181. 謝罪の王様
《ネタバレ》 エンドロールはもちろん本編もかなりカットされての地上波放送。 クドカンのコメディーはある程度面白いんだけど、品がないのよね。 せっかく豪華な俳優陣を使っているんだから本格的な作りにすることもできたろうに。阿部サダヲとか天才的な人がいるのにもったいない。 最後の土下座を超える謝罪のシーンがなかったら、もっと点数は上げた。それじゃつまらんし笑えんよ。 [地上波(邦画)] 3点(2018-10-20 22:39:31) |
182. 男と女(1966)
《ネタバレ》 点数高いなあ。 日本人が逆立ちしてもかなわないお洒落な映画だと思うけど、時間軸がずれて行ったり来たりでちょっと分かりにくかった。 レースシーンやベッドシーンも必要以上に長い。 女優も美人だとは思うけど、なにか腹黒いものを抱えてそうで、いまいち男性の主人公に感情移入できなかった。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2018-09-21 17:56:39) |
183. アントマン
《ネタバレ》 分かりやすいアメコミ。アリを操りながら、つぎつぎと試練を乗り越えていく主人公に共感できる。 こういうノリのいい映画が最近の流行なのね。 ラスト近くの機関車トーマスビックサイズ化にはちょっと笑えた。 [地上波(吹替)] 6点(2018-09-09 20:39:47)(良:1票) |
184. カプリコン・1
ツメが甘いとか、作りが雑だとかということを通り越して、本物のサスペンスとして魅せる映画。 アクションシーンはもちろん、登場人物のなにげない言動が抑制が効いていてつい引き込まれてしまう。 いまから40年も前に作られたなんて想像もできないほど、着想が素晴らしく面白い。 現代に多い、やたら大袈裟でドンパチCGをやっている薄っぺらい映画にくらべたら、なんて味わい深いことか。8点にちかい7点献上 [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-08-22 08:24:32)(良:1票) |
185. 大魔神逆襲
《ネタバレ》 大部分を子供の山登りに費やしているため、全2作とくらべて冗長に感じる。 鷹を神様の使いとしてうまく使っているし、逃避行もひねってあって面白いんだが、ちょっと長いか。 虐げられた者が祈ると、大魔神が現れて成敗するというお約束は健在だが、ここも前と比べると普通。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2018-08-16 13:04:40) |
186. 大魔神怒る
《ネタバレ》 大まかな見どころは【隣歌】さんが書いておられるので、かいつまんで。 大魔神が出てくるまでのストーリーは前作より劣るものの、大魔神の迫力はさすが。 ダイナマイト爆破にもビクともせず、執拗に敵を追い回す。 前作はまだ善悪の区別が曖昧だったのに、なんか今回は完全にヒーローになっちゃってる。 一言も発しないのがこれまた良いんだな。 最後は超能力かなんかで炎ミサイル攻撃?まで駆使して総大将をやっつける。 これぞ因果応報、観ている側をスッキリさせてくれる。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2018-08-12 18:16:21)(良:1票) |
187. 大魔神
《ネタバレ》 今から50年も前にこんなクオリティの高い邦画があったなんて驚いた。 懲悪勧善、因果応報を地でいくストーリーと重厚感あふれる大魔神の迫力といったらもう。 子供のときに観たらさぞかし友達とマネごっこをしたことだろう笑 時間が短めで、セリフも昔の映画にしては聞き取りやすく、いい仕事をしている。 悪代官が切れ者なのも面白く、あとで鏨を刺されて絶命するところにセンスを感じる。 そのシーンのあとに大魔神が見得を切るんですが、これがまたすごくいい。 全体的にカメラワークが素晴らしく、大人の鑑賞にも耐える名作。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2018-08-12 17:57:14)(良:1票) |
188. バケモノの子
《ネタバレ》 熊鉄や主人公の存在が魅力的で、世界観は良い。 こういう歯に絹を着せない、ぶっきらぼうだけど愛のある会話って好きだな。 声が広瀬すずのヒロインもいろいろ叩かれているけど、しっかりマッチしていて自分の目には魅力的に映った。 ただ、一郎彦が暴走するあたりから、意味不明なシーンが多くなるのは残念。 せっかく強くなった主人公が活躍するよう、もっとストレートに対決させて良かったと思う。 [地上波(邦画)] 6点(2018-07-28 21:35:41) |
189. クレイマー、クレイマー
《ネタバレ》 期待して観たのがいけなかったのか、最後「えっ?終わり?」という印象。 主人公は男前だけど頑固なところがあっていつまでも感情をコントロールできないし、母親も精神的な弱さを克服できていない。 リアルといえばそうだけど、すっきりしない。 結局子供にしわ寄せが行くわけだけど、両親が一緒になってハッピーエンドって訳でもない。 ドキュメンタリーじゃないんだから、ポジティブな気分にさせる作りにしてよと言いたくもなる。 法廷シーンは弁護人が有能すぎてど迫力!なのでこれだけでもみる価値はあるけど、とても名作とは思えなかった。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2018-07-24 21:13:43) |
190. 雲のむこう、約束の場所
《ネタバレ》 ほとんど内容が分からずちんぷんかんぷんでした。 「君の名は」や「言の葉の庭」の雰囲気が好きで、でもさすがにここまで消化不良なアニメも珍しい。 「ほしのこえ」のように、最後にカタルシスがあるわけでもなく。 吉岡秀隆のすぐムキになる声もマイナスに作用しているように感じました。 新海誠作品が気に入ってこの映画をみることは、期待せずに見ることをおすすめします。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2018-06-18 19:04:55) |
191. ズートピア
他のディズニーアニメもそうですが、ジェットコースターのように展開が目まぐるしくて頭が疲れちゃうんです。 だからいかに完成度が高くても、社会派メッセージが優れていても、この点数になっちゃうかな。 でもさまざまなアイデアを盛り込んで、よくぞ作り込んだものだ〜と感心するシーンが多く、名作と呼んでもいいと思います。 [地上波(吹替)] 6点(2018-06-17 17:27:27) |
192. 遥かなる山の呼び声
《ネタバレ》 倍賞千恵子と高倉健との取り合わせだけで、もう素晴らしい作品になるとは思っていたけれど。 北海道の雄大な自然を生かした日本映画史に残る名作、と言いたいところだけど、ちょっと冗長で古めかしい。 武田鉄矢が出てくるところとかもう少し削ってもいいと思う。 主役二人の演技とセリフにリアリティがあって良かったけど、善意に満ちた人物が多いので、現代日本に生きる我々からすると古めかしく違和感があるように感じちゃうんだろな。 でもラストの芝居シーンといい、よくできた映画であることは間違いない。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-04-09 20:40:21) |
193. 愛しのロクサーヌ
《ネタバレ》 ちょっとアクが強いけど、ほんのり笑えて優しい気持ちになれる映画。 冒頭の暴投テニス喧嘩シーンとジョーク20連発はお気に入りで、何度でも見られる。 またラストの展開はストレートで、これまた心地よい。 こういう映画がどんどん広まってほしいなあ。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2018-04-03 21:41:49) |
194. アイ,ロボット
《ネタバレ》 よきできたSF映画です。異常に滑らかなロボットの動きがリアルでど迫力でありながら違和感がなく、ストーリーも練られています。 まぁこの手の映画ではありがちな、ラストに向けてパニックに陥るのですが、うまくまとめ上げているなという印象です。 たまにはこんなサスペンス映画も気分転換にいいかもしれない。ムキムキのウィルスミスが本当に良い味を出しています。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2018-03-31 21:01:46) |
195. 故郷(1972)
あえて抑揚がなく作ってあるところが成功していると言いたいが、この一家が何ひとつ前向きになることなく時代に流されていく過程を見るようであまり楽しめなかった。 その点、この映画では端役ともいえる渥美清が妙に生き生きとしているのが寅さんぽくて良かった。 あ、出演者の広島弁はかなりこなれてて良かった。でも哀しい映画だな。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2018-03-30 22:27:37) |
196. 海街diary
《ネタバレ》 なんというか、良くも悪くもまったりした佳作といった印象。 いちおう名のある有名女優や鎌倉の美しい風景などの見どころはあるにはあるが、特別なことは起きない。 ゆえに、ひとつひとつのエピソードが膨らまずに盛り上がりにかける。 調べてみたら、これって日本アカデミー賞の最優秀作品賞なのか。 2015年は邦画が低調だったとはいえ、こういうインパクトに欠ける映画が選ばれたというのはちょっと意外だった。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2018-03-28 09:22:54) |
197. ちはやふる 下の句
《ネタバレ》 疾走感に溢れた前作と違い、こちらは「静」といった佇まい。良い歳したおっさんなので、これはこれで良い。 相変わらず、ラストに向けての盛り上げかたが素晴らしかった。 主人公がクイーンに執着したり、新も祖父の死を引きずって大スランプに陥るなど、各自心の闇を抱えるなか、それを支える仲間のサポートがうれしい。 もっとつながれ!という主人公のまっすぐな思い、ちはやぶる状態でのハイタッチなどツボをついた演出は原作が良いからなのか、映画のスタッフや出演者が良いからなのか、まだまだ現代の日本映画も捨てたものじゃないなと感心させられただけも良かった。 [地上波(邦画)] 7点(2018-03-19 08:27:28) |
198. ちはやふる 上の句
《ネタバレ》 競技かるたという地味な競技をとりあげながら、それをエンターテイメントに仕上げているところが素晴らしい。 壁に突き当たっている個々のキャラクターが変わっていってチームの絆も強まっていくという展開が見事。どんどん面白くなって惹きこまれる 個人的に和歌にとても興味があるので、何度も見返して百人一首に親しんでいけるのもありがたい。 [地上波(邦画)] 8点(2018-03-15 09:44:58) |
199. あの頃ペニー・レインと
《ネタバレ》 青春映画にしては、ちょっと捻りすぎ。 うまい演出だとは思うけど、もうちょっと素直な恋愛で良いんだよね。 過保護な母親も最後は良い人になっちゃってるし、全体的に冗長でややこしい映画でした。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2018-01-22 21:45:09) |
200. ゲド戦記
噂にたがわぬアニメ映画でした。 生と死、光と闇という重いテーマを扱ったのは挑戦していると思いましたが、終始暗い雰囲気で楽しめませんね。 ジブリを冠した子供向けのアニメなんだから、もっと分かりやすくて夢と希望を与える作品を作れると思いますが。 次作は評価が少し上のようなので期待しています。 [地上波(邦画)] 3点(2018-01-14 09:42:17) |