221. CURE キュア
1人の人間の言葉が、他人の心を侵食してゆく恐ろしさを、あの手この手でじわじわと表現してゆくいやらしい作品。発表当時はどれだけ衝撃的だったのだろう... [DVD(字幕)] 7点(2009-03-04 01:16:44) |
222. 時をかける少女(2006)
三角関係をめぐる切なさはよく描かれていたけど、どんどんスケールの大きくなるストーリーと巧く噛みあっていないような気がして気になった。しかしそれを差し置いても、素晴らしすぎるのは仲里依沙!! このいたって自然・かつ好感の持てる演技は何なのか。 [DVD(字幕)] 7点(2009-03-02 03:56:47) |
223. ラヂオの時間
《ネタバレ》 いい加減なキャラクターだらけで、もうこれだけで面白い。登場人物の設定だけで相当練ったんでしょうね。意外に地味なままで終わってしまったと言う印象もあるものの、TVでやっているとつい観てしまう、不思議な魅力のある作品。 [ビデオ(字幕)] 7点(2009-03-02 03:41:18) |
224. みんなのいえ
《ネタバレ》 それぞれのシチュエーションに、ことごとくツボを外された感じ... もとい、「そんなトイレだらけの家嫌よ!!」には笑えたけど。 [地上波(邦画)] 3点(2009-03-02 03:32:41) |
225. 笑の大学
地味な内容ながら、飽きさせずに一気に見せてくれる。ワンシチュエーションを活かし、細かいこともギャグがしてゆく脚本は実に三谷らしい。さぁ稲垣が面白いこと言うぞー、って直前の映像演出もいい。 [DVD(邦画)] 6点(2009-03-02 03:28:48) |
226. THE 有頂天ホテル
普通の脚本家なら大抵は途中で挫折するであろう、このキャストの多さに仰天し、それなりに使いこなしているのにも感心した。まぁ、後には残らないが笑えた記憶があります。どんな役でも器用にこなしきる篠原涼子が健在だったのも覚えている。 [映画館(邦画)] 7点(2009-03-02 03:24:20) |
227. 古畑任三郎ファイナル ラスト・ダンス<TVM>
《ネタバレ》 犯人が真面目に戦っているぶんイチローよりはマシですが、やはり物足りないデキ。双子の入れ替わりを更に逆手に取るくらいやってほしかったのに。 [地上波(字幕)] 4点(2009-02-11 22:18:44) |
228. 古畑任三郎ファイナル フェアな殺人者<TVM>
《ネタバレ》 まぁ正直、イチロー俳優デビューの記念番組なのね、という割り切りをしなければ観れたものではないです。「今回の犯人ほど手ごわい相手いまセン~」とか言い出したときは、もう突っ込む気も起こりませんでした。100点満点で16点くらいですね [地上波(字幕)] 2点(2009-02-11 22:16:26) |
229. テキサス・チェーンソー
怖い映画は好きですが、グロい映画は嫌いです。その点で、この映画に対してはどうしても拒否反応が出てしまう。もう徹底的にグロく、イタい。しかし、この世で一番怖い映画を創ってやろうという製作側の意気込みはひしひしと伝わって来た。大抵のホラー映画にはどこかしらつきまとってくるユーモラスさが、この映画からは徹底的に排除されている。ある意味究極のホラー映画のような気がしてきた。 [DVD(字幕)] 7点(2009-02-11 22:13:10)(良:1票) |
230. ベニスに死す
《ネタバレ》 自らの醜態を晒しても、美を追い求め続ける主人公。それだけで130分の映画として完成されている。他に類を見ないほど贅沢で、豪華で、哀しい物語だった。マーラーの楽曲の力が壮絶に凄い…。 [DVD(字幕)] 8点(2009-02-11 21:58:04) |
231. 羅生門(1950)
複雑怪奇なストーリーに、大胆かつ滑らかなカット割が融合して、上映時間が短いながらもうお腹一杯。まさに映画を観た、という気分にさせられる。脚本、撮影、演技、どこを切ってもバイタリティーが溢れ出てくるようだ。もはや山を歩いているだけであの緊張感!! 凄すぎる。 [DVD(字幕)] 9点(2009-02-11 21:51:45) |
232. 生きる
《ネタバレ》 至極真面目な映画だという先入観のもとに鑑賞したので、ブラック・ユーモアの多さに驚かされた。通夜のシーンを先に持ってくるという構成は、メリハリが利いていて成功してるように思えました。公園のシーンをはじめとして、志村喬の演技の凄いこと凄いこと…。 [DVD(字幕)] 7点(2009-02-11 21:49:17)(良:1票) |
233. 七人の侍
もはや月並みなことを書きますが、3時間半が1時間に感じました。面白すぎて時間があっという間に過ぎていたのです。一人につきノート一冊分を費やしたという、キャラクターの造形がまずもって見事。最高の娯楽作!! [DVD(字幕)] 9点(2009-02-11 21:35:57) |
234. ライアー ライアー
シュチュエーション・コメディとしての面白さに加え、家族の絆というテーマもしっかり描かれている良作。大人から子供まで皆楽しめる…と言いたいところだが、子供にはちょっとどうかと思うシーンもあるので同系統の映画なら『ジングル・オール・ザ・ウェイ』の方が上かな(汗 [ビデオ(字幕)] 7点(2009-02-11 20:49:53) |
235. 未来は今
冒頭の、会社の窓→社長のアップという不自然な切り替えし直後の自殺シーンで、完全に惹きつけられてしまいました。途中のフラフープのくだりといい、映像で魅せるシーンと、セリフで魅せるシーンがしっかりと区別されていて、メリハリがついています。監督は映画を良く分かっている人だと感じた。キャラも皆イキイキしてるなぁ。とはいえ、終盤の展開がちょっと納得いかなかったので厳しめで7点 [DVD(字幕)] 7点(2009-02-11 20:45:18) |
236. メメント
最初の30分は全く訳が分からず、こんなもの最後まで観れるかと思っていたが、時間に比例して驚くほど引きつけられた。相手を追っているのか追われているのか分からなくなるだとか、主人公の異常な体質を利用しきった脚本が素晴らしい。一つの発想と編集の巧さだけで、ここまで面白い物ができるとは。 [DVD(字幕)] 9点(2009-02-07 00:13:51) |
237. フォロウィング
悪人を描くのが巧いノーランの演出はこの頃から健在。驚くほどベタな話でも、時間軸を解体することで面白くなるという好例でしょう。 [DVD(字幕)] 7点(2009-02-07 00:10:17) |
238. インソムニア
舞台であるアラスカの冷涼な空気に、作品全体を包む残酷さがマッチして素晴らしい効果を出していた。悪であるR・ウィリアムスと、善であるH・スワンクの間で葛藤するA・パチーノの感情がひしひしと伝わってくる。後の大傑作へと引き継がれるダークさが垣間見える一本。ウィリアムスの怪演も充分。 [DVD(字幕)] 8点(2009-02-07 00:06:07) |
239. バットマン ビギンズ
ヒーローの誕生、葛藤、戦闘を二時間強できっちり描ききった贅沢な作品。その分、各要素が弱冠薄味になってしまった感も否めませんが。M・ケインのお洒落な(?)ジョークが素晴らしい効果を与えています。 [DVD(字幕)] 7点(2009-02-06 23:56:25) |
240. プレステージ(2006)
《ネタバレ》 時系列やら分身やら、難解すぎてついていけない部分もあったが、俳優や舞台設定に引き込まれて最後まで観ることのできる珍しい映画だった。特にM・ケインが相変わらずいい味出してる。しかし、最後に「なぜなら観客は、騙されていたのだ」とか言われても、やっぱりなんのこっちゃって感じ... [DVD(字幕)] 6点(2009-02-06 23:52:48) |