Menu
 > レビュワー
 > こばやん さんの口コミ一覧。2ページ目
こばやんさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 147
性別 男性
ホームページ http://blog.livedoor.jp/c_koba_86/
年齢 36歳
自己紹介 ☆進学準備。
4月から無事大学生になることが決定しました。
色々受けた末、幸か不幸か自宅からチャリで10分という近場に収まったため、ほぼ準備することがなくなりました(-。-;)
高校のが10倍以上遠かった(´Д`)

そんな感じで、暇さえあれば映画観てます☆
目指せレビュー数200です!

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順12345678
投稿日付順12345678
変更日付順12345678
>> カレンダー表示
>> 通常表示
21.  映画ドラえもん のび太の恐竜2006
良かった。何が良かったって、僕が子供の頃からずーっと観てきたドラえもんで、未だに感動できたことが、だ。観る前までは、正直、お金を出して観ようとは思っていなかった。今まで慣れ親しんできたドラえもんの声も、画も、変わってしまい、もう僕の中でドラえもんは終わっていた。けれど、よく考えてみたら今の子供たちには、声が変わったことも、画が変わったことも、関係ないじゃないか。場内に聞こえる子供の声を聞いて、そう思った。勿論、あら探しをすれば目につく点はある。でも、僕はいつから純粋に物事を捉えられなくなったんだろう。考えるたびにそう虚しく感じる。それでも、ドラえもんは僕らが、夢に見るけどできない冒険を、僕らの代わりにしてくれている。そういう風に思えた。確かに、こういった子供向け感動作品ならいくらでも溢れている。しかし、巧い描写もたくさんあり、大変感心した。例えば、机の上に置いてあった恐竜のオモチャの使い方。夕日とのコントラストが何とも映える。特に、このオモチャがとても巧く使われていたのが、パパがのび太に昔話をするシーン。このシーンは、結末が見えてしまった後半(それでも感動したけどね!)よりも感動的。そして、月の使い方も素晴らしい。1億年前の世界には時計はおろか、人間自体がいなかった。そこで、時間の経過を感じられる月を有効的に使っていて、とても良かった。しかし、学校帰りに男4人で観に行ったため、きっと子供たちには怖い学ランのお兄さんたちに映ったに違いない。それでも、僕らは感動を分かち合えて良かった。最初は乗り気ではなかったけれど、お前らについて行って良かった!久しぶりに貰ったオマケのキーホルダー(景品も豪華になったなぁ~)、大事にしようと思います。
[映画館(字幕)] 9点(2006-05-28 18:44:03)(良:3票)
22.  デビルマン
はい、遂に観てしまいました。ネットの酷評を見て、かねてから一度は観てやろうと思っていた作品なのですが、噂どおりのクソ映画でした。皆さんおっしゃっている通り、他のツマラナイ作品を観たときの抗体としてしか価値を持たない作品、作品という言葉すら合わないしょーもない物体です。受験生なのにこんなの観ている僕は、明らかにマゾ。そしてこのしょーもない物体は、まさにナゾ。「あぁ、2時間で英単語いくつ覚えられるだろう?」と、鑑賞後、というより、レンタル店で「デビルマン」を手にした瞬間から思ってました。これに0点付けると「デビルマンの呪い」で受験落ちそうなんで、悔しいけど1点だけ与えておきます。
[DVD(邦画)] 1点(2006-05-28 18:43:03)
23.  ひめゆりの塔(1995)
学校の修学旅行(沖縄3泊4日)の事前学習として、みんなで鑑賞しました。第二次世界大戦における我が国最大の犠牲者を出した地上戦がこの沖縄戦です。僕の母が沖縄出身ということもあり、沖縄戦というと特別な思いがあります。4人の子供を抱えた祖母。うち1人は今、平和の礎に名前が刻まれていますが、彼女がこの戦争を生き抜いたからこそ今の自分があると思うと、胸がいっぱいになります。修学旅行の平和学習で、真っ暗なガマに入り、祖母たちに思いを馳せました。とても楽しい最高の4日間だったけれど、その中で、2日目の平和学習は他の3日間とは違った、特別な思いがあります。そんな祖母も3年前に他界し、直接戦争の悲惨さを伝えることのできる人は確実に減ってきています。それは自然の摂理なので、仕方のないことです。それでも、これは後の世代に伝えていかなければならないことです。悲惨さは映画では描ききれないし、語り尽くせませんが、描こうとする姿勢は素晴らしいと思います。前置き長すぎました。作品としてのコメントも残しておきます。メインのストーリーがどこにあるのかイマイチハッキリしなかったのがマイナス要素で、中途半端な感じ。結局、何を否定しているのかが見えてこない。更に、俳優陣も安っぽい。もっと描くなら思いきってやってほしいし、メッセージのようなものも取り入れてほしい。と、色々文句はありますが、上記のような学習の機会で上映するには実に適していると思います。今回はTPO勝ちです。
[ビデオ(邦画)] 6点(2006-04-13 20:47:57)
24.  パッチギ!
あの38度線が、京都の川のど真ん中にも引かれてしまった。うーん、実に奥が深い作品である。政治的、社会的なメッセージ性を持っているようで、本質の部分はそれを超越している。人間と人間のぶつかり合いを暴力で最大限に表現し、ケンカも、恋も、夢も、真正面から向かっていけ!という、というベタベタなテーマで、全編に渡り作品が進む。けれど、これこそが現代の人々に欠けているものだという、井筒流のメッセージは熱い。井筒和幸、実に熱い人である。僕もテレビなどで観ていて、あまり良い印象を持っていなかったので、やられた感が強い。「戦争に勝つには戦争しかない!」なんて、笑っちゃうけど、何故だろう、どこか重みがある。映画の構成としては、前半部分はケンカシーンが続き、少し萎えてしまったのだが、後半からラストへの畳み掛けが素晴らしい。うーん、やっぱり奥が深いようで、実に単純な作品である。いつでも真正面からパッチギれ!
[CS・衛星(邦画)] 7点(2006-04-13 20:46:12)
25.  下妻物語
この年の邦画は良作が多かったなぁ。「深呼吸の必要」は文句なし。「お父さんのバックドロップ」も良かった。「いま、会いにゆきます」も2004年か!こう、最近では年に1本か2本、良作に出会えれば良いという状況になってしまった日本映画。これからの復興に期待しない程度に、応援してます。本作、何だか漫才を観ているような気分で、王道コメディといったところでしょうか。アメリカでは、アメリカ人のアメリカ人によるアメリカ人のためのコメディ映画が毎週のように公開されているわけで、今まで日本にこういった作品があまりなかったこと自体が不思議です。コメディでありながらも、内容は女性同士の友情をテーマにしていて、温かさもある。真っ直ぐなヤンキーと、少し捻くれた不思議系少女の対比は極端だけど、味がある。アルカリ性と酸性の中和のような面白さ。作品の一番の見所である、各所に散りばめられた笑いは、良心的でとてもスマート。同性愛や人をバカにすることは、笑いなんかじゃない!そんな日本流コメディ。自分が日本人で良かったと思える心地よい作品だった。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2006-04-13 20:45:33)
26.  オリバー・ツイスト(2005) 《ネタバレ》 
作品の持つ雰囲気が素晴らしく、大いに楽しめた。反面、後に残るものはあまりない。例えて言うなら、ディズニーランドのアトラクションに数時間いたような感覚。雰囲気で「楽しい!」とは思えるんだけど、アトラクション自体が「面白い!」というわけではないんだな。視覚的には素晴らしいけれど、知覚的な要素が欠けてしまっていた。一番のマイナスポイントは、作品で最も重要な役柄であるフェイギンの描き方がどうにも中途半端だという点。どう見てもイヤな奴なので、ラストで命乞いして、オリバーと抱き合っても、感動すらできないですよってお話。それでも80億円もの大金を投じて作り上げた作品のもつ雰囲気で、ストーリーの穴をカバーしてしまったのだから凄い。なんだか、芸術作品を鑑賞しているようだった。
[映画館(字幕)] 7点(2006-04-12 23:16:27)
27.  SAYURI
期待したほどではなかった。まず、中国人が日本人を演じ、英語を喋るという時点で設定はめちゃくちゃなので、日本の文化などは全く関係なしに観ることができた。逆に、意識しすぎると、そういった点が目につくのかもしれない。いつでもゴーイング・マイ・ウェイ。そんなアメリカンクオリティに時折憤りは覚えるけれど、まぁ、こと本作に限っては、意志が据わっていて良い姿勢だと思う。ちゃんとリスペクトされてるからね。問題は、ストーリー。貧しい家系に生まれた少女が売られ、芸者の道で成功するまでのサクセスストーリーを描いたわけであるが、主人公にあまり興味を惹かれなかった。さゆりをめぐる二人の男性の戦いなんかもよくあるラブストーリーの焼き直しみたいなもの。一人の人間の人生ならば、コン・リー演じる初桃が、トップ芸者から陥落してゆく様のほうがよっぽど興味深い。しかし、ロブ・マーシャルはハチャメチャ監督の路線を目指しているのだろうか・・・?色んな意味で次回作が楽しみだ。
[映画館(字幕)] 5点(2006-04-10 22:02:19)
28.  ライフ・イズ・ビューティフル
議論されているホロコーストについては考えずにレビューすることにする。何故なら、この作品に生きる勇気を貰ったから。僕は本作をコメディだなんて思ってないし、ベニーニも大真面目に作ってると思う。どんな状況下に於いても、親として生き抜いた主人公の姿勢はいつの時代も普遍的。うん、良い作品だと思います。
[DVD(字幕)] 9点(2006-04-10 22:01:38)
29.  ティム・バートンのコープスブライド
例えば自分が10年早く、または遅く生まれてきたとしたら、周りの環境はだいぶ変わっていて、人生の何もかもが変わってしまうだろう。ガイコツが楽しそうに「死んじまったら一緒さ」と歌っていたけど、これが物凄く重たい言葉。どんな人間でも、寿命のインターバルはだいたい一緒で、問題は生きていた時代である。サイクルが少しズレただけで、人は出会ったり出会わなかったりする。運悪く出会えなかった人の中に、理解し合える素敵な人がいるかもしれない。それこそが「運命」だ。その「運命」を生の花嫁、死の花嫁の対比で表現したのが大変面白い。同時にとても切ない。感動的なラストシーンは、「シザーハンズ」を思わせる。障害をもった愛を描かせれば、ティム・バートンを越える監督はいないかもしれない。
[映画館(字幕)] 9点(2006-04-08 17:57:14)
30.  ハウルの動く城
カカシがカワイイです。あんな風に後ろからチョン、チョンって跳ねながらついてくるカカシを見て、誰がウザったいなんて思えるでしょう?宮崎駿は、カワイイカカシを描かせたら日本一、いや世界一と言っても過言ではないでしょう。アカデミー賞に最優秀カカシ賞があれば受賞間違いないんですよ、コレ。でも、肝心の賞がないんだもん。残念だなぁ。。。本作、カカシを観るためだけでも一見の価値あり。僕は、こんなに愛らしいカカシを他で見たことがない。
[DVD(邦画)] 4点(2006-04-08 17:54:06)
31.  ラブ・アクチュアリー
本作は、いっぱい色んな形の愛があるということがテーマ。この作品で重要な部分は、恋愛以外の愛だと思った。いっぱい辛いこともあるけど、恋愛は素晴らしい。しかし、なかなか気付かないのがその他の愛というもの。いつも自分のことを考えてくれてる両親。バカなこと言い合って、たまに夢とか語っちゃったりする友人たち。真剣になって自分たちのことを考えてくれた過去の恩師たち。全部みんな愛。息子のために奔走する父ちゃん。たとえ実の子でなくても、それをカバーするのは愛。愛されたいと思ってる人、先ずは愛することから始めようではないか!!(しかしまぁ、なんだ、書いてて自分がキモくなってきた・・・。)
[DVD(字幕)] 9点(2006-04-05 02:33:53)(笑:1票)
32.  シン・シティ
どれだけ優れた映像に仕上げるか、という点を追求すると、ストーリーが置いていかれてしまうことが多々ある。しかし、3つのストーリーを均等に分かりやすく展開させ、グロテスクな殺人シーンの中にもユーモアをたっぷり詰め込む、という編集で、本作は見事にこの点をクリア。よくよく考えてみれば、原作の雰囲気を壊さないための作風だから、当然のこととも言えるが。3つの異なる物語も、どれも興味を惹かれるものである。特に”That Yellow Bastard”は、一作の長編映画として完成させることができてしまうほどの出来だ。ハーティガンとナンシーの再会シーンでは、彼が耐え続けた8年間を思い、どこからか熱いものがこみ上げてくる。やはり冤罪をテーマにすると、観客の心を掴みやすくなるのだろうか。勿論、原作を忠実に再現したと言われる映像もハイクオリティだ。モノクロの中に情熱を示す、真っ赤な色だけが浮かびあがり、観るたびにドキッとさせられる。他にも目の色だけカラーを使っていたりして、細かく丁寧に作りこまれている。センス抜群。豪華な俳優陣も魅力的である。中でも郡を抜いて良かったのは2人。殺人鬼を演じたイライジャ・ウッドは、今までのヘタレイメージを大返上。短い出演時間にも関わらず、強烈なインパクトを残した。”The Hard Goodbye”の主役であるミッキー・ロークは、本作で見事に復活!男なら誰でも憧れを抱くであろう、孤高の狼的な男を演じ、本作で最も輝きを放っていたのは彼。それと、ジェシカ・アルバ、デヴォン青木の女性組も良かったし、更には、ベニシオ・デル・トロとクライヴ・オーウェンの掛け合い漫才のようなやり取りも大いに笑わせてもらった。…と、色々言ってみたが、本作の最大の魅力は、男臭さの中に漂う哀愁だと思う。男という生き物は、だいたいがカッコつけて生きたいもので、いかに自分をカッコ良く見せるか、が、人生における永遠のテーマ。この作品に登場する野郎どもは、それを追い求めるばかりに、もがき、悩み、苦しんでいる。そこに垣間見える哀愁に、僕は大変共感を覚える。そして本作も、カッコ良さだけを追求しているのだ。作り手も実に男らしい。その潔い姿勢に、僕は男として心から拍手を贈りたい。
[映画館(字幕)] 9点(2006-04-05 02:32:28)
33.  キング・コング(2005)
ピーター・ジャクソン熱いよ!今、ハリウッドでこれだけの作品を撮れる監督が他に何人いるかな?彼の場合、映像はモチロン、映画全体に暑苦しいぐらいの愛情を感じる。3時間10分が長いという意見も多いが、これを短くしてしまうと彼の愛情は激減してしまうのだ。むしろ、よく3時間にまとめたなぁという感じさえする。
[映画館(字幕)] 8点(2006-04-05 02:23:42)(良:1票)
34.  イン・ザ・カット
サスペンスだと思って見たら、、、見事に裏切られた・・・。ポルノ映画だよ、こりゃ。
[地上波(字幕)] 1点(2006-03-25 09:29:36)
35.  ファイヤーウォール
年に、約5本は作られるような安物サスペンス作品。家族が人質にとられ、パパが頑張るという、点線をなぞり書きしたかのような脚本には、ハリウッドのネタ切れ具合を感じずにはいられない。面白いように自分の予想通りの展開を繰り広げてくれるので、ロールプレイングゲームだったらガッツポーズだろうな……。でもまぁ、そんなことは観る前からわかっていることで、こういった作品の評価対象は、いかに緊迫感のある作品に魅せられるか、という点。なのだが、その点においても合格点は与えられない。まず、複雑なシステムを利用しているにも関わらず、その面白さが活かされていない。システムの説明はわかりやすくされているが、それのみ。そして、犯人グループとの駆け引きもあっさり風味で、全く緊張感がない。これは一番のマイナスポイント。もっと心理描写を細かく描いてほしかった。更に、アクションシーンも、ハリソン・フォードが還暦を過ぎていることもあり、終盤のみ。それもあまり迫力のあるものではなく、まるで猫のケンカを見ているようだった。フォード以外にも、ポール・ベタニー、ヴァージニア・マドセンと、これまた実力派俳優を揃えたけれど、ハッキリ言って無駄使い。ベタニーなんか千原ジュニアみたいだったし。(あ、でもそれは元からかも……。)マドセンの魅力的な部分はさっぱり出てない。なーんも考えずに観るなら及第点の作品だが、本当に暇潰し程度。これを観に行くならDVDで昔の作品を漁ることをオススメしたい。
[試写会(字幕)] 3点(2006-03-23 15:36:12)
36.  アイランド(2005)
主演のユアン・マクレガー、スカーレット・ヨハンソンの二人(特にヨハンソン)にとって、出演自体が恐らく今後の人生で汚点になること必至。ブシェーミを上手く使えてたし、楽しめなかったわけではないけど、全体的に中途半端さが目立った。もうね、完全にマイケル・ベイクオリティー炸裂。中途半端に社会派なテーマ取り入れて、中途半端なストーリー展開で、アクションに向いてない中途半端な俳優起用なのに、アクションシーンだけは魅せてくれるのね。楽天に、松井秀喜がいるような感じ。いや、楽天に何故かロナウジーニョがいるような感じのほうが正しい表現だ、うん。そんなベイクオリティ。どーかな?八景島シーパラダイスにミッキーマウスがいたらおかしいけど、何回か見たら慣れるかもしれないし・・・。多分慣れないけど・・・。
[映画館(字幕)] 5点(2006-03-17 23:06:23)
37.  イン・ハー・シューズ
この作品でカーティス・ハンソンをご贔屓の監督にしようと決めました。ここまで女性の内面まで迫った作品を、「L.A.コンフィデンシャル」「8MILE」といった作品を撮った監督がこれを監督しているとは誰も思えないです、ハイ。この作品の面白さは、姉妹の対比と、二人の心境の変化だ。この二つが絶妙に交差して、ストーリー展開を滑らかにしている。ラブコメで明るい印象のあるキャメロン・ディアスと、コメディもイケるけど、基本的には演技派のトニ・コレットという、イメージ自体が正反対の二人の女優を起用したのは大正解。そこに中立の立場として投入したのが、二人の祖母を演じた大御所シャーリー・マクレーンなのだからもう頭が上がらない。三人の心理描写も細部に渡って鮮明で、大変わかりやすい。特に、妹のマギーが徐々に徐々に器用に感情を表に出せるようになっていく様は、観ていて自分も優しい気分になれる。二人の唯一の共通点は、靴のサイズが同じこと。姉のローズが集めていた数々の靴の中には、最初から二人の優しい気持ちがいっぱい詰まっていたのだった。
[映画館(字幕)] 8点(2006-03-17 23:03:46)
38.  となりのトトロ
自分が一番最初に観た映画って何だろう?それは不明だけど、記憶にある限り、この作品のような気がする。要は原点だ。猫バスとか見てて「スゲェ!あんなんに乗れるのかな?」なんて思ってたなぁー。でも一番好きなのは、サツキとメイが、取れたての野菜にガブりつくシーン。あのキュウリ、とってもうまそうだった。なんか、あんな田舎の自然って憧れるなぁ。それは今も昔も変わらない。ところで、「風のとおり道」など、この作品からも久石譲の名曲が生まれていますが、小さい頃に妹が、「さんぽ」の「坂道ぃ♪トンネルぅ♪草ぁっぱらぁ♪」という下りを、「坂道ぃ♪トンネルぅ♪腐ぁってるぅ♪」と歌っていたという伝説が我が家には存在します。我が家ではそんな話で持ちきりのトトロですが、僕は大好きな作品です。
[地上波(字幕)] 9点(2006-03-17 00:41:59)
39.  サウンド・オブ・ミュージック
良い奴なんだけど、なかなかキャラクターが掴めないって奴、よくいるよね。このキャプテンってまさしくそう。子供に厳しいオヤジだと思ってたら、子供たちの歌を聞いた途端に彼らに優しくなったり。更に婚約を決めたにも関わらず、コロッとマリアに寝返ってみたり。俺だったらこんな父親は嫌だなー。とまぁ、理想の父親像はどうでもいいんです。この作品、面白い。最初に観たのは小5の音楽の授業で。その時はクラスが大荒れだったんでストーリーなんか掴めやしない・・・。最近になって、二度目の鑑賞。歌ってのは人の心を引きつける魅力がある。一番古い娯楽文化ってのは音楽で間違いないだろう。思い出の隣には必ず音楽が存在している。「これで最後です」と言いながら歌った卒業式での校歌。あの夏に流行っていたあの歌。それに、力を合せてみんなで歌った合唱コンクール。そんな歌の大切さを思い出させてくれる作品だ。というわけで、皆様、グッバーーーーーーイ♪(裏声はもう出ないけどねっ☆)
[地上波(字幕)] 8点(2006-03-17 00:41:36)
40.  終わりで始まりの4日間
良いですね。ナタリー・ポートマンの魅力を最大限に引き出した作品でしょう。彼女には、ラックスのCMよりも、アミダラよりも、こういった爽やかな作品のほうが断然合っている。ストーリー自体は何の変哲もない月9ドラマのような恋愛もの。だけど、ところどころ大変シャレたカットが多く、ベタとの境界線をうまくなぞったようなストーリー展開で、ハマる。人が変わるときって、本当に些細なことがキッカケで、その後は全てが変わって見えてくる。これが人間としての心の成長であり、監督も務めた主人公のザック・ブラフが、表情で見事に変化を表していて、素晴らしい。人間を成長させてくれるのは、また人間だ。僕が誰かに成長させられ、僕が成長させることもあるのかもしれない。そんな人間には程遠く及ばないけれど、いつかそうなれるといいなぁー。邦題も少し意味深でなかなか良い。ビデオスルー作品とは思えない、爽やかで優しい良作。
[DVD(字幕)] 8点(2006-03-17 00:32:41)
000.00%
164.08%
221.36%
3117.48%
4128.16%
52013.61%
62114.29%
72919.73%
81912.93%
92013.61%
1074.76%

全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS