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アルメイダさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 604
性別 女性
ホームページ http://www.geocities.jp/suminoe_kagaya/
自己紹介 2004年から映画専門サイトをたちあげました。
ジャンルはSFが主ですが、サスペンスも大好きです。
リバーランズスルーイットや、ショーシャンクの空に
のようなヒューマンものから、未知との遭遇やバックトゥ
ザフューチャーなどのアンブリンもの。
十二人の怒れる男やパルプフィクションなどの脚本もの・・
自分が良いと思った映画が合う映画で、見る人の数だけ
思いも変わると思います。その中で、共感できる人が
多ければ売れるのでしょうね。
たまに<これだけ映画を見てるんだから万人受けは・・>
と、マニアックな映画にも手をつけますが、
できの良い映画や単館ものなど多趣味なジャンルに疲れ、
子供時代に帰ってるみたいです・・
それらは映画館で見た映画本来の娯楽作だった・・

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1.  ミクロの決死圏 《ネタバレ》 
体内を探索する隊員たちにしろ、  突っ込みどころは満載な行動を取るし・・  サスペンス的にもあまりにも裏切り者がわかりやすすぎ。  サッカーフランス代表のGKパルデス?そっくりです。  私としてはこの事故の被害者なる要人が、  なんのために襲われたのかその前触れか後日談を描くリメイク続編が観たい。  体内冒険映画としては映像的にはきれいでした。  もっと不気味な変な描き方をしているかと想像していたのですが、  まるで深海を浮遊する潜水艦といった感じで。  わりと真面目に描いていくのでなんだかNHK教育テレビを観ているよう(苦笑)  しかし後半のハラハラすること。  この勢いとスピード感は今のSF映画もお手本にしてほしい。  映像でせかすというのではなく脚本でせかすといった感じ。  ちいさな虫にも命があるというなんともいえない描写は、  ただ娯楽作を作ろうとしたとは思えない深さがあります。  最初のほうは説明的で多少だるいのですが、  後半は面白くてあっという間です。  子供のころ平気で虫とか興味を持っていじったり、  命の不思議さに考え込んだりと・・  童心を取り戻せるような気がしますね。  今ではテレビなどで一方的に難しいことは答えを出してくれるから、  考えようというプロセスがないんですね。  
[DVD(字幕)] 5点(2006-09-21 07:08:18)(良:1票)
2.  ミシシッピー・バーニング 《ネタバレ》 
なんとあのジーン・ハックマンがFBI役。  やはりハックマンはハックマン(爆)  「フレンチ・コネクション」とだぶりました(苦笑)  たぶんほとんどの人がFBIふたりならハックマンを褒めると思う。  けれど私はウィリアム・デフォーが気になって仕方がない。  彼は本当にいくつもの顔を持っていますね~  今回の役もメガネをかけてまるで変装状態(爆)なのに、  こいつはいくら顔を変えてもウィリアム・デフォーだ!と。  切れ役が得意なので心配したんですが無用。  どこか昔のイギリスの映画っぽい感じで意外とクールなFBI役が合っていた。  このふたりの組み合わせって普通考えられませんよね。  感覚的には「L.A.コンフィデンシャル」を観てるような娯楽感。  そして内容はKKKと言われる白人至上主義団体によるある事件。     前半のうねるように走る車を縦に撮る映像は、  そういえば同監督のケビン・スペイシー主演の同じような系統の映画、  「ライフ・オブ・デビッド・ゲイル」 この作品の前半にも出てきました。  まさに映像美・・  作品は両方とも社会派映画なんですがこちらのミシシッピー・バーニングのほうが面白い。    あと前半の映像の面白さという点では「激突!」を思い出した。  前半はスピルバーグ映画みたいなんですよ。  観ていて「ミュンヘン」のようでもあるなぁとか思いましたから。  後半から「ゴッド・ファーザー2」のような報復映画になり、  ここらはもうテンポよく娯楽作としても退屈しない。  結局正義が最後に勝つという図式ではあるけれども、  それでも根本は変らないから終わらないという、  混沌とした曖昧なものを残している・・  しかし後味が悪いわけでもない。  曖昧な歴史が作った差別と利用したKKKという団体。  弱いものはさらに弱いものを叩く。  一番罪なのはそれを見てみぬふりをすること。  われわれも同じ罪人だと、  ウィリアム・デフォーがつぶやいたセリフが全てです。  
[DVD(字幕)] 7点(2006-09-21 07:05:47)
3.  壬生義士伝 《ネタバレ》 
中井貴一はやっぱりうまい俳優だなぁとあらためて感心。  最初は貧乏くさい役だとかなり違和感(なまりも役柄ひどい)があったのに、  ここまで完璧に演じられては逆に寺尾聡の演技のように見え苦笑・・  言葉を理解するために字幕つきで邦画を観ました。  何を言っているのかわからない部分もありましたので・・  それほどなりきっていたのですが。  だから寂しいのです。  後半の見せ場をあんなふうにひつこくしなければよかったのに・・  切腹をするまでが長い・・長すぎる。  満身に傷を負いもとの旧友邸に転がり込んだ行き場のない体。  あの時代なら切腹もいたしかたない(武士の情けです)  しかしそこで観客にソレは違うと考える余裕を与えてくれず、  勝手に不幸の主人公の語り部と化してしまいます。  そしてそれからもひつこい説明的な演出・・  観ている方はわかっているから考えたいのですが、  もしかしたら本を映画で読ませようとしているのか・・  う~ん「男たちの大和」で感じた思いと同じだった。  頭の中でそのメッセージを映像化したいのに朗読とかされると・・  こういった邦画の最近の演出を見ると、  過去の旧「砂の器」の素晴らしい演出が思い出されます。  時代の政治の犠牲になった人を美化しすぎなく、  観客に考える余裕を与えてくれるような作品を邦画に期待します。   
[DVD(字幕)] 6点(2006-02-15 11:17:56)
4.  ミュンヘン 《ネタバレ》 
 スピルバーグはアメリカ人になってしまったのか?    アメリカに渡ったユダヤ人って別のちょっと高い所から見ているような気がするんです。  明らかにイスラエルにいるユダヤ人とは違う。  だから中立的な立場で平和的に考えられるのではとも・・  じゃあパレスチナ側をもっと悪く描けばよかったのか?  しかしそれではただの勧善懲悪の娯楽スパイ映画になるし、  この原作を使う意味がないでしょう。  そう考えてそしてイスラエルの非難を浴びながらもこんな政治映画を作った、  そんなアメリカにいるユダヤ人のスピルバーグは度胸があるなぁと・・  チラホラ見えるそれでもアメリカ人になりきれない苦悩が、  作中にも現れている気がするのです。  その苦悩は主人公の苦悩でもあります。  ドイツで生まれイスラエルに住む主人公モサドは、  現在はイスラエルを捨て名を変えてアメリカに住んでいる・・  作中の十字を切るシーンが?だったのですが、  そういう細かいところに隠されているのかも・・  こういうこともわかった上で観賞するとまた違うかもしれない。  高見の見物、理想論は日本人にも言えること。  だからあえてこの作品は調べてから観る方が入りやすい。     このふたつの民族がなぜ仲が悪いのかも、  何1000年も前のペリシテ人(パレスチナ)とヘブライ人(ユダヤ)からきていること、  遡ればダビテ王のころですから根が深いのです。  ダビテといえばキリスト以前の時代です。  何1000年も前から何をやってるんでしょうか・・  おそらくスパイ映画にリアル感がないなぁと思われている人にも、  娯楽の面でも楽しめるように演出されています。  私はカメラワークを観るのが好きなのですが、  その点でもこの作品はよくできていました。  車を使った演出は何度も出てきましたがうなりますよ・・  映像を重ねながらの心理描写もよくできているし、  160分以上ある作品とは思えないくらいでした。  ただ・・スピルバーグが作ったということで、  映画の中に個人的な葛藤が反映されて、  観客に答えをゆだねる曖昧な作風にもなったことは確か。  そんなに痛い(精神的にも)映画を作らなくてもと思えたり、  特にラストが曖昧で映像として問いかけで終わっています。  
[映画館(字幕)] 7点(2006-02-15 10:55:51)
