301. ザ・ウォーク
《ネタバレ》 綱渡りを始めるまでがともかくも長い。テンポの良し悪しじゃなくて、もっと短くできんかったのか。 肝心の綱渡りは、CGとは思えないほどリアルで素晴らしい。すこし高所恐怖症なので、400mの高さにはかなりビビった。 クラシックが流れるなど、「静」の表現をうまく使っており、魅せ方には感心させられる。 主人公はすぐ興奮しちゃようなイマドキの若王子風。もうちょっと大人のテイストが良かったな。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-01-20 22:01:22) |
302. ホーム・アローン3
《ネタバレ》 このシリーズのファンであれば、そこそこは楽しめる。 クスッと笑わせてくれる演出や、悪党を徹底的にやり込めるのはお手の物で、まるでリメイクを見ているかのよう。 一方で悪役がジョーペシでなかったせいか、なんとなくカタルシスに欠けたのはたしか。 いや4人組も個性があって面白いんだけど、なんか違うんだよね〜。 [地上波(吹替)] 6点(2019-12-09 16:04:04) |
303. ナイト ミュージアム
ベンスティラーのキャラクターがいかにもコメディーっぽくて楽しめた。いろんな要素があるけれど、肩の力を抜いてコメディー映画として観るのが良いのでは。 最近にしては珍しく毒のない映画なので、親子でいっしょに観るのも楽しい かも。 [地上波(字幕)] 6点(2019-07-30 21:42:03) |
304. しゃべれども しゃべれども
《ネタバレ》 いかにも佳作といった雰囲気の作品。 国分太一演じる主人公と、その弟子三人の成長物語。 雰囲気は王道だけどストーリーは王道ではない感じ。笑わない香里奈みたいな女性、実際にはいないでしょ。 目立ったのは、師匠の伊東四朗と弟子の関西弁コテコテの子供。 あの子の演技力や落語(すごく面白い)にすごく力があると思ったら、森永悠希だったんやね。納得納得。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2019-04-17 21:58:05) |
305. グラン・ブルー/グレート・ブルー完全版
《ネタバレ》 ん〜何だ、この映画は!? ラブロマンスでもコメディーでもホラーでもない。 ジャックとエンゾの友情物語というわけでもない。 高い精神性と素晴らしい映像美、イルカとの触れ合いが魅力的な一方で、 なんだこのシーンは??と思うところがたくさんあった。 個人的に長い映画は苦手だし。 ジャンレノのキャラクターがすごく魅力的に思えるのは確かだけれど、 主人公じゃないから扱いがひどいし、史実じゃない。 実際にダイビングのドキュメンタリーを見返してきたので、粗が目立つ。 冒頭の少年の泣き叫ぶシーンと、ヒロインの泣き叫ぶシーンにはホラー色を感じた。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2019-04-10 21:56:25) |
306. ちはやふる 結び
《ネタバレ》 相変わらずぴったりの配役や抑えの効いた演出などは素晴らしかったが、肝心のストーリーが詰め込みすぎてダレた。 部長の退部などのエピソードが訳が分からないし、後輩の二人にも魅力を感じなかった。 この三部作では8点→7点→6点とどんどん魅力が薄れていく感じ。 最後なので名人戦やクイーン戦でのカタルシスを期待していたのも大きかったのだろう。 [地上波(邦画)] 6点(2019-04-01 09:12:01) |
307. 死刑台のエレベーター(1958)
マイルスのジャズのおかげで、上品な作品になっていると思う。 90分あまりと時間が短いのもプラス評価。 悪いことはやらないに限るね [CS・衛星(字幕)] 6点(2019-03-18 22:42:13) |
308. アントマン
《ネタバレ》 分かりやすいアメコミ。アリを操りながら、つぎつぎと試練を乗り越えていく主人公に共感できる。 こういうノリのいい映画が最近の流行なのね。 ラスト近くの機関車トーマスビックサイズ化にはちょっと笑えた。 [地上波(吹替)] 6点(2018-09-09 20:39:47)(良:1票) |
309. 大魔神逆襲
《ネタバレ》 大部分を子供の山登りに費やしているため、全2作とくらべて冗長に感じる。 鷹を神様の使いとしてうまく使っているし、逃避行もひねってあって面白いんだが、ちょっと長いか。 虐げられた者が祈ると、大魔神が現れて成敗するというお約束は健在だが、ここも前と比べると普通。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2018-08-16 13:04:40) |
310. バケモノの子
《ネタバレ》 熊鉄や主人公の存在が魅力的で、世界観は良い。 こういう歯に絹を着せない、ぶっきらぼうだけど愛のある会話って好きだな。 声が広瀬すずのヒロインもいろいろ叩かれているけど、しっかりマッチしていて自分の目には魅力的に映った。 ただ、一郎彦が暴走するあたりから、意味不明なシーンが多くなるのは残念。 せっかく強くなった主人公が活躍するよう、もっとストレートに対決させて良かったと思う。 [地上波(邦画)] 6点(2018-07-28 21:35:41) |
311. ズートピア
他のディズニーアニメもそうですが、ジェットコースターのように展開が目まぐるしくて頭が疲れちゃうんです。 だからいかに完成度が高くても、社会派メッセージが優れていても、この点数になっちゃうかな。 でもさまざまなアイデアを盛り込んで、よくぞ作り込んだものだ〜と感心するシーンが多く、名作と呼んでもいいと思います。 [地上波(吹替)] 6点(2018-06-17 17:27:27) |
312. アイ,ロボット
《ネタバレ》 よきできたSF映画です。異常に滑らかなロボットの動きがリアルでど迫力でありながら違和感がなく、ストーリーも練られています。 まぁこの手の映画ではありがちな、ラストに向けてパニックに陥るのですが、うまくまとめ上げているなという印象です。 たまにはこんなサスペンス映画も気分転換にいいかもしれない。ムキムキのウィルスミスが本当に良い味を出しています。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2018-03-31 21:01:46) |
313. 故郷(1972)
あえて抑揚がなく作ってあるところが成功していると言いたいが、この一家が何ひとつ前向きになることなく時代に流されていく過程を見るようであまり楽しめなかった。 その点、この映画では端役ともいえる渥美清が妙に生き生きとしているのが寅さんぽくて良かった。 あ、出演者の広島弁はかなりこなれてて良かった。でも哀しい映画だな。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2018-03-30 22:27:37) |
314. 海街diary
《ネタバレ》 なんというか、良くも悪くもまったりした佳作といった印象。 いちおう名のある有名女優や鎌倉の美しい風景などの見どころはあるにはあるが、特別なことは起きない。 ゆえに、ひとつひとつのエピソードが膨らまずに盛り上がりにかける。 調べてみたら、これって日本アカデミー賞の最優秀作品賞なのか。 2015年は邦画が低調だったとはいえ、こういうインパクトに欠ける映画が選ばれたというのはちょっと意外だった。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2018-03-28 09:22:54) |
315. コンタクト
終始落ち着いた雰囲気と、凝ったカメラワークが光る佳作。 SFものだと思って観る人は、この映画がサイエンティフィックどころかスピリチュアルまで行っていることに驚くだろう。 大人になったジョディー・フォスターの演技も冴え渡る。 ただ時間が長いかな。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2018-01-04 17:51:38) |
316. 夢(1990)
《ネタバレ》 黒澤明監督の作品にはまったく期待していなかったが、みごとに予想を覆された。傑作。 もともと本でも短編小説が好みなので、8話形式というカタチがとても良かった。 最初と2番目の話で幻想的なテーマをもってきて、後半は原発や環境破壊などのメッセージをもってくる流れも素晴らしい。 そして最終話で桃源郷のような場所で華やかな葬式を行うという構成の巧みさ。 印象的なのは映像美で、日本の伝統もしっかり入っていて、さすがに世界のクロサワだと見直した。 一番のお気に入りは、やっぱりゴッホのエピソードかな。寺尾聡が全体的に良い味を出している。 【2023.6再鑑賞】8点→6点 ひとつひとつのテーマが尻切れトンボのようで、えっこれで終わりとなる展開が多い。 初めの「狐の嫁入り」が典型。ここからどうなるか、が腕の見せどころなのだけど。 全部夢落ちなので、アリといえばアリ。でも消化不良。 その点、第2話「桃畑」は小気味良い終わり方で、いちばん良かった。 第8話「水車のある村」は、昔はこんな風景に憧れたが、さすがに演出が過ぎると感じた。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2017-10-16 22:13:41) |
317. 最高の人生の見つけ方(2007)
《ネタバレ》 伏線がずっとあって、それを最後にうまく回収していく展開は見事。 ただちょっと登場人物にリアリティがない。 あれだけヒステリックに怒鳴っていた妻が、帰ってくるなり理想的な妻になるなんてどうかしてる。 またずっと会っていなかった肉親が自分をすんなり受け入れてくれるのも現実的じゃない。 どんなに金を使って世界を自由に旅行しても、家族の愛にはかなわないのだというところがミソなので、この矛盾は減点要素。 上映時間が短くまとめたのはとても良いと思った。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-09-03 19:49:12) |
318. 永遠の0
《ネタバレ》 やはり完成度が高い。岡田准一や井上真央は日本の宝だなと改めて感じました。 豪華な俳優陣、真に迫るような迫力ある戦闘シーンなど、賞を総なめにした理由も分かります。 でも過剰すぎる演出には少々うんざり。終始流れる感情的な音楽、泣きの押しつけなど。この映画に始まったことではないですが。 戦後70年ともなれば戦争の記憶は薄れる一方。そんな現状に危機感をもった作者が訴えたかった真意は何か。反戦や戦争賛美を意図したものではないと思いますが、ラスト近くの三浦春馬の号泣を見ていると、平和ボケで取り残されて自信を失いかけつつあるこの国の危機感を演出したかったのかな?なんて思ってしまいました。 [地上波(邦画)] 6点(2017-06-08 18:06:20) |
319. サイコ(1960)
《ネタバレ》 幽霊とか怪物とかが出てくるんじゃなくて、単純に心理描写と音楽がものすごく怖い。 やっと観る機会に恵まれたましたが、本当に名作だと思います。 ふだんはサスペンスを見てもあまりどきどきしない性質なんですが、観客を引き込んでいく独特の感覚と不安感をあおる効果音にやられました。 はじめに主人公の女性の逃走劇があり、それが最後まで続くかと思いきや、あっという間に殺されてしまって、そこからはもう訳が分かんらない。 話がどう進むのかまったく予想できない面白さを体験しました。まったく予備知識がなくて大正解でした、 個人的にユーモアがあって楽しい映画が好きなので点数は低めにしましたが、この映画が後世に与えた影響も考えると、ものすごい作品なんですね。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-06-07 17:46:20) |
320. 桐島、部活やめるってよ
まぁよくできた映画だこと。これほどまでに日本のリアルな高校時代の雰囲気が出ている作品を他に知らないんだが。 精神的に未熟なゆえにすぐに反応して混乱して巻き込まれてしまい、それでいて若いから勢いで突っ走って階段を駆け上がったりできる。ああ若いころこうだったなぁと感慨深く想える稀有な傑作。 とりわけ印象につよく残ったのは、性格の悪いというか裏表のありすぎる女子で、あとさき考えずに毒舌セリフを吐くシーンというのはありそうでなかなかないかもしれない。みんな映画では女の子を美化したがるから当然といえば当然。橋本愛の存在もこの映画の魅力をひきたてている。 傑作だからといって高い点数ではないところが興味深い。みんな夢を見たいのかもしれない。 [地上波(邦画)] 6点(2017-05-03 20:06:33) |