221. テルマエ・ロマエ
《ネタバレ》 うん、面白かった。 原作の魅力がつまった前半が実写にしては良くできてて笑える。 上戸彩が活躍する後半がちょっとだれるが、上演時間も長くないので一気に見られる。 もちろん阿部寛は文句なく適役なんだが、田舎っぽいけど憎めない日本人の描かれ方もなかなかどうして良い味を出していると思うのだ。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2019-04-05 20:49:17)(良:2票) |
222. あなたへ
こういう上品で大人の映画がもっとふえてほしい。 個人的には健さんと田中裕子という大好きな組み合わせだけで、もう大満足なんですが。 ビートたけしのとぼけた役も悪くなかった(なぜに種田山頭火?) 脚本に魅力がなかったり、草彅剛が出てくると安っぽくなったりするところが難点。 全体的に見て6.5点というところで、繰り上げて7点献上。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2019-04-04 08:32:20) |
223. ちはやふる 結び
《ネタバレ》 相変わらずぴったりの配役や抑えの効いた演出などは素晴らしかったが、肝心のストーリーが詰め込みすぎてダレた。 部長の退部などのエピソードが訳が分からないし、後輩の二人にも魅力を感じなかった。 この三部作では8点→7点→6点とどんどん魅力が薄れていく感じ。 最後なので名人戦やクイーン戦でのカタルシスを期待していたのも大きかったのだろう。 [地上波(邦画)] 6点(2019-04-01 09:12:01) |
224. 七人の侍
セリフが聴きづらい、白黒、異常に長いと悪い点ばかり目に付きました。 あと何年経ってまた観たら評価が変わるのかも? (2018年追記)久々に見て展開を覚えていなかったので楽しめた。 かなり長いが、各キャラクターの個性がちゃんとあるのが良い。 昔の日本人の考え方とか暮らしなどをこの映画から読み取れると面白い。 リマスター版ではないのでセリフが聞きづらく、字幕がないとかなり分からないのが難点。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2019-04-01 09:02:22) |
225. 死刑台のエレベーター(1958)
マイルスのジャズのおかげで、上品な作品になっていると思う。 90分あまりと時間が短いのもプラス評価。 悪いことはやらないに限るね [CS・衛星(字幕)] 6点(2019-03-18 22:42:13) |
226. 天国と地獄
《ネタバレ》 さすが巨匠、見ごたえのある作品で一気に最後まで持っていかれた。 主人公三船のどっしりとした雰囲気、警察のリアリティ、犯人の迫力。どれを取っても一級品。 ほとんど口を開かなかった犯人が、最後に思いのたけを話す演出がまた良かった。 (2019.3追記) 10年ぶりに見たが、ほとんど内容を覚えておらず、とても楽しめた。 長尺だが、最後のほうで犯人がさんざん歩きまわってグダるのが気になるぐらいで、飽きずに見られる。 8点に近い名作! [CS・衛星(邦画)] 7点(2019-03-17 20:29:03) |
227. セント・オブ・ウーマン/夢の香り
名作と呼ばれるにふさわしい内容で、見る者に感銘を与える映画。「Whoa!!」アルパチーノ演じる偏屈な退役軍人が、次第に心を開いていく様を見事に演じきった。心の闇を取り除くことができなかった男が、人間としての誇りを取り戻していく。…とここまで書いたらそれはそれは高得点だろうと思うけれど、評価は7点。だってアルパチーノのオッサンが、どれだけ自分に自信を持って心を開いても、それはただ真人間に戻っただけ。今まで人に迷惑をかけた罪ほろぼしにはならないと思う。前半部分の、人を卑下し、見下ししきった態度には閉口。普通の大人相手なら、彼の親戚のような白い目でみられても仕方が無いんじゃないか。という思いで見ていたので、正直言ってあまり良い気分で見られる作品ではなかった。ただ皆さん仰るように、全体的に見れば良い映画だと思うし、タンゴを踊るシーンや最後の演説など頷かせられるシーンも多かった。生徒総立ちでの拍手のシーンも私は肯定的。テレビで見て1時間近くカットされていたので全部を見てみたい。 (2019.3追記)開始10分で見るのが嫌になった。長すぎるし、肌に合わない。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2019-03-12 20:39:19) |
228. カメラを止めるな!
《ネタバレ》 いや面白いし、よく出来ているけど、そんなに笑えるかな?と思っていたら、監督の「だから本物をくれよ〜嘘まみれのそのツラ〜」うんぬんのくだりは確かに声に出して笑ったかも。 2館だけの上映が、口コミを中心に話題を呼んで30億を超えるヒットになったのも頷ける話。よく練られてるな〜。視点を変えてみるとか、映画の舞台裏を見るとか、いろいろ教えてくれる作品でもあります。 あとディレクター役で出てくるのって、中尾明慶君じゃなかったの!? [地上波(邦画)] 7点(2019-03-09 21:48:28) |
229. E.T.
《ネタバレ》 昔の記憶ではもっと感動的な名作かと思っていたけど、意外と普通だな。 ところどころに魅せる、ほっこり笑えてドキドキするスピルバーグ節はあるものの、謎のカエル騒動やら生き返ったりなど意味不明な点も多い。 昔の映画だからひねりのないのが良いところでもあるけれど、大人になった今では暇つぶしぐらいしかならないかなあ。 [映画館(字幕)] 5点(2019-01-14 22:54:49) |
230. 誰も知らない(2004)
《ネタバレ》 単純につまらない。監督はどんなことを考えてこの映画を製作しようと思ったのかは分からんが、ネグレクトはいけないというメッセージを伝えたいならもっと他のやり方があったろう。ラストがどうなるか興味津々だったけど、この終わり方ではよく分からない。つらいものを延々と見せておいて、最後に救いもないんじゃ何のためにお金払って長時間観るのか分からんよ。ネグレクトなどの悲惨な家庭問題を考えたいなら、児相に行ってみるといい。映画には希望があるべきだ。セリフが少なく、たらたら長いシーンも多いのもマイナス。 ただ賞を取っただけあって、柳楽優弥の存在感や演技は圧倒的に優れているし、ところどころオッと思わせるシーンもあった。でもいくら何でも長すぎる。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2019-01-04 21:15:16) |
231. そして父になる
《ネタバレ》 倍速ですっ飛ばしたくなるようなトロトロの展開に、途中で嫌気がさした。 ところどころでいいシーンはあるけれど、感動しないし笑えない。 福山パパの暗い翳がさす家庭じゃ、家出したくもなるだろう。 もっと前向きになれる映画が観たい。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2018-12-31 19:02:19) |
232. 息子(1991)
《ネタバレ》 もう30年も前の、まだ元気な日本に人びとが浮かれて躍らされていたころ、こんな丁寧でゆったりとみられる映画があったんだね。山田洋次監督はじつに人間が分かっている人だ。 三國連太郎と永瀬正敏がじつに平凡な日常を好演していて、いかにも誇張された最近の映画とは違って感情移入できる。まぁ田中邦衛演じる文句タレのダメ人間系もたくさん出てくるのでポジティブな気分にもなれないが、そこがまた違和感がない。 ただし、聾唖である和久井映見演じる女性(こんな可愛い子があんな無邪気な笑顔でいたら悪い男にさらわれかねない)との結婚生活は、思っているほどヤワなことではない。そこを差し引いてハッピーエンドで良かったメデタイ!などと浮かれてはいけない。雪が降る極寒のなか三國連太郎がひとり孤独に耐えなければならないように、現実は晴れの日ばかりではないのだから。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2018-11-30 21:01:00) |
233. アンカーウーマン
ミシェルファイファーに注目していて観てみたけど、どうにも合わなかった。 会話の内容も違和感があったし、ヒロインの性格がいきなりキレたりどうにも面白くなかった。 途中のラブシーンは音楽が素敵で良いんだけれど、ラストがあれじゃあ納得できないよ。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2018-11-05 21:46:14) |
234. 花とアリス〈劇場版〉
《ネタバレ》 (2018.10再見)ここでの評価が高く、岩井監督「ラブレター」も良かったので観てきたが、正直がっかり。 雰囲気だけで肝心の恋愛の部分が中途半端。あのラストでは・・・。結局、どっちの女の子がいいのか、宮本よ? 蒼井優がいちばんかわいい頃でもあり、ところどころ笑わせてくれるシーンもあるが、鼻血が出るくだりなどはくどいと感じた。全体的に、だらだらと冗長で早送りしたい気分になる。カメラ映像で顔の超アップがやたらと多いのもマイナスポイント。 とはいえ、記憶喪失を逆手に取ったストーリーや風景や音楽などはよく作られている。また出演者が豪華なこと。端役ではもったいないよ [映画館(邦画)] 5点(2018-10-30 08:39:18) |
235. 謝罪の王様
《ネタバレ》 エンドロールはもちろん本編もかなりカットされての地上波放送。 クドカンのコメディーはある程度面白いんだけど、品がないのよね。 せっかく豪華な俳優陣を使っているんだから本格的な作りにすることもできたろうに。阿部サダヲとか天才的な人がいるのにもったいない。 最後の土下座を超える謝罪のシーンがなかったら、もっと点数は上げた。それじゃつまらんし笑えんよ。 [地上波(邦画)] 3点(2018-10-20 22:39:31) |
236. 男と女(1966)
《ネタバレ》 点数高いなあ。 日本人が逆立ちしてもかなわないお洒落な映画だと思うけど、時間軸がずれて行ったり来たりでちょっと分かりにくかった。 レースシーンやベッドシーンも必要以上に長い。 女優も美人だとは思うけど、なにか腹黒いものを抱えてそうで、いまいち男性の主人公に感情移入できなかった。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2018-09-21 17:56:39) |
237. アントマン
《ネタバレ》 分かりやすいアメコミ。アリを操りながら、つぎつぎと試練を乗り越えていく主人公に共感できる。 こういうノリのいい映画が最近の流行なのね。 ラスト近くの機関車トーマスビックサイズ化にはちょっと笑えた。 [地上波(吹替)] 6点(2018-09-09 20:39:47)(良:1票) |
238. 男はつらいよ 寅次郎相合い傘
この作品をベストに推す気持ちも分かりますが、私は普段通りの点数を付けた。 いつもどおりの出来だなとしか思えない私が、あるいは心の卑しい人間なのかもしれない。 私には寅さんとリリーがお似合いのカップルだとは、どうしても思えてならないのだ。 しかし、メロン騒動は本当に楽しめた。皆さんが挙げるシーンもさることながら、お札を投げつけながらのおいちゃんの台詞、「そんなにメロンが食いたきゃ、一切とは言わない、これで買って頭から丸ごとガリガリ食いやがれ!」この台詞だけでも「男はつらいよ」の魅力を存分に現しているのでは。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2018-08-22 08:31:47) |
239. カプリコン・1
ツメが甘いとか、作りが雑だとかということを通り越して、本物のサスペンスとして魅せる映画。 アクションシーンはもちろん、登場人物のなにげない言動が抑制が効いていてつい引き込まれてしまう。 いまから40年も前に作られたなんて想像もできないほど、着想が素晴らしく面白い。 現代に多い、やたら大袈裟でドンパチCGをやっている薄っぺらい映画にくらべたら、なんて味わい深いことか。8点にちかい7点献上 [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-08-22 08:24:32)(良:1票) |
240. 大魔神逆襲
《ネタバレ》 大部分を子供の山登りに費やしているため、全2作とくらべて冗長に感じる。 鷹を神様の使いとしてうまく使っているし、逃避行もひねってあって面白いんだが、ちょっと長いか。 虐げられた者が祈ると、大魔神が現れて成敗するというお約束は健在だが、ここも前と比べると普通。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2018-08-16 13:04:40) |