5.  Mr.&Mrs. スミス 《ネタバレ》 
6点に近いんですが・・ご祝儀&ブラピが好きなので甘く7点。 ストーリーはもういたって単純そのもので、 サスペンス好きの私には全然物足りなく、 アクション嫌いの私なのにいいのかこの点でと思うんですが・・ 苦手のカメラ早回しは予告でもわかってたし覚悟してたんですが、 意外と見やすいことに気づきました。 撮影監督の腕がよいのか監督の演出がいいのか、 速いだけでなく見せ場にはスローや長回しも駆使し、 飽きさせることはありませんね。 カーチェイスも撮る対象がはっきりしていて、 画面酔いすることもなくスピード感がありました。 演出は単純な映画の割りによかった。 舞台劇のコメディとSF映画のような高さのある演出で緩急がある。 ついてゆきかねるくらいの(ありえない)演出は派手すぎてこっけいで、 これはコメディ色の強い恋愛アクションだなぁと。 ブラピとジョリーの顔立ちがなんとなく兄弟に見えた。 唇が気になって(爆)ふたりとも唇がめくれてるから・・ キャラ自体がユーモラスですよね。 きれいなんだけれどグシャッとぶさいくになるし、 そこがかわいいんです。 お似合いだなぁ~と変に感心してしまいました。 マイケル・ダグラスの「ローズ家の戦争」という映画が昔ありましたが、 あれをスパイものにしたような感じです。 どこか昔の映画のような感じがしたのも、 それに似ているからか、 それとも舞台劇のようなドタバタコメディだからか、 セリフや演出はもろ3枚目のブラピ全開です。 今までに何人殺した?このあとのジョリーの答えにほうけた顔のブラピがよい。 対するジョリーは2枚目のほうが強かったかな? そのギャップがなんともユニーク。 目がいっちゃってるジョリーがマネキン人形のようにビルから直立不動で落下するシーン、 逃げまくるブラピが無人の車に飛び乗ってお約束どおり撃沈するシーン・・ 真面目にふたりともイカレ役をやっていて似合っています。 音楽も軽快なラテン調で、 なんとなくタランティーノの全盛期アクションを思い出しました。 妙にひと昔の映画と今の流行とのミスマッチを、 2枚目なのに3枚目のふたりがやっていることもヒットした要因と思いました。 根本は夫婦愛とか恋愛倦怠期からの脱出とか真面目なのですが、 それはおかずとしておいておいてコメディとして楽しみましょう。
[映画館(字幕)] 7点(2005-12-23 14:22:32)
6.  M:I-2 《ネタバレ》 
冒頭は先日観た「エアポート’77」の始まりシーンみたいで、 サスペンスものだと期待して観てたんですが、 もうこれはおそらく誰もが思ってると思うのですが、 完全なるトム・クルーズのプロモーション映画です・・ (中華圏の監督の映像表現に対してチャン・イーモウのLOVERSも、 チャン・ツィイーのプロモーション映画と書かれてるのを見たときがありますが、 内容の違いは明らかでしょう・・)この映画には内容がない。 しかもだから面白いというものでもなく、 簡単なすじなのにすごく時間が長く感じてしまったのは私だけでしょうか。 ああ、こういう作品が私がアクション映画を観ない理由のひとつかも・・ プロモーション映画のようなこの作品には魅力は感じません。 なぜならスタントがほとんどだしそれならシュワちゃんのほうが見たい。 アクションによってはキアヌもあり?みたいな万能誰でも007でしょう。 宇宙戦争のほうがよかったなぁ・・違和感はあったけど見慣れてくると親近感がわく。 私はアクションは根本的には観ないのですが、 シュワちゃんのとかトラボルタのは観たいかなと思います。 正義にも悪にもなれそうなアメリカン・ヒーローみたいだし。 監督がジョン・ウーということで「フェイス/オフ」は面白くてDVDも持っています。 あれも後半のボート・シーンはひつこかったけどよく出来ていた。 で、このMIP2と比べるのもなんですが、 比べてしまうでしょうやはり・・ スローモーション、二挺拳銃、長回し、極めつけに鳩が舞うとなれば・・ 脚本なのかなぁやっぱり・・ でも単純なお話をどれだけ面白く魅せるかの結果がこれでは・・ それにA・ホプキンズの使い方もぱっとせず、 悪役のダグレー・スコットが怪しい魅力だったなぁと。 ただ・・私がサスペンスのほうがアクションより大好きだということで、 もしこの先「007」シリーズを観るようなことがあれば今作はまた違ってくるかな??
[DVD(字幕)] 3点(2005-12-04 15:30:18)
7.  ミッション:インポッシブル 《ネタバレ》 
この作品は途中までものすごくよかった。  96年の映画にしてはなんともいえない味があって、  ちょっとレトロでそれでいて古くさくもなく・・  観終わったあとまたその最初の方を見直したら、  似ている・・  これ「第三の男」そっくりですよね!  あの映画はかなり古いんですが濡れた石畳の街や螺旋階段が印象に残ってて、  何よりそのお話が死んだはずの犯人がひょっこり後半に現れるというもの。  考えれば考えるほど似ている・・  それでどこかレトロなヨーロッパの映画のように思えたのかも。  この「第三の男」は特にカメラワークが変わっていて、  傾いたような構図で撮るのですが、  MIPも前半は意図してのものか傾き画面が多かった。  CIAのビルに入ったあたりから今の映画になって傾き画面は使ってない・・  意図したと見たほうが正解かも??  演出が変わった後半は主役は別にトムでもキアヌでもよかったりとか、  なんでJ・レノはこんなチョイ役なんだとか、  どう見てもトンネルのアクションはバック・トゥ・ザ・フューチャー2だよとか、  後半がオーシャンズ11のような普通のアクションになったかとか・・  いらないことばかり考えちゃって・・  前半からCIAのビルに入るまでがすごくよい演出で、  しかもキトリッジ(悪役顔ですねぇ)と待ち合わせの店にトムがガムで爆破して逃げるシーン、  あれはもうデ・パルマって感じでよいですねぇ(笑)  デ・パルマらしさがあまり感じられなかったのでここら好きです。  螺旋階段は別にMIPじゃなくってもたまに使われているのですが、  特に導入部や演出も似ているので未見の方はぜひ・・  しかし・・デ・パルマってヒッチコックのファンだったはずなんですが?? 
[DVD(字幕)] 6点(2005-11-20 23:21:45)
8.  ミスター・アーサー(1981) 《ネタバレ》 
この映画のラストは大いに幻滅した。  後半のラストちかくまでは満点に近いくらいよかったが、  でも幻滅しながらでも認めざるを得ないこの主題歌、クリストファー・クロスの名曲。  主人公のバカお気楽御曹司が執事の爺の最期になって、  ようやく自立したのはまるで映画の内容は違うが「シャイン」を思い出した。  と思ったらこの執事役、シャインに出ていた・・  ここらがあっさり描かれておりとても気に入っている。  お涙頂戴もわかりやすいのだが、この映画にはこのシーンは事務的でさえある。  執事役のギールグッド氏は最近私が見た映画によく出演されており、  登場したすぐに「シーザーだ!」と思い出しました。  カリギュラにも出てたんですよね・・  執事がどうなったかということをネタばれしていますが、  それでしらけるような映画ではありません。  泣かせる映画ではないのですよ。  ああ、あのラストさえなければ主題歌は賞を取ったのだから、  執事役にも助演賞をあげれる。  と思って調べたら、なんと助演賞も取っていた。  おおいに納得。  この映画は全体で評価すれば、アカデミー賞も納得できる。  執事役、主題歌、それ以外にどうこういう内容ではない。  あのラストが説明しすぎて悔やまれます。  このボンボン、金持ちは金持ちってことか~!と、  そのあとで素敵な主題歌がかぶるものだから、  騙されたプリティウーマンのお話みたいだ・・そこさえなければなぁと。  どこか古い良い時代の映画っぽくて気にいり、  残り5分くらいまではよかったのにと残念に思いました。   この映画の原題がARTHUR(アーサー)というのが面白いですね!  ギールグッド氏の本名だし、しかもアカデミー賞は助演男優賞&歌曲賞受賞で、  『ニューヨーク・シティ・セレナーデ』Best That You Can Doと、Mr.Arthurというのも納得。    
[ビデオ(字幕)] 7点(2005-07-17 07:02:42)
9.  ミッドナイト・エクスプレス(1978) 《ネタバレ》 
大変重く暗い実話です。 ショーシャンクの空にとよく比べられるんですが、 私には先に見たのと演出で後味が良かったので、 どうしてもショーシャンクの空にのほうがいいです。 かなり評価の高い今作品なのですが、 事実とわかっていてもどうしても一方的に描かれている気がする。 映像は不思議でいい味を出しているのですが、 やっぱりハリウッド映画なんだなぁと思いました。 それがどうしても感動できない理由かもしれません。 とても重厚ないい作品には違いないのですが、 共感できるのは怖さや孤独感や辛さしかないのです。 やり遂げたという爽快感はいくつもの犠牲の上に成り立ち、 それならなぜ最初にそういうことをしたのかと客観的に見てしまう。 一番良く描かれていたのは友情です。 でもこの友情仲間意識というのもバイセクシャルもあり、 例えれば戦場での狂気に近い日常から生まれたもの。 精神病院でのシーンがとても不思議で映像美さえ感じました。 音楽も大音量で聴けば気が変になりそうで合っています。 主役のブラッド・ディビスが気になりました。 体格を除きかなりブラッド・ピットに似ていました。 でももう亡くなっていたので(エイズ)亡くなった年が彼と 同じくらいなんですね。死因もショック・・ 
[ビデオ(字幕)] 6点(2005-07-17 06:47:07)
10.  未知への飛行 《ネタバレ》 
私がシドニー・ルメットのファンだということを差し引いても、こんな映画を悪くは書けない。  でもまあ悪いところも書きます。  最初のシーンからパーティのシーンそこまでを除く、  軍事会議までがいやにだるいのです。映画的ではない。  つまり面白くない。ただし、悪いところはその中半だけであとは満点に近い。  キューブリックの博士と私情抜きで比べるためどちらも2回見ました。  いやなんでそこまでといっても・・ほとんど良く似た映画だからです。  似てる・・もちろん捉え方はまるで違うのだけれども・・  さらにまたよく似せてしまったのが訴訟問題後、コロムビア映画が両方の上映権を持った。  同じ会社から配給されてたなんて・・(なんか怪しいコロムビア)  題材が題材なだけにこちらを8点にしました。満点にはできません。  好きな題材ではないから。  この映画はすごいです。ラストの衝撃がすごいということは調べていたのですが、  どういう衝撃か知ってしまうと面白くないのでそこまでは調べなかった。  けど2回目見てもまだ衝撃でした・・  よく私ネタバレしますが、コレはふせておきますね。  ちょっとマニアックな映画なので見てない人も多いと思うので・・  ヒントは、昔の映画は最初と最後がつながっている・・  最初に出てくるのはニューヨークシティの闘牛場です。  う~んまた見たくなってきた・・でも売ってない。     十二人の怒れる男でも有名な、ヘンリー・フォンダが大統領をやっています。  うまいです。でもその隣に座っていた通訳の俳優が気になりました。  あの役は難しい。座ったまま感情を示して同時通訳しないといけない。  俳優の鬼気迫る演技もすごかったけれど、緊迫感が怖くて  1回目に鑑賞した途中でもういやになったほど・・  うわ、じわじわと絞められてるようなキツイ映画だと。  割り切ってホラーやサスペンスと思って見たらなんてことないのだけれど、  実は本物の戦闘機に乗って演技している俳優や、  事務仕事のように冷静に分析する政治家役。  リアルすぎて演技かどうかわからないくらいでした。  で、終わった結果「戦争はよくない!」と思うしかなかった。  こういう真面目な作りの映画を観るとしばらく戦争娯楽映画が観れない。  ので・・キューブリックの映画でまた平和ボケに戻ろう・・!? 
[DVD(字幕)] 8点(2005-05-07 08:03:56)(良:1票)
11.  未来は今 《ネタバレ》 
3回も見ちゃったので新鮮味と感動も薄れてしまったのですが、  あまりこの監督の作品が合わない私が3回も続けて見れたのだから、  まあまあなのでは・・?  凝ったサスペンスでもないしコーエンらしくはないんだけど、  ミラーズ・クロッシング(苦手なのでまた今度)が合わなかった私は、  おや?わかりやすい絵本のような見せ方だと、  そりゃあもう最初は「どうしょう大変だ」と感動したのです。  8点だよこれ、とよく見ないで絵で感動してまた見たら、  もっと落とそうか・・とさめてきたのですが3回も(1週間で)  見たのですから飽きたのでしょうね。8点はきびしいが6点。     この映画を観るきっかけになった大きな原因は私が、  サム・ライミのファンであること。  脚本のひとりとしての参加なのですが、  怪しい・・ホラーがかっているのですよ。  ブルース・キャンベルもなぜか出てるし・・  ポール・ニューマンが悪役というのも面白いし、  ティム・ロビンスがまぬけな社長役というのも見たくなった原因。     しかしこの映画って筋がよく似ているのです。  「素晴らしき哉!人生」に。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」にも。  コメディだから笑うしかけもあるのですが、  どちらかといえば笑えないドラマなのです。  フラフープの発明で成功したロビンスからテンポはよくなるのですが、  だまされおだてられ恋愛も絡むあたりがちょっとたいくつでした。  ジャンル的にはコメディで、ホラーっぽいファンタジードラマですね。 
[DVD(字幕)] 6点(2005-05-07 07:52:57)
12.  MISTY(1997) 《ネタバレ》 
そんなに悪い映画ではないと思いますよ。 原作の「藪の中」にほぼ忠実ですし。 「羅生門」は、羅生門と藪の中を足したおいしい映画ですから、 これと比べるのはかわいそうです。 ただ、ソフィーの世界を映画で見たようなつまらなさはある。 藪の中にほぼ忠実に作ってあるので、小説に挿絵をつけたような、 硬いつまらない演出になっている。もちろんあとから作られたものもある。 それが、前半と後半。これがつまらないのが大失敗の原因のひとつ。 藪の中の真実をあのラストに解釈するのはわかる。 けどその演出がまぬけ。そこさえ生きてくればよい映画になったかも。 事務的というか、実はこうでしたと言われても、天海さんが・・ ふたりの男優より天海さんさえ切れてめだってくれれば、 そのラストも生きる。こういう妖艶な役は毒がなければ・・ 個人的に田中裕子(天城越えのときの)がいいなあ。 やっぱり羅生門のほうがイタコ出しで勝ち。(原作と比べての問題です) それが比べれないわけです。同じことをしたくないなら、 原作どうりに謎のままラストにしたほうがよかったのでは。 低評価の中わりとまともな点をつけちゃったのは、 見てる途中すごく嫌な気持ちになった(ここ重要) 金城さんは確かに日本語変ですが、表情に共感でき一緒に嫌な気持ちを 味わえました。へんかなぁ・・それはたぶんこの変な映画の中で、 唯一フツーの人だったからか。・・フツーというのもなんなんですが。 豊川さんは濃い・・主役を誰に持ってくるかですね。 どう見ても天海さん中心なので、その不足が大きすぎる。 ふたりの男の気持ちはわかるのに、肝心な女の気持ちがわからない。 でもまた小説とか読みたくなりました。ラストの解釈はこれでいいのか・・?? 
5点(2004-09-01 11:01:42)
13.  未知との遭遇
昔見た覚えはありますが、子供だったのでよくわからず、今になってDVDを購入し、近所のシアタールームで見てきました。10畳間くらいの部屋に、壁一面がプロジェクタースクリーンで、最大音量で堪能しました。何か忘れたものを思い出しました。映画が好きで、元はスピルバーグモノを映画館で楽しんでた子供だったのに、大人になりその頃を否定するかのように、難解なサスペンスや感動作を選ぶようになり、劇場には行かなくなった。 映画が身近になりすぎて、娯楽でなくなりテレビを見る暇つぶしみたいになったのです。今頃私はスピルバーグ映画を見ていた、子供の頃の作品を集めている。しかし、再生してみてやめた。ふと、今年で閉鎖するシアタールームを思い出し、鑑賞してきたところです。あれは(小画面)鑑賞ではなく、観察だ・・まるで、ニューシネマパラダイスのラストのように、閉鎖する店の一室で鑑賞しました。視界に入りきらない画面を再現するため、3mくらい間近で見上げながら・・うちで見たらたぶん良くて8点、でもこのでかさ音の重低音で10点満点。のめり込めましたから、ドレイファスの気持ちや筋がよくわかった。リアルです。ありえない話ですが、ありえるかもしれない。異常な行動を取る人たちや主人公も、すごく気持ちがわかり自分もそうすると思う。何故?何?それが知りたいこと。もしかしたらただそれだけなのかもしれない。それほどまでの好奇心を、UFOという対象で表現しているけど、これは体験したいというピュアな映画。CDで音楽を聴くか、コンサートに行くかみたいな・・古風な逸話で、かぐや姫を思い出しました。でもあれは、逸話ですがあの話はSFとしての解釈で有名です。
10点(2003-12-26 07:10:05)(良:3票)
14.  未来世紀ブラジル 《ネタバレ》 
スピルバーグの「1941」を面白いと思えるまでにかなり時間(年)がかかりました。 あれも2回目を観るまでは理解不能で記憶から消していた作品・・ これも今回が2度目で1度目は全く理解不能でした。 今回なぜか観たくなったのも時期があったからでしょう。 感性で観る難解な作品ということで、 最近「オープン・ユア・アイズ」にはまり、 「バーディ」「キューブ」といった ああいうたぐいの答えのない作品に慣れて、 そういえば「未来世紀ブラジル」を前に観たことを思い出したのです。 自分からこの作品を観たくなったのです。 テリー・ギリアムのファンなわりにこの作品の世界は理解できなかった・・ 今回も完璧に理解できたわけではないのです。 前回観たときのラストの暗さ怖さは今回もありましたが、 なんとその怖いシリアスさのあと感動までしてしまいました。 なぜこの作品で感動したのか?? オープン・ユア・アイズのような夢の世界もちりばめられ、 しかもデ・ジャヴか夢かもわからない後半・・ 主人公に感情移入してしまいました。 全編に流れる♪ブラジルという明るい曲は、 音楽でもあり登場人物が口ずさむ理想郷です。 未来のいつかはわからない設定ですが、 なんというレトロさとの融合。 「宇宙戦争」のようなレトロさ。 「華氏451」のようなレトロ未来感のほうが近いかな・・ 管理社会で融通がきかないことは、 今の社会よりもシビアです。 テロという題材もこの監督には楽しく破壊する反体制の娯楽でしかありません。 キューブリックの生き残りというよりも、 わかりにくいスピルバーグといったほうがいいかも。 もうすみずみまでお金かけてるなぁといつも思うのです。 あいかわらず中だるみの感があるところもいつものこと・・ それ以上にラストが秀悦なのです。 破壊し放題で夢でごっちゃにして、 実はそれが理想郷が夢の中でしかなかったという、 もしかしたら近い将来なのではないかとさえ思うのです。 コメディも面白いとよく見たら笑えます。 
[DVD(字幕)] 7点(2003-12-07 12:05:25)
15.  ミッドナイトクロス 《ネタバレ》 
ああやっぱり、タランティーノが絶賛するだけのことはあると思いました。これは脚本がよく出来てます。ラストにつきます。 映像は、個人的に、濃い酔う、デ・パルマ映像は好みではありません。でもこの作品はほとんど気にならない。後半を除いては・・映像が勝手に盛り上がるシーンがあり、泣けなかった。後半、盗聴器を頼りに走るトラボルタがよかった。それからこれでもかの映像と音楽、半狂乱になりながら屋上に上ってくあたり、花火と濃い映像でさっきのジワジワきた感動が・・一番気に入ってて気に入らないのがラスト。あれは、救いようがない。監督に褒められた声の仕事が、唯一残された救われない声。そうですねと冷静に答えるトラボルタのそのあとの表情、こいつの一生はとやりきれない。思った。屋上から後を追い飛び降りる、またはなんと言われても世間に公表する。でも・・そうしなかったところに、この映画の深さ面白さがある。どちらを選んでも、殺されるか死ぬ。そうなれば、死んで証拠となった声が浮かばれない。あくまでも、プロとして残したんですが、生きていて一番辛く哀しすぎる愛情の結末。いちに脚本、ににトラボルタ、でデパルマ。
8点(2003-12-04 07:10:40)
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