Menu
 > レビュワー
 > まさかずきゅーぶりっく さんの口コミ一覧。10ページ目
まさかずきゅーぶりっくさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 848
性別 男性
年齢 48歳
自己紹介 思春期の学生時代、何気なく見た水曜ロードショー「ローマの休日」でアン王女との運命的な出会いをしてからウン十年、ひたすら好きな映画を何十回観るような偏食家です。

ホラー&感動映画&難解映画大好き♪ホラー映画も好き!監督別にも観ます。キューブリック、リンチの2人は別格!スピルバーグも大好き!ホドロフスキーもナタリも好き!ハネケは苦手!

レビュー点は相対的に甘めです(ボーダーは6点)。期待に背き大ハズレ、虐待モノ、悪意を感じるバッドエンドな作品には低い点も付けますがよっぽどです。逆に最高点は9点に設定し、10点は人生観を変えられる程大好きな作品だけにしてます。人生であと何本10点の映画に出会えるか、ワクワクしてます♪

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
414243
投稿日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
414243
変更日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
414243
>> カレンダー表示
>> 通常表示
181.  時計じかけのオレンジ
始めはひたすら残酷で、途中からは切なく、そして最後には再び怖くなる映画です。あまりに衝撃的だと言われたこの内容は、現代の世の中の「鏡」のように映し出されています。物が豊かになり過ぎた現代、人の心の豊かさがそれには付いてゆけず退廃してしまった過程と結末。  強調して描いてる部分も多いのですが、どこか「切ない」と思います。主人公アレックスが何か気の毒に思えてしまうのです。悪い事はしてきたが、その結果が政治的圧力で行われた「強制実験」におけるモルモットで、そして家族も仲間も失ってしまった。 「時計じかけのオレンジ」なるほど、みかん自身も自分の意志に関係すること無く、環境によってすぐに腐ってしまう。人間も環境によって腐ってしまう。近未来への警鐘が、何か現実味を帯びてしまいすぎて、衝撃的に感じない自分も、どこか怖いのであります・・・。
8点(2004-09-22 18:42:35)
182.  博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか
核戦争の恐怖、現代への不条理といったところでしょうか。ピーターセラーズというピンクパンサーなどで有名な俳優さんが、1人3役を演じ見事な活躍です。その他もリッパー将軍は「現金に体を張れ」で主役を張ったスターリングヘイドン、タージドソン将軍に「パットン大戦車軍団」でオスカー受賞(拒否したが)のジョージCスコットと多彩な顔ぶれです!役者の役者たる演技の白熱の映画です!内容はブラックで、今の時代見ても怖いけど、やっぱり不条理を感じますねー・・・。  博士のあまりのキレぶり(ピーターセラーズのアドリブ演技)に、思わず後ろに立ってる俳優さん、笑っちゃってるのがはっきり映ってます(笑)
8点(2004-09-22 18:40:44)
183.  エル・トポ
ウェスタンでもアクションでもない新感覚の映画。しかも34年も前に作られていたとは!!ただしこの映画、実は解釈が難しい場面も多く見られ、画のきつい部分もかなりあるので嫌悪感を呼ぶ方もるかも・・・。お気をつけ下さい。宗教的だけど、あまり難しく考えないで見たほうが楽しめる気もします。  見たことのある方へ。俺でもエンディングはあれに近い形にすると思いますが、むしろ、村全体を焼き払うかもしれませんね。すごいパワーのある映画だと思います。
8点(2004-09-22 18:38:28)
184.  レオン(1994)
