Menu
 > レビュワー
 > 枕流 さんの口コミ一覧。17ページ目
枕流さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 496
性別 男性
年齢 42歳
自己紹介 皆様のレビュー、いつも参考にさせていただいております。私のレビューも参考になれば幸いです。

2012年以降忙しくなったので、レビューを一言にしています(上半期分は6月末にまとめて投稿)。参考にしにくいかもしれませんが、あしからずご了承ください。採点基準は以前と同様です。

私の連絡先はこちら⇒えむいーあーる75jp[あっとまーく]yahoo.co.jp

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順1234567891011121314151617181920
2122232425
投稿日付順1234567891011121314151617181920
2122232425
変更日付順1234567891011121314151617181920
2122232425
>> カレンダー表示
>> 通常表示
321.  ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔 - スペシャル・エクステンデッド・エディション - 《ネタバレ》 
1がガンダルフなら2はスメアゴルとサルマンの映画。何百歳になっても元気すぎるスメアゴルは虐待を受けてもなんのそのなのだが、フロドとサム(特にサム)の人権意識が低すぎるのは、率直に主役としてどうかと思いますよ。二重人格描写が可愛いので、スメアゴルには同情しっぱなしでした。何だい!みんな指輪欲に関しては、スメアゴルと対して変わらないくせに偉そうにしやがってさあ。葛藤を素直に見せるスメアゴルは大好きです。 そして、サルマン先生ね!ダム決壊で浸水しまくったアイゼンガルドを眼下に、塔の中でうろうろおろおろしているんです、このおじいちゃんったら。その貧弱な様が、とっても可愛いんです。ガンダルフはちょっと調子こいてきたから、次作はサルマンさんを応援しようと思います!まあ、たぶん負けるんだろうけど。
[DVD(字幕)] 6点(2011-08-28 22:19:26)
322.  ロード・オブ・ザ・リング - スペシャル・エクステンデッド・エディション -
ファンタジーとしては面白いほうなんだろうが、あまり観ないジャンルなので、どうしても点が辛くなってしまう。こういう映画には慣れていない。ただし、ニュージーランドというのはこんなにも風光明媚であったのかと驚いた。大自然の中を駆け回る登場人物たちをダイナミックな空撮を多用して映しだすのは、物語の壮大さを表現する方法としてよく出来ていると感じた。ただし、シーンがぷつぷつ切れるのに違和感が残った。もう少しシーンの流れに連続性が持たせられなかったか。 登場人物の中ではガンダルフが魅力的。はっきり言って、すごい我儘ジジイなのだ。突然ぶち切れるし、仲間のことをけっこう口汚く罵ったりもする。何よりも驚いたのは、モリア坑道の入り口でガンダルフが入り口を開ける合言葉を忘れていたこと。そこで開き直るガンダルフには恐ろしさすら感じた。時間にもかなりルーズらしいし、なぜ尊敬を勝ち得ているのか理解しにくいが、それは「かわいい」からではないかと推論してみる。人間味が溢れ出しすぎてただのおじいちゃんに見えてきてしまい、それが逆に「萌え」を誘っているのかと。 最後に、あえて言わせてもらう。長い。無駄なシーンがあるわけじゃないし、原作自体が長いのだから仕方が無いのだが、「映画」として観るのには限界を感じる。ただし、観だしたからには最後まで観るしかない。と、レビューをきっかけに決意を新たにする。
[DVD(字幕)] 6点(2011-08-28 22:03:14)
323.  ミッドナイト・エクスプレス(1978) 《ネタバレ》 
この映画を観て、ちょwwwトルコやば過ぎだろwww絶対イカネwwwって言ってるアメリカ人って多いんだろうなあ。密輸防止のため、日本でもアジアに渡航する若者には全員これを観てもらうってのはどうでしょう。 何だかんだで映画自体は面白かったです。スーザンの優しさに泣きました。
[DVD(字幕)] 6点(2011-08-07 22:04:00)
324.  ナチス、偽りの楽園 ハリウッドに行かなかった天才 《ネタバレ》 
