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エージェント スミスさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 161
性別 男性
自己紹介 兵庫県在住。
現在大学1年生。
小学6年の頃に地上波で見た「ダイ・ハード」がキッカケで映画好きになる。基本的に映画鑑賞は字幕もOKだけど、どちらかと言うと吹き替えの方に非常に強い興味を抱いています。
趣味 映画鑑賞。音楽鑑賞。
血液型 A型
星座 かに座

2月6日・・・
メッチャ久しぶりにレビュー書きました(笑)
随分長い間サボってましたが、これからまたちょくちょくレビュー書いていきたいと思いますので改めてよろしくお願いします!m(_ _)m

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1.  殺人の追憶 《ネタバレ》 
映画の冒頭にこの映画での事件は実際に起きたことで、尚且つ未解決事件で犯人は未だに捕まっていないと明かされる。ここで既に大まかな結末は分かってしまう訳なんだが、それでもこの事件の残虐性から俺は何とかして犯人を逮捕してほしいと痛烈に願ってしまう。手がかりが全く掴めず、焦りが募り無実の容疑者に暴力を振るってしまう主人公たちの心情が強く感じ取れ、キャスト陣の熱演にも頭が下がるばかり。キム・サンギョンは始めのほうは理論的に捜査を進める冷静沈着な刑事を演じていたが、やがて歯止めの利かない殺人で怒りに支配され、最終的に犯人に敗北し絶望感と無力感に襲われ最有力の容疑者を射殺寸前にまで混乱する変わりようは、もう本当に素晴らしい演技力だと思います。ソン・ガンホも短気ながらも執念で犯人を追跡する熱血感溢れる田舎刑事役も見事に演じれていた。何よりも映画全体を盛り上げていたのは岩代さんが作曲した音楽だと思います。登場人物が走り出すシーンでは観ている側の緊迫感をより強める感じで、冒頭とラストで使われた壮大な音楽は聴いていて泣けてくるほど切なく、観終わった後の余韻がとても不思議に感じました。この映画で1番重要ポイントのラスト。時が経ち、かつて自分が捜査した現場に戻ってきた主人公。彼は一体どんな思いで現場に戻ってきたのか。自分とは何もかもが正反対の刑事と出逢い、時に対立しながらも執念で共に犯人を追跡したこと。全身全霊をかけての捜査を進めながらも連続殺人を止められなかったことや、後輩が片足を失ったこと、列車に轢かれた容疑者など、様々な思いが彼にあったと思う。そこで少女の証言で、自分がかつての現場で思いを馳せていたように、犯人も同じく自分の犯行現場で思いを馳せていたことを知る。だが、肝心の犯人の顔は「普通の顔」とあっさり切り捨てられる。彼にはただ呆然とするしか術は無く映画は終わる。この終わり方がとても美しくもあり不気味でもありました。「シュリ」以降、韓国映画のレベルの高さは年々高まり本当に驚かされます。ここまで来たら「踊る大捜査線」なんかでワイワイ騒いでる近年の邦画など、もはや手の届く領域では無いかもしれない。
10点(2004-10-11 13:46:37)(良:3票)
2.  ゴッドファーザー 《ネタバレ》 
現時点で16歳。高校1年で映画歴もまだまだ浅い俺がこんなことを言うのはどうかと思うが、今まで観てきた中で最高の映画に出会えた気がする。本格的に映画を観始めてずっと気になり、観たい観たいと思い続けた本作を今回、DVDがレンタルされたことで初めて鑑賞に至りました。冒頭の圧倒的な演出で繰り広げられる結婚式。そこで明らかにこれまで観てきた映画とは雰囲気が違い、静かに淡々とした空気が流れ俺は一瞬でこの映画に魅せられました。3時間と言う長尺ながらも全く飽きさせない流れで印象に強く残るシーンも数多くある。ビトーが果物屋で狙撃される衝撃的なシーン、警察とグルになった敵のマフィアの襲撃計画をかわす見事な病院でのシーン。有料道路の料金所でソニーがマシンガンで蜂の巣にされるシーン。マイケルが対抗マフィアのボスと仲間の刑事を射殺するまでの緊迫感溢れるくだり、ラストの洗礼・・・など挙げたらキリが無いほど思い浮かぶ。マーロン・ブランドも話さなくても十分貫禄が感じられる凄まじい存在感。アル・パチーノの前半の一般人から後半のマフィアの冷酷なドンに変わる素晴らしいまでの演技力。ジェームズ・カーンも短気な兄貴で存在感を十二分に出していた。この映画の魅力はこの先、鑑賞を続けていけばまだまだ見つかると思う。これからも俺は何度も繰り返し鑑賞し、この名作の醍醐味を深く強く感じ続けていきたいと思う。もちろんPARTⅡ、Ⅲも鑑賞しゴッドファーザーの世界観によりハマっていきたい。この映画をリアルタイムで、尚且つ劇場で観たかった・・・そこだけが本当に残念です。 次のリバイバルはいつになるのやら(泣)
10点(2004-09-29 18:56:21)(良:1票)
3.  シンドラーのリスト 《ネタバレ》 
今まで俺はスピルバーグ作品を本当にたくさん観てきた。時には「ジュラシック・パーク」や「インディ・ジョーンズ」などのシリーズでワクワクさせてくれて、「ジョーズ」や「プライベート・ライアン」では自然・戦争の恐怖を教えてくれた。この「シンドラーのリスト」は、これらでは後者のほうに当たるが、映画自体はそれまでのスピルバーグ作品の風習とは全く違っていた。ほぼ全編モノクロで当時の実写映像を見ているかのような感じでリアルさがより伝わってくる。この手法は大正解だったと思う。ユダヤ人虐殺を題材にした映画は、俺はこれまで「戦場のピアニスト」しか観た事は無かった。勿論あの映画も非常に良い仕上がりで衝撃も高かったんだがこの映画での衝撃はそれを超える。特に「赤いコートを着た少女」。モノクロの映像の中で1人カラーで逃げ回る彼女が後に死体焼却の場面で死体となって現れる姿を見て、普通の全編カラーで観る時よりも遥かにショックが高かった。あの所長のアーモン・ゲートだが、劇中で彼がやっている事は決して大袈裟な表現ではなく全て事実。暇つぶしとして気に障るユダヤ人を次々と撃ち殺すと言う信じられないような行為も平気で行う姿には、当時のユダヤ人の人権がどれだけ無視されてきたのかが痛烈に感じ取れた。俺も含めて誰もがシンドラーの行動は正義の行動と思われていたが、ラストで彼が「もっと多くの人を救えたはず」と叫び泣き崩れるシーンには、「自分のした事を決して偉いとは称えず、自分がもっと早く行動を起こしていれば更に多くの人が助かるはずだった」と自らを責める姿勢に心を揺さぶられ、俺自身も涙が出た。最後にシンドラーの墓を大勢の生存者が参拝するシーンを見て、このユダヤ人虐殺は何百年も前の事ではなく、本当に最近起きた出来事なんだと改めて感じた。この事件を風化させまいとノーギャラでこの映画を製作したスピルバーグの不屈の精神に敬意を表して10点を捧げます。
10点(2004-08-28 13:07:02)(良:3票)
4.  ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還 《ネタバレ》 
2年前の春休みに観に行った「第1部」以来、ずっとこのシリーズが持つ力に魅了され続けた俺にとってはこの最終章「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」への期待はもの凄く高く、「コレを観るまでは絶対死なない」と思うまでになり(←大袈裟)この最終章への思い入れは鑑賞直前まで常に最高潮に達していました。第1部を観るまでこのシリーズについての知識はゼロに等しかった俺がここまでこのシリーズに夢中になれたのも、ピーター・ジャクソン監督の原作への深い愛情と観る者をその映画の世界観へ引き込む演出力があってからこそだったと思います。  ここで本編感想ですが、この第3部へ大いに期待を残してくれた第2部のラストからどう始まるのか鑑賞直前まで気になってましたが、ゴラムの忌まわしい過去から始まるオープニングから意表を突かれ、この第3部のこれからの展開に更に大きな期待を抱かせてくれました。戦闘シーンも、第2部のヘルム峡谷での戦闘に負けず劣らずの大規模かつ壮絶な戦いに手に汗握り、心が熱くなりました。クライマックスでアラゴルンが「For Frodo!」と叫び敵陣へ突入していくあまりにもカッコイイシーンでは「ラスト サムライ」でもあった彼らの「信じるものがあるからこそ死を恐れず敵に立ち向かう事が出来る」精神が大いに感じられた。この第3部ではこのいわゆる自己犠牲が全編に渡って繰り広げられていたと思います。フロドとサムの前2作以上に熱く、感動的な友情に劇場のイスに縛り付けられたかのような感激を受け、ラスト30分は涙腺が緩みっぱなしでした。 ホビット庄へ戻ってきた旅の仲間たちの喜ぶ姿を見ていると、俺自身も嬉しくあったが同時に2年間俺を熱中させてくれたこの壮大な旅が終わってしまった事で哀しくもあった。 ただ、サルマンが登場しない事や多少あっさりし過ぎてたシークエンスもあり、そこが少し気になりましたが、それらは今冬発売予定のDVD「スペシャル・エクステンデッド・エディション」で解消されているらしく、そっちを購入して確かめたいと思います。 大変長いレビューになりましたが、俺にとってためらい無く10点付けられる最高の映画に3年連続(正確に言えば2年)、リアルタイムで出逢えたことは心の底から幸せに思い、これから先の俺の映画人生の中でこの「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズは永遠に輝き続ける存在になると思います。   
10点(2004-07-23 22:45:26)
5.  ラスト サムライ 《ネタバレ》 
俺は今まで日本を題材にしたハリウッド映画は駄作ばかりだと思い続けていました。(まぁたまに「キル・ビル」みたいな例外もありますが)この「ラスト サムライ」にしてもトム・クルーズが日本のスター俳優集めて話題性狙っただけのダメダメ映画かと思ってました。  でも公開するやいなやこのサイトでも評価が高かったし、友人も「絶対観ろって!」っと大好評だったので「ファインディング・ニモ」から本作へ鑑賞を変更しました。 それでも鑑賞直前まで変な日本描写が出てこないか内容がグダグダになってるんじゃないかと不安も多くありました。だけど、実際鑑賞してみると物凄いスケールと迫力に終始圧倒され続けあっという間に2時間半が過ぎ去りました。 ハリウッドおなじみのダイナミックな映像に燃えたきるサムライ魂が見事に絡み合い、今まで見たことの無かった映画に出逢えたような気がしました。勝元率いるサムライ軍が登場するまでの静かな雰囲気に戦闘シーンの凄まじさ。それに映画音楽の巨匠ハンス・ジマーの壮大な音楽が被さる。これに興奮しない人はいないはず。どのシーンを見てもズウィック監督とトムの武士道へ対する尊敬の念が込められているように感じれる。俳優陣も渡辺謙の素晴らしい演技に心底感動した。流暢に英語を喋る姿はまさに「かっこいい」の一言。オスカーノミネートも当然のことだと思います。真田広之もキレのある立ち回りや男気溢れる戦いぶりでひたすら強い印象を受けました。  でも本作でも少しの粗はあります。勝元たちは飛び道具は使わないとか言ってた割には弓矢とかの飛び道具を普通に使ってたし、最後のあのオッサンが土下座してその直後に全員が一斉土下座も唐突すぎる。  でもそんな事はこの映画が持つエネルギーにかき消され鑑賞中はただこの映画の美しい世界観に酔いしれる事しか考えられません。 今までこんなに素晴らしく日本を描いたハリウッド映画が他にあっただろうか?ズウィックにもトムにも渡辺謙にも他、この作品に関わった全ての人に土下座して「参りました!」と言うしか感謝の念がありませんね。
10点(2004-07-02 13:17:44)(笑:1票) (良:3票)
6.  プライベート・ライアン
「たった1人の兵士を救い出す為に9人もの兵士の命を懸ける必要があるのか?」という戦時中での理不尽な任務、戦闘中にほんの数秒間で自分の周りにいた仲間が次々と銃弾を浴び、爆風を浴び、虫けらのように殺されていく戦場の地獄絵図、登場人物たちの友情や勇気。そういうあらゆる面から戦争を否定できるのはやはりスピルバーグだけだと断言したい。他の監督だったら(特にエメリッヒやベイ)一歩間違えて戦争を娯楽にしたりアメリカ万歳映画にしてしまいがちなのにスピルバーグは何一つ違和感無く完璧な反戦映画を作り上げた。この映画は今まで戦争を甘く見ていた俺にとって、深く強い衝撃を与えてくれた。
10点(2004-06-29 21:15:38)
7.  ショーシャンクの空に
俺がこの映画を初めて観たとき、友人関係が上手くいかない、テストも最悪と何をやっても悪い事続きという絶不調の真っ只中でした。鑑賞後、それまで抱いてた不安や苦しみがこの映画が持つエネルギーに一気に吹き飛ばされた気がしました。どんな状況でも自由を求め希望を持ち続けたアンディにその彼を優しい眼で見守り続けたレッド。物語を盛り上げる最高の音楽。ラストの素晴らしいまでの爽快感。完璧です。ここまで完璧なヒューマンドラマはそうお目に掛かれません。一応「おいおい、真犯人は誰なんだよ?」と言う疑問も生まれるかもしれませんがそういうのは気にしない方が良いです(それだったら「12人の怒れる男」も同じ)じゃないとこういう映画は素直に楽しめ(つーか、感動でき)ないと思いますので。俺がこの映画を知ったのはこのサイトでの平均点ベストランキングがキッカケでした。もしそれを見てなかったら俺は間違いなくレンタル店で本作を見かけても普通に素通りしてたと思います。俺がこの作品に出逢えたのは正しくこのサイトのおかげだと思います。
10点(2004-06-27 15:24:10)(良:2票)
8.  インデペンデンス・デイ
すみません。俺、この映画大好きなんです。本作を鑑賞したのはまだ映画を本格的に観始めてから間もない頃でありまして、その頃の俺は「ダイ・ハード」や「タイタニック」ぐらいしか「観て良かった!」と思える作品が無かっただけに本作の中で描かれている恋人同士や家族、親子など多方面から捉えたドラマ。ウィル・スミスを始めとするそれそれしっかりとした存在感を持つ登場人物。異星船からの圧倒的な攻撃のスケール。爽快感のあるラスト。それら全てに感激を受けて、この点数に至りました。一応この点数は初見時の気持ちのままで採点させていただきました。正直コレを超える作品は幾らでもあります。でも本作に対しては繰り返しになりますが、あの時(初見時)の気持ちのままで接していきたいと思います。
10点(2004-06-26 17:40:04)
9.  ブルース・ブラザース
正直言って今までこの「ブルース・ブラザーズ」は、ストーリーにしてもキャスト・スタッフについてもよく知らず「USJにある」と言う事ぐらいしか知りませんでした(←映画ファン失格)そもそも俺は「ムーラン・ルージュ」や「シカゴ」を観て「自分にはミュージカル系の映画は合わない」と言う固定概念を持ってしまい、本作にしてもずっと敬遠してきました。けれども多くのレビュヤー様方の高評価により、一度観てみようと気が起こり鑑賞に至りました。  冒頭から予想以上のノリの良さに俺は一瞬で酔いしれ、上機嫌状態のままで最後まで鑑賞しました。 有り得ないぐらい車を豪快にぶっ壊しまくるカーチェイスに加え、理由もなしに2人を襲いまくるストーカー女(まあ実際理由は終盤で明かされるんだけど)。興奮と笑いが見事に咬み合い、俺の心を熱くしてくれました。 んで、肝心のミュージカルの方なんですが俺は洋楽についてはかなり疎い方なんで、本作で流れた曲についても全て「ノリが良くて楽しめる曲」程度の感想しか思い浮かびません(爆死) えー、そもそも本作がこんなにも高評価を得ることが出来たのは主演の2人の力が非常に大きかったからでしょう。何が起きてもひたすらクールでノル時はしっかりとノル。 この2人の喜怒哀楽が見えそうで見えないような姿に虜になった人もきっと多いでしょう。(現に俺もその1人)このサイコーなコンビの掛け合いをもっと何度も見たかったんですが、ジョン・ペルーシが亡くなっていたと知り、残念に思います。 
10点(2004-06-25 19:40:41)(良:2票)
10.  戦場のピアニスト
俺は観る映画は大抵「こいつヴァカじゃねーか?アフォじゃねーか?」とか色んな突っ込みを入れながら鑑賞するワケですが、本作にしてはそんな考えは一切無かった。いや考えられなかった。2時間半近くもの間、暗く重い空気が全編を支配し、まるで戦争そのものの存在を示してるかのように思えるし、主人公のシュビルマンの虐殺が続く街で「生きたい」の信念が画面を通して観ている俺にも痛烈に感じ取れる。後半でシュビルマンが、荒廃した街に佇む姿を見て「もし俺の生まれ育った街がこのようになったら」そう考えると不意に涙が出そうになった。もちろん俺は戦争なんて経験したことが無かったんですが、本作で主人公を一般人にした事により観ている自分自身にも戦争の恐怖が今まで以上にリアルに思えたし、感情移入するのにも難しくなかった。この「戦場のピアニスト」は自らも収容所で母を亡くしたと言うポランスキー監督にしか作れない魂のこもった傑作だと俺は思います。
10点(2004-06-25 19:18:23)(良:1票)
11.  ターミネーター
今や州知事となったシュワちゃんやオスカー監督にまで登りつめたジェームズ・キャメロンを一躍有名にした名作。公開当初は「B級」「低予算」と散々言われたらしい本作だけれども、俺は確かに低予算って感じは否定できないものの、B級については少し違うと思う。  そもそも近未来で人類と機械が戦争をし、敗北寸前の機械側が人類側のリーダーを生まれる前に抹殺しようと人間型のマシーンを過去に送り込むって設定だけでも十分A級映画と張り合える気がするんですね。 キャラクター像にしてもシュワちゃん演じるターミネーターT800型はひたすら無口、無表情で狙った標的を追う姿は観ている側からでも追われる気分を味わえるほどリアルで恐ろしいです。カイルも自分の持つ任務の重要性をアピールするかのようなセリフや行動でしっかりとした印象をつけている。 他にもアクションや特殊メイクと良い点を挙げたらまだまだあるのですが、とりあえずこの辺で。 低予算というハンデを背負いながらもあくまで内容で勝負したキャメロンは本当に凄い監督だとこの「ターミネーター」を観返す度に思わせてくれます。
10点(2004-06-25 17:16:07)
12.  ダイ・ハード
コレを初めて観た時、当時まだ小6の頃だった俺は映画に対する知識もかなり乏しかったのでジョン・マクティアナン監督はおろか、ブルース・ウィリスも「アルマゲドン」に出てる程度しか知らなかった。そんな状態である日「日曜洋画劇場」で放送されていた本作を鑑賞。  すると2時間後・・・「うおおおおおおお!!!!」(暴走)ってな感じでエキサイトしている自分がいました(爆死)  アクションや緊張感が凄いのはもちろんの事、ブルースの愚痴をこぼしながらも自らと愛する妻の命を守り抜こうとするダメダメオヤジぶり、アランのクールかつ冷酷な悪役ぶり、パウエルやソーンバーグなどのサブキャラクターにしても、それぞれしっかりとした人物像を描いていた事も本作の成功の要因の1つだと思います。 本作を機に「ダイ・ハード」類似作品が凄まじいほど出回りましたが、いずれも設定は本作と同じでも内容では本作に勝る物はありません。 俺自身も本作との出逢いがキッカケで映画鑑賞の楽しさに気づき、今日に至るまで500本近い映画を観て、毎回のように新たな感動を得ています。  今となっては本作は俺にとって「人生を変えた最高の1本!」と言っても過言じゃないほどの物になってます。 最後に本作を作っていただいた方々に心から「ありがとう!」と言いたいし、本作を放送してくれたテレビ朝日にも感謝!!!   追記・・・2004年10月1日、俺が映画好き、吹替えにも興味を持たせてくれるキッカケになった野沢那智版ダイ・ハードを放送してくれた日テレにも感謝!最高の夜をありがとう。
10点(2004-06-25 17:00:15)(良:3票)
13.  ダイ・ハード4.0
俺が映画を好きになるキッカケになった映画「ダイ・ハード」。 好きになった当時は既に3作目までとっくに公開していて、リアルタイムではなく完全に後追いファンな訳なんですが、このシリーズにかける思いは誰にも負けない自信があります(笑) この4作目の製作が決まったとき、期待と不安の両方が一気に押し寄せてきました。 今のブルースにはまだ激しいアクションが出来るのか?とか、CG使いまくりのリアルさが無いダイ・ハードになってしまうのか?などと言った不安要素。 それでもこのシリーズのパワーを信じたい気持ちもあり、公開を待ちました。 実際観てみると・・・良かった。不安を見事に跳ね返してくれた。2、3作目と同じく幅広い場所が舞台になったけど、パワーは前2作よりも感じれた気がしました。 最初の15分の大暴れでマクレーンの活躍をやっとスクリーンで観れたことに感動。 後はお馴染み「ダイ・ハード」シリーズの王道を突き進む流れ、さらにクライマックスはVS戦闘機というド派手なアクションもあり大満足な内容でした。 不満はほとんど無いけれど、あえて言うならガブリエルの悪役ぶりがもっと欲しかったところ。 マクレーン相変わらずのボヤキももっと欲しかった(今回は何かターミネーターやジェームズ・ボンドぽかった笑)って感じですね。 個人的にはシリーズの中で1作目に続く面白さだと思ってます。5作目の話もあるみたいですが、やるなら次の舞台どうするんだろ?(笑) 最後にDVDに吹き替えを2種類収録した20世紀FOX、本当に感謝します。野沢那智マクレーン最高!!
[映画館(字幕)] 9点(2008-02-12 17:17:32)(良:1票)
14.  ユナイテッド93
観終わった後はあまりの衝撃と戦慄でしばらく放心状態のままエンドクレジットを眺めていました。時間を気にすることも無く息をつく暇さえない111分。まるで自分もユナイテッド93便の乗客の1人としているかのような感覚になり、緊張と恐怖が恐ろしいくらいに感じました。次々と立て続けに発生するテロの状況に混乱を極め全く機能が果たせない軍と管制センター。神に祈り使命を全うしようとするテロリスト。絶望し泣き叫ぶ女性の乗客。命懸けで機を取り戻そうと戦う男性の乗客。その全ての立場の人々の描写もそれぞれ偏りも無く、美化しようともせず、ありのままリアルに描ききれていたと思います。俳優の方は皆、無名の方ばかりでしたが劇中での危機的状況に追い込まれた時の演技は迫真で、よりリアリティが感じられました。確かに完璧な事実でなく推測の枠は出ないけれども遺族からの証言や当時の情報を基に最大限まで真相に近づこうと練りに練られた脚本。自分の演じる人物の遺族に実際に会い、交流して絆を深めた俳優。DVDに収録されたドキュメンタリーを観て、監督を始めとする本作の制作に携わった人々がどれほど誠実に真摯に本作を創り上げていたかが伺えます。今を生きる人の殆どがあの9.11のテロの惨事を知っていると思います。本作はあの事件をリアルタイムで知っている全ての人に観る価値のある映画だと俺は思います。
[DVD(吹替)] 9点(2007-03-06 16:44:48)
15.  トラフィック(2000)
この作品は丁度俺が映画を好きになり始めた頃に公開していた作品で、当時から今まで「長そうで難しそうだなぁ」と勝手に考えていてずっと敬遠していました。でも最近になって友人から勧められたので観てみようと思い観賞しました。まず思ってた以上に各エピソードの流れがわかりやすく、色分けされた映像も良い効果でした。個人的にはただ麻薬組織と取り締まる側の攻防よりも撲滅チームの責任者の娘がドラッグに溺れていく姿がとてもリアルに感じましたね。アメリカでは自分と同世代の高校3年生の25%がドラッグ経験があるという事実を知り、驚きを通り越して恐ろしさをも感じました。任務を全うするも組織に翻弄されて表情が変わっていくベニチオ・デル・トロの演技はとてつもなく秀逸で、夫と息子を救うために犯罪の裏ルートにに手を染めていく妻を演じきったキャサリン・ゼタ・ジョーンズも素晴らしかった。この映画での各エピソードの共通点は「麻薬」。麻薬自体は小さな存在ながらもそれを使用する人、商売に使う人、取り締まる人のそれぞれ本人は勿論、その周りの人も巻き込み人生を大きく狂わせてしまう強大な存在である事実をこの作品に再認識させられました。日本の高校生でもよく酒やタバコを常用する輩が多くいますが、その2つにこういった麻薬が加わってしまう時が来る可能性も十二分にあります。この作品を観てそういう時が来ないことを強く願うばかりです。
[DVD(吹替)] 9点(2007-02-19 14:21:11)(良:2票)
16.  ミュンヘン
製作決定とのアナウンスが出たときから観るのを楽しみにしていましたがやはり期待通りの作品でした。普通に家庭を持つ素人に近い男が暗殺要員になり、任務を遂行していくうちに玄人になるもののそれに伴って発生する苦悩。時折、主人公の中でフラッシュバックされるオリンピックテロの様子。彼は直接見たわけではないのに何故このような光景が脳裏を過ぎったのか。それは彼がこの任務で人を殺し続けることで自分もあの事件を起こしたテロリストと何ら変わらない存在になってしまったと気づいたからだと俺は思います。正義の名の下に報復を行う政府の裏にもこのように傷つき、自分を失ってしまう人が現れる。テロ攻撃も報復攻撃もどちらも同じようなもので同様の結果しか生まないことを改めて気づかされました。特にラストシーンで遠くに見える世界貿易センタービルが正にそのことを暗示しているかのように思えました。攻撃されたら報復する。今なお世界で現在進行形で起こり続けているこの負の連鎖の存在を切実にストレートに描いたスピルバーグ。この作品は正に彼しか作れなかったでしょう。
[DVD(吹替)] 9点(2007-01-05 00:50:32)(良:1票)
17.  バタフライ・エフェクト/劇場公開版 《ネタバレ》 
「素晴らしい!」これが観終わって真っ先に感じたことでした。シンプルだけどこういう言葉がとても似合う映画だったと思います。最初は彼女を救うためだけのはずが、やがて皆が幸せでいられるように何度も過去に戻り、運命を変えるが毎回その代償で誰かが必ず不幸になる。目まぐるしく状況が変わるものの、観る側が全く混乱しない構成は「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズにも繋がるものがあり、見応えがかなり感じられました。前半のサスペンススリラー的な展開で一気に夢中になり、後半でのタイムスリップ展開で前半であった伏線を見事に活かしきって感動のラストへ繋げていくこのストーリー展開にはもはや脱帽です。最近のネタ不足と言われているハリウッド映画の中で、これほど脚本が輝いている作品を観れたのは本当に嬉しくもあるし、今後にも期待してしまいます。少年犯罪や児童虐待などといった社会問題もストレートに描いていたのにも驚かされましたが、何より驚いたのは主人公を取り巻く登場人物の演技でしたね。状況が変わる度に性格や立場が全然違う役柄をどの場面でも違和感無く演じきった俳優の皆さんの実力にも脱帽でした。ラストでの自ら彼女との出会いを根本から切り離す主人公の心情が観ていた俺にも強く響き、ラストシーンでのすれ違いではもう本気で泣きそうになりました。そこで流れていたOasisの「Stop Crying Your Heart Out」も場面との相性がとんでもなく良く、元々大好きな曲でしたがこの映画を観たことで更に好きになりました。キツい暴力描写が多々あったのが少しマイナスになりましたが、この作品は俺にとって久々に「観て良かった!」と心から素直に言える作品ですね。
[DVD(吹替)] 9点(2006-12-13 18:25:09)(良:1票)
18.  クラッシュ(2004) 《ネタバレ》 
久々にこれほど高い点数付けられる映画に出会いました。正直オスカー受賞するまで全く気にしてなかった作品でしたが、受賞したのをキッカケに一度観てみようと思い鑑賞しました。それぞれの職業や人種が全く違う登場人物たちの人種差別をベースにした群像劇ですが、まずこの手の映画は1つのエピソードに話が偏りすぎたりしがちですが、本作ではどのエピソードも過不足なくバランス良く纏められていて、同じくオスカーを受賞した編集の巧さを強く感じました。特に主役が居るわけでもなく、それぞれのエピソードで登場人物の間で炸裂する衝突に次ぐ衝突。そんな過酷な運命に人生を翻弄される登場人物たちを見事に演じた俳優陣も素晴らしいの一言に尽きます。ドン・チードルとマット・ディロン、この2人の演技が特に印象に残っています。物語を通して、まるで現代社会の縮図を見ているような感じになったり、家族愛、恐怖、怒り、敵対、不信感など様々な感情や表現を僅か113分間に全て描き出したポール・ハギス監督の驚くべき手腕に今後の作品に期待を抱かずにはいられません。こういった仕上がりになったのも世界有数の他民族都市であり存在そのものがまるで登場人物の1人みたいな舞台であるロサンゼルスの効果も大きかったと思います。ラストの雪の描写も美しく希望を繋いでいくみたいな形で感動的でした。最後に少し私事が入りますが、1年半ぶりに映画館で映画を鑑賞しましたがそれがこの作品で本当に嬉しく思います。
[映画館(字幕)] 9点(2006-03-29 15:36:13)(良:1票)
19.  アラビアのロレンス
インターミッションを挟んで2日に渡って鑑賞しました。とりあえずこの映画を観終えた直後の率直な感想は「長い!!」に尽きます。でも後々、この映画をよく振り返ってみるとやはりこの映画が名作と称えられる要素がたくさん伺えます。まず砂漠の美しくもあり、恐ろしくもある自然描写の圧倒的な描写力に1番感動しました(特にDVDで観てみればよく分かります)このような凄い描写はCGや特撮に頼り気味の今時の映画で描き出すことはまず不可能でしょう。キャスト面でも出演者全員がしっかりとした演技力で違和感のある人が誰1人居なかった。やはり特筆すべきは主役のピーター・オトゥール。彼の演技はロレンスの喜怒哀楽を見事に表現していて、鑑賞中はひたすら驚かされました。アカバの進攻シーンや鉄道爆破など1度観たら心に深く残るシーンも多く、これらの要素を全て踏まえるとこの上映時間も十分に納得です。今の時代ではなかなか観ることが出来ない「生」の迫力に徹したこの映画を観ることが出来た事は本当に嬉しく思います。
9点(2005-02-20 17:37:34)(良:1票)
20.  スパイダーマン2
俺はこの映画に対して公開前まで「どーせ前作と殆ど変わらんだろ」と完全にナメ切った思いでいましたが、公開してから評価がとても高く「そんなに凄いものなのか!?」と思い直し、鑑賞しました。まずサム・ライミ監督に謝ります。ごめんなさい。この2はアクションは前作とほぼ同じ興奮度でドラマ要素は格段にレベルアップと言ったところでしょうか。前作で感じることの無かった摩天楼の空中疾走感と、ヒーローとしての働きと一般の学生生活をなかなか両立できないピーターの苦悩が画面全体から強く感じられました。演じるトビー・マグワイアも観ている側にそれが伝わるかのような迫真の演技で好印象です。これまでも一般人の主人公が大きな陰謀に立ち向かう映画は数多くありますが、その主人公が一般人である事をここまで丁寧かつ共感しやすく描いた映画はこの映画ほどのものは他に類を見ないのではと思うほどでしたね。ただ、唯一惜しいのはDr.オクの描写が思ってた以上に足りなかった事です。かなり興味のある敵キャラだったので少し残念でした。けれども、最近のハリウッド発の娯楽映画では本作は群を抜いている出来だと思うし、原作ファンであるサム・ライミの限りないスパイダーマンへの愛を感じれた気がします。サム・ライミの娯楽追求精神は頂点に達したと言っても過言ではないと思いましたね。
9点(2005-01-18 19:32:18)
053.11%
163.73%
284.97%
3116.83%
463.73%
5159.32%
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72414.91%
84226.09%
91710.56%
10127.45%

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