241. X-メン
この一作目だけでいえば、ストーリーやアクションではなく、まさにキャラクターの魅力だけで突き通した作品といえる。見せ場の弱さはどうしても否めず、スパイダーマンやバットマンには圧倒的に劣っているのだが、面白かった。 [DVD(字幕)] 6点(2009-02-06 23:48:25)(良:2票) |
242. パブリック・アクセス
《ネタバレ》 シュールな始まり方にシュールな展開、そして突然の殺人シーンの後に終わる、あまりにも理不尽な作品。主人公がは気づかないうちに内部を侵食してゆく、コンピューターウィルスのような存在に思えました。 [ビデオ(字幕)] 4点(2009-02-06 23:43:29) |
243. ユージュアル・サスペクツ
《ネタバレ》 衝撃のオチがあると聞いて初めて鑑賞した中学生のある日、それだけを楽しみに注意深く見ていました。この足の悪い人が一見怪しそうだけど、一体誰が犯人なのか…。そのまんまでした。展開の巧さ、見せ方の巧さは評価できますが、如何せん致命的でした。 [ビデオ(字幕)] 5点(2009-02-06 23:40:54) |
244. 恋空
《ネタバレ》 登場人物が感じたことを余すことなくセリフで表現してくれる。何ともありがたい作品だが、ゆとり世代をなめるのもいい加減にしてほしいものである。 [地上波(邦画)] 3点(2009-02-05 03:17:31) |
245. スカーフェイス
バリー・リンドン的な典型的成り上がり→没落ストーリーで、その過程がツボを押さえた演出でしっかり描かれており、二時間半超という長丁場を一気に見せてくれる。役者もハマり切ってます。が、この物足りなさは一体…。やはり、デパルマ・カットが希薄だったからでしょう。彼の名前を見るだけで、カメラワークに過剰に注目してしまうことを思い知らされました。 [DVD(字幕)] 7点(2009-02-05 03:15:30) |
246. ミッドナイトクロス
《ネタバレ》 今までありそうで無かった、音響技師が主役というストーリーは興味深い。でも『殺しのドレス』の鮮やかさに比べると、どうもデパルマのカメラワークが各シーンにはまりきっていない印象を受けた。J・リスゴーの殺し屋も暴走しすぎてちょっと…。 [DVD(字幕)] 5点(2009-02-05 03:01:07) |
247. キャリー(1976)
《ネタバレ》 プロムまでの物語のテンポの遅さが、今の感覚からすると気になってしまう。もはや致命的。しかし、決定的な場面でのスローモーション・二分割の演出の鋭さは流石で、それを補って余りある程。“面白いカットを見つけ出してやる!!”という情熱がひしひしと伝わってくる。やっぱりデパルマはすごいね。 [ビデオ(字幕)] 7点(2009-02-05 02:56:26) |
248. 時計じかけのオレンジ
2時間半にわたる暴力、暴力、暴力…。しかしながら、頭では否定してしまうのに体(?)が肯定してしまうこのパワー。終盤の畳み掛けるような展開、演出、カメラワークには熱狂するのみ。そんなところから、人間の持つ暴力性にゾッとさせられてしまう作品。 [ビデオ(字幕)] 9点(2009-02-02 03:05:17) |
249. 20世紀少年
原作を忠実に再現し、それなりに面白く仕上がっていると思います。役者もそれなりに活かせているし、それなりに次回作に期待させられます。それでも、劇場の大スクリーンで見ると堤幸彦の大袈裟な演出は気になってしまう… [映画館(字幕)] 6点(2009-02-02 02:46:05) |
250. 2001年宇宙の旅
メッセージ的なモノはほとんど理解できなかったが、私はただ何となく、40年前にこの作品を観た父親にとっては衝撃的だったんだろうな、ということに思いを馳せていた。色々な意味で時間と物質を超越している作品だと思いました。 [DVD(字幕)] 5点(2009-02-02 02:35:00) |
251. 非情の罠
《ネタバレ》 なんだかんだ言ってマネキンのシーンは引きつけられます。が如何せん、登場人物が2人の男に追い詰められるシーン(?)が全然怖くなかったです。 [ビデオ(字幕)] 6点(2009-02-02 02:23:43) |
252. 現金に体を張れ
緊張感に満ちた展開と、まさにカタルシスの得られる結末。娯楽作の鏡です。怪作ばかりを撮る鬼才とっては、この程度の娯楽作はお手の物ということか。 [ビデオ(字幕)] 8点(2009-02-02 02:22:08) |
253. 博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか
《ネタバレ》 ある意味でシャイニングより怖い映画(笑) 初見時は中学生だったが、人間を持ち駒にしか考えていない軍の上官の思想に驚かされられ、挙句の果てに絶対に起こらないと思っていたことが結末で起こったのでぶっ飛んだ。皮肉的な音楽の使い方も、この頃から神懸かってます。。 [ビデオ(字幕)] 9点(2009-02-02 02:17:53) |
254. フルメタル・ジャケット
一体何を意図してこの映画を監督したのだろう。前半の仰々しすぎて、後半が殆ど印象に残らない。この鑑賞後の喪失感こそが、戦争体験に共通していると言いたいのだろうか… [DVD(字幕)] 7点(2009-02-02 01:44:20) |
255. シャイニング(1980)
《ネタバレ》 人生で最も怖い思いをした映画。無機質なキューブリックの演出、音楽が束となって、まさに自分がホテルの魔力に取り込まれていくような体験をした。そして狂気が遂に頂点に達したときに表れる、“ジャックは今に気が狂う”の原稿用紙…斧…巨大迷路…。ちびりました。およそ人間に創れる映画とは思えません。 [DVD(字幕)] 10点(2009-02-02 01:40:16) |
256. バリー・リンドン
主人公が経験することは非凡そのものなのに、この淡々とした語り口は何なのか。大掛かり過ぎるセットと大勢のエキストラが全て無駄に思えてしまうほど。しかし、そう思わせることこそがキューブリックの狙いだったに違いない。戦争中に呆気なく死んで行ったイギリス人にも、主人公にも大した差はないということか。映画の持つ虚構性を逆手に取った凄い作品。 [DVD(字幕)] 8点(2009-02-02 01:32:35) |
257. レディ・イン・ザ・ウォーター
前半、話の方向が良く分からずに混乱させられたが、ファンタジーとして割り切ってからはそれなりに観れた。それにしても展開・編集・演出(主人公以外)のぎこちなさは一体何なのか…。C・ドイルの映像は綺麗だったけど、視点の属性がはっきりしてなくて相変わらず良く分からないし。 [ビデオ(字幕)] 4点(2009-02-02 00:20:00) |
258. 死霊のはらわた(1981)
停滞感を微塵も感じさせないエネルギー、そしてドロドロとグチョグチョのイマジネーションだけで構成された唯一無二の傑作。サイコー [ビデオ(字幕)] 8点(2009-01-30 02:54:40) |
259. 大空港
《ネタバレ》 パニック映画ではなく、パニックを媒介した人間ドラマの良作、といった感じ。特にアカデミー賞に受賞(ノミネート)された2人のキャラクターのドラマにひきつけられます。ただ、巨匠A・ニューマンのテーマ曲は素晴らしいのですが、会話のシーンでのスコアがやたら古ったいのが気になってしょうがなかった… [DVD(字幕)] 7点(2009-01-30 02:51:47) |
260. デス・プルーフ in グラインドハウス
《ネタバレ》 いや~、タランティーノはこの映画である意味での極致に達したのではないでしょうか。観客の予想を裏切るという一点だけにおいて。 ゆるーい坂どころか、これ全く話が進んでないやん!! と感じるタメの90分間と、あまりにも強烈な20分間の対比。もうたまりません。難点があるとすれば、それにしても90分は長すぎるということである。 [DVD(字幕)] 7点(2009-01-30 02:45:51) |