第2次世界大戦頃のヨーロッパでの話。クルト・ゲロンという才能に溢れたユダヤ人俳優(兼監督)はドイツのナイトクラブで喝采を浴びていた。彼の愛嬌たっぷりな表情とでっぷりと肥えた体格、そして過剰なほどのコミカルな演技は観客の心を掴んで離さなかった。しかし、時は1930年代。まもなくナチス親衛隊の規則正しい足音がベルリンの町に響くようになる。 容貌魁偉なクルト・ゲロンという映画界の鬼才が主人公に据えてあるが、この映画の主題は当時のドイツの情勢やそこに生きた映画界の人々(特にユダヤ人)の心情や行動だ。彼らのナチスに対する反応は実に様々で、クルト・ゲロンのようにその危険性を十分に認識できなかった者もいれば、さっさとヨーロッパから脱出を図った者もいた。時流を読む目の大切さを感じた。また、現在まで生き延びている生存者のインタビューも興味深い。当時のドイツの「芸能人」の生き様を知る資料として一級であるといえよう。収容所(テレージエンシュタット)内でのナチスの彼らに対する扱いも興味深い。 しかしながら、映画としては退屈な部分もある。インタビューが中心とならざるを得ないためだ。特に中盤については、もう少し尺を短くすることも可能だっただろう。
[映画館(字幕)] 6点(2011-07-21 22:00:33)
325.  メアリー&マックス 《ネタバレ》 
この映画が伝えたいことは分かる。メアリーとマックスの間には、手紙のやり取りだけとはいえ、本当の意味での心の交流があった。人生とは苦く苦しい旅路である。そして、苦しい人生を生きる孤独な二人が手紙を通じて、互いに相手を癒しあう。人生の中で喜びを見出していく。二人の人生には色々なドラマが起こる。彼らの結びつきは数多くの危機にも耐えて継続し、ラストのカタルシスへと観客を導く。 しかし、私には彼らの人生を肯定することができなかった。彼らが経験する出来事は全て私の想像を超えて苦しい。自分よりも遥かに不幸せな人生を送っているに見える二人に対して、私は、同情心は湧いたものの親近感を持てなかった。そして、これは明らかに監督にとって誤算だろうと思う。申し訳なくさえ思う。この映画に感動できない人は少ないかもしれない。でも、私はあえて6点をつける。すぐ他人と自分とを比べたがる世俗にまみれた人間には響いてこない試金石のような映画だ。
[DVD(字幕)] 6点(2011-07-19 20:37:09)(良:1票)
326.  トランスフォーマー 《ネタバレ》 
マイケル・ベイ監督の映画は久しぶりに観たが、相変わらずの大味ぶりに爆笑。10体ほどのオートボットが出てくるのだが、まったく覚えきれないのには閉口した。でも、オプティマスとバンブルビーとメガトロンくらいしか覚えられなくても大丈夫なのだ。このなんとなくストーリーについていけば良いという感覚に慣れなくて苦労した。あとは、夕方だったのが急に夜になったり(サムが歩いて帰ろうとするミカエラを送る場面)と違和感を覚える箇所も多かった。 まあ、でもこの映画を観るときにこういうことをつらつら詰るのは野暮で、変形シーンがかっこよければそれでよいのだし、実際これがめちゃくちゃかっこいい。個人的にはF-22に変形するスタースクリームがお気に入りだ。大画面で観られたから最高!
[DVD(字幕)] 6点(2011-07-10 10:44:56)
327.  SUPER8/スーパーエイト(2011) 《ネタバレ》 
全然面白くないわけではないが、期待はずれと言わざるを得ない出来。宣伝の時点で今年の最高傑作とか煽るのは、正直に言って片腹痛い。多くのレビュワーの方が既に語りつくされているので、多くは言わないが、今までの傑作から抽出された味わいを詰め込んだら、それぞれの味が打ち消しあって何とも無味乾燥な料理になったというオチだ。2時間で観客に訴えられるテーマはそれほど多くは無い。この映画は欲張りすぎた。 ただし、同時に評価を5点以下にするのも憚られる。新味に欠けるが、「悪い」映画ではないと思うからだ。むしろ子供たちには積極的に観て欲しいくらいの作品だ。何かに一生懸命になることの尊さや楽しさはこの映画から学ぶことができる。大人が見ても爽やかな気持ちにはなれる。 エンドクレジットの子供製作映画は確かに気持ちが和むが、それでは本編の不出来をカバーしたことにはならない。
[映画館(字幕)] 6点(2011-07-04 23:00:14)(良:1票)
328.  追憶(1973) 《ネタバレ》 
昔のラブストーリーを見慣れていない僕にはテンポが鈍くて、確かに少し退屈で、眠くなった箇所も無いとは言わない。でも、主義主張も階級も全く異なるハベル(ロバート・レッドフォード)に惚れてしまうケイティ(バーブラ・ストライサンド)の切ない気持ちはよく理解できる。それを貫き通して結婚に至る二人のことはその純粋さに免じて応援したくなる。こんな喧嘩ばかりの二人の周りに実際に自分がいれば、こっちは色々と気を使って「お前ら、いい加減にしろよ!」と言ってしまいそうだが。でも恋は盲目なんだろうし、それはそれで結構なことだ。別れるべくして別れる二人なのだが、思わず観ているこちらも気を揉んでしまわせるこの映画はよく出来ていると思う。 ただし、もっと二人の周りの人間模様(JJ以外も)を描いてくれるともっと見応えのある映画になっただろう。やはり二人だけで二時間持たせるのは苦しい。 また、映画内でもスターリンの粛清ネタでケイティがからかわれる箇所もあるが、ケイティの主張の正当性があまり響いてこない現代に生きているせいか、あまり彼女の主張に共感できなかったのが残念だった。
[DVD(字幕)] 6点(2011-06-19 17:02:26)
329.  ファンタスティック Mr.FOX 《ネタバレ》 
「チョコレート工場の秘密」も「マチルダはちいさな大天才」も子供の頃の愛読書だった。よい子の僕は嫌なガキが徹底的に痛めつけられるのが大好物の嫌なガキでもあった。とにかく馬鹿とデブには厳しいんだ、この人は。そこが最高なんだ。 「父さんギツネバンザイ」は生憎読んだことがないが、この映画がロアルド・ダール原作と知って鑑賞を即決めた。ティム・バートンの「チャーリーとチョコレート工場」は原作の毒が薄まっていた上に説教臭い親子愛物語まで付け加わってイマイチな出来だっただけに、本作には期待が膨らみっぱなしだった。 そして鑑賞。人形は可愛いし、動物のキャラクターも愛着が持てる奴らばかり。父さんギツネとアナグマ弁護士のライバル意識、アッシュとクリストファソンの対抗意識。そして彼らを優しく見守る母性に満ちた母さんギツネは理想のお母さんだ。いつの間にか、自分も父さん目線になってるのには自分で驚いた。年取ったなあ。そして、クソ農場主どもの憎たらしいこと!そうそう、これがヴァイオレントで意地悪な偏見に満ちたダールの魅力ってやつさ。 でも、正直言ってちょっと物足らなかったなあ。やっぱり人形アニメの限界なのかもしれん。動きがぎこち無いのは許せるとしても、やっぱり顔の表情が出しにくいというのは致命的な印象を持った。いや、このアナログ感(=オシャレ感)がたまらんのだよという意見にも十分共感したうえでのこの点数だ。ごめんよ。 ただし、その中で声優陣の奮闘は称えられて良い。母さんギツネ役のメリル・ストリープの年齢不詳妖艶ヴォイス、カイリー役のウォロダースキーの間抜けな鼻声。そして父さんギツネ役のジョージ・クルーニーの上質なコーヒーの味わいにも似た優しくて深みのある語り口。この声がこの映画をファンタスティックにしている!男の中の男、ファンタスティックMr.Fox!!
[映画館(字幕)] 6点(2011-06-16 23:20:37)
330.  婚前特急 《ネタバレ》 
確かに吉高由里子は可愛いです。キュートですね。しかもこの映画では彼女はビッチかつ天然なんです。設定には文句のつけようが無いわけなんです。でも残念ながら脚本がダメ。 5人の彼氏がいるのはいいんです。1人を選ぼうとするのもいいんです。でも最初から誰を選ぶか分かってしまうのはちょっと困りものです。5つのボールがあって、その中に1つだけ色の違うボールがあれば、そのボールが特別だと思いますよね?そうなったらつまんないなあと思いながら観ていると、本当にそうなってしまうんですね。これはもう開いた口がふさがりません。 更に言うと、その2人がくっつくのはものすごく自然なんですね。顔の釣り合いを除いては、相性がぴったりなんです。色々と同レベルなんです。だから全く意外じゃないんです。個人的にはもう少し波乱があっていいと思いますよ。もうちょっとドラマを面白くできたと思いますよ。 でも、同時にこの映画はさらっと観られて徹底的にハッピーな映画です。余計な教訓とかを押し付けてこない。この点は大好きです。あとは吉高由里子のキャラクターも結局最後まで何も変わらない。とんでもないバカ女の癖に罰も何も当たらないんです。こういう開き直った映画は嫌いになれません。こいつらは結婚しても同じテンションで夫婦喧嘩してギャアギャア騒ぐと思うし、身近にいたらちょっと閉口しそうだけれど映画という虚構の中では微笑ましいんです。あと、この映画に6点をつけちゃう僕はやっぱり吉高由里子が大好きなんでしょう。
[映画館(邦画)] 6点(2011-05-30 23:14:06)(良:1票)
331.  アレクサンドリア 《ネタバレ》 
知的な女性を演じさせたら右に出る者はいないレイチェル・ワイズがはまり役の作品。ヒュパティア様がかわいすぎる。キリスト教勃興期の激動のアレキサンドリアを舞台に、物語の筋は「宗教」と「学問」の相克をメインテーマに置き、それに恋愛のスパイスを振りかけたよう。経験上、こういう歴史ものは描きたいものを欲張りすぎてとっちらかってしまう傾向にあるが、残念ながらこの作品もその印象を免れない。マルタの大規模なセットで、大量のエキストラを動員したアレキサンドリア支配階級とキリスト教徒の争いは確かに見応えがあるが、その分、主要な登場人物同士のコミュニケーションが十分に描けていない印象だ。 ヒュパティア様を中心に(まさに恒星のような輝き!)奴隷ダオス、貴族のオレステス、テオンがその周りを回りながらヒュパティア様に言い寄ったり、論戦したり、物陰からじっと眺めたりしているのだが、まず、テオンが早々に脱落する(出て来なくなる)のがつまらない。意外とオレステスがまともなだけにもう少し屈折した変態キャラで前面に出てきて欲しかった。逆にオスカー・アイザックは「ロビン・フッド」や「サッカー・パンチ」で変態のイメージが染み付いていたが(失礼な話だが)、オレステス役を上手に演じていたと思う。決して馬鹿ではないんだけど、ヒュパティア様には追いつけない哀しい役どころで最も共感できた。ダオスを演じたミンゲラの暗い目と荒々しい演技も忘れがたい。 それだけに冒頭で触れた「とっちらかった」感が残念だ。どのテーマも監督が描きたかったものなのだろうが、もう少し登場人物を絞るか(テオンは要らないかな~)恋愛要素を減らすかしないときつい。中身は十分濃厚だっただけにもう少し映画自体を長くしても良かった。ただし、歴史ものが苦手な僕でもそれなりに楽しめたので、歴史ものが好きな人からしたらかなりの傑作なのかもしれない。 それにしてもレイチェル・ワイズはいい!あらためて出演作を観直してみたい。
[映画館(字幕)] 6点(2011-05-18 23:24:29)
332.  SOMEWHERE 《ネタバレ》 
残念ながら想像を上回るほどの出来ではなかったです。セレブである父と娘の心の交流を描くという視点は面白そうだし、実際、映像も本当に美しくて息を呑みました。恐ろしい金を取られるんでしょうが、あのホテルには泊まってみたいです。女の子を綺麗に撮るのも本当にうまいですね、この監督は。 また、ちやほやされるくせに満たされない主人公の気持ちはよく理解できますし、お金はあるけど家族に恵まれず、寄る辺無さを感じる娘の心境も痛切でした。静寂のポールダンスや顔の型取り、誰からか分からない嫌がらせメールの齎す孤独感。名声を手にしながらも、「おれは誰でもない」と別れた妻に電話してしまう寂寥感。主人公の気持ちは他人事ではありませんでした。 しかし、もう少しお話(脚本)を書きこめたのではないかと。偶然、誰かと出会うとか、どっかに行くとか。何かほら。この映像の自然さが若干損なわれるかもしれませんけど、ほんと、もう少しでいいんです。お願いします。
[映画館(字幕)] 6点(2011-05-05 21:28:33)(良:1票)
333.  エンジェル ウォーズ
考えなくていい映画は苦手だ。この映画も、観ながらずーっと何が現実で何が非現実なのかを考えてしまい、あまり爽快感が得られなかった。結果的に、これは考えなくていい映画だったんだと気づいたときには、時既に遅しだった。頭を空っぽにして観ると気持ちが良いだろうと思う。 大筋としては女の子はセクシーで悪役はいやらしくて最高。オスカー・アイザック演じるブルー・ジョーンズが特に良かった。加えてアクションシーンでは、ドイツ軍やらドラゴンやら巨大武士やらロボット兵やらも出てきて終始ハイテンションなまま、ストーリーが突っ走っていく。ほんとスナイダー監督は好き勝手やったんだろうな。楽しかったろうな。 映画の最後のメッセージで、何が現実なのかも含め、観客に丸投げされた(と思う)ので、僕はこの映画を全部非現実と断定させていただくことにしました。だって受け取り方によっては無茶苦茶悲惨な話よ、これ。
[映画館(吹替)] 6点(2011-04-17 20:14:57)
334.  ファンボーイズ 《ネタバレ》 
スター・ウォーズシリーズを最後に観たのは随分昔で、観る前はこの映画をきちんと理解できるか不安だった。案の定、理解できないオチも多かったが、オタクの友情モノとしては上出来で、最後まで全く退屈せずに観られた。「スーパーバッド」よりマニアックなネタ使いだが、こっちのほうが面白かった。スターウォーズに限らず何かの作品に対する愛って、こういう風に盲目的になっちゃうからなあ。分かる分かる。 演技ではハッチ役のダン・フォグラーが面白すぎで、だいたい何やっても笑ってしまった。自分はこういうデブのコメディ俳優に弱いようだ。ジョナ・ヒルもザック・ガリフィナーキスも大好きだもんなあ。 これはこれで面白かったが本当はスターウォーズシリーズを少なくとも10回くらい見てから観るべき映画なのだろう。本当の面白さの半分も理解できていないかも。スターウォーズ好きなら絶対に観たほうがいい作品だ。逆にスタートレックマニアは絶対観ちゃいけないけど(笑)。
[DVD(字幕)] 6点(2011-04-10 19:19:37)
335.  インビクタス/負けざる者たち 《ネタバレ》 
クリント・イーストウッド監督のものは大概好きなのだが、この作品はあまりにもまっとうなテーマ過ぎて(中身の想像が容易すぎて)映画館で観るのは敬遠してしまった。で、今回DVDで鑑賞した。結論から言うと想像していたとおりの部分もあったが、面白かった。面白かったというより役に立ったというほうが正確かもしれない。「人の上に立つものとしての心構え」や「対立するグループをうまくまとめる方法」といった実用的な部分が目立つ内容だった。企業内研修とかでも使えそうな映画だ(笑)。 個人的にはマンデラさんの人徳の凄まじさが特に印象的で「上司にしたい有名人」を聞かれたら、明日からは「マンデラ大統領」と答えようと思う。深くは描かれないが、妻(映画には出てこないが)や娘との葛藤も逆にいい味を出してるような雰囲気だし、病に倒れても仕事をしようとするし、ほんとスーパーおじいちゃんだ。そこのところの描写が一面的で平板ということもいえるが…。まあ、実在の人物だし、神様みたいに慕われてるし、これ以上の描写は無理か。モーガン・フリーマンはいつ観ても変わらない安定感だ。マンデラおじいちゃんに傾倒していくピナール役のマット・デイモンの演技もさすが。良い意味で教科書的な映画。 ついでに、特典映像も面白かった。マット・デイモンはいい人そうだし、役作りもほんと頑張るなぁ。ベン・アフレックと二人で映画界の良心みたいになりつつあるという印象。
[DVD(字幕)] 6点(2011-04-10 19:00:48)(良:2票)
336.  塔の上のラプンツェル 《ネタバレ》 
字幕版で鑑賞。母親(結局母親ではないわけだが)の軛を脱するという、ディズニーにしてはなかなか挑戦的なテーマには驚かされた。またラプンツェルのキャラクターがとても親しみやすくてかわいらしくて微笑ましいのは良かった。マキシマスという新しいタイプの動物キャラやフライパンやランタンなどの小道具使いも魅力的。 ただしユージーンだけが気に食わない。ナルシシストのユージーンがラプンツェルに出会って改心するのは、アニメならではの許せるご都合主義のはずなのだが、どうしてもこいつの面構えが気に食わなかったのが正直なところ。モテない男からのジェラシーも含む(笑)。
[映画館(字幕)] 6点(2011-04-09 21:33:27)
337.  わたしを離さないで 《ネタバレ》 
原作(和訳)は既読。最も好きな小説のひとつで何度も読んだ。「原作を読んでいなかったら…」という仮定ができないほど、のめり込んだ小説だ。どうしても原作と映画を比較してしまうため、この点数だが、初見だったらもっと高い点をつけられるかもしれない。 「運命を受け入れ、その中で精一杯生きていくこと」が、この作品のテーマだ。青年でありながら、長くは生きられない残酷な宿命のために、老成した考え方やものの見方を強いられ、次第にそれを受け入れていく3人の人生の軌跡は儚く、脆く、そして美しい。波乱も少なく、静かに物語が進んでいくだけに、余計に彼らの切実な感情が胸に迫る。 映画はこの原作の静謐な雰囲気をかなり忠実に受け継いでおり、そこは評価できる。タイトルや章が変わる際のダルトーンの背景色はとてもしっくり来たし、ヘールシャムやコテージの雰囲気も想像通りだった。主役の3人の演技も素晴らしく、皆原作をよく理解して芝居をしているなと感心した。特にトミー役のアンドリュー・ガーフィールドははまり役だと思う。 一方で残念だったのは原作の繊細な心理描写までは映像化できていないこと。これは媒体の違いということで目をつぶるしかない点かもしれないのだが、やはり原作のファンとしては減点せざるを得ないポイントだ。蝋燭の炎が微かに揺れるくらいのほんの僅かな心の揺れがひしひしと伝わってくる原作にはとても及ばない。いくつかのエピソードが省略されていたり、内容が分かり易く改変されていたのは、映画化というハードルを越える上で仕方がない措置とはいえ残念だ。 特にキャシーとルースの複雑な“親友関係”がこの映画では描けておらず、トミーとの三角関係においてルースに非があるような印象を観客に与える脚本になってしまっているのがいただけない。ルースは「愛されたい」タイプの人間であり、それは決して間違ったことではない。トミーとルースの関係は一種の補完関係になっていたし、二人が結ばれるのは運命だったのだと僕は思う。その上で、キャシーとトミーが自分達の愛こそ真の愛だと信じる(信じ込もうとする)ことが健気で、深く心を打つのである。 願わくば原作を読む前に観たかった。この映画を観ることで、より多くの人が原作を手にとるきっかけになれば良いと思う。
[映画館(字幕)] 6点(2011-04-06 23:42:18)(良:3票)
338.  ソウル・キッチン 《ネタバレ》 
ちょっと間違ったらトレンディドラマになってしまいそうなぎりぎりのポイントで踏みとどまった作品。食堂を営むジノス(太ってるくせに彼女は美人)のもとにトラブルメーカーのイリアス兄貴が帰ってきて、さらに変わり者の天才シェフが絡んですったもんだあった末にまあるく治まるという限りなく陳腐な設定にもかかわらず、最後まで飽きることなく観られた。料理はおいしそうだし音楽は最高だし、それだけでもういっかと思えちゃう自分の鑑賞眼はまだまだ甘い。 外人って本当に自由だよなあ。20~30代のドラマなのになぜか大学時代を思い出した。おれも一旗上げたくなってきたぞー!
[映画館(字幕)] 6点(2011-03-10 21:19:43)
339.  おいしい生活
ウッディ・アレンの映画の中でも特に軽い部類に入る。強烈な皮肉が利いていない分、誰にでも観やすい映画だと思うが、観終わった後も特に印象には残らない。人間の幸福にとっては、お金が全てじゃないよね!?というメッセージがあるにはあるが、その場その場のドタバタコメディの要素のほうが強い。ニヤリとクスリの積み重ねでラストまで引っ張っていくタイプの映画だ。上映時間が短いのが奏功している。 もっとアクの強い笑いが好きな僕には少し物足りなかったが、これでも楽しめてしまうのだからアレンの映画は止められない。
[DVD(字幕)] 6点(2011-02-06 11:14:33)
340.  ソラニン 《ネタバレ》 
青春バンドものとしては悪くなかった。登場人物の年代が10代ではなく20代なので、それなりに自分の思いを投影しながら観ることができた。自分の才能への信頼感と不信感、定職に就いていないことの焦燥感、つまらない日々の仕事に対する徒労感などなど、登場人物の気持ちはリアルで親しみやすかった。 しかしながら、これらの感情はすべて既存の映画で描かれた20代の若者の感情の最大公約数でしかないと言うこともできる。特に、レコード会社でのやり取りは本当にくだらない。何の躊躇もなく冴木の提案を断るのはあまりに子供じみている。あとは演技面だが、宮崎あおいの感情を我慢しているときのあのたまらなく愛おしい表情がイマイチ好きになれなかった。泣く前も笑う前も同じ表情というのが、何となく観ていて怖かった。ラストの歌の歌唱力については、特に問題があるとは思わなかった。「ソラニン」という歌自体に特に思い入れを感じなかったせいもあるが…。彼女がブルーハーツの歌を口ずさむ近年のCMには本当に我慢できないが。
[DVD(邦画)] 6点(2011-02-06 10:56:15)
010.20%
130.60%
230.60%
3102.02%
4224.44%
55210.48%
611923.99%
713928.02%
89418.95%
9408.06%
10132.62%

全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS