261. サラリーマンNEO 劇場版(笑)
わざわざ劇場にお金を払って見に行くほどではない。 「サラリーマンよ、リスクを恐れずに攻めていけ」というメッセージは良いが、テレビ版のような毒気は失せている。長編ドラマは時間が長く感じた。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2013-05-13 05:57:29) |
262. Go!(2001・矢崎充彦監督作品)
《ネタバレ》 主人公の俳優を全く知らず、ほとんどB級映画と言って良いほどの画面だが、予想に反して素晴らしかった。 好きな女性にピザを長崎まで届けるという一見アホとしか言いようのないストーリーだが、それを支えているのは、無駄なセリフを配したシンプルな脚本と、脇を固めるゲストたちとのえもいわれぬ味わいのある駆け引きだ。 とりわけ謎のハーレー男を演じる山崎努とのかけあいは面白い。広島競輪の実況つきのバイクレース、心温まる下関での出会い、ピザ屋バイクでの暴走などなど、どこまでがボケなのか分からない小ネタを挟んで物語は進んでいく。 主人公が若さゆえに不器用なのも悪くなく、昔を思い出してグッときた。 若者のロードムービーとして同じような傑作映画「17才 学校四」 に迫る、楽しい時間を過ごさせてもらった。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2013-05-10 22:23:13) |
263. 幕末太陽傳
古典落語「居残り左平次」は内容を知ることがなく、「品川心中」「三枚起請」なども知らなかった。 序盤からいろいろな人物が入り乱れて混乱、早口すぎるセリフも半分ほどしか聞き取れずにイライラしながら見ていると、中盤からやっとフランキー堺の芸が分かってきて面白くなってきた。 最後まで落ち着くことのないドタバタ劇という印象。 あらかじめ知識があったり、時代劇が好きな人なら入り込めると思うが、素人の人はこれを喜劇映画の傑作だと思って期待しすぎず鑑賞することをおすすめしたい。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2013-04-30 19:40:15) |
264. X-MEN:ファイナル ディシジョン
《ネタバレ》 相変わらずストーリーはいろいろ盛り込みすぎているが、アクションシーンの迫力はさすが。 ハーバーブリッジを持ち上げて移動してしまうマグニートーなど、奇想天外なスケールに魅了された。 あまり中身に突っ込まず、素直にものすごいバトルを楽しむ、というのがこの作品の賢い見方だろう。 [CS・衛星(吹替)] 6点(2013-03-29 20:12:59) |
265. 大人の見る絵本 生れてはみたけれど
《ネタバレ》 兄弟のわがまま・ガキぶりが目に余る前半は面白くない。後半、父親の道化師ぶりが暴露され、子供たちの反抗にあうところからが見所。殴って自己嫌悪にかられた父親が、子供たちの寝顔を見ながら母親と話すシーンが秀逸だ。そこからラストへ向かっての、子供たちの反抗を大きな気持ちで見守るのも心地良い。ユーモアで笑わせ、ときにホロリとさせてもくれるが、サイレントなのはプラスではないと思う。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2013-02-16 07:00:46) |
266. X-MEN2
1に比べると見せ場となる戦闘シーンはより良くなった。画面が明るくて綺麗だし、迫力がある。中途半端なくらいにいろんなミュータントが出てくるのだが、やはりマグニートの能力がいちばん存在感があってかっこいい。 反面、ユーモアのない長ったらしいセリフ、訳のわからない早すぎるストーリー展開は前作以上にひどい。たぶん原作が長いせいなのだろうけど、詰め込みすぎずもっと単純でいい。 [CS・衛星(吹替)] 6点(2013-01-30 08:25:01)(良:2票) |
267. X-メン
時間も短くて気軽に見ることができる。有名アメコミが原作だけあって、世界観は素晴らしい。 しかし、早口のセリフの言い回しが妙に分かりにくかったり、肝心のアクションがとくに後半暗すぎて分かりづらかったりと、完成度が微妙なところがもったいない。 まあ次回作以降のほうが完成度が上とのことなので、X-MENという世界観を知る上での導入部分として気軽に見ることをお勧めしたい。 [CS・衛星(吹替)] 5点(2013-01-20 06:11:39) |
268. マトリックス レボリューションズ
もうやりたい放題っていう感じ。前作までのストーリーも破綻をしてなぁなぁになってしまっている。 スケールの大きさと預言者の女性の存在感などは他のシリーズ同様見どころはあるものの、スミスとの決闘も意味不明では評価を下げざるを得ない。 CGなどを使いまくっているせいか、画面も見づらい。 [CS・衛星(吹替)] 4点(2013-01-16 06:35:42) |
269. おっぱいバレー
かなりストライクでした。 単純におバカな映画かと思いきや、新米先生と少年たちのちゃんとした成長物語になっています。 脚本が良いのかなと思ったら、岡田惠和と聞いて納得しました。 笑えるシーン満載の上に、宿題本の泣けるエピソードも織り交ぜ、やっぱり久々に映画は良いなと思いました。 映画は何より分かりやすいのが一番。男性なら誰しも我が身を振り返って笑顔になれること間違いなしといった作品です。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2012-12-28 20:41:05) |
270. 独立愚連隊
主人公佐藤允の存在感が大きい。飄々と、ユーモラスで気持ちが良いが、セリフが早すぎて聞き取れないところがあるのが玉に瑕。あとはどこか間の悪い西部劇風戦争物語、中途半端な喜劇と恋愛が続くので微妙。キャストが良いだけに惜しまれる。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2012-12-27 05:40:38) |
271. スティング
意外と面白くない。 名作なのはよく分かるが、余計な人物、音楽、演出、セリフが多いように感じた。 もっとストーリーを削ぎ落とした単純なほうが好み。 コメディーやアクションとしても現代の映画にはない粗さが目立つが、偽ペンキ屋を使った仕掛けは素晴らしくドキドキさせてもらった。 [DVD(吹替)] 4点(2012-11-08 08:22:43) |
272. 少年時代(1990)
《ネタバレ》 演出や撮影はとてもよいが、ストーリーは共感できなかった。 ほとんどが独裁的なガキ大将による因縁話で、主人公の新二は苦悩しながら自分の安全を確保しようとする。 地位を追われる武が魅力的に描かれているように思えるが、二人の時だけに見せる優しさと裏の陰湿さによるギャップは、ラストの演出や井上陽水での美化されても不満が残る。 打倒政権の須藤も、爽やかさのかけらもない陰謀家で、このクラスの未来に希望は持てない。 結論としては「いじめはかっこわるい」 [CS・衛星(字幕)] 2点(2012-10-20 09:53:33)(良:1票) |
273. 十二人の怒れる男(1957)
じつに見事な脚本。 初めは予定調和的で退屈な展開だったが、どんどんと面白くなってくる。 しかも実際の法廷ではなく、ほとんどが陪審室での討論シーンのみという独特なシチュエーションというところがすごい。 ベースボールといった個人的趣味から、最後は階級や人種による偏見まで話が広がるが、個々人の心理描写がじつにうまくえがかれている。 無駄のない、優れたストーリー以外にも、この映画が司法という場に与えた影響は大。名作。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-10-17 13:32:45) |
274. お早よう
これカラー映画だけど、もう50年以上前の作品なんだなぁ。 小津安二郎作品でこんな喜劇があるなんて知らなかった。 男の子兄弟の無言ストライキに振り回される大人たち、とりわけ杉村春子演じる隣近所の主婦の嫌らしさを逆手にとったユーモアが冴え渡る。 セリフが聞き取りやすいのもグッド! [CS・衛星(邦画)] 5点(2012-10-15 20:41:57) |
275. おとうと(1960)
映画の出来としては悪くないが、いかんせん全体的に後ろ向きすぎる。 デリケートな家族問題が暗すぎて、見ても楽しめないのである。 「この家はキチガイばかりだ」って、あんたが一番恨み嫉みを作り出してる張本人だからねぇ。 ストーカーまがいの男も存在意義が微妙。 でも、岸恵子の聡明できりりとした健気な美しさと、弟との丁々発止のやり取りは良かった。 昔の日本人家庭の雰囲気がよく出ていると感じた作品。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2012-10-15 16:13:44) |
276. きつねと私の12か月
《ネタバレ》 この映画はファンタジーと言って良い。 いくら何でもジャングルみたいにいろんな動物が現実に出てくるわけはないし、キツネとの友情だって脚色されたものだ。 それでも少女がキツネとの距離を縮めていく過程が無理なく丁寧に描かれているし、四季の美しい自然の風景やたくさんの生き物たちとの出会いの映像は本当に素晴らしい。 とはいえ、野生のキツネは犬のようにペットではない。 自然のテリトリーに立ち入りすぎてしまった人間との哀しい結末は胸を打つ。 終盤、キツネとしての人生を謳歌するかのごとく疾走する姿が印象的だった。 こういう映画がもっと増えてほしい。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-10-13 14:02:44) |
277. 豚と軍艦
《ネタバレ》 今村昌平監督はこの作品を「重喜劇」と呼んだそうだが、まったくもって笑えない。 アメリカ軍にタカって恥も外聞もなく下卑た振る舞いをするチンピラや女たちの暗い生活の、いったいどこに途方もないギャグがあるというのか。 長門裕之の大げさすぎる演技、吉村実子の不当な扱い、聞き取りづらいセリフもあいまってこれらにまったく共感できなかった。 [CS・衛星(邦画)] 1点(2012-10-12 20:12:22) |
278. 塔の上のラプンツェル
《ネタバレ》 あいかわらずのバタバタ、ドンデン返しのオンパレードという展開はあまり好きじゃないが、分かりやすい物語に加えて、「自分を縛っている存在から解放して夢を追う」という大事なことを思い出させてくれる。 映像の綺麗さは言うまでもないが、ロバやカエルといったサブキャラクターの使い方がじつにうまく、たびたびニヤッとさせられる。静と動の切り替えも妙。 欲を言えば、ラプンツェルが塔へ戻るくだりは省いて、二人(+動物たち)の冒険をもう少し観たかった。 [ブルーレイ(吹替)] 7点(2012-09-26 14:35:55) |
279. ウィンチェスター銃'73(1950)
そうとう面白くない。期待はずれ。 序盤の射撃コンテストは良かったものの、そこからの追いつ追われつの逃走劇はドタバタしていてよくストーリーが分からなかったし、第一誰にも感情移入できなかったのはどうしたことか。 苦手なウエスタンで、しかも最後までむやみやたらに派手な銃声ばかりでイヤになった。 時間が長く感じた。2点に近い3点。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2012-09-24 18:37:32) |
280. レッドクリフ Part II ―未来への最終決戦―
《ネタバレ》 前作より面白い。 変に通好みにしないで、エンターテイメント性を追求したのは正解だろう。 あいかわらずツッコミどころは多いが、大衆映画なので分かりやすいほうが良い。 本戦が始まるまで長いが、矢のエピソードのように面白いエピソードが盛り込まれているので退屈せずに鑑賞できた。 やっぱり、孫権と周瑜の顔の判別が難しい(笑) [CS・衛星(吹替)] 6点(2012-09-16 22:40:55) |