンタジー冒険モノに特撮を使ってるので面白い。 レイ・ハリーハウゼン のシリーズを全部見たくなりました。 特典にある中でも特に見たくなったのが、 シンドバッドシリーズとUFO(ビルに突っ込んでくる暴力的さが大笑い) この人の作品はこれが初めてですが、いろんな映画の中で使われてます。 家族や子供がテレビを見ててその画面の中で怪しい動きをする生き物・・ それと予告編を見るだけで、後々の映画にどれほどぱくられているかわかる。 真面目な映画を見続けた頭はこの映画も真面目に捉えてしまい、 これは共産主義の風刺だと自分で感心しました・・自給自足=共産主義って。 すごいこじつけですが(笑) ニモ船長が(ネモとも発音する)出てきたいでたちは大笑いでしたが、 この姿も日本のバラエテイでお見かけしたことがある・・ 巻貝を背中と頭につけて登場。 映画自体は特撮のばかでかい生き物が目立つのでメッセージは感じにくいですが、 いいこと後半に言ってましたよ~。 確かに食べ物が大きくなれば人類は戦争などおこさないであろう? んん~違うよ、今の人類は食べ物も大切だがそれ以上に名誉や地位がほしいんだ。 それらはお金があればある程度は手に入れれるけれど、 まず国王や大統領になるにはお金だけではなれないし・・ これはやはり共産主義の考えだよ船長、とまた勘違いをしてみる。 この映画の売りは特撮なんですが、この手作業の動きが実におかしい。 一番よかったのは蜂の動きで、一番大笑いしたのが鳥です。 あの鳥はなんなんでしょう?? コンビニでそういえば見た記憶があります。 フィギュアにお菓子がついてるの。 変なデザインだなぁと気になったんですが(悪趣味ということ) 映画で見たらほしくなりましたよ。 こういうの現在の映画では無理なんでしょうね・・ 
[DVD(字幕)] 8点(2005-05-20 04:16:34)
5.  エリザベス 《ネタバレ》 
演出が派手でテンポもよくて全然たいくつしなかった。 前半は説明不足でいきなり怖そうな場面からだし、 出てくる人はエリザベス役のケイト嬢以外ほとんど濃い顔で、 誰が誰か見分けがつかず名前も覚えられない。 ロードオブザリング見てたときと同じ状態でした。 幸いなことに「恋に落ちたシェイクスピア」のジョセフ・ファインズは、 濃い中でもよく覚えていたし陰謀や策略、寝返りなども この種類の映画としてはわかりやすくてよい。 絶対何があっても大画面だ!ということで、大画面で見ました。 エリザベスが女王に君臨するまでのことなのですが、 いやぁケイト・ブランシェットかっこいい! 一生独身で結婚せずしかも一番好きな男を妾としてそばに置く。 「私は結婚しました、イングランドと」 人間のレベルが違う。一人の女としてはなんて哀しい、 でも合理的で束縛もされずしかもなんて勇気のある生き方なんだろうか。 所詮一般庶民の私にはわかりませんが、共感してしまいました。 周りや世間に合わせて自分の人生を決める・・ その逆を行ってるのですが、ただし好きな男はそばに置く。 これはできないですよねぇ。まあ一般庶民には・・ バージンクィーン、一生独身、40年もの黄金時代を築く・・  このドラマを映画で魅せたのもすごいが、演じきったケイト嬢も似合いすぎてる。 ジョセフ・ファインズはというより、個人的には兄のレイフ・ファインズの方が 好みなのでした。(ホントに兄弟か!?)他がみんな濃いのでジョセフの濃さは めだたなかったなぁ(笑) リチャード・アッテンボローはガンジーの監督さんだったと思うけど、 もう立派な役者でもアカデミーを狙える人ですね。 そういやぁ、ジュラシックパークにも出てたっけ・・ ジェフリー・ラッシュはやっぱりうまいです。賢そうでうさんくさくて、 何を考えてるかわからない役をやらせたらほんとにうまい。  欲を言えばもっと華やかな場面がほしかった。 舞踏会やパーティなどもあったのですが、色の使い方がうるさい。 対して洞窟のようなお城の中の暗さやホラーっぽい演出はよい。 カメラがちょっと懲りすぎた感もありましたが・・ (逆さカメラはエイリアン3だけにして) 最後の方なんかまるで「ゴッドファーザー」ですよ。 見ごたえありました。
[ビデオ(字幕)] 8点(2005-04-03 02:01:53)
6.  エイリアン2/完全版
シリーズ中もっともファンの多いのがこれです。 あのお化け屋敷の怪物モノを、ここまで感動的に完成させました。 おそらくキャメロン監督の作品の中では1番の映画ではないでしょうか。 私は実はこの作品で泣いてしまいました。 ここまで人間は強くなれるのかと・・ めちゃ、シガニー・ウィーパーがかっこいいです。 ターミネーター2とかぶるのですが、好みはターミネーター2。 だけど向こうは複線が豪華に張られ脚本も有利。 エイリアンのなんと単純なこと。そしてそれをここまで引っ張る。 キャメロン監督の作品は、お金をかけるほどよい。 まさに大人のSF監督です。 スピルバーグ監督はまるで逆。そこが子供なのでしょうか・・ お金をかけられず無理難題があるほうが燃えて、 お金をかければそのセットを手に入れ満足しちゃうスピルバーグって・・ ただし私は困ったことに、子供監督の映画が好きなんですが・・ 見て面白いのはお金をかけたキャメロン映画なんですよね。
8点(2005-03-01 05:43:59)
7.  L.A.コンフィデンシャル
としかくおしゃれ。 今こういうレトロでセンスのいい映画って他にあるかな? ラストもすかっとするし、うんこの結末はこれでいいんだと納得させる 力があるのは脚本がよいんでしょうね。 セブンのエンディングとまるで違う刑事。 あと女優がかなり色っぽい。 難を言えばもう少しいらないシーンを削れたのではないか、長すぎる。 とにかくそれでも超豪華な布陣。 これはケビン・スペイシーで見たのですが、 ラッセル・クロウにびっくりしました。後半に絡むのが。 交渉人に出てきた人物ですが・・ オスカー俳優がたくさん出ていてお得な映画です。 DVDで買っても損はないと思う。 
8点(2005-02-21 11:05:48)
8.  エミリー・ローズ 《ネタバレ》 
人間は善と悪の表裏で出来ています。  エミリーはクリスチャンであり自分の命をかけて悪を生かしたのです。  悪魔が存在したとなれば神がいることの証明になるから。  神父も死なせてしまったということは悪に負けたのですから仕事は失敗です。  これはこれで償うのは当たり前だとも私は思います。  教会がそこから逃げれば悪を否定します。  悪を否定すれば善も否定することになるのに・・  サタンの6変化これを認めなければ神も存在しないのでは・・  ここらはまた勉強になりました(爆)  ラテン語ギリシャ語ヘブライ語ドイツ語・・聞き取れない!  スティグマータ(聖痕)が現れたときは・・この自己犠牲がキリスト教の見所だ(爆)  と世界に入りかけたのですが・・  法廷劇での猛反論は(フェンスの傷)と言われると、  う~んそれもそうだとか・・  どちらとも取れるんですよね。  だって悪魔つきなんて実際のところ、  当の本人も悪魔がついているに違いないと思いこんでるかもしれないし、  本当についているかもしれないしそんなの立証ができないから。  日本で言えばわかりやすく例えればイタコさんみたいなものでしょうか。    この難解で答えが出ないオカルトを法廷劇という現実的なドラマで見せるのです。  そういう点では全く新鮮でした。  それと久しぶりに映画で悪魔祓いの儀式を観られたこと。  十字を切り聖書の一説を説きながら聖水を振りかける・・  この一連の神父の動作はかっこいいとさえ思う私って・・(笑)  初心者の神父だったからああなっちゃったんですね・・  有罪か無罪かを決めようとする人たちは、  人の死よりも悪魔が存在するか否かを決めたいんでしょう。  ここらが哀しい勇気あるサスペンスの話にもなっています。  字幕も演出もカトリックの描写は完璧でしたが、  パンフを読むとやはり・・神父と牧師がごっちゃにされてた。  カトリック=神父 プロテスタント=牧師が絶対なわけでもないのですが、  映画は真面目に作っている法廷ホラーなのに残念と思いました。  私のような素人が間違えるならまだしも・・(苦笑)  
[映画館(字幕)] 7点(2006-04-02 13:04:58)
9.  SF/ボディ・スナッチャー 《ネタバレ》 
最初あんまりゆったりしてるのでボーッと観ていたら、  わけがわからなくなり(笑)もう一度見直しました。  この映画わりと不親切なところがあるので、  1回で観ようとするなら真剣に見逃さないようにしないと・・  SFの宇宙からの侵略モノなんですが、  冒頭の見せ方が「宇宙戦争」じゃあないかと嬉しかった。  こちらもリメイクものなのですが、  元のオリジナルは次回観るとして・・  登場人物が見慣れた人ばかり出ているのでまたこちらも嬉しい。  しかもひとめ見ればわかるという特徴のある顔、顔・・  SF映画の特徴的な顔ぶればかり集めたなぁ・・  主役がキーファー・サザーランドの父ドナルド・サザーランドなのですが、  公衆衛生調査官の彼を中心に事件がおきてゆきます。  個人的に気をつけて観てほしいのは、  セラピストの女性ですね。  彼女は髪型や撮りかたによって気がつかないときもあるから・・  ある意味サスペンスなので飽きずに楽しめるし、  「エイリアン」的なホラーSFの要素もありますが、  口から気持ち悪いものが生まれたりはしないので、  ホラーの苦手な方にもお勧めできます。  宇宙植物が寄生し人体のコピーをとりのっとるストーリーは単純明快。 しかしこんな奇形も生まれてしまうのですよ(爆) さてどうしてこんな人面犬が生まれたのか・・ ハリーという男は広場でいつも犬と一緒にいるのです。 ちょこちょこ出てきますので見逃さないように・・ 私はこの人面犬の場面を何回も気に入って見て、 人と犬だったころの場面を探してまた大うけしたりしました。 このあと叫び声をあげるとコピー人間に人間だとわかるからこらえなければならない。 ここのくだりがおかしい! 人間とわかればゾンビのように追ってくるのですよ。 ここ気をつけて見てください。 叫び声の種類がありますから。 のっとりコピー人間は仲間を呼ぶとき叫びます。 人間の感情からの叫び声と違うのです。 ここが最後に繋がるうまい前ブレなのです。 ラストが秀悦で「お見事」と思えますから・・ 本当に特にSF映画って単純なストーリーをどれだけ面白く見せるかですよね。  
[DVD(字幕)] 7点(2005-12-23 16:11:52)(良:1票)
10.  エンド・オブ・ザ・ワールド<TVM>(2000) 《ネタバレ》 
まず、カラーでは当たり前ですが国旗や景色やら色がついていて観やすい。  けれど潜水艦の中の色使いがあまりにも派手すぎ。  これでは宇宙船の中です(苦笑)    演出、これはもうオリジナルのわかりくいところを解明してくれていますが、  あまりに説明しすぎて逆にしらけてしまったところがラスト・・  ラストの描き方が湿っぽすぎてそれが大きな不満なのですが。  エンディングなんかもうメロドラマ状態ですよ。  家族愛に恋愛にとそれぞれの終焉を丁寧に見せられるのですが、  フェラーリの博士の最期の描写以外はしらけてしまいました。  逆に感動したのが中半の黄色い車の一家自殺シーンです。  ああいう描き方のほうが客観的でいてすごく哀しさや悲惨さは伝わってくる。  ラストの家族愛描写はひつこいというかいきなり子供が入ってくるので、  全然感情移入ができなかったのです。  それまでにも出てはきますがあまりにも描かれなさすぎでした。     言葉は少なくとも最期は映さなくとも恋愛や家族愛を想像させ、  後味の悪さと観るものに考えさせるゆとりを与えてくれたのはモノクロのほうだった・・  伝えたいことがわかったのはモノクロの説明不足のほう、それをカラーで観て気がついたのも  皮肉です。  さてではこのリメイク版はなぜオリジナルより自分はいいと思うのか?  わからないことよりもわかるのに描かれてなかったリアルさです。  ジワジワと時間が迫るのでパニックになって逃げ惑う人々とまではいきません。  でも暴徒や身勝手な行動を起こす人々はきちんと描かれており、  しかも主人公がアメリカ軍人ということでモノを投げられるなどの描写は納得できる演出です。  絶対にやってほしかった死体や病んでゆく人々はもちろんのこと、  これらリアルな描写がきちんと描けているからこそリメイクは成功したといっていいでしょう。     大統領や世界のニュースが流れるのはワンパターンなので好みませんが、  この作品に関してはなにしろ戦争当事者であるアメリカのニュースは必要です。  自然現象などではないのですから説得力があります。  「渚にて」でキーポイントになったあのコカコーラの空き瓶は、  このリメイク版でも使われていて感心しました。  
[DVD(字幕)] 7点(2005-09-23 13:09:17)
11.  H.G.ウェルズのS.F.月世界探険 《ネタバレ》 
主人公が博士と婚約者と3人で月へ行くのに説得力なんていらない。   地球の未来とかそんなたいそうなものなどナシ。   娯楽とコメディとごったがえしたSF、これはR・ゼメキス感覚で観てほしい。   宇宙船のデザインが球状というのもコンタクトだし(タイムマシーンでもありました)   主人公と博士の掛け合い漫才のような真剣なやりとりは、   もろバック・トゥ・ザ・フューチャーではないですか!   博士の口調や演技もドクだろう?てな嬉しさです。      月面に着いて外を歩くんだけれど宇宙服に素手っていったい・・   画面に向かって突っ込みながら観ていたら突然、無重力じゃあ~と浮くふたり。   で・・ある基地に到達するのですが、 2001年宇宙の旅そっくりな場面が出てきて苦笑。   あの映画もこれを参考にしていたのか・・    宇宙服のヘルメットを落とし地底深く探検するのですが、   ヘルメットを見つけるもまた変な地底人がわいてきて(弱い)逃げてると、   テレビ画面の横から中のふたりは出てきたのです!!   うそっ!?待て待て!! どこから出てきたんだ・・??  「宇宙船がなくなってるぞ」 それよりあんたらどこから・・??   とポカーンとしていたら別の入り口から入ってゆきました(編集すごすぎ)   地底にはイモ虫のような怪獣が現れたり月星人たちの生活が楽しめます。   翻訳機能を使い月星人のドンと会話する博士。   羽は生えて蜂のデザインですがどう見ても未知との遭遇の異星人。   私はこの普遍的な宇宙人のデザインを見ると安心します。    科学の雑誌などに出てくる異星人はこうじゃなかったですか?   博士とこの異星人は理解しあいやがて博士だけ残ることになります。   冒頭の設定は現在でしてそれからは回想となるのです。   そして博士を残したあとふたりは地球へ帰還。 それからオチにつながります。   ラストは宇宙戦争オチです。   同じ原作者でもあるからでしょうが、 こちらのほうがはっきり言って好き。   ここらもまた突っ込みどころ満載で怒りながら笑いましたが・・   博士が作った世界も見てみたかったなぁ・・ どのくらいの時間を過ごしたんでしょうか。    
[DVD(字幕)] 7点(2005-08-10 12:31:17)
12.  映画に愛をこめて/アメリカの夜 《ネタバレ》 
いい映画でした。長い小説を読んだ後のような後味です。 この監督の映画は見るのは2作目です。 映像が記憶に残り、物語を思い出せる映画。でも最初はたいくつで、 忍耐のいる話でした。やはりフランス映画=フランス語が苦手でして、 それなのに英語にせず(DVDでは選べます)身内話か・・と 時間の過ぎるのを待っていましたが、待ってよかったです! 最初のビンタのシーンでつかみはよく、それからの中だるみ(人物が多い) そして面白いと見だしたのが、ビゼット女子が出てきたあたり。 どうやらフランス語の苦手なようで、親近感みたいなもの(苦笑)を 覚えました。・・トリュフォーが、未知との遭遇に出てたときもそう思った。 ようやくフランス語の音に慣れてきたくらいには、 前半に苦痛と思っていた登場人物の名前や背景も思い出す。 すごいリアルな映像特典を見たような感じ(よくついてるやつ)なのに、 そのほとんどが映画のための演技なのかどうなのか・・ 映画を撮ってる映画を見る不思議・・大げさに言えば宇宙の外も宇宙(爆) 邦画で、小田和正が同じような映画を作りましたが、 見終わったあと面白くはなかった。アメリカの夜は、余韻がなんともいえない。 ちっちゃいレオ様ですか、気にいったので他の作品も見たい。 大人はわかってくれないを見てないので。たぶん2回見ればもっと面白いと思う映画。 この映画を見てて(わっアレに似てる)と思ったのは、 ○車の墜落シーン=たてに落ちる車の撮り方=激突!・・こちらは72年作・・ ○写真をめくるように見るシーン=ウ~ララ?とか言いながら・・ =バック・トゥ・ザ・フューチャー2・・マイケルJがフランス雑誌を見ながら、 年鑑と違うのにあきれてたアレです。 ○階段にいる男を後ろから撃つシーン=雪降ってたところ=フレンチコネクション なんというか、そういうのを探すのがいつもすきなんですが、映画っていいです。 この監督さんは本当に誠実に映画が好きなんでしょうね。  
7点(2004-06-08 07:18:59)
13.  エネミー・ライン 《ネタバレ》 
あれ?この映画って絶対マイケル・ベイの作品だろうなぁと勘違い。 私があまり好きではないというのはそこらの演出。 まずカメラ回しすぎだし演出がくどい。 あらゆる映画からの引用を感じました。 タイトルからして紛らわしい(爆) 同じくジーン・ハックマン出演作の「エネミー・オブ・アメリカ」とは、 比べ物にならないくらい世界が狭い。 衛星追跡とか似たような筋もあるんですがとにかく狭い。 人間関係も人はたくさん出ているもののほとんど2~3人の世界。 後半など主役とジャージの狙撃手とハックマンが出ずっぱり・・ いや、ハックマンは断った方がよかった。 どちらかというとこの役はトラボルタ(にしたら若すぎか) 主役もパッとしないのにアクションが派手で、 おまえはスパイダーマンか??と、 突っ込みを入れながら観ました。 とにかくアメリカ万歳! アメリカが共産国の戦争の仲裁をし犠牲になり正義のために戦う。 しかし「プライベート・ライアン」のように残された兵士(大尉)ひとりを救うため、 海軍は国に背を向け救い出そうとする・・ なんてわかりやすい使い古された映画だ・・ 「プライベート・ライアン」は残虐アクションを二部にわけ、 「フルメタル・ジャケット」のような狂った世界と、 家族愛や国家とは何かとかやけに大袈裟に見せていてそれもまあ正解だった。 これは大袈裟なのにソレが全く感じないんだ。 虐殺現場に隠れる主役なんてゲームのような描き方だから、 全く残酷だとか悲惨だとかは感じない。 引き合いに出す映画が有名な映画ばかりだけど、 見ててそっちのほうが気になって時間は長くは感じなかったな(爆) 私が思うに究極のオマージュは無線機ですよ。 後半の何か(女神のような)像の下に置いた無線機。 あれからのくだりは「渚にて」のまんま! 「渚にて」ではオーストラリア以外で唯一アメリカで生き残ったと期待された信号。 作品的には好きではないのだけれど、 これをサバイバル・アクション娯楽映画と割り切れば楽しめるかも。 それなりに飽きないで観られたということで5点に近い6点です。 しかしこの監督あまり知らないんだけどほんと、 あらゆる大作の演出をプリン・ア・ラモードにしたような(苦笑) 「アラビアのロレンス」みたいな横一列に望遠で撮る手法とか(黒澤とかもやってた) 筋は驚くほど単純明快なので映像を見るのも楽しいかも・・ 
[DVD(字幕)] 6点(2006-09-21 07:00:13)
14.  エンゼル・ハート 《ネタバレ》 
  アラン・パーカーの絵という感じですねぇ・・  ブラック・ファンタジーの世界です。  久しぶりに観ましたがこの作品って・・こんなに難解だったんですね。  まさに観る時期観る作品の関連性ということもあり、  最近ではサスペンスをよく観ているので犯人さえわかればよいみたいな感じで、  このジャンルはサスペンスでもホラーでも可能(ホラーの棚にありました)  だから観方を変えなければ理解不能なところがあります。  犯人がわかりやすく作られているのに意味がわからない作品。  オカルトに意味を求めても難解になるだけなのです。  「エクソシスト」よりは「オーメン」に近いかもしれません。  しかしこのジャンルで致命的なミスは配役だと思います。  私はロバート・デ・ニーロは合っていないと思いますが・・  恰幅がよすぎるし全く怖くはないから(苦笑)  同じ役では別の作品のアル・パチーノのほうがはまっていました。  その作品の題名も忘れたのですが確かキアヌ・リーブスも出ていました。  ソレも前に観ていて今回の作品とごっちゃになって記憶しています。  あとミッキー・ロークの「ジョニー・ハンサム」という作品。  これも観た記憶があるのに忘れています。  また見直してみよう・・  ジョニーはエンゼル・ハートでも出てきます。  このミッキー・ロークが依頼を受け探しているジョニーは、  整形手術を受けて顔がわからないということがややこしくさせています。  まさに・・ジョニー・ハンサムと同じ(爆)  見えないジョニーを追う探偵、  ジョニーの過去を調べるうちに次々とジョニーの記憶を消すかのように、  殺人事件がおきてゆきます。  主役のミッキーにふりかかる殺人事件の疑惑、  操られているのかはめられているのか・・?  新しい犯人がわかるころにはこの探偵の素性も明らかになります。  よくできた話ではあるものの、  やはり2度目の観賞ということもあるし、  よーく考えたらおかしい説明不足なところもあったりします。  ミッキー・ロークはこの頃が一番ではなかろうか・・  このあたりの時期では好きですね。  こんなヨレヨレの役をやっててかっこいい人はあまりいないと思う。  汚い役で生える人って最近いませんから・・  
[ビデオ(字幕)] 6点(2006-04-02 12:54:47)
15.  エイミー(1997) 《ネタバレ》 
父の死によるショックで口がきけない耳も聞えないと思われていた少女が、  実は歌ではコミニュケーションがとれるということがわかり・・  これは感動作で私好みの映画だろうと期待大でレンタル最後にとっておいたのです。  確かにいい作品です。  前半などすでにウルウルきていましたから・・  ミュージカルが苦手なのですが前半は必然性も感じられ、  なんとかして少女に口をきかせよう、歌えることがわかった・・  そこから突然がらりと作品が変わってしまいました。  感動できる作品なのに途中からおいていかれてしまいました。  町中の人が歌いだすあたりになると、  もともとミュージカルが苦手だからあっけにとられてしまう・・  特に警察隊が少女を歌いながら探すシーンはコメディか?と、  ちょっと感動モードに入っていた私はガクッ。  警官が初めて少女に歌ったシーンはよかったですが、  あんまり何回もそのパターンは入れないほうが映画のテンポが悪くなると・・  後半なんか公園のシーンでとてもいいところがあり、  エイミーがトラウマと戦っていたという抱きしめたくなるようないいシーンもあるし、  全体的に観て癒されて後味もいいのにもったいないなぁと思いました。  いやもったいない。  実は私は勝手にこの映画を観る前から妄想していて、  もう会えないお父さんを探して歌いながら街をさまよう少女のお話・・  つまり「オリバー・ツイスト」少女版みたいに想像していました。  でも実はシリアスなのに明るい映画でした。  前半の調子でいってくれれば8点くらいの感動作だったかも・・  後半が「トムとトーマス」みたいなドタバタ劇をミュージカルにしたようだ。  と説明すればわかってもらえるかな(苦笑)  前半の絵的な演出は昔のフランス映画と思うほど(絵的に)  絵ハガキにしたいような止まった演出がおしゃれでした。  曲もよかったですよ~♪  これはもしかしたら映画よりも舞台でミュージカルとして見たほうが楽しそう。   
[DVD(字幕)] 6点(2006-02-15 11:21:08)
16.  エアポート’77/バミューダからの脱出 《ネタバレ》 
航空機の墜落の謎は導入部から真剣に観るとわかりますが、 ダラダラ観ていたらわけがわからないところがあります・・ 人間が入れ替わったり着替えしたりグルだったりと、 スパイ映画みたいなのでややこしいんですよ。 そしてチラッと見るとなんと航空機がバミューダ海峡に沈んでゆくではありませんか! そこからがほとんどの時間なのですがコレは面白いというかマジ怖い・・ 海底まで沈んだ航空機に閉じ込められてどうやって脱出できるのか? 後半なんか緊迫感が伝わり怖かったです。 やはり私は海洋パニックが怖い・・ 怖い嫌なところを映像化されると(自分がそこにいないから)面白い・・ 航空機をどうやって海の上に戻すんでしょうか? ラストで字幕がありましたが、 これはフィクションですが実際にこういうこともできる可能性があるみたいなテロップ。 閉所・・海底・・怖いです。 俳優がすごい顔ぶれですね~! お気に入りのJ・スチュワートはもうお年で航空機の持ち主役です。 他にJ・レモンがこれまた大活躍する役なのです。 レモン氏は私の苦手な演技の方の俳優さんだったのですが、 これはリアル感ある等身大でいい役です。 C・リーはこの中でも現在活躍中のすごい名優ですが、 このころニコラス・ケイジ似だったんだ・・(笑) 「1941」でも海に放り込まれ、 「クリムゾン・リバー2」でも水死してた・・ なぜにリー氏はこんな役ばかりなのか?? 他にも名優ぞろいでとにかく往年のおじさん俳優ばかり(爆) 最初のスパイみたいなのは単なる絵画泥棒ですので、 こいつらはルノアールの絵がほしいんだと理解してください。 私は後半から真剣に観てわからなかったのでもう一度、 最初から見直しました。 やはり人物の編集が不親切でわかりにくいところがありました。 でも面白いことは確かです。 テンポがよくてアクションが多い映画ではありませんが、 ジワジワと来る怖さと奇想天外な結末は楽しめます。 じっくり密室劇のようなパニックものを観たい方に特にお勧め。 しかし暴力的なシリーズですね~・・ 
[DVD(字幕)] 6点(2005-12-04 15:25:48)
17.  栄光への脱出 《ネタバレ》 
「アラビアのロレンス」になんとなく似ているんですよね。  歴史的に見ても先にロレンスを観ておくとこの作品がわかりやすいです。  さてこの作品はその後のアラブを描いております。  アラビアのロレンスが長い作品なのですが、今作はなんと212分!  いやぁ・・やはりややこしい時代背景ゆえこれは見ごたえある。    モーゼになったニューマンは故郷に帰るのですが、  冷静に客観的に見ると、このイギリス統治下のままでよかったのではと思うんですが・・  アラブのひとユダヤのひとが仲良く共存しています。  そこに時代を変えた流れが政治という見えない支配によって、  イギリスの力は失せ代わりに触れてはいませんがアメリカの力が見えます。  アメリカに触れずあえて看護婦をアメリカ人としたところが、  これは絶対ハリウッド現代版十戒を描きたかったんだなぁと・・  客観的に描いていると思わせ実はアメリカ映画だというのがわかります。  アラブやイギリスのことをあまり悪く描いていない(むしろ善)のに対して、  最期の方でなぜかドイツが出てくるさまはアメリカ人はドイツは悪役と見ていたのでしょう。  この時代にこの映画というのは勇気があるというか、  作品中にニューマンが言う「これは宣伝だ」実際プロバガンダ映画なのでしょう。  ラストはもろ「アラビアのロレンス」です。  ジープはどこに向かっているのか?  彼らは本当の自由を手に入れられたのか?   私たちはすでに現在を知っていて歴史は繰り返される。  確かに一方的な描き方かもしれませんが、  そのおかげで逆に娯楽性もあり長い作品を観ることが出来るのです。  いや、こういう政治民族問題は色々な方向から描いていくのは難しい。   栄光への脱出という日本タイトルは無神経でセンスがありません。  本当は船の名前であり深い別な意味があるのです。  アメリカがいかに自由で正義で弱者に手を差し伸べているという演出は、  看護婦がアメリカ人であることでもう十分でした。  アメリカ女性との恋愛を絡めなくても十分伝わったのではないでしょうか。  こういうロマンスを省いて骨太な実は宗教が根付く土地という争いを、  じっくりわかりやすくシリアスに描いてほしかったのです。  
[DVD(字幕)] 6点(2005-09-01 11:09:21)
18.  エイリアン 《ネタバレ》 
「死霊のはらわた」などが見れるのに、 私はどうしてもこういうゲテモノはだめ。 でもまあ演出が面白く、引き締まった娯楽作になっています。  普遍的なSFホラーなのですが、エイリアンの見せ方がすごくうまい。 生理的に人間が嫌がる見せ方を持ってきましたね。 体内から肉を食い破り飛び出すエイリアンは夢に出てきそう・・ 何度見ても気持ち悪い登場の仕方、このシリーズは監督の腕試しの映画。 私的にはこの1は、ジョーズやターミネーターとよく似たホラー色の強い、 最初に観客をびびらせる映画と見ています。   
6点(2005-03-01 05:44:59)
19.  エビータ(1996) 《ネタバレ》 
歌ばかりなんだろうなぁ・・と覚悟はしていましたが、  本当にほとんど歌です。  ミュージカルは突然歌いだすから苦手。  演出にだけ没頭しようと努力。  ところが大作だけあってもうほとんどがアップかロングの演出・・  途中からなんか「ドクトル・ジバゴ」を観ているような感じ。  成り上がり映画としては「エリザベス」のような凄みのある作風が好き。  しかしそんな男まさりな主人公でもなく、  女であることでのし上がっていくさまは、  内容は全然違うんですが「SAYURI」を思い出しました。  いやぁ私はSAYURIのほうがよかったですが・・  エビータを観てて応援するとか共感するとかの感情が湧かないもの。  それぞれの役者はよかったし歌もそこそこうまいんだけれど、  やはりほとんど歌のセリフだとかなり違和感がありました。  ミュージカルでもセリフが時々あるのが普通なのですが、  これはもうほとんど歌いっぱなし。  泣きながら歌われるより少しですがスピーチの時のほうが感動しました。      前半セリフ半分で後半歌半分でもよかったのでは?  特に演説のシーンなどはセリフで聞きたかったです。  マドンナは黒髪の若かりし頃のほうがよいです。  ジョナサン・プライスは本当にどの作品でもこういう役ですね。  好きな俳優のひとりなんですが・・  今回も自信なさそうで根本的にはよい人役を無難にこなしています。  意外とマドンナとは合っていました。  アントニオ・バンデラスはこんなに歌がうまかったんですね。  彼も濃いですが好きな俳優です。  ちょっと力が入りすぎた気がしましたがミュージカル口調だからかな。  彼の役がよくわからないのですが、  語り部でもあるし大衆の映し絵のようでもあるし・・  最初のふたつの時代のお葬式が鍵なのですが、  ここをもう一度最後に持ってくるのはくどいかな?  私はもう一度もってきたほうが感情移入はしやすいと思いました。  アルゼンチンという国もカトリックなんでしたね。  政治的な背景や宗教もよくわかっていると楽しめたと思います。     
[DVD(字幕)] 5点(2006-05-28 14:41:38)(良:1票)
20.  80デイズ 《ネタバレ》 
世間では低評価な作品ですが私はそれなりに面白かったです。 それなりといっても笑えるというのではなくて、 小さい子供とか家族で観る作品なのではないかなぁ・・ ハリー・ポッターと同じ種類のような気がするんですが、 子供版インディジョーンズと観てもよいし。 音楽もバック・トゥ・ザ・フューチャーとハリーポッターを合わせたよう。 コメディも子供くらいにしか受けないような感じ。 お話も無理やりだしやたらと長い。 しかしまあまあ楽しめたというのは、 CGで作られたとはいえ色がきれいな演出があるんです。 各国に入るときにその国の演出がされますが、 フランスはおとぎの国みたいでしたね。 中国も箱庭みたいなのがかえっておかしくもよい。 あの時代の中国の広さはわからない設定なのでしょう(苦笑) 各国紹介といえばインディジョーンズですごいアイデアだと思った、 地図の上に航空線が書かれてゆくアレ。 もっと夢の冒険旅行かなと期待したのですが、 元の八十日間世界一周も観ていないのでまた観るつもりです。 違和感はあるもののカンフーのシーンは嫌いではないです。 やはりマトリックスのようなスローなカンフーよりずっとよいです。 中国のシーンでジャッキーの敵をやってた俳優がかっこよかった。 あとヒロインはかわいらしいです。 主役の科学者も悪くない。 もちろんジャッキーのアクションもよい・・ けど役がかわいそうでしたね(前半などチャップリンみたい) 極めつけはキャシー・ベイツです。 シュワちゃんはあのような安全な役より(爆) やはり破壊王として敵キャラでジャッキーと対決させてほしかった。 それを楽しみにしていたので残念。 配役は悪くはないし絵としてもファンタジー感がある。 何が足りないのか? やはり子供向けな映画(比べるとヤングシャーロックのほうがだいぶ大人向け) そしてカンフーと冒険モノの違和感だということですね。 カンフーはよかったので中国の監督にコメディとして撮ってもらったほうが、 割り切って見る分には面白い娯楽作になったと思いました。 
[DVD(字幕)] 5点(2006-05-28 14:30:23)
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