やっぱりジャン・レノはカッコいいですね。持ってる雰囲気もいいし、「レオン」の時の殺し屋のクールな部分と、マチルダに対する時の優しい表情との対照にグッときます(顔も素敵ですが)。前に来日した時に浴衣姿で寿司を食べてほろ酔いの表情も素敵だったように、渋いけどスキがある感じがいいのです。あの男くささや雰囲気は作ろうと思って出せるものではないですね。  「レオン」を観ているといつも親と論争が起きます。母親はゲイリー・オールドマンの大ファンで「ステートオブグレース」「デリアのどんづまり」「不滅の恋ベートーベン」とかなり観ているので思い入れが強いらしいのです。だから私が「レオンのジャン・レノは文句のつけようのない主役だ」というと「悪役がいたからこそ彼が光った」と言われます。確かにそうなんですけどね。でも主役3人は全員素晴らしい演技でしたが、1番自然に感じたのはジャン・レノの演技、ゆえに彼が凄いと思ったのです。  今日映画を見返して、改めて作品の完成度の高さを感じました。リュック・ベッソンの初期の作品に比べかなり「ドライ」な作品ですが、私はどちらも楽しく拝見しています。完全版よりレオンとマチルダの距離感に対して、観客に想像をさせる部分も強く、名作だと思います。
[ビデオ(字幕)] 8点(2004-09-22 18:00:31)
185.  ライアー ライアー 《ネタバレ》 
「嘘も方便」と言いますが、純朴な子供はパパが嘘をついていると知ったらそれはショックな事です。でも仕事柄、弁護士だとそれも仕方ないのかも!?ってことで、ジムキャリーがやり手の弁護士を演じる「ライアーライアー」は「マスク」以上に大好きな主演作の1本です。  ジムキャリー演じるフレッチャーはやり手の弁護士で口先ひとつで勝訴を勝ち取る天才的なうそつきだったのですが、仕事仕事と嘘がたたって奥さんと息子と別れて暮らす事になってしまいます。息子マックスは誕生日パーティで「パパが嘘をつけなくなりますように」と願ったら、奇跡は起きて本当に嘘がつけなくなってしまう!裁判前に嘘がつけなくなったフレッチャーは悪戦苦闘するのです!  「マスク」はだいぶCGが入りましたが、彼のパフォーマンスはCG不要です(笑)顔面芸、意味不明の動き、発言に加えてあまりに凄いその1人芝居にひたすら笑ってしまいます!この映画でジムキャリー好きになった人も多いんですよ!?しかしそれだけでなく、最後は家族愛にほろっとさせられたりもします(^^)  そしてコメディ映画にはつきもののNG集!それを観ると本当に撮影現場の雰囲気の良さが窺えます♪カメラ越しに監督も爆笑してたり(笑)必見です!
[DVD(字幕)] 8点(2004-09-22 17:53:40)
186.  いとこのビニー 《ネタバレ》 
無理矢理に笑わせるのでなく、自然な中に笑いがある映画であり、爽快な部分もあり、法廷モノの中では最も気楽に観られる映画の1本だと思います。主役のジョーペシはマーティンスコセッシの「グッドフェローズ」でオスカー助演男優賞を獲っている個性的な実力派俳優で、「ホームアローン」「リーサルウェポン」シリーズでも知られています。コメディはお手のものの俳優さんです。小柄で決して男前ではないけど、味のある素晴らしい演技です!その婚約者モナ・リサ役にマリサトメイという女優さんが出ています。ビニーとは反対にキュートでセクシーで魅力溢れる美人で、この凸凹感がたまりません(笑)しかもこの映画のこの演技でオスカー、助演女優賞を獲ってしまいましたから驚き!慣れない刑事裁判弁護にいらつくビニーの近くで助言をしたり、最後の最後では証言台で、一発逆転の凄い大活躍!これはもう本当に面白い展開なのです!まるでビニーの傍で何も力になれないような雰囲気だったのが一転、整備工ファミリーだったこともあり、車、タイヤに関してスペシャリストだろっ!って位の見事な知識で検察側を追い詰めます!「よくぞやってくれたっ!モナ・リサ♪」って気分です(笑)  アラバマ州のこの舞台では、ビニーとモナ・リサの泊まるホテル、場所いろいろな所で快眠の妨げがあり(笑)5時に汽笛がなるわ、電車が通るわ、飼っている動物の鳴き声がうるさかったり・・・。結局車の中で寝た時には、車が泥沼にはまって動けなくなり、いらついたビニーは外に出た途端ひっくりかえって転倒!洋服を汚してしまい、結局裁判にはトンデモナイ格好(お前は手品師か!笑)で登場(笑)その格好に怪訝な顔をする裁判官に対し、何が悪いんだとばかりに逆ギレする様の顔が可愛いので、観て欲しいです(^^)マリサトメイ、ホント綺麗だったなぁ~。
8点(2004-09-22 17:51:49)
187.  恋人たちの予感 《ネタバレ》 
可愛さ全開のメグライアンの最高傑作の1本と言っても過言ではないでしょう!この作品のメグライアンを嫌いなメグライアンファンはまずいないでしょうね(^^)そして「めぐり逢えたら」「ユーガットメール」でも発揮するノーラエフロンのユーモア溢れるセリフの数々。かゆい所に手が届く見事なストーリー展開は何度見返しても飽きる事は決してありません!ビリークリスタルは、おでこが広いのですが(笑)11年前の前髪を下げてるのも許せます(笑)  しかしやっぱりメグライアン♪この作品を筆頭に「キスへのプレリュード」「ジョー、満月の島へ行く」「星に想いを」「恋におぼれて」「ニューヨークの恋人」「めぐり逢えたら」「ユーガットメール」などなど、彼女に恋愛はよく似合う(^^)彼女自身はラブコメ脱却したいみたいですが、彼女のラブコメは大傑作ぞろいだと想うのです!!  蛇足ですが、某シャンプーのCMで機内の女性が個室でシャンプーしながら悶えている声が機内に響くという作品がありますが、あれの元ネタはこの映画の、レストランでおもいっきり悶える仕草をするメグライアンのパクリです。しかも中年の女性がそれを見終えて「あれ、私にもちょうだい」と言うところまで含めて。でも、この映画のそれは名シーンですが、あのCMは好きではありません。
8点(2004-09-22 17:49:50)
188.  荒野の七人 《ネタバレ》 
舞台はメキシコのイストラカンという村なんですが、野盗に困ってた長老が凄腕の7人のガンマンを雇って戦う西部劇ですが、僅かな報酬にも関わらず人助け、村助けに出向く様もカッコイイですよ!しかもメンツが凄すぎる!ユルブリンナー、スティーブマックイーン、チャールズブロンソン、ジェームズコバーン、ホルストブーフホルツ、ロバートボーンにロバートデクスターの7人。豪華ですが、当時はまだほとんどの人がブレイク前で、ギラギラしてます(笑)  音楽もあまりにも有名!あのテーマソングを聞くたびに画が浮かぶのです。ワクワクします♪あんなカッコイイ音楽まで作ってこの内容だし、当時の西部劇ファンがどれだけカッコを真似したのかはだいたい想像がつきます!  私のフェイバリットはジェームズコバーン演じたブリット!ナイフの名手でですね、口数少ないんですけど達人で、結局死んじゃうんですけどめちゃカッコいい!!あのナイフのアンダースロー、カッターでよく練習しましたよ~<危ない!笑 男が惚れる男、ジェームズコバーンLOVEだっ!!
8点(2004-09-22 17:48:45)(良:2票)
189.  エレファント・マン
日本でも81年度外国映画配収第1位という大ヒットを記録した映画です。それと共に喜劇俳優メルブルックスに監督抜擢されたデビッドリンチが認められたきっかけの映画でもあります。それまでのリンチが撮影した映画は奇跡のカルト映画「イレイザーヘッド」僅か1本だけ。それを観ただけで彼の素質を見抜いて、この大作に起用したメルブルックスが本当の意味での成功者ではないのか?と思うのです。  グロ・エロで独自の世界をゆくリンチ作品にあって、これと99年の「ストレイトストーリー」だけはちょっと違います。ある意味万人向けですし、感動まであります。そこが嫌いなリンチマニアもいますが、私はどちらのリンチもアリだと思っているのです。  この映画は実話で、ジョンメリック(本当はジョージメリックさんらしい)も実在したというのです。リンチの興味がストーリーよりもその造形や音響にあったとしても、この作品に感動をおぼえるリンチファンは沢山いたと思います。  メリックに協力的な働きをするトリーブス役に、「羊たちの沈黙」「レッドドラゴン」などでハンニバルレクターを怪演したアンソニーホプキンス。ジョンメリック役は、「エイリアン」のジョンハート。その他も「奇跡の人」のサリバン先生役のオスカー女優アンバンクロフト(実際のメルブルックス夫人)など、確かな演技力の役者にうなります。重いタッチの映画ですが、1度観て損は無い作品だと思います。
[DVD(字幕)] 8点(2004-09-22 17:47:45)(良:1票)
190.  レッド・ドラゴン(2002) 《ネタバレ》 
重厚でドラマも面白く、レクターは脇役だけど面白かったですねぇ~。メンバーも凄いし、金かかってますよ~!っていう上品な演出もさることながら、個々の演技もさすがです!見事に「羊たちの沈黙」に繋ぐ終え方も無難で◎!  「ハンニバル」のようなあからさまなグロを見せられると結構冷静に引いちゃう自分がいて。でもこの作品では「羊たちの沈黙」に近い緊張感を感じる事ができます。最後の「死体はDじゃない!」って所からは特に怖いですねー。第一級のサスペンス映画だと思います。エミリー・ワトソンの盲目役も上手かった!犯人の幼少時代の人となりを考えると同情もしたくなるし、少し人間的な部分を取り戻した部分も複雑でしたが、やっぱり死ぬしかないでしょうね。  でも出来ればレクターを捕まえる序盤、もう少し苦労して捕まえたって部分を尺をかけて見せて欲しかったかな?と思います。その方が更にレクターの大物ぶりを感じる事ができたのではないでしょうか?
[DVD(字幕)] 8点(2004-09-22 17:41:19)
191.  エクソシスト ディレクターズカット版 《ネタバレ》 
12才の少女リーガンの体内に悪魔が忍び込み、カラス、メリン両神父との最後のまさしく命をかけた壮絶な戦いは息をのみます。本当に迫力があって、怖いけど力が入って見逃せない雰囲気です。冒頭、北イラクで遺跡を発掘した事から悪魔が目覚めるというちゃんとした始まりがあるのに、そこにあまりこだわらず徹底して戦いをクローズアップした事がこの作品が、さしてキリスト信仰のない日本でも当時大ヒットした要因ではないでしょうか?事実、4年後に作られた「エクソシスト2」は理屈っぽくて、あまり良い作品とはなりませんでした。今回のバージョンでは伝説のスパイダーウォークなども観られますが、オリジナル版でも十分に怖いし、完成度が高いです。  結局命を落とすのですが、悪魔のささやきに惑わされず最後まで闘った、マックスフォンシドー演じるメリン神父がかっこよかったなぁと改めて思いました♪DVDジャケにもなっている、車から降りて家に入る前に家を見つめる暗闇の絵は、まさしく戦いの前の静けさという感じでカッコよすぎなのです♪  リンダブレアもよくやりましたよ(^^;でも子役でブレークすると後が続かないという先駆けみたいな存在になってしまい、役者としては強烈なインパクトすぎたこの役はちょっとかわいそうでもありましたね(^^;
8点(2004-09-22 17:40:03)
192.  ドクトル・ジバゴ(1965) 《ネタバレ》 
ロシア革命の時代を舞台に、詩人であり医者でもあるジバゴと、妻であるトーニャ、ストルニコフというジバゴの父の遺言執行人である男と、その男が関わっていた家庭の娘、ラーラを中心として描かれる物語。愛する者が素直に一緒にいられない時代を、戦争や過酷な社会情勢を織り交ぜながら、またあまりにも有名な「ラーラのテーマ」の音楽や、ロシアの雪原をダイナミックに描き出した演出で壮大に描かれています。  描き方の丁寧さに加え、主演3人の熱演も光り、本当に3時間20分があっという間です。もっと難しいかなと思っていましたが感情移入出来た中盤から後はずっと食い入ってしまいました。特にラーラ演じるジュリークリスティーの瞳のなんときれいな事!そしてジバゴの大きな目が、時代に翻弄されず我が道をゆく強さとも重なり本当に見事なのです!  冒頭とラストが繋がるのですが、ジバゴとラーラの間の娘とおぼしき女性に話を聞く、ジバゴの兄との話し合いから始まるのですが、いい人と悪い人なんてあまり無いのかな?と思わせます。革命時の思想の違いだけで命まで狙われる時代、平和な世の中しか知らない私にとっては、本当に過酷に感じ、その中でも愛を信じ続けた3人には共感してしまうのです。是非ご覧になっていない方は1度見て頂きたいです!!音楽も映像も凄くキレイ!
8点(2004-09-22 17:37:05)
193.  アポロ13
ての電源を切られ、宇宙に取り残された乗組員3人の不安と緊張感がリアリティーがあるけれど、そのクルーを何とか地球に無事帰還させようと奮闘する地上組の映画かなとも思いますが、当時オスカー2連覇の大快挙を果たしたばかりのトムハンクス主演という触れ込みが、この映画のヒットに拍車をかけたのは紛れも無い事実なのです。  トムハンクス、ビルパクストン、ケビンベーコンと並ぶとちょっとベーコンの影が薄く可哀想な気もしました。土壇場で宇宙に行けなくなり、地上組に残ったゲイリーシニーズの知識無くしてはあの奇跡の帰還もなく、本当に運命って不思議な巡り合わせだなあと思うのです(ゲイリーシニーズの演じたあの人も自分が宇宙にいたら、あの帰還策は考えられなかったでしょう)。  事実は小説より奇なり。事実という前提があるからこそ、この壮大な映画がますます大きく感じるのだと思います。
8点(2004-09-22 17:33:06)
194.  デスペラード 《ネタバレ》 
傷を手当てするサルマハエック演じるカロリーナというヒロインの女性も交え、マリアッチの仲間であるスティーブブシェミ演じるブシェミ(そのまま!)や、最後の対決で共に戦う為に現われる2人の仲間も含め、非常に出演者が迫力があります!集金人として前半に現われるタランティーノだけは何だかすぐに死んじゃって勿体無い気もしましたが(^^;  この映画といえば銃撃戦!低予算といわれながら8000発とも言われる銃弾の応酬は迫力満点で、DVD特典にも見られる監督の描いた絵コンテそのままに展開される計算しつくしたカメラワークは見事としかいいようがありません!  所々交えるユニークな場面もまたいい味です!例えば右肩に銃弾を受けたマリアッチがカロリーナにピンセットで銃を取ってもらうシーンで、鎮痛剤を飲むように言われてコップを取り飲むのですが、その瞬間「あ、それ熱湯よ(消毒用の)」と言われ、ブハーっと吐き出す様なんかドリフみたいでいいです(笑)カッコイイアクションとの対比もあって余計に魅力的に映るのです!
8点(2004-09-22 17:23:00)
195.  ザ・リッパー
「サンゲリア」「地獄の門」を観過ぎていたので、第一印象はフルチにしては随分とスタイリッシュで垢抜けてるなあと思いました。テーマ曲も一昔前の土曜ワイド劇場のオープニングのようで軽快。80年代初頭の猥雑なニューヨークのストリップ劇場や地下鉄含めた町並みが好奇心をそそるのと、サスペンス物としても比較的しっかり出来てます。エロの描写も思った以上に上手い!まな板ショーに間に合わなかった世代なので食いつきました(笑)グロ描写は序盤抑え気味のように感じましたが、途中からはフルチ節健在!ズームアップした描写部分が精巧になっていて痛々しい!絶頂期の作品よりパワーダウンと言われますが私は期待以上に楽しめました。
[DVD(字幕)] 7点(2023-11-12 21:33:28)
196.  御存じ いれずみ判官
めちゃくちゃ面白い!テレビ世代で遠山の金さんを観ていた私は、この時代のスケールと千恵蔵演じる貫禄たっぷりの金さんが、上様を前に能楽舞台で狂言演じながら悪事を暴いていく様がとても新鮮でワクワクしました。  もちろん東映の勧善懲悪の時代劇ならではの量産型脚本はそこまで特出すべき物ではないですが、そのぶん安心して観られます。終盤の火付けから解決に至るまでの展開は緊張感も増し、魅入ってしまいました。  当時の東映悪役オールスターのような配役を前に、貫禄ありすぎの千恵蔵金さんが橋掛かりからドヤって再登場し、歌舞伎調の台詞回しで追い詰めていく様なんか、千恵蔵か右太衛門位しか許されないのではないかと思いますが(笑)これくらいやってくれたほうが見ていてスカッと爽快に終われるので良かったです!  丘さとみさんがやっぱり可愛いなあ、現代にも通じる可愛さだと思います、ブロマイド買おうかと思うほど(笑)!
[CS・衛星(邦画)] 7点(2023-04-09 22:59:20)
197.  グリーンランド -地球最後の2日間- 《ネタバレ》 
前知識全くなかったのと、普段あまりこういうパニック系を観ないということもあってかめちゃくちゃ楽しかったです。 特に前半の家族3人が引き離され、それぞれがパニックになるという部分のハラハラドキドキ感はテンポもよく食い入るように見てしまいました。 テーマとしては食傷気味かもしれませんが、隕石云々より政府の選別含めそうした情報の流布で冷静さを失った人々がパニックに陥る恐怖は、この災害の多い国でも他人事な感じがしなくて、怖いなと思いました。家族愛の描き方もよくあるアメリカ映画ですが好きです。スコット・グレンもらしくて良かったです。  ツッコミどころはやはりそもそもの選別やご都合主義的に主人公家族が人の情に訴えて生き残っていくところ。そううまくいくわけないだろと思いつつも、それでも生き延びてほしいと思いながら見ました。 グリーンランドのシェルターで9か月生き延びてようやく空気が戻り、各国で生存報告があったという希望の部分、もしかしたらあのくだりは無いほうが絶望的ではあるもののクールで良かったんじゃないかなと個人的には思いました。夜のシーンが多いせいか暗いシーンは観にくくて目が疲れますが、隕石が降ってきて人々が逃げ惑うシーンは迫力があって良かったです。
[地上波(吹替)] 7点(2023-04-06 11:21:00)
198.  オットーという男
オリジナル未見。トム・ハンクスが原作を気に入り製作兼主演をする作品は地味なものが多いのですが、この作品も地味ながらとても良質な作品でした。 アメリカの良心と呼ばれるトムが偏屈な変人を演じられるか不安でしたが、そこは流石の演技力、途中から見事にイライラさせられました(笑)  若き日のオットーを演じた実子のトルーマン・ハンクスは太り過ぎとはいえ、抑えた演技で良かったですし現在に自然に繋げられました。トーマス・ニューマンもこうしたヒューマンドラマに音楽付けるのは相変わらず見事でした。  妻に先立たれた初老の男が周囲の方々との交流で徐々に希望を見出していく話自体は目新しいものではありませんが、回想交えながら悲哀と生きる希望を取り戻す主人公の描き方が丁寧で非常にステキなヒューマンドラマだと思います。  ただこの作品をコメディと位置づけるのは止めたほうが良いかもですね。クスっと笑えてもゲラゲラ笑う作品ではないので。
[映画館(字幕)] 7点(2023-03-15 23:41:52)(良:1票)
199.  ウォルト・ディズニーの約束 《ネタバレ》 
邦題の付け方、トム・ハンクスがウォルト・ディズニーを演じるという先入観から想像する内容とすこし異なったのは確かですね。  私は「メリー・ポピンズ」も好きなので原作者の過去の生い立ちから着想した物語と知って楽しめました。確かにトラヴァース夫人はクセツヨで一緒に仕事したくないタイプですし、過去がどうあれ偏屈過ぎるなあと思いましたが、お気に入りのアイデアで思わず踊るシーンやウォルトが家に訪れるシーン辺りから人間味が出てきて良かったなあと思いました、かなり終盤ですが。  またトム・ハンクスはウォルト・ディズニーにあまり似てませんが(笑)流石の名演技でその包容力に癒やされました。人気者や好かれる人物を演じた 時に絶対期待を裏切らない安心感がありますね!  トラヴァース夫人の幼少の頃の回想と現在を交互に見せる演出も良かったと思います。シャーマン兄弟はじめウォルト・ディズニーの事務所にいる方々や専属ドライバーの方など、性格の良い方が沢山出てきてホッコリしました。また「メリー・ポピンズ」見返したくなります!
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2023-03-05 21:53:57)
200.  エルヴィス
バズ•ラーマンて監督はどの作品も良くも悪くもドヤってますね(笑) エルヴィスをリアルタイムで見てないし凄さも曲も全く知らない私にもなんとなくそのカリスマ性みたいなものは伝わってきました。話も面白いし主役のオースティン•バトラーはめちゃくちゃカッコいい。終盤の落ちぶれていく所の演技も上手かったと思います。  しかしそれにも増してトム•パーカー大佐を演じたトム・ハンクスが素晴らしかった!こんな誰もやりたがらないような憎まれ役を引き受けた所も流石ですが、監督の中でもアメリカの良心と言われる彼を起用する事で、完全なる極悪人としてではなく人間味のエッセンスを残したかったのなと思いました。 実際を知りませんがエルヴィスを働かせすぎて死なせた悪役と決めつけない形にしたかったのかな、そのためにも好感度の高い大スターに大佐役を起用したのかなと思ったら、なんかもう一度見返したくなりました。  しかしあんな小刻みな足さばきだけで女性は失神するほど興奮するんですかね?カラオケボックスで練習しようかな。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2023-03-04 21:12:35)(良:1票)
040.47%
191.06%
2313.66%
3374.36%
4465.42%
511313.33%
621425.24%
720023.58%
815217.92%
9394.60%
1030.35%

全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS